一色いろはは本物を追い求める【完結】   作:あんじ

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更新遅れましたね( ノдヾ)ゴメンヨォ
忙しかったんだよ、漢検とかあってさ…

本編は短いけど楽しく呼んでいただけると嬉しいちゅん(・8・)


心は輝いている

講義に出て、集中しようとしていても隣の瑞穂が質問ばっかりしてきて頭に何も入ってきません。なんの質問かって?この間せんぱいとデートしてるところを瑞穂に見られてしまったのです。

 

「せんぱいだから仕方がない」

 

こう答えるしかありません。しかも声に出すのが怖いのでずっと心の中で返していました。あー、なんにも聞こえないー。「あのせんぱいのことが好きなんでしょ?」とか言ってるけど聞こませーん。顔なんか赤くしてませんよー。

 

「ほら、もうすぐで夏じゃん?そのなんとかせんぱい誘ってさ、海行こうよ!いろはのスタイルは良い方だからさ、メロメロにしちゃいなよ」

 

せんぱいはドキドキしてもメロメロになんかなってくれないんだよぅ、勘違いで済ましちゃうんだよね…ほんとニブチンは嫌です。でもニブチンなせんぱいは好きです。だって基本的に取られることはありませんから。

 

「いろは〜、デートの邪魔したなら謝るしなんか奢るから許してよ〜」

「お昼奢って。それと質問も禁止」

「やったー!いろは大好き〜!」

「私は普通かな」

「釣れないなぁ」

 

別に怒ってはないけど、奢ってくれるなら奢ってもらいます。貰えるものはもらっとけってせんぱいも言ってましたし。

 

「関係ない質問なんだけどさ、いろはさ高校の時の友達と連絡とかしてるとこ見たことないんだけど、どうしたの?」

「あ、あぁ。私ね、高校の時さ見ての通りあんなキャラだったからさ、異性は寄ってきても同性からは嫌悪されてたみたいでさ…」

「ふーん、酷い奴らばっかりだね。こんなに可愛いいろはを嫌悪してるなんて」

「頬っぺたスリスリしない!」

 

別に誰も彼も嫌悪してる訳ではなかった。でも、男遊びが激しいと勘違いされてる感じがあった。だから私からはなるべく近寄らなかった。でも、釈然としない。私はせんぱいに一途なのに。

 

「それでも、先輩の中には優しくしてくれる同性の人も何人かいたし」

「ほう、その先輩見る目があるな」

「そうだねー。うん、そうだねー」

「なんでそんな棒読みなんだよ〜」

 

そんなことをしてたら講義はおわってしまった。なんにも理解出来なかった…何もしてないのにお腹は減ってしまったので食堂に歩いていく。

 

「お昼、何にしようかな〜。いろはは何にする?」

「一番高いやつかな」

「うっ!奢ると言ってしまったからな。仕方なかろう」

「何その変な喋り方」

「昔の人とかこんな喋り方してそうじゃない?」

 

食券を買い、列に並ぶと、せんぱいから連絡が来た。『例の子は大丈夫だったか?』随分と簡潔だった。せんぱいらしいな〜

 

「大丈夫ですよっと」

「ナニナニ、例の子は大丈夫だったか?ふむ、例の子とは私か」

「なんで人の見てるの?」

「そんな怖い顔しないでよ、いろは」

「大丈夫、ダイジョウブ。コワクナンカナイカラ」

「片言だよ、日本語が!」

 

この後の講義の間ずっと無視したら、瑞穂から晩御飯も奢ってくれるそうなので、焼肉に行こうかな?太るって?大丈夫、多分栄養は全部胸に来ると信じてるから。そう言えば瑞穂が海行こうなんて言ってたっけ…水着を着るならダイエットしよう。今年はパレオもマイクロビキニとどっちにしようかな?

 




活動報告に書くほどでもないんで感想に、この後に来る、海への旅行の時マイクロビキニとパレオどっちがいいか書いてくれれば、多数決ですけど決めたいと思います。他のがよければ名前を書いてくれれば、それも選択肢に入れたいと思います!

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