東方夕凪録   作:汐入 那月

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どうも鐳波です。
いや、なんですかねぇ...昔の自分の小説見返すと、今よりももっと酷いなぁって思ってみるのも怖いです。
ではお楽しみください!


紅霧異変

次の日は遅く起きて昼の12時くらいだと思って外に出たら空が真っ赤で暗く、霧も出ていた

 

「これはどういうことだ?」

 

「さぁ?」

メルタが首をかしげている

 

「あ、そう言えば博麗の巫女?だっけ、そいつと黄色いのが飛んで行ったわよ?今さっき」

 

「ほう、行ってくる」

シャドーは近くにいたアリアの首筋になるべく優しく噛み、血を吸い勢いよく外へ飛び出していくと博麗の巫女と黄色い魔女っぽい奴の姿が見える

 

 

「博麗の巫女ー!」

 

「この声はシャドーね。何の用かしら?」

博麗の巫女は相変わらず冷たい言葉で返してくる

 

「少々興味がわいてなぁ」

 

「おい霊夢、こいつは誰だ?」

 

「あぁ、シャドーエッジ・スカーレット。妖王なんですって」

 

「魔界神もやってるぞ」

 

「妖王...ってのはあれか!妖怪の王様みたいな」

 

「それだ、とりあえず事を説明しろ」

 

「そんな事してる暇ないわよ、ほらもう敵が」

 

「雑魚を気にしてる暇はないんでね、先に行かせてもらう」

シャドーは現れた何かを強く蹴り飛ばし先へ行く

水色の何かが攻撃するが非殺傷の妖力弾を一発中てると有り得ない距離を吹き飛ぶ

それを見て二人は驚愕するがシャドーはそれに気づくこともなく先へ進む

すると途中で昔の中国人の様な中華めいた服を着た女性が道を塞ぐ

 

「私は(ほん) 美鈴(めいりん) ここを通りたいなら私を倒してからにしてください!」

 

「これまたテンプレアニメみたいなことを言う女だな。じゃあ遠慮なく」

シャドーは美鈴の帽子を取り上へ投げると髪を掴み腹に鋭い拳をねじ込む

肉が押し返しながら凹んでいく感触がよくわかるほど綺麗に決まった

気絶した美鈴の顔に帽子を掛けて先へ進む

 

「な、なによあいつ...慈悲なんてあったもんじゃないわ...」

 

「これは霊夢よりヤバい奴が来たな」

黄色い魔女は薄ら笑いを浮かべると先へ進む

そして中に入り適当に進むと図書館の中に入っていた

 

「この屋敷には窓が無く紅い館...下手したら相手は吸血鬼かも知れんな...」

 

「そこの吸血鬼、あまり騒がないでもらえるかしら?」

紫色の神に紫色のネグリジェを着た全身紫と言えそうな女性が声をかけてくる

 

「ん、あぁ済まない」

 

「意外ね、侵入者のくせに礼儀が...って貴方シャドーじゃない」

 

「何で俺を知っている?」

 

「だってここの本に貴方の事が載ってる本が何冊かあるもの」

 

「プライバシーもクソもないな、じゃあ通してくれよ」

 

「えぇ、だめよ」

 

「とりあえず名前を言え」

シャドーは妖刀を抜きそう言う

 

「これから死ぬ相手に名を知る必要なんて必要ないわ」

 

「冷たい奴だな」

シャドーは一瞬のうちに紫の魔女の後ろに回り首を殴り気絶させる

 

「そこの悪魔!主を介抱してやれ」

シャドーはそこからまた奥に進む

 

「あー、お掃除が進まない!お嬢様に怒られるじゃない!!」

銀髪のメイドが突然現れてナイフを投げてくる

 

「あぁそう。それは悪かったな」

それに刺さっても動じずそのメイドに近づく

するとメイドは何かカードを持つ

 

幻世【ザ・ワールド】

メイドがそう言うと次の瞬間には大量のナイフが目と鼻の先だった

シャドーはそれをモロに食らい血を流す

 

「ちょっと、大丈夫なのか?」

黄色い魔女が声をかけてくる

 

「問題ない、見切った」

 

「あら、それは本当かしら?」

 

幻世【ザ・ワールド】

メイドはまた同じ技を出す

この技に相当の自信でもあるのだろうか

シャドーは時を止められた世界で普通に動き始める

 

「な、なんで!?時は止めたはず...!」

 

「神になると時間の概念とかが可笑しくなってな。時のない世界でも動けるんだよ、それにお前の時を止める能力は飽くまで空間内であり全てではない。つまり...本当に時の止まった世界を知らない。俺も知らないがな」

