今回はなんでしょう...日常系にしようと思ったのに戦闘系が混じり大変なことに...
ま、まぁ!何はともあれお楽しみください!
起きると下着姿でシャドーに抱きついて寝ているアザトースが目に入った。
「全く...見るの恥ずかしいんだけどなぁ、それに風邪ひいたらどうするのさ...」
起こさないように抜けようとするががっしり抱きついていて抜け出せない。
「起きるまで待たないとダメか...」
諦めて横になり、今までの事を思い返す。
「...この前の事で恐らく神父のほとんどは吸血鬼に敵意を抱いたはず。このままのんびりしてたら神父共にやられるのがオチだね...もしかしたら神父と吸血鬼内で大規模な争いが起きるかも知れないし...」
などと考えていたらアザトースが起きた。
「ん...シャドーくんおはよ~」
抱き締める腕に力がかかる。
「うん、おはよ、とりあえずご飯作るから離してくれるかな?」
「あ、うん分かった」
アザトースが離れるとシャドーはキッチンへと向かった。
数10分していい匂いが漂う。
するとみんなも起きだしてリビングへ向かう。
「お、みんなおはよ」
シャドーが言うとみんなおはようと言い返す。
朝食が出来テーブルへ並べる。
僕はさりげなくアザトースの首元に噛みつき血を吸う。
「ん、シャドーくんはこれからは主食は血にするの?」
「うん、楽だし血を吸い始めたら血なしじゃきつくなってきたから。やっぱ僕は腐っても吸血鬼ってことだね」
「ふ~ん」
そう返すとアザトースはサラダをもしゃもしゃ食べ始める。
みんなが食べ終わるとシャドーが立ち上がる。
「ん、どこか行くの?」
「うん、町の様子を見てくる...なにか嫌な予感がするんだ。紫、君は能力は使いこなせるようになれたかい?」
「は、はい。もう完璧に使えますわ」
「そっか、じゃあアザトースも僕についてきて。そして紫、もしここが神父にばれて襲撃を受けた場合はみんなをつれてどこか遠い場所に飛んでくれるかな、僕とアザトースなら探しだすのは簡単だし」
「分かりましたわ」
「じゃあみんなをよろしく」
アザトースと共に町へ急ぐ。
町に入り町民にバレないように隠れながら町を探索すると女性たちが神父に追いかけられていた。
「どういう事だ...?狙いは吸血鬼だけじゃないのか...?」
その時ある記憶が浮かび上がる。
「魔女狩り...そうか魔女狩りだ!」
「魔女狩り?」
「あぁ、神父が何の関係もない女性を魔女と称して行った大虐殺のこと。中には本当の魔女もいたんだけどほとんどは関係のない普通の女性だったって話だよ」
「へぇ...じゃあ助けないとね」
「そうだね、まずはあのお姉さんを助けないと」
手ごろな木の枝を一本手に取り神父へ殴りかかる。
その一撃は神父の首に当たり神父は気絶する。
「あ、ありがとうございます」
震えながらも安心した声で礼を言う。
紫の髪にぼったりとした感じのネグリジェのような物を着ていた。
「私はバイオレット・ノーレッジです、また縁がありましたらお会いしましょう」
そう言うと急ぎ足でどこかに行ってしまった。
「多分あのひと本物の魔女だね」
「うん、魔力を感じたし本物の魔女だね」
「さて、他の神父も倒さないと」
「あれ?とどめは刺さなくていいの?」
「うん、いいの。まずは僕の事を知ってもらいたいからね」
「ふぅん。分かった」
そう言い女性を襲っている神父を次々倒していく
「ふぅ...結構骨が折れる作業だねこれ」
「だねぇ...ボク疲れたぁ」
「少し休もうか?」
「いや、もっと頑張る...いたっ」
アザトースが立ち上がろうとすると転ぶ
「いてて、足挫いちゃったかな...」
「みたいだね、いったん戻ろうか」
「ご、ごめんね」
「いいさ、ちょっと無理な戦いもあったから」
アザトースをおぶり家に向かって飛ぶ。
家につくとヴラディミールが何かと戦っていた。
急いで近づくとヴラディミールとグレイシアが戦っていたようだ。
「君たち戦えるんだ」
「当たり前だろ、あの時やられたのは聖水のせいだ」
「まぁ、そう言うこと。僕ら...と言ってもレイラさんと僕とグレイ以外は戦力にならないけど僕らは強いんだ」
