今回も遅くなってしまい申し訳ないです()
次はもう少し早く投稿できると思いますいので、お助け~!
それと書き方変えたので途中で気づくと思います、違和感あったらなんか言ってください。
それではお楽しみください!
14年間を普通に過ごし、賢者の石も作り方を見つけ、結構楽しく生活していた
そしてもう一日が終わるような時間にシャドーは風呂を楽しんでいて、現在は風呂から上がり着替えている
「ふぅ...」
シャドーは着替え冷蔵庫から缶ビールを取り出し一気に飲み下し、ソファにどっしりと座る
「やっぱり風呂上がりのビールが一番美味いなぁ」
「シャドーくんおじさんみたい~」
アザトースが隣でオレンジジュースを飲みながら笑ってくる
「うるせぇ、俺だってもう人間のままこの世に居たら32なんだ。おっさんぽくもなるさ」
残ったビールを喉に流し込み二本目に手を着けたところで空間が歪むのを感じる
「この妖力...は紫か。ただなぜ博麗の霊力まで...何かあっちで異変があったのかも知れん。アザトース元々幻想郷に居た奴だけを呼べ。ただ沙希と服部さんは呼んでくれ」
「分かった」
アザトースはオレンジジュースを飲み干して走り出す
それと同時にスキマが開き中から紫と霊夢が出てくる
「...何があった」
「月の民が良く分かんない奴に襲われ、月の都は幻想郷を浄土に変え移り住もうと侵略してきたのよ」
「ふむ、で。阻止は?できたのか?」
シャドーが少々心配気味に聞く
「それは大丈夫なのだけれど...クラウンピースと言う妖精が可笑しい程に強いのよ。それで私達じゃ歯が立たないから貴方に力を借りようと思ってここまで来たのよ」
「ってことだ沙希、俺らは今から幻想郷に戻る。多分それからは戻ってこないはずだ。雪音の事頼んだぞ」
シャドーは振り向かず手を振りグレイたちと共にスキマの中に入る
すると久しくも見慣れた博麗神社からの眺めが見える
「で、そいつは何処なんだ?」
「月よ。月の都に居る」
「はぁ?月、ねぇ...分かったお前らは先に家に帰ってろ」
シャドーは手を上に伸ばし勢いよく振り下ろすと同時にしゃがみ、勢いよく飛び出すのと同時に封印を全て解く
一時間ほど飛ぶと月がもう見えてくる
そしてその時シャドーの体に異変が起きる
犬歯はいつもより鋭く、翼は二対に増え力も倍増したように思える
気にせず飛んでいくと途端に妖精の数が増え、攻撃してくる
妖精達によって張られた弾幕はもはや銃弾レベルの速さになっていた
「妖精がこんな強いなんておかしいだろ...」
そこから歩いていくと都市のような物が見える
「ここが例の月の都、ね」
シャドーはそこからまた飛び始める
「きゃはははは!面白い事が起こっているわー!妖精達よ、もっとスピード上げていこうよ!イッツ、ルナティックターイム!狂気の世界へようこそ!」
星条旗柄の服を着た金髪のピエロがそう言うと妖精たちはもっと早い妖力弾を撃つようになる
「ちっ、俺が妖精如きに手こずる訳がないだろう」
シャドーは爪で一凪して全滅させる
「しかし随分殺風景な所だな...それに月に生命は居ないはずなのになぜ妖精が...?あいつらは何処にでもいるのかもしれんな」
シャドーはタバコを吸おうとするが酸素が無いので勿論火はつかない
「それは違うなぁ。本来、表の月サーフェスムーンは無生命の世界。妖精だって生まれ得ないのさ」
「さっきの奴か。お前も妖精らしいが」
「そう、あたいが地獄の妖精クラウンピース!今日は随分と客人が多いわね、もう貴女で何人目か分からないわ。ここを友人様に戴いたからそのお祝いパーティーなのかしら!」
