ラブライブ!〜魔法使いと9人の女神〜 作:やましょー
次回からまた頑張って投稿するのでよろしくお願いします。
ソニックアローから放たれた矢は真っ直ぐにマグマドーパントへと向かい直撃した。
「グッ!こんなものぉ!?」
矢を放った直後にすでに走り出してした斬月•真はソニックアローで何度も斬りつけゼロ距離から矢を放つ。
「グオオ!」
吹き飛ばされたマグマドーパントに隙を与える間も無く斬月•真次々と矢を打ち込んでいく。
「クソッ……」
瓦礫の中から出てきたマグマドーパントは上空に向け炎を纏った瓦礫を何十発も打ち上げる。
それに全く動じず斬月•真はソニックアローを引き溜め攻撃を放つと回転するメロンが現れそこから何十発もの矢が瓦礫めがけて放たれる。
瓦礫に当たった矢は爆発し全ての瓦礫を破壊した。
斬月•真はマグマドーパントに向けソニックアローを引くが
「ま、待ってくれ!俺が、俺が悪かった!この通りだ!」
マグマドーパントは両手を上に挙げ降伏の意図を示してきた。
「頼む!」
「………」
何も言わずにゆっくりとソニックアローを降ろしマグマドーパントへと歩いていく。
斬月•真が手を伸ばせばマグマドーパントまで触れることのできる距離まで近づいたその時
「ふっバカが…ハァ!!」
そう呟いたマグマドーパントは先程の女の子に向け火球を放った。
が、火球を放ったと同時に斬月•真は後ろに飛び自分の体を女の子の盾にして攻撃を防いだ。
「ハッ、バカめ!今更俺が逃げ切れるわけ無いだろ!お前もそいつがいなければ俺を倒せただろうがなぁ!ははははは!!」
笑い続けるマグマドーパントだったが、
「ふふふ…」
「あ?何笑ってんだお前?おかしくなったかぁ?」
「悪いな。少し忘れていた事があってな…。それがどうしても可笑しくて」
「何?」
「俺は今までいろんな修羅場をくぐり抜けてきた。その中で学んだ事がある」
そう言いながら斬月•真はゆっくりと立ち上がりマグマドーパントへと話しかける。
「どんな怪人や化け物よりも恐ろしいものがあるって、お前は分からないだろうから教えてやるよ。」
「それは人間だよ。人間程醜く、愚かで、残酷な生き物はいないって」
マグマドーパントへとゆっくりと歩き続けながら更に話す斬月•真。
「それでも俺は人間の為に戦うと決めた…」
ソニックアローを拾い上げ自分の前にゆっくりと突き出す。
「そんな人間だからこそ弱い人々を守らなきゃいけないからな」
斬月•真はハンドルシーコンプレッサーを一回押し込みメロンエナジーロックシードを『絞り』力を引き出す。
『メロンエナジースカッシュ!』
斬月•真はドライバーとメロンエナジーロックシードの力により高速移動が一時的に可能となり目にも留まらぬ速さでマグマドーパントを斬りつけていく。
「はぁぁぁぁ!!!」
マグマドーパントをソニックアローで斬り上げようとするがマグマドーパントは跳び上がり倒壊していないビルの屋上に跳び乗り巨大な火球を作り出した。
「貴様が避ければそのガキは死ぬ!まぁどうせお前が死んだ後に殺すけどなぁ!はははは!!」
高笑いをしながらどんどん大きくなっていく火球を見た斬月•真は女の子に向かって
「なぁ、君。俺のカバンから黒い錠前みたいなの投げてくれないか?」
と話しかけた。
「あ、うん!えっと…これかな?えい!」
女の子が翔希のスクールバッグから取り出したロックシードには白い帽子を被った骸骨が描かれていた。
先ほどの場所にいた女の子からロックシードを受け取るとソニックアローを地面に突き刺しアームズチェンジをする為にメロンエナジーロックシードを外し新たなロックシードを解錠した。
『ダブル!!』
そしてダブルロックシードをドライバーに付けアームズチェンジをする。
『ロックオン!リキッド!』
『ダブルアームズ!サイクロン!ジョーカー!ハッハッハッ!!!』
ダブルアームズへなった斬月•真はソニックアローを拾い上げ先程少女から受け取ったロックシードを取り付ける。
『スカル!』
『ロックオン!』
スカルロックシードを取り付けドライバーのハンドルシーボルコンプレッサーを一回押し込む。
『マキシマムドライブ!』
そしてソニックアローの弓を最大まで引くと矢の先端が黒く光り姫反が緑と紫に染まり矢へと流れるよう光輝いていく。
「はぁぁぁぁぁ!!!消えちまえ!!!」
マグマドーパントが火球を放とうとしたその時
『スカルチャージ!!!』
それより早く斬月•真は矢を放ち矢は火球ごとマグマドーパントを上空に押し上げそのままマグマドーパントは爆発した。
