ハメ太郎「ハメ美、ハメ美っ、ハメ美っ!!!!!」
ハメ美は、ハメ太郎の腕の中で息絶えた。
ニンゲンさんたちのとてもひどいことで、死んでしまった。
いろいろと考えることがあるのだろうけど、
今はもう、悲しいことしか思いつかなかった。
ハメ太郎「うわあわああぁぁぁ~~~~ん!!!」
そこに唐突に、巨大な影が現れた。
???「あなたたち、大丈夫?!!」
ハメ太郎「誰ハメッ!!!」
???「わたし、成美」
ハメ太郎「ニン……ゲン……」
なるみ「わたし、二之瀬成美。……その子……死んじゃったの?」
ハメ太郎「ま……えたち……」
なるみ「え?」
ハメ太郎「お前たち、ニンゲンがっ! ハメ美を! ハメ美をっ、ハメ美を……」
なるみ「ごっ、ごめんなさい……。でもね、ここは危ないわ。早く逃げないと……」
人間A「おっおっおっ!! まだ生きてるのが一匹いんぞ! シメるぞ殴るぞ蹴るぞ殺すぞォォォォォ!!!」
なるみ「誰っ?!」
人間B「お嬢ちゃあん、その妖精さん、こっちに渡してくんないかなぁ???」
人間A「オレたち、ソイツに用あるんだよねェ」
人間B「こいつらさ……。ケッコー オイシイんだよネっ」
あろうことか、いきなりあらわれた二人組の手には、食われたと思しき何かがあった。
ハメ太郎「それは…… それはっ、何ハメッッッ!!!!」
人間A「さあて……。なんだろう、ねェ」
人間B「とってもオイシーのは *確か* さ(はぁと)」
なるみ「あなたたち…… あなたたちっ、今すぐっ ここからっ 立ち去りなさい!!」
成美が言うと、両腕を広げて、二人組の前に立ちはだかった。
が、問答無用で殴られて吹っ飛んだ。
なるみ「キャッ!!」
ハメ太郎「ナルミ!!」
人間A「そーら ひょいと」
ハメ太郎「な、何をするハメッ…… グッッ!!!」
人間Aはハメ太郎の首をつかんで持ち上げた。
その力はじわじわと強くなっていく。
ハメ太郎「や、やめる……ハメ…… 苦しい……ハメ…… ハ……ハメェ……」
人間A「きひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!! オモシー! タノシーぞ! コレ!」
人間B「うけっ、うけけけっ」
なるみ「や……めなさい…… あなたたち……」
人間B「オジョーチャンはそこでネンネしてな YO!」
強めのケリが、成美の腹に、一発。二発。三発。四発。
ハメ太郎の顔色も、どう見ても、悪くなっていき、
そして。
――ゴギッ。
ハメ太郎の、首の、辺りから、
何かが、折れる、音が、――した。
ハメ太郎「ぐげ」
人間B「死んだか?!」
人間A「死んだ! 死んだぞ!! 死にやがった!! 死にやがった!!!」
人間B「うひゃひゃひゃひゃ!」
人間A「うけけけけ!!!!」
ハメガミ『聞こえますか、ハメ太郎』
ハメ太郎『ハメガミさま……? ここはいったい…… 何ハメェ……』
ハメガミ『あなたは、選ばれたのです』
ハメ太郎『えら……ばれたハメぇ……?』
ハメガミ『そうです。この笛を授けます』
ハメ太郎『これは……ハメェ……』
ハメガミ『ハメ太郎。あなたが、このハメランドを救うのです。伝説の戦士、ハーメリアとともに、救うのです!!』
ハメ太郎『ハーメリア?! 救うハメ?! このハメランドを……ハメぇ。ハーメリアと、一緒に……ハメ』
ハメガミ『ハメ太郎、あとはヨロシク頼みましたよ』
ハメ太郎『ハメェ?! ……ハメガミさま! ハメガミさま、ハメガミさまハメぇぇぇ!!! ハメハメェ!』
すると、ハメ太郎の体がいきなし輝きだした。
強烈な光だった。
人間A「なっ、なんだっ?!」
人間B「コイツ、まぶしくなってるゼっ!!!」
なるみ「な……に……? この……ひかり でも……体が、軽くなった、ような……!!」
ハメ太郎『ナルミっっっ!!!』
なるみ『あなた……! 生きていたのね!』
ハメ太郎『とりあえずハーメリアに変身してハメランドを救うハメッ!』
なるみ『えっ えっ?! 変身??!』
ハメ太郎『いま出すハメッ』
ピーッ!プーッ!ポーッ!
ハメ太郎が笛を吹いた。
すると、綺麗で豪華で上品で、とかく素晴らしいスティックが出現した。
なるみ『これ……は……!』
ハメ太郎『ハメ棒(ハメ・スティック)ハメ! これを握って、はやくハメハメするハメ! ハメランドを…… 世界の平和をっ…… ハメハメハメぇぇぇっっっ!!!』
なるみ『――わかったわ、ハメ太郎っ! お約束ね! ……わたし、変身するわ!』
なるみ「キープ・ドリーム! ハーメリア!」
(変身バンク 略)
レインボー・メリア「虹の戦士、レインボー・メリア!!」
人間A「オイオイ! 変身かよ!!」
人間B「こっちもよぉ、Sランクの魔獣変身、見せてヤンよ!!」
人間A「こちとらビーストブラザーズ、そー呼ばれて元の世界じゃあちったあ名の知れた最凶最悪のコンビ! 肉を食やーオレさまの幾重にも隠された真の能力が発現して……なんと! 変身協会・ランクS+の魔獣にいィィィィィィィ……?!!!!」
レインボー・メリア「そうはさせないっ! ハーメリア!・ミラクル!!・シューーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーート!!!!!!!!!」
人間A・B「ぐぎゃあああああああああああああああああっっっつ!!!!!!」
ハメ太郎「ハメハメしたハメッ?!」
レインボー・メリア「ええ……。これが、ハーメリアの、ちから……」
ハメ太郎「ハーメリア……。すごいハメェ」
レインボー・メリア「とりあえず、ここはもう危険よ。逃げましょう」
ハメ太郎「逃げるハメェ……? どこに……行くハメェ……?」
レインボー・メリア「人間の世界、よ」
ハメ太郎「ハメッ?!」
レインボー・メリア「大丈夫、わたしがついているわ。それに、ほら、もうそこに新手が……」
ハメ太郎「……わかった。……わかったハメっ。ニンゲンさんたちの世界に、行くハメ!」
………………
…………
……
人間の世界に戻り―― 夜。
ハメ美の亡骸は、街の小高い丘の上に埋めた。
ハメ太郎は、泣きながら土をかぶせた。
ハメ太郎「ハメ美…… ハメェ……」
なるみ「もう、泣かないで……」
ハメ太郎「ハメ……ハメェ…… グスン」
なるみ「――そう言えば。あなたのお名前、なんていうの?」
ハメ太郎「ハメ? ハメ太郎ハメェ……」
なるみ「ハメ太郎。いい名前ね」
ハメ太郎「ハメ美もそう言ってたハメ……」
なるみ「ハメ美ちゃんも、きっと待ってるわ。ハメランドが元に戻るのを……」
ハメ太郎「ハメ美……。そうハメ、ハメランドを取り返すハメ。悪いやつらをやっつけて、ハメランドを……取り戻すハメェッ! ナルミ。力を貸してくれるハメ?」
なるみ「――うん!」
> 〈次回予告〉
>
> 次回、「」。
> あなたといっしょにハメハメしましょ!