クラウンピースはクスクス笑っている
「ここを戴いた、ねぇ。ここは何処なんだ?」
シャドーは噛みタバコを口に放り込む
「表の月さ、月の都の外側だね。地獄よりは居心地がいいから好きだわー!」
「まぁ、地獄と比べたら何処もいい場所だろうさ」
「あ、そうだ友人様に言いつかってるんだった、月の都から出てくる奴が居たら容赦するなって」
「ふん、妖精風情が。俺を誰だと思ってる」
「知ーらない」
「泣く子はさらに泣き叫び、大人は自殺する、妖王シャドーエッジ・スカーレットだ」
「あたいが泣くわけないじゃん、地獄の妖精だよ?どちらかって言うと泣かせる側だよ~?」
クラウンピースは軽く怒って言う
「良いこと思いついたわ、あんたを泣かせて黙らせよっと」
クラウンピースは星型の妖力弾を左右に揺らしながら放ち、幾重にも層が重なり、高密度弾幕になり、更には左右五つずつまっすぐにレーザーが放たれ逃げ場を失う
「これくらいならまだ簡単だな」
シャドーの強力な妖力弾によりその場にあった弾幕は消え去るがクラウンピースは弾幕を放ち続ける
次にシャドーは体を妖力で覆いそいつに突進する。鋭い突進はクラウンピースの腹に突き刺さり吹き飛ぶ
そして八方向に放たれる巴状の弾幕に偽物の月がその辺りを回る弾幕、先程のより少し小さい星型の弾幕を左右に揺らしながら放ちながら横から中くらいの大きさの赤色のレーザーを横から放つ弾幕、クラウンピースを中心に大きな円状に弾幕を飛ばし近づくと凹み、それが幾重にも重なる弾幕、左右両方から赤色のレーザーにより行方を阻みながら攻撃する弾幕、三つの偽物の月が回りそれから時々円状に青色の妖力弾が放たれる弾幕などを一つも掠ることなく難なく攻略していき、シャドーの鋭いパンチがクラウンピースの腹に決まる
「はぁはぁはぁ...」
「もうおしまいか。お前の負けだな」
シャドーは至って余裕そうにしていた
「な、なんで…?生命の象徴である我々妖精族がここを支配している限り月の民は手も足も出せないって聞いたのに」
クラウンピースは軽く取り乱していた
「あんた…いや、貴方様は一体?」
「さっきの話を聞いていなかったのか?泣く子はさらに泣き叫び、大人は自殺する、妖王シャドーエッジ・スカーレットだ」
「うん覚えた。で、その巫女が何をしに来たの?」
「それが俺も良く分からなんだ。幻想郷に侵略に来ていた月の民共を何とかしろって話だったんだが...紫の話じゃ救えって言う事になっているし」
「やっぱり月の民の仲間なのね!って事は友人様の敵だ。友人様の敵はご主人様の敵、ご主人様の敵はあたいの敵だ!…でも、どうすれば良いのかなぁもう力が残ってないや」
「俺もこんな従順な部下が欲しいなぁ。とりあえずその友人様の所へ案内してくれ、目的が良く分からなくなってきた」
クラウンピースはすぐにその友人様とやらの所に案内してくれた
「いかに策を練ろうとも、相手はそれを乗り越えてくる。口惜しや、もう少しで宿敵に手が届くというのに」
「お前が月の都襲撃の張本人だな」
「ひとまず...いや、完全に私の負けを認めよう」
「ふむ?」
「まさか月面にこんな強い妖怪を送り込むなんて考えもしなかった。と言うか人間が妖王と共同関係だとはふつう考え付かない」
「俺は元人間でな、人間の事もある程度分かるから協力はする時がある。そして、お前がこれからは幻想郷に危害を及ぼさないのであれば俺は引いてやるが」