 

「わ、訳が分からないわ...」

メイドは理解が追い付いていないようだった

 

「簡単にまとめてやる。次元が違う、この言葉で充分」

シャドーはメイドの額を小突き気絶させる

 

「えっ、何があったんだ?」

黄色い魔女はメイドがいきなり気絶し、シャドーに横抱きしている状況を理解できていなかった

 

「こいつの能力は空間の時間を操ることが出来るらしい。だが俺に時と言う概念はそこまで存在しない。多分そろそろ成長も止まる」

 

「よくわからないが...とりあえずそいつは強いってことか?」

 

「いつか戦うようなことがあったら身をもって知れ」

シャドーはタバコを吸い奥へ進む

進んでいくと玉座が見え、それに座っている少女も見えてくる

 

「よく来たわね博麗の巫女とその他」

青みがかった銀髪の少女は背中から翼を生やしている

やはり吸血鬼のようだった

 

「博麗の巫女、ここは俺に任せろ。妖怪の不始末は俺の責任だ」

シャドーは刀を鞘にしまい前へ出る

 

「貴方は?」

 

「シャドーエッジ・スカーレット、始祖の妖怪にして始祖の吸血鬼、そして妖王であり魔界神」

 

「私はこの紅魔館の主、レミリア・スカーレット。名が同じなんて、これも運命かしらね」

 

「知るか、少々血統を調べさせてもらう」

シャドーは素早く動きレミリアの血を少し吸う

 

「ふむ...ネザルト家じゃないか。それと血にヴラディミールの匂いが...」

 

「彼を知っているの?」

 

「知ってるも何も実の兄だ」

 

「はぁ!?」

 

「隙あり」

シャドーはレミリアを1蹴りする

 

「さしずめ両親が死んでヴラディミールに引き取られたとかそんな所だろう。さて、後は任せたぞ博麗の巫女」

 

「分かったわ。あんた、さっさとこの霧消してくれないかしら?」

 

「負けてしまったし、分かったわ」

レミリアは霧を消す

 

「さて...異変も解決したし今日は宴会だな!シャドーもきたらどうだ?一番活躍した奴だしな」

 

「ふむ...そうだな。幻想郷の住民も気になるし、俺も行こう。準備とかあるんだろう?手伝うが?」

 

「あー、いいのよ。どーせお酒さえあればなんとでもなるんだから」

 

「そうなのか、じゃあ宴会が始まるまでは家でのんびりさせてもらうか...」

ズボンのポケットに手を突っ込み紅魔楼へ戻る

 

 

「ただいま」

 

「シャドーくんお帰り~どうだった?」

 

「グレイが引き取ったガキの不始末だ」

シャドーは自室とは別の仕事部屋に入ると紙を一枚とってそれにペンを走らせる

それからしばらくしてメイドから宴会の準備が整ったそうだと聞き、アザトースやグレイたちを連れて博麗神社へ向かった

 

 

「おぉ、もう随分と人がいるな」

妖怪、人間問わず宴会場に見られた

 

「紫は夢が叶っただろうな」

シャドーはそう呟き奥へ進むと博麗の巫女と黄色い魔女が笑いあって酒を飲んでいる

 

「博麗の巫女、さっきぶりだな」

 

「意外と遅かったじゃない。それと、博麗の巫女って呼ぶのやめてくれるかしら?博麗霊夢よ」

 

「私は霧雨魔理沙だぜ、よろしくな」

 

「妖王と魔界神のシャドーエッジ・スカーレットだ、よろしく」

 

「そこにいる奴らは?」

 

「俺の家族だ」

皆も自己紹介を終え談笑していると不意に空間が歪む

 

「あら、見ない顔ね。私は八雲紫、ここ幻想郷の管理人ですわ」

 

「おいおい、忘れたのか?赤黒い髪、緋色の目、女みたいな顔立ち...」

自分で女らしい顔立ちと言う事を認めてしまったのが少し悔しかったのか顔を一瞬しかめる

 

「嘘でしょ...だってシャドーは死んだはずじゃ...」

 

「バカかお前、俺は不老不死だぞ。不死殺しでもされない限り死なないさ。40億年留守だったのはタルタロスでティタノマキアが起こってそいつら殺すのに時間がかかっただけだ」

 

「そう...よかったわ、本当に...よかった」

紫は安心したように胸に手をやり目尻に浮かんだ涙を拭きとる

 