斬月•真は落ちてきたマグマドーパントに変身していた男をジャンプし捕まえ女の子の側に降り立つ。
変身を解除した翔希の顔は少し擦りむいた跡があり制服の腰の少し上には先程攻撃を受けた所が焼け焦げ、肌が少し見えていた。制服のお陰でさほど火傷は酷くはなかったが見るだけで痛々しかった。
翔希がカバンにドライバーとロックシードを詰め込み方にかけた所で警察がやって来た。
おそらく先程の爆発の中からこの男が落ちてきたのを見て来たのだろう。
男が警察につれていかれ、事情聴取される前に近くにいた刑事と思われる人に
「すみません。この子足を怪我しているようなので家までつれていってあげてもいいですか?」
「あぁ、いいよ。でも後日事情聴取があるだろうからそれだけはよろしくね」
刑事は快く許してくれたので女の子をおんぶし女の子の家まで行くのとにした。
(てかこの子どっかで見たことあるような…)
「ねぇお兄ちゃん。お兄ちゃんの名前は?」
「ん?お兄ちゃんの名前はね、相川翔希っていうんだ。君の名前は?」
「私はここあって言うんだ!そういえばお兄ちゃんって正義のヒーローなの?」
そうここあに聞かれ少し悩んでから
「うーん…お兄ちゃんはそんなつもりはは無いかなぁ〜」
「ううん!そんなことないよ!だってあの怖いやつをやっつけてくれたしそれにお兄ちゃん私を助けてくれたもん!」
ここあはそう言ってくれたが、
「それでもお兄ちゃんは正義のヒーローなんかじゃないんだ。助けられなかった人達が沢山いたからね…」
「うーんそうかなぁ〜。あ!お兄ちゃん私の家ここだよ!」
「意外と近かったな…ここあちゃん。君のお家は何階かな?」
「3階だよ!」
ここあの言う通りに来た部屋のチャイムを押すと押した途端にドタバタと廊下を走ってくるような音がして勢いよくドアが開いた。
「お姉ちゃん!!」
「ここあ!!!って…え?」
「え?に、にこ?」
翔希が助けた女の子はにこの妹のここあだった。
「ちょっなんで翔希がここあと一緒に?!てかここあも翔希も怪我しているじゃない!早く入って!」
「あ、はい。お邪魔します…」
「ちょっと動かないでよ!」
「いやそんな事言われたって…痛って!」
にこが翔希の背中の火傷をした所に軟膏を塗っているが、あの時火球を背中に受けてからだいぶ時間が経つので相当傷口に染みるようだ。
軟膏を塗り終えガーゼを貼り、
「はいこれでお終い。あとはお風呂の時に張り替えてね」
「ありがとな、にこ」
「全く…本当に心配したんだからね…」
「ん?何か言った?」
「何でも無いわよ!」
そう言いながら火傷のあたりを叩く
「ちょっ!痛ってぇ…何で今俺叩かれたの?」
「翔希が悪いんだからね」
「えぇ〜そんな理不尽な…」
「ありがとね。ここあを助けてくれて」
にこからお茶をもらった翔希は一口飲む。
「いいよ別に。お前らの方は大丈夫だったのか?」
「ええ、穂乃果と星流は一緒に帰って行って家に着いたって連絡も来たわ」
「良かった〜」
ホッと胸をなで下ろすした翔希だったが
「てか何で翔希は1人であんな危ない所に行ったの!心配するじゃない!」
「まさか…怒ってる?」
恐る恐る翔希が聞くと
「当たり前じゃない!翔希も私達の大事な仲間なのよ!」
「仲間……か。ふっ」
その時翔希は嬉しそうな顔をしていたが、にこには少し悲しそうに見えた。
「じゃあ俺はそろそろ帰るよ。さっきから希からのL◯NEが沢山来ているから」
翔希は立ち上がりスマホの画面を見せる。
「わかったわ。今日は本当にありがとね。ここあ、翔希帰るからちゃんとお礼言いなさい」
「お兄ちゃん。今日はありがとう!またお家に遊びに来てくれる?」
「またいつか来るよ。ほら、ゆ〜びき〜りげ〜んま〜ん」
ここあとゆびきりげんまんをして約束した翔希はにこの家を出て家に帰ることにした。
そして家に向かい歩いている途中
「ってドラゴンやっと魔力戻ったのかよ。ちょっと遅くないか?」
『ふん。お前が魔力を後先考えずに使うのが悪い。そもそも俺の力を使わなくてもこの間の敵は倒せたはずだぞ』
「俺はチマチマ戦うのが苦手なんだよ」
夕暮れ時の街を翔希とドラゴンは話しながら帰るのであった。
その頃とある場所にて…
「あの男せっかく俺が持ってきたメモリを無駄にしやがって」
「まぁ良いではありませんか。データは取れたのですし」
「その通りだ。俺たちが更に進化する為のデータが回収できただけよしとしようじゃないか。それにしてもあの男実に興味深い…」
3人のファントム達が話をする中、彼らの周りには様々な形をした卵が不気味に動いていた。
今回は多めに見てください…