古典ラノベ派ハーレム競泳   作:永遠の二番煎じ

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最後の方は若干シリアスにしてます。
あと誤字脱字あればご指摘ください。


急に部員が増える水泳部

 

放課後・・・

黒川と白川はプールのある水泳部に向かった。

「あれ?女子部員の先輩じゃね。」

「本当だ!誰かいる。セーラー服だから女子部員?」

閉まった鉄の網目の扉の前に川端は立っていた。

 

「あれ、お二人は新入部員?」

白川は先輩だと判断しておそるおそる質問した。

「はい。先輩は水泳部員ですか?」

 

川端はニコリと、

「いえ、私はバスケ部だけど水泳も今年から掛け持ちするの。だから同期ね!よろしく。」

 

白川は優しそうな女子部員であることに安心して

「私は白川結です!今後ともよろしくお願いします。」

と言って頭を下げた。

 

「こちらこそ、私は川端花恋。一緒に頑張ろうね!」

 

黒川は食い気味に

「私は黒川緑です。花恋先輩でいいっすか?お互い頑張りましょう!」

「ちょっと!緑!!その態度失礼でしょ!!」

 

川端は苦笑いしながら

「よろしくね。結ちゃんに緑ちゃん。」

 

遠くの方で水泳部に向かってゆっくり川村と海中は歩いていた・・・

「先輩、顧問はいないんすっか?」

「ああ、青山先輩と二人だけでやってきた。ついでに言っておくが今まで一中水泳部に顧問は一回もついたことがなさそうだ。まあ、それだけ先生が見張るほどないくらい生徒の風紀が代々水泳部は良かったんだろう。」

「へー、すごいっすね。」

海中は他人事のように聞いた。

 

海中は三人の人影が水泳部の前にいるのが見えた。

「あれ、水泳部って今年はまだ俺と先輩の男ふたりだけじゃなかったですか?」

「そうだが。いや、幼なじみが二年になって掛け持ちで入るって言っていたが・・・」

川村は水泳部入口を見てみるとセーラー服を着た女子三人が立ってるのが見えた。

 

「花恋の友達かな?」

「花恋?先輩の彼女さんですか?」

海中の質問に動じず、

「いや、幼なじみだ。もし友達なら海中、お前は先輩たちから可愛がってもらえるぞ。そのモヒカン似合っててかっこいいしな。」

 

「マジっすか!俺そんな不純な気持ちで入ったわけじゃないですけどなんかタイムが伸びそうっす!!」

海中は興奮していた。

 

川村と海中はようやく水泳部前にたどり着いた。

「時太郎さあ、あんた遅くない?」

川端は時太郎には結構当たるタイプのキャラである。

 

川村はいつものように冷静に

「ごめん、職員室に鍵があったから職員会議でなかなか中にとりに入れなくて。」

と言いながら川村は鍵のしてある南京錠を外していた。

 

「俺、海中智っす。よろしくお願いします。」

海中はヤンキーなりに慣れない紹介をした後、頭を下げた。

 

「あら、あなたも新入部員。私二年の川端花恋よ、よろしくね。海中君!」

川端は少し微笑んで挨拶した。

 

「あ!!!あんた!あのモヒカン野郎ね!!!」

黒川はいきなり怒った。

 

「なんだと!!名乗りもしないでキレるのはアンフェアだぜ!!!」

海中もヤンキーの血が騒いだ。

 

白川はまた黒川の口を塞いで、

「私は白川結でこの子は黒川緑。よろしくね。」

白川は笑顔を海中にふるまった。

 

海中は照れながら、

「お、おう。よろしくな!!」

 

川村と川端は一年生のやり取りに少し苦笑いしていた。

 

プールサイドに入ると男子と女子は更衣室に分かれた。

男子更衣室では・・・

「まさか・・・四月で部員が一人から五人になるとは。誰も辞めなければいいのだが。」

「それより、白川さん可愛かったっすね!」

 

※ざっくりと白川と城田は清楚系・黒川と川端はやんちゃ[ツンデレ]系である。

 

「海中・・・俺になめた態度をとっていたあの時のお前はどこえやら・・・」

川村は少し肩を落としながら言った。

 

それにも構わず、

「先輩、白川さんだけはマジで俺に譲ってくださいね!」

急に真顔で川村に言った。

 

「・・・まあ、恋愛も頑張れよ・・・」

そう言った後川村は更衣室を出た。

 

女子更衣室では・・・

「なんで結ちゃんと緑ちゃんはこの部活に入ったの?」

 

「川・・・じゃなくて気持ちよさそうだからです!!」

(緑、さすがに川端先輩に本音漏らすほど馬鹿じゃないか。)

 

「結ちゃんはなんで苦笑いしてるの?」

川端は不思議そうに聞いた。

 

「え!私は鉄鎚なんで泳げるようになるために入りました!!」

白川はなんとか話を逸らした。

 

「奇遇!時太郎も鉄鎚だから入ったんだよ。」

白川は前の競泳の光景を踏まえたうえで驚きを隠して反応したが、

「えええ!!!川村先輩って一年の時鉄鎚だったんですか!!!」

黒川は驚愕した。

 

川端はまた疑問に思い

「時太郎の泳ぎ見たことあるの?」

 

白川は黒川を擁護するため黒川を更衣室から出した。

 

川村と黒川は同時に更衣室に出ていた。

「あ、えーと白川だっけ?」

「黒川です。」

 

「あ・・・ごめんね。名前まだ憶えれなくて。」

川村は苦笑いしながらごまかそうとしたがすべて黒川に見抜かれていた。

黒川(こういう優しくて不器用なところも良い!!!)