「さて、ここは宴会の場だ。楽しく行こうじゃないか」

シャドーはそこら辺に置いてあった日本酒を取り、酒枡(さかます)を創ってそれに注いで一気に喉に流し込む

 

「わぁ、いい飲みっぷりだねぇ。んじゃボックも~」

 

「酒なんて久しぶりだなぁ。ほら、レーラさんも」

 

「あ、あぁ、ありがとう」

アザトースやグレイ、レイラなど皆も色んな輪に入って飲み始める

 

「紫。その...死んだ奴らの子孫は居るのか?」

 

「いるわよ~、海波ちゃんの子孫が海鳴 汐音、夏目ちゃんの子孫が鍛冶楣 鳳華(ほうか)。二人ともこの宴会に来てると思うけど?」

 

「そうか...しっかり受け継がれてるんだな、それに本当に時がたったんだな」

シャドーは感慨深そうに空を見つめてから酒を一口呷る

 

「紫さ~ん、新しく幻想郷に来た人が今回の異変を解決したんですよね!!」

蒼い服にジーパンを穿いたポニーテールの少女と水色の服にショートパンツを穿いた少女がかけてくる

 

「あら、噂をすれば。ね」

 

「こいつらが海波と夏目の子孫か...まぁ、どことなく似てはいる、な」

 

「蒼い服を着てる方が鳳華ちゃん、もう片方が汐音ちゃんよ。そして貴女たち。この人が私の古い友人で貴女たちのご先祖様の友人よ。汐音ちゃんの方はおじいさんって関係かも知れないけれどね。貴方のご先祖様を育てたのはこの人なのよ?」

紫は事細やかに説明する

 

「紹介を受けたシャドーエッジ・スカーレット。シャドーとでも呼んでくれ」

シャドーはなるべく優しく、威圧しないように声を発する

 

「どうも!鍛冶楣 鳳華です!鍛冶屋やってます!」

鳳華は元気に自分の事を紹介し始める

 

「えっと...その、よろしく?お願いします。シャドーさん。私海鳴 汐音です...!」

 

「この子たち生きてたら会いたかったって言ってたのよ?特に汐音ちゃんがね」

紫はふふっと笑うが汐音は顔を真っ赤にして紫をぽかぽかと叩く

 

「鳳華、お前。まともな剣は打てるのか?」

シャドーが心配そうに聞く

 

「はいっ、じゃないとお金になりませんし?」

 

「そうか、お前の先祖はまともな剣を打てなかったからな、妖刀とかは打てるのか?」

 

「それもちゃんと打てますよ~、最初は妖刀しか打てなくて頑張って普通の刀を打てるように練習したんです!」

 

「ヘぇ、お疲れ。じゃあこれからは品質はどうか分からないが鉄を渡しに行こう。これからちょくちょく錬金術を始めるからな」

 

「錬金術って、あの手を打ち付けて地面に手を付けると何でもできるっていう?」

 

「ばか、それはアニメだ。本当の錬金術はもっと地味だ、こんど俺の家に来てみろ、相当地味だからな」

 

「地味ならいいです...」

 

「だろうな、危険だし来ないほうが身のためだ。っと、話し過ぎたな」

シャドーが喉の渇きを酒で潤していると異変を起こした吸血鬼とメイドがこちらに来ていた

 

「何の用だ?喧嘩なら買うぞ」

シャドーはタバコを吸い始める

 

「そうじゃないわよ、貴方ヴラディミールさんの兄って聞いて探してたのよ。あの人は死んだって言ってたけど生きてたのね?」

 

「40億年ほど帰らなかったら死んだと勘違いされてしまってな。なんだ、要件はそれだけか?」

 

「いえ、それと名乗りに来たのよ。私はレミリア・スカーレット。こっちがメイドの十六夜 咲夜よ」

そう言うと咲夜は頭を下げる

 

「そうか、よろしく。と言うか、お前らは家族、なのか?一応スカーレット家になるんだろう?」

 

「そうね、そうなるわ。言っとくけど、お兄様なんて絶対呼ばないわよ」

 

「ふっ別にそう呼べとは言っていないが?勘違いも程々にしておけ」

シャドーはタバコを灰皿に入れると立ち上がる

 

「帰るか。お前ら、帰るぞ!」

大きな声で呼びかけるとみんなが寄ってくる

そして帰路につくと汐音もついてくる

 

「お前家こっちか?」

 

「この子は俺らの家で暮らしてるよ。海波ちゃんもそうだったろ?」

 

「なるほど、じゃあ帰るか」

シャドー達は帰り道にも喋りながら帰り家に着くと皆疲れてすぐに眠る

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