ラブライブ!〜魔法使いと9人の女神〜 作:やましょー
星流「本当ですか?今回翔希さん何したいかよく分かんない訳わからん奴になってるって作者言ってましたよ!」
翔希「マジかよ…オープンキャンパス編の細かい設定決まらなさすぎて遂におかしくなったか…」
星流「でもテストで次数学高得点取らないと三年の夏まで補習受けないといけないって焦っているようでした」
翔希「クソッ…こんな作者ですがどうか宜しくお願い致します」
星流「それではどうぞ!」
作者「何この茶番?」
「ゲホッゲホッ」
ペリュトンに敗北した翔希は不幸中の幸いか落ちた場所が神田川だったので着地による怪我は殆ど無かった。だがペリュトンにより受けた傷は少なくはなく制服はまたしてもボロボロになり翔希の意識は朦朧としていた。川からなんとか這い上がりフラフラと歩き始めるが視界がぼやけ始めていた。
「クッソ…意識が…」
遂に立てなくなり倒れてしまった。
(こんな所で…まだ…俺は…)
「ーーー希ーーーー翔ーーーん」
(誰…だ?…誰が…)
そこで翔希の意識は途切れた。
ハァ…ハァ
(おい!見つけたか?!)
嫌だ…どうして…
(いや、こっちにはいなかった)
俺は…人を助けただけなのに…
(探し出せ!あんな奴人の姿をしているだけの化け物だ)
ハァ…ハァ…
(いたぞ!こっちだ!)
(捕まえてブッ殺せ!)
なんで…
(大人しくしろ!この化け物が!)
(魔法使いだか何だか知らねえがお前のせいだ!)
バキッ!ドゴッ!ドスッ!
(まだ殺すなよ!こいつにはもっと苦しんでもらわねぇとな!)
パァン!
どうして…
どうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうしてどうして
そんなの決まっているじゃん。
それが人間だもの
「……ここは…」
翔希が起きるとまず最初に真っ白な天井…では無く桜色の背景に桜の花を眺める大和撫子の女性がプリントされているポスターが目に入ってきた。確か戦艦を美少女化させたとても有名なゲーム。艦◯れと呼ばれていたような…。
起き上がり周りを見回すと周りには艦こ◯と思わしきグッズがたくさん飾られていた。
(俺の知り合いにこんな趣味の人いたかな?知り合いなんて数えるほどしかいないけど)
◯これを誰が好きそうか考えていると部屋の扉が開いた。
「翔希さん。目が覚めましたか?」
「…星流?」
「目が覚めたんですね。色々と大変だったんですよ。先輩が倒れているのを偶然見つけてここまで運んだんですよ。希先輩からも先輩がどこにいるか知らないかって連絡がありましたし」
星流はそう言いながら椅子に座った。
「そっか…ありがとな」
「いえいえ、先輩にはいつもお世話になっているので」
翔希が礼を言うと星流は照れくさそうに頭をかいた。
「…聞かないのか?俺がなんであんな所で倒れていたのか」
そう翔希が聞くと星流は少し考えてから
「翔希さんは聞いて欲しいんですか?」
「そうゆうわけじゃないけど普通気になるだろ?」
普通の人ならば知り合いが道路で、しかも傷だらけのずぶ濡れで倒れていたら理由を知りたいと思うだろう
「翔希さんにも例え俺が聞いたとしても話せない理由があるんじゃないですか?」
「まぁそれはそうだが…」
「だから俺は聞かない事にします」
「そっか…助かる」
もし聞かれた場合の言い訳を考えていなかった翔希はホッと胸を撫で下ろした。
「あ、あと学校には連絡しておきましたよ。熱が出て寝込んでいるって」
「ん?お前はいかなくていいのか?」
「………」
翔希の質問に対して目を逸らした星流にまさかと思い
「お前も適当に理由つけて休んだのか?」
「はい。先輩を1人にしておく訳には行かないので」
「…今日なにする日が分かってる?」
「それは勿論生徒会長にダンスを…ってあ」
「やっぱり忘れていたか」
翔希は思わずため息をついてしまう。
(なにも幼馴染だからといって穂乃果と似なくてもいいのに)
「仕方ない、今から行くぞ」
ベッドから起き上がり立ち上がろうとするが昨日のダメージが残っているらしく思わずふらついてしまう。
「ダメですよまだ寝ていないと」
「これくらい問題無い。ほらさっさと行くぞ。どうせ希が俺の制服持ってきているんだろ?」
「わかりました。行きますか」
翔希は替えの制服へと着替え一応風邪で休みとなっているのでマスクをつけ学校へと向かった。
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時間的にも放課後という事もあり殆ど人とは会わずに屋上へとたどり着く事ができた。屋上への階段を登るにつれて絵里の声が聞こえてきた。