 

「よし!黒川!!外周行くか!!」

「はい!!」

黒川は元気よく答えた。

 

※外周とは学校の敷地の周りを走ることである。

 

外周しながら・・・

川村は1mほど前に走っていた。

その姿を後ろから黒川は見ながら走っていた。

 

「なんでこの部活入ったの?」

(なんで並走しないんだ?俺臭い?いや臭いのか!)

 

「気持ちよさそうだし、あとクロール以外泳げるようになりたくて入りました。」

(やっぱり後ろから見る先輩の腕と脚の筋肉はたまらん!!!)

 

「そうか、じゃあ花恋に教えてもらえばいいよ。あいつ小学校の時スイミングスクール通ってたし。」

(花恋のやつ、まだ四種目覚えてんのか?・・・)

 

「川端先輩って先輩の彼女さんですか?」

(やっぱり付き合ってるのかな・・・だったらちょっとショックだし気まずいな・・・)

 

「ははははは、はっはっはぁ。ただの幼なじみだよ。それに俺付き合ったことないし。」

(笑うと疲れる・・・それに今日二回目の質問。)

 

「そうなんですか、じゃあ変なこと聞いちゃいましたね。」

(やった!!!え!え!じゃあこれって時間の問題じゃない!!!)

 

川村は自動販売機の場所で止まった。

「休憩!」

川村はポカリス[スポーツドリンク]を二本買った。

 

川村は長椅子に座っている黒川の頭の上のつむじにこっそりポカリスを置いた。

「冷たあ!!」

「ははは、お前って結構親しみやすいんだな。」

川村は楽しそうに言った。

 

「喉乾いただろ。奢ってやるよ、俺後輩に奢ったの初めてだよ。」

そう言って川村は長椅子で黒川の隣に座っていた。

 

黒川(先輩ってこんな気さくなところあるんだ。)

 

そこに川村の男の同級生4人が近寄って来た。

「太郎、楽しそうじゃん。でもお前にはその子もったいないな。」

すると川村は黒川の手首を掴んで去ろうとしたときであった。

「待てよ、太郎ちゃん。」

同級生の一人が立ちふさがった。

 

川村(くそっ!俺はどうなってもいいけど黒川だけは先輩として守らないと!)

 

「俺のことが気に入らないなら俺にだけからめ!後輩は関係ない!!」

川村は鬼の形相で訴えた。

 

「一年前よりは良い体になってんじゃねーか。かかってこいよ。」

「俺からは殴らないし、君たちと喧嘩をする気もない。」

 

すると前から腹を思いっきり殴って来た。

「ぐふふぉ・・・」

川村は腹を押さえ四方で囲まれながら膝まづいて一瞬うづくまった。

 

「太郎ちゃんは一撃で死ぬ。スライム君だもね。」

川村はその低い姿勢で真正面に向かってタックルして倒し殴った。

 

すると他の三人は川村を引き離し、

「やるじゃねーか。でも四人相手ってこと忘れてんだよ!」

三人は立ったまま川村をがんじがらめにしてぼこぼこにした。

 

黒川は見ていることしかできなかった。

「先輩大丈夫ですか!やめてください!やめて!!やめろ~!!!」

(私のせいで。先輩ごめんなさい・・・)

黒川は必死に叫んだ。

 

すると後から外周していた海中が状況を見て寄って来た。

「シャチが来たぞ!海中だ!!」

同級生の一人がそう言うと四人は逃げた。

 

「川村先輩、大丈夫っすか!!」

川村の怪我を海中は心配していたようだ。

 

「俺!あいつら先輩の代わりに叩きのめしてきます!!」

海中はいきりたっていた。

「待て、海中。そんな不毛なことはするな。それに喧嘩が大事になればお前は一か月も経たずに退部だぞ。」

「でも!」

 

「我慢しろ!!!」

力を振り絞って叫んだ、

「痛っ!」

川村は腹を抑えた。

「人間我慢が大事な時もある。」

 

黒川と海中に肩を貸してもらった。

「あの野郎共、覚えとけよ!」

海中は怒り心頭していた。

 

プールサイドに戻ると・・・

川端・白川「どうしたの!!!」

川村「例の四人組みだ。まあ後輩に何もなくてよかったよ。」

川村は男子更衣室に戻った。

 

「私のせいです。すいません。」

黒川は半泣きで謝った。

「お前は悪くねーって、な?元気だせ。」

励ますモヒカン。

 

「私がついていれば・・・」

そう言って川端は女子更衣室に戻った。

 

「俺川村先輩の様子見てくるから黒川頼むな。」

海中も男子更衣室に戻った。

 

「緑、大丈夫だって。」

白川は背中を擦ってあげた。

 

「私の大好きな先輩が傷つくのは見たくない!!!結~~!!!」

そう言って白川に抱きつき胸元で泣いていた。

「よし、よし、緑は絶対川村先輩と上手く行くから。」

 

川端は扉越しに後輩のやり取りを盗み聞きしていた・・・

 

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