「私は引こう。ただ...彼女は諦めるかしらね。出ておいで!地獄の女神、ヘカーティアよ!」
「んもう、待ちくたびれたわよん」
「お前、ヘカテーじゃないか」
「あれ?ゼウスに喧嘩売ったお馬鹿ちゃんじゃない。あれから強くなれたのかしら」
「あの頃の俺は馬鹿と言われても仕方がなかっただろう、ただ...あれから40億年間タルタロスに封じられていたのは何もただボコボコにされていたわけではない」
シャドーは味の無くなった噛みタバコを鉄の箱に入れ、新しい物を口に投げる
「そう言えば誰かがタルタロスの中に居たティタン神族が全滅し、クロノスは去勢されていると騒いでいたわね」
「そう言うことだ。さぁ、俺を相手にできるかな?」
シャドーは威圧と殺気を最大限に出し、妖刀に手を掛ける
「やめよ純孤、あの子本当に強くなってるわ。と言うか強くなり過ぎてる。あんなんじゃいつか宇宙の法則を壊しかねないわね。帰るわよ」
「そうですか、分かりました」
そう言うとクラウンピースを交えた3人はその場から消える
そしてシャドーは博麗神社付近に植えてあった赤黒い木の苗に飛び、博麗神社へ入る
「終わったの...?」
「あぁ、終わった。あのクラウンピースと言う奴、そして純孤とへカーティア、あいつらは確かにお前達じゃ対処できないかもしれないな」
「つーかできなかったのよ、実際」
「まぁ、そうだろうな。俺はもう家に帰る」
シャドーは酷く疲れた様子で紅魔楼まで戻ると、アリアが出迎えてくれた
「お帰りなさい、シャドーさん」
「あぁ、ただいま」
タバコ咥えリビングまで行くとなぜかレミリアたちが居て何かを囲っていた
「おいお前ら、何してるんだ」
シャドーは汐音の肩をずらし覗き込むとその光景に目を疑う
「咲夜なのか...これ」
「今回の異変で能力を使いすぎた結果暴走を起こし自身の時を逆転させてしまったみたいなの」
レミリアが悲しそうに言う
「なんだ、自身の時を進めただけか。なら数ヶ月で戻せるな」
シャドーはタバコを指でペンのように持ち空中に何かの呪文を書くと咲夜の額を小突く
「よし、これで16歳までの成長を速めた。とりあえず子育てはレミリアはできないだろうから咲夜が元に戻るまではここで暮らすといいと思うが。ここにはアリアって言う腕のいいメイドもいるしな」
「そうね、ここの図書館に居られたらパチェも喜びそうだわ」
「じゃあ今から紅魔館に残ってる奴らを運ばせてもらう」
シャドーは紅魔館までを飛んでいきフラン、パチュリー、小悪魔、美鈴を紅魔楼に連れて行く
「留守にしてる間の警備はどうするのよ」
「案ずるな、紅魔館にいくつか監視用の妖力を残してある。何かあったら俺がすぐに動くから安心してくれ」
「分かったわ」
アリアが手早く紅魔館の連中を部屋へと案内するがパチュリーは早速図書館へ向かうらしく、シャドーもそれについていく
「随分と本の量が多いわね...」
「俺がキリストから略奪したのもあれば実家に有った物、そして48億年間集め続けた俺の弛まぬ努力だ。学ぶことは力をつけるよりも重要な事だ」
シャドーはタバコを吸い図書館から自室へと転移魔法陣を使って移動する
そして棚に置いてある数々のライターの配置を直して椅子に座ると汐音が勢いよく扉を開ける
「シャドーさ~ん!」
ドアを閉めて勢いよくシャドーのベッドにダイブする
汐音は現実世界に14年間いる中で所謂オタクと言う奴になり性格も明るい方になって言った
懸念としては頭の中が軽く幼児退行っぽくなっているのと20歳になったのに16歳の容姿なのだ
「ねっねっ、ゲームしよ!!」
