※作者の文章力皆無。矛盾点あり?
衛宮士郎は焦っていた。
二人の男による埒外の戦闘。
その片割れの槍を持った男に刺された時に感じた死の気配。
そして一日にして二度目の死の予感。
目の前には蠱惑的に光る紅の槍。
一人の男によって衛宮士郎の命は呆気なく消滅してしまう。走馬灯が溢れ出てくる感覚に、もう死ぬんだなと諦めた瞬間、それは起こった。
もう夜の時間帯。蔵の中は勿論暗く急な光りによって閃光弾でも放たれたかのような眩しさに衛宮は思わず目を閉じた。
そして目を開けた時、目の前に何かいた。
ピンク色をした球体。愛嬌のある顔は女子供が見れば思わず頬擦りしたくなるほどだ。
少し眠たそうに瞼を小さな手?で拭いている。
体長はサッカーボールと同等。それに小さな手と足が付いたアンバランス。有り体にいって何かのマスコットキャラクターにしか見えなかった。
「さぁばんと!くらす【星の戦士(ヒーロー)】カービィ!ぁなたがぁ~ますたぁーですかぁー?」
舌足らずで必死に発音するピンクの球体。
その者は数多の邪悪なる敵と戦い、何度も星を救った伝説の戦士、星のカービィだった。
「へっ!まさかその坊主がマスターだったとは、まあ手間が省けたぜ!クラスランサー!いっちょ手合わせ願おうか!イレギュラー!」
「ポヨ!」
血のように紅い槍をカービィに向ける男。
危ない!と叫ぼうとした時にはもう男は動いていた。
「ポヨッ!?すぅうううぅううう!!」
男の槍が突き刺さる瞬間、カービィは大きく息を吸った。
だが規模が違った。
「なっ!?」
カービィの後ろにいても吸い込まれるような感覚になんとか足を踏ん張り耐える。
だが槍を持った男は只でさえカービィに向けて神速といえる速度で向かっていった。
カービィの吸い込みの吸引力、そしてランサーの速さ。
呆気なくランサーはカービィに吸い込まれて吸収された。
「………なんでさ」
「むっ、ランサーの命呪が消えた?」
言峰神父の腕に刻まれていた赤の刻印が消えていた。
ランサーが討ち取られたという証拠だ。
「………まあいい」
「所詮は畜生だったということだ言峰。なぁに、我がいるかぎり我々に敗北はない」
「そうだな」
そしてなんやかんやで遠坂凛といけ好かないアーチャーに聖杯戦争について教えてもらい、協会に行って胡散臭い神父に会った帰り。
「今晩はお兄ちゃん!私の名前はイリヤスフィール・フォン・アインツベルンよ」
白の長い髪に赤の目を持った女の子が現れた。
「気を付けなさい衛宮君!その子マスターよ!」
「むぅ、ネタバレはNGだよ。もう。まあいいけど」
そして女の子の後ろから二メートルはある巨大な男が現れた。一目でわかる。こいつもランサーなアーチャーと同じサーヴァントだ。
「アーチャー!」
「ああ」
「カービィ!」
「ポヨ!」
直ぐに現れて前に出る、アーチャーにカービィ。だがイリヤは自信満々の笑顔で告げる。
「例えどんな英雄だろうとバーサーカーになったヘラクレスには勝てないよ!いっちゃえ!バーサーカー!」
「なんですって!?」
「■▼◆◆▼◆■■■■■!!!」
バーサーカーが叫ぶ。それだけで体が硬直して動けない。
人とはかけ離れた英霊。死んだからといっても元は英雄。腐っても強敵だ。どうやって倒す!?
「すぅうううぅうううううううう!!」
バーサーカーは呆気なくカービィに吸い込まれた。
「…………なんでよ」
そしてなんやこんなで。
「クッハハハハハハ!これだけか?雑種!」
人類最古の英雄王ギルガメッシュ。
古今東西ありとあらゆる宝具を兼ね備えた英霊。
普通なら敗北必須の展開、だが此方にはピンクの悪魔がいる。
「カービィ!」
「ポヨ!」
「吸い込みだ!」
「すぅうううぅううううううううううううう!!!」
放出された宝具の全てを吸い込む。
カービィの腹の中は所謂宇宙。
擬似的な宇宙空間が形成されている。
どれだけの宝具を放出しようと、未だ果てが見つかっていない宇宙を越える量の宝具をギルガメッシュは持っていない。
痺れを切らしてギルガメッシュは宝具を使う。
「雑種如きが我の宝具を奪うかぁ!!死ねぇ!!」
「―――原初を語る。元素は混ざり、固まり、万象織り成す星を生む――――【天地乖離す開闢の星】!!!」
世界そのものに対する攻撃。対界宝具である【天地乖離す開闢の星】は呆気なくカービィに吸い込まれた。
「なにっ!??」
そしてギルガメッシュもまた抵抗する暇もなくカービィに吸い込まれるのだった。
こうして聖杯戦争は幕を閉じたのだった。
漫画版カービィではブラックホールになんなく圧勝する程の吸引力をもち、アニメ版ではカービィの体内は宇宙空間。カービィと聞けばコピー能力かもしれないけど、やっぱ吸い込みのオマケ的存在だと思ってコピー能力はない。
吸い込みだけでなんでも倒せるんじゃないかと思うこの頃。
ちなみに続かない。