あの日から僕は…   作:たらちゃん

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一目惚れしてた?

明久side

 

 

明久「何だって僕がいつもいつも……」

 

僕は文句を言いながら職員室に向かっていた

 

明久「でも観察処分者っていつ解除されるんだろ?」

 

そんなこと言いながら

職員室の前につくと

 

優子「失礼しました」

 

沢山のプリントを持った木下さんが出てきた

 

明久(あんなに沢山さすがAクラスだね、って鉄人Aクラスにプリント持ってけって言ってなかったけ?木下さんに聞いてみよう)

 

明久「木下さん」

 

優子「あら吉井君?」

 

明久「それAクラスに持ってくの?」

 

優子「ええそうだけど、どうかしたの?」

 

明久「そうだったんだ、実はね僕も鉄じ…じゃなくて西村先生に頼まれてたんだ、だから僕が持ってくよ」

 

優子「そうだったね、でも気持ちだけでいいわよ」

 

明久「そんな悪いよ!女の子にこんな力仕事させるわけにはいかないからね僕が責任持って持ってくから、ほらかして」

 

優子「…しかたないわね、そこまで言うなら半分頼もうかしら?」

 

明久「ありがとう、それじゃあ」

 

優子「はい、頼んだわよ」

 

明久「任せといてよ!」

 

しばらく歩いてくと

 

優子「あっ、あの」

 

明久「どしたの?」

 

優子「吉井君って好きな人とかいるの?」

 

明久「好きな人?」

 

明久(急になぜ好きな人を聞いてきたんだろ?何か裏があるのだろうか…そうだ逆に聞いてみよう)

 

明久「木下さんは好きな人いたりするのかな?」

 

優子「あっ、アタシ!?」

 

優子(なんで聞き返してくるのよバカ!そっちがそうやって返してくるならこっちは…)

 

優子「アタシはねまだ好きかはわかんないんだけど、この前から気になる人はいるかな」

 

優子(さぁ、どう返す?)

 

明久「僕と同じたね、昔から好きと言うより憧れに近いような人がいるんだ」

 

僕は続けて

 

明久「でもね、つい最近もっと気になる人ができてね何て言ったらいいか解んないけどその人は僕なんかよりも凄い人で僕が力になれることなんてないと思うけど、それでも何かその人のためになりたいって、なんて言うかちょっと難しいけど…」

 

僕が言葉に詰まってると

 

優子「本当にアタシと似てるわね」

 

明久「えっ?」

 

優子「私の気になる人もね凄い真っ直ぐで危なっかしいからほっとけなくてね、なんか支えてあげたいなってね」

 

明久「そうなんだ、木下さんが気になる人だからきっと素敵な人なんだろうね」

 

優子「……そうね、彼はアタシには出来ないことをきっとなんでもやって見せるわ」

 

優子(………吉井君のバカ)

 

明久「何か言った?」

 

気のせいか顔が赤くなってるように見える

 

優子「なんでもないわ、あと吉井君」

 

明久「何、木下さん?」

 

優子「それよ、アタシのことは優子でいいわ木下だと秀吉もいるしわかりづらいのよ」

 

明久「えっ?そっ、それじゃあ優子さんでいいかな?」

 

優子「ええそれでかまわないわ、アタシも明久君と呼ぶから」

 

明久「わかったよ優子さん」

 

そんな話をしているとAクラスに着いた

 

優子「助かったわ明久君、今度何かお礼でもさせてもらうわ」

 

明久「お礼なんていいよ、僕は観察処分者としてやったことだし」

 

優子「それでもアタシの気が収まらないわ、そうね今度お弁当でも作って来ましょうか?」

 

明久(おおお弁当だと!?今、僕の食事は水と塩だから願ったりもないチャンスだ)

 

明久「本当に!?じゃあ、お願いしてもいいかな?」

 

優子「わかったわ、明日のお昼は期待してなさい」

 

明久「ありがとう、楽しみに待ってるね」

 

優子さんと別れて僕は今までになく浮かれていた

 

明久(優子さんのお弁当か、凄い楽しみだよ、でも優子さんの気になる人ってだれなんだろ?)

 

 

 

優子side

 

優子(明久君にお弁当か…)

 

私はトイレにいた

 

優子「どうしよあんなかっこつけて言っちゃったけど、お弁当なんてまともに作ったことないし…」

 

さっきの明久君の笑顔を思い出す

 

優子(なんだろ凄いドキドキするし顔も熱い、これってやっぱり明久君のこと好きなのかな?)

 

優子「きっと次会うときにこの気持ちが本当かわかるわ!お弁当はお母さんにでも聞いてみよう」

 

優子(そういえば明久君の気になる人ってだれなんだろうからしら?)

 

そう言いながらアタシは教室に戻った

 

優子(…明久君の好きな食べ物ってなんだろ?)

 

アタシは授業中そんなことを考えていた

 

すると

 

高橋「木下さん、木下さん!」

 

優子「は、はいっ!」

 

高橋「珍しいですね木下さんがよそ見をするなんて」

 

優子「すいません!」

 

高橋「以後、気を付けるように」

 

優子(びっくりした……)

 

翔子(…優子、どうかしたのかしら?)

 

なんだかんだて

学校が終わり家に帰ると珍しく秀吉が帰って来ていた

 

優子「ただいまー」

 

秀吉「お帰りなのじゃ」

 

優子「ねぇ、秀吉」

 

秀吉「なんじゃ姉上よ?」

 

優子「明久君の好きな食べ物って知ってる?」

 

秀吉「おっ、姉上よ明久との進展でもあったのか?」

 

優子「バッ、バカ!そんなんじゃないわよ、ただちょっとお弁当の約束をしてね」

 

秀吉「姉上は料理できたかの?」

 

優子「それはお母さんにでも聞いてなんとかするわよ!」

 

秀吉「………」

 

優子「どうかしたの?」

 

秀吉「残念じゃが今日母上は仕事の都合で帰って来ぬぞ」

 

優子「………」

 

秀吉「………」

 

優子「なんですって!どうしよ見栄なんて張るんじゃなかったわ…」

 

アタシはすっかり青ざめていた

 

秀吉「そうじゃの、わしも手伝うからなんとかしようではないか」

 

優子「秀吉、今ままででアンタをこんなに頼りにしたことはないわ」

 

秀吉「そっ、そうかそれはなによりじゃ」

 

秀吉(わしはそんなに頼りないのかの……)

 

優子「そうと決まれば即行動よ!」

 

優子(どうなるかわかんないけど、できる限りはしてやるわ!)

 

秀吉「そうじゃの」

 

試行錯誤の末に

 

優子「これなら大丈夫かしら?」

 

秀吉「うむ問題なしじゃ、これなら明久も文句を言うまい」

 

優子「よし!明日が楽しみだわ」

 

秀吉(まさに恋する乙女じゃの)

 

優子(きっと明久君ならおいしいって言ってくれるよね)

 

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