「はぁ?俺異変解決して疲れてるんだけど...」
タバコを灰皿に押し付け、肺の中の煙を一斉に吐きだすことに気持ちよさを感じる
「タバコって美味しいの?」
汐音が不思議そうに見てくる
「吸ってみるか?お前も年的に大丈夫だろう」
「う~ん...うん、ちょっと吸ってみよっかなぁ」
シャドーは2つの箱を出す
一つは紅いリボンを半分に割って下の方を開閉できる方に印刷したような箱、もう一つは黒地に金JPSと一文字書きで印刷された箱
「赤マルとJPSがあるんだが、どっちがいい?一応メビウスも全種揃ってはいるが...」
「じゃあこのJPSって奴にする。なんかかっこいいし」
「こいつは確かにパッケージで入る奴も多いよな。癖のない如何にもタバコっていう感じの素直な奴だから吸いやすいかもな」
汐音がタバコを咥えるとシャドーは俗に言うシガーキスをする
「しゃ、シャドーさんっ!?そ、そのこれって...き、キス、になるんじゃ...」
「シガーキスって奴だ。ライターより手っ取り早いから俺は好きなんだ」
手を口と顎を覆うような感じにして、人差し指と中指の分かれ目の所でタバコを挟み、タバコを取り煙を吐いてからまた咥える
それを汐音も真似するが咳き込む
「最初は肺が慣れないかもな」
「ごほっごほ...あ、でも美味しい」
「ふむ、美味いと思えるならいい方かもな。とりあえずお前はまだタバコはやめておけ。吸うなら子供を産んだ後だ」
「そうなの?」
「あぁ、元気なガキが産めなくなるぞ」
「わぁ大変じゃん」
「そうだ。じゃあ俺はもう寝るからお前も早く寝ろよ」
シャドーはゲームしようと言う要求を隅にベッドに潜り込む
そして次の日にはもうシャドーが戻ってきたと言う噂は烏天狗の射命丸 文の手によって大きく広まったらしく、シャドーが起きる頃には今までの異変の首謀者などが最強の妖王とやらを一目見て、あわよくば戦おうと紅魔楼に集まったのだ
「全く...何の騒ぎだ...」
シャドーがいつもの灰色のセーター生地のTシャツにデニムパンツ、そしてアキレス腱まである丈の長い漆黒のコートを羽織り眠そうにあくびをしてから煙草に火をつける
「うわぁ、全く変わってないんだな。シャドー」
聞き覚えのある声を聴きシャドーは思わずニヤけてしまう
「久しいじゃないか勇儀」
シャドーは勇儀とがっしり手を握り合い離れると拳を打ち付ける
「本当にねぇ、あんたが居ない間に色々あったんだよ。そしてその首謀者が今回ここに集まってるわけさ」
「ほう、それの相手をしろと?」
「まぁ、そんな感じかな」
勇儀は面白そうに頬を掻く
「こんなに多いんだろう?...よかろう、一人ずつ来たまえ」
シャドーは大きく腕を広げる
「幽々子様、行ってきます」
「妖夢頑張りなさいね、彼との勝負はいい経験になるわ」
「はいっ」
他の妖怪人間が紅魔楼の立つ大きな平原に茣蓙を敷いたりしてもはや祭り状態だった
そして妖夢と呼ばれる少女が初撃を繰り出す
「太刀筋は悪くない、それにいい刀を持っている...なら俺もその刀に敬意を称して現世からこっそり拝借した妖刀を」
シャドーは村雨に柄をつけ構えると瞬時に妖夢の真後ろへ移動し流れるように村雨の頭で背骨を打ち足を引っかけ転ばせて喉元に切先を向けようとするが次の瞬間村雨の柄の感触が消える
もう一つの刀により手から村雨は飛ばされる
そしてそれを機と思い妖夢は斬撃を畳みかけるが、シャドーはそれを余裕そうに紙一重でかわすと村雨を拾い体を回し遠心力を混ぜた斬撃を妖夢に喰らわせ気絶させる