「へぇ...じゃあ僕と一緒に神父たちを倒しに行ってもらいたい」
「いいぜ、力になってやんよ」
グレイシアは拳を突き出した。
「僕も手伝うよ、グレイだけじゃ心配だしね」
「それとルールが一つ、絶対に神父を殺しちゃいけないよ。僕の目的はあくまで女性の救助と僕の存在の主張だから」
「分かった」
「それじゃあグレイたちは先に町に行ってて」
「あいよ~!」
グレイシアとヴラディミールは町へ駆けていく。
シャドーは家に入りソファにアザトースを座らせる。
「じゃあとりあえずじっとしてれば治ると思うからあんま動かないように」
と言うとテープを創り足に巻く
「は~い、がんばってね~」
「うん、行ってきます」
シャドーもグレイシア達を追いかける。
その頃グレイシア達は鈍器を抱えた神父たちを蹂躙していた。
「なんだよ、俺たちをボコれるくらいだからある程度強いと思ったらただのザコじゃねぇか!」
不満そうに叫ぶグレイシア。
「まぁあいつらの強みは聖水だけってことでしょ、楽に倒せるからいいじゃん」
「まぁそうなんだけどよ~...」
残念といった感じで溜め息をつく。
「ふむ、私達も舐められたものですね...嬲り殺しにしてあげましょう」
いきなり現れたその神父は杖の柄を地面を突くとグレイシアとヴラディミールは茨に体を縛られる。
「さて...どうしますか...あぁ、聖水が嫌いなんでしたっけ?」
神父は聖水を取り出し二人にかけると二人は苦しみだす。
「て、てめぇ...」
グレイシアが殺意を込めた眼差しを神父にむける。
「ふふっ、痛いですか?いままで簡単に倒してきた神父に一方的に蹂躙されるのはどんな気持ちですか?」
「はぁ...一々うるさい神父だ、黙れ」
「おやおや、口の悪い子はお仕置きですね」
そう言うとヴラディミールを蹴り、地面に踏みつける。
「なにか嫌な感じがしたから来てみれば...やはり子供には任せるのには早すぎたな。おいくそ神父、その汚い足をどけろ」
シャドーが力むと辺りに土煙が舞う。
「おやおやこれは失礼、足が勝手に動いてしまいました」
「理由なんぞきいてねぇ、さっさとくたばりやがれ」
木の枝を構え神父に殴りかかる。
それを神父は杖で受け止めて詠唱を始める。
「一々詠唱するなんて面倒じゃないか?」
そう言うと魔法陣を展開し黒い炎が神父に襲いかかる。
「くっ」
詠唱が途切れまた別の短い詠唱を唱える。
すると金色の魔法陣が黒い炎を弾き消滅させる。
「ほう、お前はほかのザコと違うようだな、他のより上位の魔法だ」
「当たり前じゃないですか、私は神の教えに忠実ですから。だから私は神に力を授けていただけたのです!」
「やれやれ、それは自分一人で授けてもらったと勘違いしてるだけだ、馬鹿か」
木の枝を投げ捨て鉄の剣を創る。
「おや、あなたは不思議なことをしますね」
「多芸なものでね」
《エンチャント~闇~》
剣が紫に妖しく光る。
「ふむ、
「ガタガタうっせぇ、黙って斬られてろ」
剣を構え神父に切りかかる。
それをまた金色の魔法陣で守るが一瞬で砕け散る。
「なっ!?」
「お前はバカか、闇と光じゃ闇が勝つに決まってるだろうが」
シャドーは何かが入った球を数個創りだし神父に投げつける
「何訳の分からないことを...っ!?」
その球は神父から少し離れたところで弾け。中からは鋭利な刃物の破片などが勢いよく放たれる。
球から放たれた刃物の破片などは神父に突き刺さり、少しは貫通する物もあった。
「ぐっ...少しは遊んであげようと思いましたがやめましょう、このまま遊んでいたら怒られてしまう」
そう言うと口早に詠唱を唱える。
大きい魔法陣が一つ真正面に展開されたかと思うとものすごい速さで何かがまっすぐ放出される。
とっさに避けたが間に合わず下半身が吹き飛び、そのまま上半身は地面に倒れこむ。
「ぐっ...」
「おやおや、無様ですねぇ」
神父はシャドーの頭を踏む。
「さて、私はあなたの仲間のとこに行きますからあなたはここで寝ていてください」
そう言うと神父は迷いなく俺の家の方向に飛んで行った
...このままでいいのか?