「如何やら上手くいったみたいですね」
「それはまだわからないぞ」
そう言いながら扉を開けようとすると2人が明ける前に扉が開き絵里が出てきた。
「翔希?風邪で休みだったんじゃ無いの?」
「ま、まぁ別に休まなくても大丈夫だったんだけどね。それよりもういいのか?」
「ええ。それじゃあ」
絵里はそう言い残すと階段を降りていった。
「悪い星流。そっちの事は任せたわ」
「え?ちょっと翔希さん!」
絵里のことが気になり翔希は絵里の後を追った。
「絵里!」
翔希が絵里の名前を呼ぶと絵里は足を止めこちらを向いた。
「何?私の所じゃなくてあの子達の所に行った方がいいんじゃないの?オープンキャンパスに何かするんでしょ?」
「まぁまぁ俺は今は絵里と一緒にいようかなって。この後確か予定ないんじゃないのか?」
「なんで知っているのよ」
「そりぁ情報を提供してくれる人がいるからだよ」
「…勝手にしなさい」
「「頂きます!」」
「で、何で私の家で夕食を食べている訳?!」
絵里は目の前で亜里沙の隣に座り一緒に夕食を食べている翔希に突っ込まずにはいられなかった。
「お姉ちゃん!翔希さんの作ったミネストローネ美味しいよ!」
今日の絢瀬家の夕食は翔希の手作り料理の野菜たっぷりのミネストローネにシーフードスパゲティとほうれん草とベーコンのサラダだった。
「うん。我ながらうまくできたと思う。ほら、絵里も早く食べないと冷めるぞ」
これ以上言っても疲れるだけなので諦めた絵里はミネストローネをスプーンですくってみる。するとちょうどいい大きさに切られた人参、じゃがいも、玉ねぎ、大根がすくえた。口に入れるとよく煮込まれていたので具材が柔らかくなっておりとても美味しいと感じた。
「…美味しい」
「だろ?亜里沙ちゃんも手伝ってくれたから美味しくできたよ」
「翔希が料理出来たなんて…」
「そうだよねお姉ちゃん!私も翔希さんが料理出来るなんてびっくりしたよ!」
「え?二人とも酷くない!?」
二人に意外だと言われ傷つきショックを受けた翔希を見た二人は翔希に悪いと思いながらも面白いと思ってしまいつい笑ってしまう。
「今日はありがとね翔希」
「こっちこそお邪魔して悪かったな。それと絵里、言っておきたいことがある」
いつもと違い真面目な雰囲気を漂わせている翔希に少し緊張する絵里。だがそれも一瞬で翔希はいつもと変わらない無邪気な笑顔で、
「本当にやりたい事やりなよ。やって後悔するよりやらないで後悔する方が後々辛いからな」
「うん。わかったわ」
笑顔で返事を返した絵里に少しからかってみたくなった翔希は
「やっぱり絵里は笑っている方が可愛いな」
「え、ちょ、ちょっといきなりな、何いってるの?か、か可愛いな、なんて」
突然可愛いと言われて慌てふためく絵里を見て自然と笑みがこぼれる。
「な〜んてね、じゃあまた明日!」
「え?ちょっと!」
走り去っていった翔希の姿はもう見えない。
(少し…嬉しかったな)
「…また明日。翔希」
絵里の想いが込められたその声は翔希に届くはずもなく夜の街へと消えていった。
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翔希が絵里の家を出て数十分後に星流は穂乃果の家で夕食をご馳走になり一人自宅へと向かっていた。両親は既に離婚しており星流を引き取った父親も海外へ単身赴任しているので家に帰っても一人だった。
(昨日は久々に家で一人じゃなかったな)
一人暮らしにはとっくに慣れたと思っていたが、翔希が昨日は偶然にも家にいたとはいえ少し嬉しかった。そんな事を考えていると突然星流の目の前に一人の女性が現れた。
「君が鳴咲星流くん?」
「そうですけど貴女は一体」
何故か自分の名前を知っている事に警戒しつつも返答する。
「初めて会ったばかりで悪いんだけど」
そこまで言うと目の前の女、ペリュトンは異形の怪物へと姿を変えた。
「絶望してくれないかしら?」
「うわぁぁぁぁ!!」
身の危険を直感的に感じた星流は全力で歩いて来た道を走った。ここで捕まれば確実に死ぬ。頭の中ではそれだけしか考えられなかった。アドレナリンが分泌されいつもよりもずっと速く長く走るが、
「残〜念。私からは逃げられないわ」
地面から突如現れたペリュトンに驚き思わず止まり、転んでしまう。
「来るな!来るな!」
「やっぱり若い男の子が絶望するのって最高♡」
ペリュトンの手が星流に触れようとしたその時、