「次だ」
シャドーは村雨を鞘に入れてからそう言う
「次は私ね。珍しく外に出させてもらえるんだもの。楽しまなくちゃ損よね」
「ましてや俺がお前らを相手にするなんて光景、一生かけても見られんぞ」
二人は微かにニヤけると殴り合いが始まる輝夜がシャドーの腹にアッパーを掛けるがそれを掌で抑え込まれ、シャドーは掴んだ手をねじりこちらに寄せながら膝蹴りをし、それに終わらず顔を殴り飛ばす
「引きこもってばかりと聞いていたがそれほど体は鈍ってないんだな」
両肘を抱え含み笑いをして立っている
「そうね、私には時間の流れがないから余り鈍らないわ。と言っても博麗の巫女のせいで私の時は動き出してしまったのだけれどね」
シャドーは突進してくる輝夜にサマーソルトキックを当てようとするが、輝夜は急に後ろに下がり高く跳びあがり後ろに回り込んでから背を蹴り飛ばす
「良い動きだ」
シャドーが構えをとると姿が消え気づくと輝夜はその場に倒れていた
「やっぱり負けるのよね」
永琳が負けることを知っていたようにつぶやき、助手と思わしき奴と永琳が輝夜を運ぶ
「あれ、お前蒼痲か」
シャドーがその助手に声をかける
「え、あ、はい。そうですが...」
「やっぱりか。お前間淵の名を覚えてるだろう?」
「京助先生ですか?知ってますが」
「おぉ、やっぱり蒼痲か。久しいな」
シャドーは一瞬人間の姿になる
「京助先生!?人間とは並外れた身体能力だとは思ってましたけど...まさか人外だったとは」
「まぁ、そう言うことだ。それともうタメ口でいいだろう?教師と生徒とはまた違う関係になったわけだしな」
「じゃあ...まぁ頑張ってみます」
「あぁ。次...だが萃香は無しだ。長くなる上にもう勝利は目前だ」
「なんだよつまらないなぁ」
萃香は意気込んで拳を打ち合わせていたのからすぐに落胆する
「妖王っていうから相当怖いのかと思ったらそうでもないのね」
赤い上下チェック柄の服とスカートを着た日傘をさした緑髪の女性が微笑みながらやってくる
「なるほど、風見幽香だな。巷じゃ随分恐れられているみたいだが」
「あまり目立ったことはしたつもりはないんだけどねぇ」
そう言うとゆっくり歩きシャドーの足元に蔓つるを生やし絡め、動きを封じる
シャドーは気にせずそこで腕を組んで動かない
「ふぅん、対処法を知ってるのね」
「知らないがこういうのは動かないのが良い物だ、なぜなら...」
シャドーはフィルターに燃え移りそうなタバコを首を上に振り上げて投げる
すると蔓から大きな肉食植物の頭が出てきて、それを食べてしまう
「こうなってしまうからな」
「でもずっとそうしてるわけにもいかないでしょう?」
幽香は日傘をたたみ、先をシャドーに向けて物凄い妖力の塊を砲撃として放つ
シャドーはコートで全身を覆い防御すると、煙を上げながら立ち上がる
「これくらいなら余裕で防げるな」
シャドーは魔法陣を開き中から木刀を取り出す
「なんでわざわざ殺傷能力がない物をとりだすのかしら」
「お前だって日傘だろう?」
「舐めて貰ったら困るわね、これでも切れるのよ?」
幽香が唐突に詰め寄りシャドーの腕に一閃入れると辺りに血が舞う
「ほう、驚いた」
シャドーの腕は宙を舞い、血を撒き散らしている
血液を瞬時に蒸発させてから腕を掴み、切り口につけて妖力で接合し、再生させると木刀を構える
「ならばここからは真面目に戦おう」
素早く幽香の後ろを取り背中を斬りつけるがそれは日傘によって阻止され、勢いよく膝で蹴られる