グレイやヴラディミールだけでなくアザトースやレイラほかのみんなまで痛い目にあわせていいのか?
いや、そんな辛い事を味あわせることなんてさせてはいけない。
「皆を守るんだ...!」
下半身が元に戻り服も元に戻る。
グレイとヴラディミールを抱え家に一瞬で飛ぶ。
「アザトース!グレイとヴラディミールに手当を頼むっ!」
「わ、わかった」
アザトースはグレイたちを抱え家の中に入る。
それとほぼ同時に神父がやってくる。
「おや、再生が早いですね。何かあったんですか?」
「てめぇを殺す決意が出来ただけだ、気にすんな」
シャドーからは禍々しく強大な力が溢れ出ていて視認出来るほどになっている。
「...確かに先程とは様子が全く違いますね。いいでしょう、私も本気で行きます」
そう言うと一冊の本を取り出し開き詠唱を唱える。
『シャインロード』
魔法陣が展開され中心に光が密集され高速で放たれる
「もうそんなのは受けねぇよ」
残像を残しながら高速で避ける
「んなっ!?」
シャドーは剣を神父に突き刺す
「ぐっ...」
「俺の仲間たちは絶対に殺させない。分かったらボスのとこに行ってこの事を報告しやがれ」
そう言いシャドーは神父を遠くに蹴り飛ばす。
「ふぅ...とりあえず血だ」
シャドーはふらふらしながら家に入りアザトースにもたれかかる。
「わっ、どうしたの?」
「血が足りない、吸わせてくれ」
「わ、わかった...あんま無理しちゃだめだよ?」
「仲間のために無理してダメなんて言わないでくれよ、悲しくなるだろ」
そう言いアザトースの首元に噛みつき血を吸う。
「だって見ててハラハラするんだもん、守ってくれるのは嬉しいけどもうちょっと無理しないで気楽に、ね?」
「...頑張る」
「うん、頑張って」
アザトースがシャドーを優しく撫でる。
「...あの神父に体を吹っ飛ばされたとき、俺すごく怖かったんだ」
シャドーはアザトースの胸に顔を埋めすすり泣く。
「俺は...みんなを守りたい、誰よりも...どんな奴よりも強くなりたい」
「...そっか、じゃあ私はシャドーくんに頼ってもいいよね」
アザトースがシャドーを抱きしめる。
「...あぁ、俺はみんなを守れるように、最強になってみせる」
「うん、頑張ってねシャドーくん」
アザトースはシャドーの唇にキスする。
「俺の大事なファーストキスだぞ」
「いただきました♪」
「...ちょっとレイラさんのとこ行ってくる」
「うん、行ってらっしゃい~」
シャドーは少し急ぎ気味でレイラのもとに向かう。
「レイラさんっ!」
「な、なんだそんなに慌てて」
「お、俺を弟子にしてくれ!」
シャドーは滑り込みながら土下座をする。
「は、はぁ!?いきなりどうした」
「今日俺は仲間を守り切れなかった。それにこれから俺は皆を守り続けたい、それには力がいる!お願いだ、弟子にしてくれ!」
「...そんなに力が必要か?」
「当たり前だ、俺は皆が苦しむ姿なんぞ見たくない!だから誰よりも強くならないといけないんだ」
「...仕方ない、いいだろう弟子にしてやる。そうだな...これからは先生とでも呼んでくれ」
「分かった先生!」
「ふふ、やっぱ先生と呼ばれるのはいいな」
「じゃあ俺今日はもう寝るからほかのやつに飯作ってやってくれ先生」
「あぁ、分かった。おやすみ」
「おやすみ~!」
シャドーは部屋に入る
「さ、シャドーくん一緒に寝よ♪」
そこには下着姿のアザトースが居た
「飯は...?」
「さっき食べたから大丈夫~」
「そうか、じゃあおやすみ」
上着を脱いでベッドに入りアザトースに抱かれて寝る。
その日の夕飯はレイラがグレイたちに食べさせたのだが、後に大きな悲鳴が聞こえたらしい。
コメ等待ってま~す!