今回も少しサボり気味でしたが少しモチベが上がってる時に本気を出すとこんな感じで早く仕上がります。
しかし早く仕上げてしまったので品質の方は保証しません。
まぁ、諦めたわけではないので精進しますが...これが俺クオリティですので!
まぁ、お楽しみください。
痲歹 裂勾を倒してからまた数分歩くと畳みかけるように兵が集まってきた。
いつの間にか夕焼けになっていた日に、甲冑が照らされどことなく雰囲気がいい。
そしてそこから金銀のオッドアイに前髪に藤色のメッシュが入った金髪でポニーアップの幼女が優雅に紅茶を飲んでいた。
「ふむ、気が合いそうだな」
シャドーが笑うとその幼女はキッとこちらを睨む。
「童が貴様と仲良く?図々しいにも程があるぞ下等生物よ」
「なっ、かと...!?」
シャドーは少しの間わなわな震え、その後何か切れたかのように妖刀を引き抜く。
「ほら、それじゃ。力ある者は気品とプライドを持ち、凛と優雅に、邪魔者は下僕に排除させるのじゃ」
土で構成されたゴーレム兵は一定の陣形を保ちこちらに槍を投げてくる。
何十人もの兵の槍が雨のように降り注ぐ。
シャドーはそれを妖刀の一凪で振り払いゆっくりと幼女に近づく。
「こんなゴミクズ、俺に向ける方が冒涜だな。はは」
乾いた笑いを出して妖刀の峰を肩に乗っけて目の前まで着く。
「ふん、ただの下等生物ではないのじゃな」
土からまた10人ほど兵を作り横と背後から一斉に重々しい斧が振り下ろされるが、それらは目標に当たる前にシャドーが全員に足を掛け転倒させたことにより防がれる。
「ふぅむ、ならばこうじゃ」
化け物に鎧を着せただけの様な兵士が魔法陣から20体召喚される。
「へぇ、少しは楽しめそうじゃないか」
魔法陣からもう一つ刀を取り出して、素早く切り刻んでいくと不意に体が左に引く。
右を向くと少女が槍を持ち構えていた。本能が危険を察知したのだろう。
「貴様を敵として認めてやろう。妾はエルドレット・ハームメット、藤の吸血鬼じゃ」
「吸血鬼、ね。同族なら手加減無用か」
【我鬼転生、参之爆斬】
シャドーの出す妖力が濃くなり一回旋風が起こる。
「それは情報外じゃのう」
少し考えるエルドレットを気にせず、シャドーはかかとをエルドレットの脇腹にねじ込み脳天をグーで殴る。
エルドレットはそれで体が浮き横に飛ぶが、シャドーは地面に埋まっていた。
手しかない魔物を召喚されたのだろう、そのまま地面の中にぶちこまれたのだ。
「ははっ、ちと油断が過ぎたようじゃのう。はっはっh...んに゛ゅ!?」
素早く地面から抜け出しエルドレットの顔面を殴っていた。
「はんっ、ほざくな阿呆め」
「乙女の顔を殴るなど言語道断じゃぞ貴様!」
「知らん。俺は邪魔な奴は容赦なしに潰す」
左足で顔を目がけ蹴りを繰り出すが腕でいなされ、腹へのボディーブローは蹴りで軌道を外される。
「なんだ、さっきと動きが随分違うじゃないか」
「貴様の動きはもう童の掌の上じゃよ」
槍を両手で持ち棍のように振り回しシャドーの肩に一打、足に引っ掛け体勢を崩して生まれた隙を使い腹に槍を突き刺す。
その刃は容易にシャドーの腹を突き破り吐血を伴う。
しかしさほど効いていないのか濃い血痰を地に吐き捨てて腹から滴る血を妖刀で掬い軽く振るい全体に付ける。
紅符【Crimson・Lame】
妖刀に微かな紅の光りが宿る。
「俺の血は特別製でな...他の生き物の体液に触れると一定の時間を置いてから鋭く結晶化するんだ」
深く息を吐いてから素早い突進でエルドレットとの距離を一気に詰め、かかと落としを繰り出すがそれはエルドレットの二重に重ねられた腕で受け止められてしまう。
「言ったであろう?貴様...いや、お前様の策は童の掌の上じゃよ」
「お前だけが好きに兵を作れる訳じゃないんだ」
指を鳴らすと黒い癪気が5か所に集まりシャドーの分身が形成される。
「まぁ、こんな風にだな」
五人が全て違う動きで攻撃を放つとさすがのエルドレットの小さな体躯では防ぎきれなくなったのか、三人の攻撃をモロに受けてしまう。
「こんなものは数の暴力でなんとでもなるのじゃ」
同様に魔法陣から魔物兵が20体ほど召喚されシャドーを取り囲むが、五人のシャドーが素早く倒しまたもや五体一になる。
エルドレットは慌てて兵を召喚するがその頃にはシャドーの本体の膝が腹にめり込んでいた。
後ろに倒れこんでいる途中の空に浮いている状態で地面に叩きつけるようにして連打を繰り出す。
「おいおい、さっきと比べて動きが落ちたな。所詮は能力を併用できない半人前か」
「な...もう気づいたのか」
「こんなに目に見えて落ちたらそう考えるのが無難だろう?諦めろ、お前に勝ち目はない」
「童は諦めが悪いのじゃ、倒れるまで続行じゃよ」
布陣「スペルⅣ=レギオー」
槍を持ったゴーレム兵を10体、マスケット銃を持った蛇人系魔物兵を10体召喚し4つの小隊に分け、突撃と射撃を行う。
「戦略を練るのは得意そうじゃないか」
「これまでの720年間、ただ優雅に紅茶を飲み暮らしてきたわけではないのじゃよ」
フフンと無い胸を張るエルドレットに攣りあがった不気味な笑みを浮かべ、シャドーも負けずと2つのDEAGLE 44モデルの妖力弾銃を創り、撃ち合いながら突撃してきたゴーレム兵を足で相手する。
「ふふ、ギャング時代を思い出すな。悪くない気分だ」
纏わりつくゴーレム兵を両足のかかと落としで黙らせた後、銃から打ち出した妖力弾を敵のマスケット銃の銃口の中にぶち込み爆発させる。
「さぁ、終いだ」
銃を投げ捨て妖刀に多量の妖力を流し込み鋭い居合いを突進様にエルドレットに叩き込む。
「ふぅ...随分と楽しめる戦いだった。封印を少しとか無ければもっと楽しめたかもな。さぁ、俺の仕事は終わりだついて言ってはやるから後はお前らが頑張れ」
少し息を整えてからタバコを吸う。
「...えぇ、やってやるわよ。博麗の巫女をこんなに待たせた罪、大きいわよ」