一旦力み幽香の真上に跳びかかと落としをするがそれは避けられる、がそこから高速で幽香を殴りつける
その手数に押されて吹き飛ぶが、シャドーは幽香の吹き飛ぶ先に走って先回りして膝で上空に蹴り上げ高く跳び腹に回転をかけたかかと落としを喰らわせ、地面にめり込ませる
「ふぅ...」
シャドーはそれから全ての異変の首謀者、またはその仲間と戦い続け次の日
早朝にシャドーの悲鳴が響く
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
「シャドーさんどうしたの!?」
「大丈夫ですかシャドーさん!?」
「「シャドーくん!?」」
汐音、アリア、アザトースとメルタが即座に駆けつける
「か、体中が痛い...多分昨日休みなしで戦い続けたせいで筋肉痛のはずだ...」
シャドーはどうしようもない痛みに身をよじり続ける
「と、とりあえず竹林のお医者さんの所行こう?」
汐音がシャドーを起こして外へ連れ出す
しばらく歩くと聞き覚えのある声を聴く
「あやややや?お二人でデートですかって、シャドーさん随分とお疲れのようですが?」
「お前も知ってるだろう?昨日の戦いを...」
「それは勿論!!いやぁおかげでいい記事が書けそうです」
文は嬉しそうに言う
「それはよかった。それで休みなしで戦ったのが祟って全身有り得ない程の筋肉痛という訳だ」
シャドーは苦しそうにタバコを吸う
それからしばらく歩き、竹林では妖怪兎の妖力を感じたのか、それをたどっていくと日本らしい屋敷が見え、そこで蒼痲が掃き掃除をしている
「あれ、シャドーくんどうしたの?」
蒼痲がこちらに気づき寄ってくる
「全身筋肉痛なんだ、永琳に何とかしてもらおうと思ってな」
「分かった、じゃあ中に入って座っててよ」
シャドーと汐音は言われた通り中で椅子に座っていた
「大丈夫?」
汐音が心配そうにシャドーを見る
「大丈夫じゃないな、大丈夫だったらここになんか来ないからな」
シャドーはタバコを灰皿に入れ体の力を抜く
「やっぱり来たわね。あんな無茶な戦い方してたらそうなるわよ。貴方は妖怪として特別な種だから血を取らせてもらうわね」
「なら一つ注意を。俺の血液は生物の体液に触れると時間差で鋭く結晶化するから扱いには気をつけろ、決して俺の細胞を研究なんてしないことだ」
「...そうね、事件にでもなったらひとたまりもないものね」
永琳は手早くシャドーから血液を採り、奥の部屋へ引っ込む
それからすぐに出てきて袋を渡してくる
「とりあえずそれを飲めば一日は痛みを感じなくなるわ。ただ代償として効果が切れたときに多量の妖力を消費するから気を付けなさい」
「了解だ。今日はありがとう」
シャドーは早速薬を飲み汐音を抱え上げ博麗神社へ行く
「霊夢~、宴会はいつやるんだ?」
「今日よ、魔理沙があんたの所いったと思うんだけど」
霊夢はいつも通り掃き掃除だけをしているのとは違い、倉庫から様々な道具を出していた
「俺さっきまで永遠亭に居たから分からないな」
シャドーは汐音を降ろして賽銭箱の上に座り、中に千円札を入れる
「あら、貴方にも神を敬う心があったの?」
「残念ながらないな。そもそも俺も神だから対等だろう、これはお前への小遣い的意味合いが強い」
「そんなの要らないわよ、これでも生活には不自由してないもの」
「欲が無いな。人間なんだからもう少し欲を持ったらどうだ?」
シャドーは片目だけを開けつまらなさそうにする
「普通に生きられたらそれでいいのよ。それより暇なんだったら用意するの手伝ってくれない?」