「おらぁ!」
星流の背後からマシンウィンガーに乗った翔希が体当たりを仕掛けた。
「くっ!また魔法使いの坊や?邪魔しないでもらえるかしら?」
「言ったはずだ。お前らの邪魔をするのが俺は好きだって。それに、お前へのリベンジを終わっていないからな」
ドライバーを出現させ、今回はフレイムウィザードリングではなくランドウィザードリングを左指にはめる。
『シャバドゥビタッチヘンシーン!シャバドゥビタッチヘンシーン!』
「変身!」
『ランド! ドッドッ、ド・ド・ド・ドンッドンッ、ドッドッドン! 』
「翔希さんが…魔法使い?」
「星流。離れてろ」
ランドスタイルへと変身したウィザードはウィザーソードガンのガンモードを使いペリュトンへと銃弾を撃ち込む。
「ふっ!」
ペリュトンは槍を自分の正面で回し銃弾を弾く。それに構わず距離を詰めながらも撃ち続けるウィザード。
《おい!ライトの魔法をさっさと使え!アレならそいつの動きを止められる!》
「黙ってろドラゴン。俺には俺の考えがある!」
『バインド プリーズ!』
ペリュトンの動きを止め引き金を引くがペリュトンの影を自在に移動することのできる能力で逃げられる。
「前と同じじゃ私には勝てないわよ」
ウィザードの周りに現れるとそこに銃弾を撃ち込むが逃げられ、別の場所から現れ攻撃を食らう。そして影に逃げるの繰り返しであった。
(まだだ…まだ…)
ウィザードが辺りを警戒する中ペリュトンはさっさと目的を果たす為に星流へと狙いを定める。
(悪いけど彼は貰っていくわ。魔法使いの坊や)
ペリュトンが星流の背後へと姿を現したその時
「今!」
『ディフェンド! プリーズ!』
ペリュトンの足元から岩の壁が現れペリュトンを上空へと弾き飛ばした。
「こんな小細工が私に通用するとでも!」
ペリュトンがそう言いウィザードへと視線を向けた時ウィザードが丁度スタイルチェンジする所であった。
『ランド!ドラゴン! ダン・デン・ドン・ズ・ド・ゴーン!ダン・デン・ド・ゴーン! 』
地面から黄色い魔法陣と共に岩を纏った姿をしたドラゴンの幻影と一体化しランドドラゴンへとスタイルチェンジする。更に右指にはめていたディフェンドウィザードリングを別のウィザードリングに付け替え使用する。
『チョーイイネ!グラビティ!サイコー!』
「ぐっ!きゃあぁぁぁぁ!」
「こんな、こんな奴に私は!私はあぁぁぁぁぁ!!!」
「フィナーレだ!」
ペリュトンを宙に浮かせたままグラビティウィザードリングをスペシャルウィザードリングへと付け替え魔法を発動させる。
『チョーイイネ!スペシャル!サイコー!』
するとウィザードの両腕にウィザードラゴンの両腕(脚)であるドラゴヘルクローが出現、具現化する。ウィザードが両腕に魔力を集中させるとドラゴヘルクローが徐々に金色へと輝き始める。
「はあぁぁ!でやぁぁぁぁぁぁ!」
ペリュトンへと両腕から斬撃を飛ばすドラゴリッパーを放つとペリュトンは爆発した。
かに思われたがペリュトンは地表に立っていた。だが確実にダメージは入っており額から伸びていた二本の角は一本折れており全身にも切り傷が見える。
「私が…魔法使い如きに…負けるなんて…あり得ない…あり得ない!」
ペリュトンはまだ戦おうとしたが、
「そこまでだ。ペリュトン」
何処からともなく声がした。ウィザードは辺りを見回すが姿が確認出来ない。そして不意にペリュトンを見るとペリュトンの頭の上にピラミッドの形をしておりピラミッドの隅っこ四ヶ所からは爪のようなものが生えていて、ピラミッドの上半分はギザギザに切ったかのように半分になっていてその間に一つの眼球が浮かんでいた。
「一旦引け。主も勝手な行動は慎むようにとお怒りだ」
「ちっ、次会った時には必ず殺してやる!」
「待て!お前…ドーパントか?」
「如何にもこの姿はドーパントだ。それともう一つ、この前のマグマとの一戦、良いデータが取れた。感謝するぞ」
そう言い残し謎のドーパントとペリュトンは消えていった。
「一体…何をしようとしている…ペリュトン」
翔希がその答えを知る事になる未来は、もうそこまで来ていた。
えっとまずは星流ですが提督です。一応μ'sのみんな知っている設定です。恐らく次回の投稿は3月に入ります。その時星流のプロフィールも一緒にあげる予定です。それでは今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
前書きは間違いなく何ヶ月後にはきっと黒歴史になっているの思うので大目に見てもらえると幸いです。