「まぁ、いいか。汐音は縁側にでも座ってると良い」
タバコを咥えて霊夢に指示された物を取り出し、二人で並べる
それが終わるころにはもう夕暮れにさしかかっていて、汐音は縁側で座りながら寝ていた
「ふぅ...宴会は楽しいけど準備する側としてはいい迷惑なのよね」
「まぁ、分からなくもないか。確かに準備は厳しいな」
「さて、お酒も買ってこなくちゃ。シャドーも手伝いなさい」
「分かった」
シャドーは寝ている汐音を背負い、霊夢と一緒に人里の酒屋まで行く
「おじさん、いつも買ってるの用意してもらえるかしら」
「またツケかい?」
店主は笑いながら聞くと霊夢が頷く
「なんだ、お前この店にツケあるのか。なら俺が支払ってやる。いくらだ」
「なんだい、お嬢さん相当の金持ちなんだねぇ」
店主は顎を撫で感心する
「おい店主、俺が女顔なのは認めよう。ただ俺は一応男だからな」
「おおっと、そりゃ失礼した。んで値段の方は...ちと待っておくれ」
店主は奥から厚い伝票をもってそろばんを弾いている
シャドーはそれを見て値段を割り出す
「16万2549円でいいのか?」
「え?あ、そうだな。うんそれであってる」
「わかった」
シャドーはそれをきっちり払い酒と霊夢と汐音をを荷車に乗せ、博麗神社まで飛んでいく
「ふぅ...ついたぞ」
「ご苦労様、ってもう人来てるのね」
「よう霊夢、今日は随分と準備が早いんだな」
魔理沙が帽子のつばを持ち上げて笑う
「シャドーが手伝ってくれたのよ」
「邪魔してるぜ」
シャドーが汐音をおぶって霊夢の所に行く
「お、帰ってきてたんだったな。土産は?」
魔理沙は出会い頭に土産を出せと手を出してくる
「...俺は少なからず仕事に行ってたんだ。土産なんてあるわけないだろ」
シャドーは知らんぷりをしてタバコを吸う
「ちっ、やっぱり無いか。それより酒だ。早く用意しろよ霊夢」
「はいはい、分かったわよ」
霊夢は荷台から酒を降ろし、各々酒を飲み始める
「シャドーは飲まないのか?」
「別に飲まない訳じゃないが...そこまで飲まないな。酔ってしまったら大事な時に損をする」
そう言い一口呷るが、隣では汐音と霊夢が談笑しながら飲んでいた
「法律が無いから飲むなとは言わんが...程々にしとけよ?」
「は~い」
「あややや、シャドーさんお帰りなさい!」
見覚えのある烏天狗が話しかけてくる
「あぁ、射命丸だったか。久しいな」
「いやぁ、戻ってきて早々異変解決とは流石ですねぇ。まるで14年前の紅霧異変みたいですよね」
「あぁ、そう言うのもあったな。レミリアが問題を起こしたんだったか?」
「えぇ、そうよ」
後ろから声がするので振り向くとレミリアと咲夜が来ていた
「なんだ、お前も居たんだな」
「宴会は楽しいもの」
「そして咲夜は少し大きくなった感じか。まだまだ子供だな」
「うるさいですよ。どうせ何日かすれば元に戻るんです。それまで待てばいいだけです」
「流石に数日じゃ戻らんぞ。少なく見て2、3ヵ月くらいはかかるだろう」
咲夜はそれを聞いて酷く落ち込んだ顔をしていた。
「まぁ子育ては一応慣れてるし任せろ」
馬鹿にしたような笑みを浮かべる。
「いいです。一人で出来ます!」
咲夜は少し怒ってそっぽ向く。
シャドーは不機嫌な咲夜を他所に霊夢達と昔の事を肴に談笑し、夜が更けると各々が家に戻り見な深い眠りに落ちる。
いやぁ、あれですよね書き忘れてましたがブ○イブソード×ブレイズソ○ルってゲーム、楽しいですね。
僕なんて珍しく毎日ログインですよ(三日目)