「織斑君、クラス代表おめでとう!」
ぱんぱーんとクラッカーの鳴る音が響き渡る。俺たちは『織斑一夏のクラス代表就任パーティー』に参加するため食堂を訪れていた。だがおかしな点がある。間違いなく他のクラスのやついるだろ。
箒「人気者だな、一夏」
一夏「...本当にそう思うか?」
箒「ふん」
今回ばかりは同情してやんよ。だがお前は何故ここまであからさまな態度に気がつかない?最近俺の部屋の戸棚に胃腸薬が増えたんだよ。八割方お前のせいだぞ。そんな事を思っていると何やら見知らぬ二年生の方が来た。
???「はいはーい、新聞部でーす。話題の新入生、織斑一夏君と剣崎始君に特別インタビューしに来ました〜」
盛り上がっているところ悪いが、俺インタビューとか苦手なんすけど。
薫子「あ、私は2年の黛薫子。新聞部の副部長やってます。これ名刺ね。」
丁寧にどうも。てか画数多い上に字が難しくね?まあ忘れにくいからいいけど。
薫子「ではズバリ織斑君!クラス代表になった感想をどうぞ!」
俺が無理やり譲ったようなもんだからな。感想も何もないだろ。
一夏「何というか、頑張ります。」
薫子「えー。もっといいコメントちょうだいよ〜。俺に触れるとヤケドするぜ、とか!」
何という前時代的な台詞だ。
一夏「自分、不器用ですから」
薫子「うわ、前時代的!」
あの名優の台詞も今じゃ前時代的なのか。時間の流れってホント早いね。
薫子「まあ適当に捏造するとして、剣崎君!一夏君に一言激励を!」
俺に振るんじゃない!何を言えばいいかわからないので、適当になんか言っとくか。
始「一夏!死ぬなよ!」
一夏「死亡フラグやめろ。」
薫子「面白かったからそのまま書いとくね〜。セシリアちゃんもコメントちょうだい」
どうやらあれでよかったようだ。そんな事を思っていると、セシリアが辞退した理由を捏造して一夏に惚れたということにしておくらしい。事実なんだが。なんか胃が痛くなってきたな。
一夏「何を馬鹿なことを」
馬鹿はお前だ大馬鹿野郎。何でお前俺の胃をピンポイントで抉ってくるの?馬鹿なの?○ぬの?ほら見ろセシリアキレてるじゃねえか。セシリアが何か言おうとしてたが、写真を撮ることを黛先輩が伝えると機嫌が良くなったが、俺も一緒だと知ると若干残念そうだった。俺は悪くないはずなのに罪悪感が...
セシリアはカッコ悪く見られないようにしたかったようだが、先輩に手を引かれてそのまま握手まで持っていかれる。ちなみに俺は二人の真ん中から顔を出している。俺の扱いひどくね?てか箒の機嫌がまた悪くなってきたよ。もうやだこの世界。
薫子「じゃあ撮るよー。35×51÷24は〜?」
答えはわからんが少なくとも2ではないことは確かだ。
一夏「え?えっと...2?」
薫子「ぶー、74.375でしたー」
何で2になったんだよ。気持ちはわかるけど。それにしても答え言い慣れてやがるな。普段からあんな問題出しているのだろうか?
シャッターが切られたが、そこにはみんなにいた。何このクラスの団結力。今日は驚かされっぱなしだな。
俺はしなければならないことがあったので、一足早く部屋に戻った。
久しぶりにロックシードの話ができるな。現在開発中のロックシードは、メロン、バナナ、スイカ、ブドウ、そしてメロンエナジーの5種類である。ドングリやマツボックリは出力が弱いしあの武器で戦うなど相手が一夏でもない限りキツイだろうから作っていない。ゲネシスドライバーは学園の整備室にある道具で製作することができた。しかしロックシード製作にあたり幾つかの問題がある。
一つ目はスイカロックシードについて。知っての通りロックシードにエネルギーを込めるのに時間がかかるが、スイカは他の二倍ほどかかる。IS学園の設備を使っても一ヶ月かかる。因みに他のAランクロックシードは半月ほどだ。
だが二つ目が一番の問題である。メロンエナジーロックシードについてだ。このロックシードには全くエネルギーがたまらないのだ。原因は分からない。設備にも作りにも問題はない。なのにできない。
始「(考えてもしょうがないな。早く休もう。)
そう思い俺はベッドに横になった。
その日の夢には死ぬ前に助けたあの子猫が出てきたような気がした。
いかがだったでしょうか?と言ってもただの日常回です。平和な時間をお楽しみください。ロックシードについては理由はちゃんと考えてあるので期待していてください。すでにエナジーロックシードから極ロックシードまで出す案は固まってきてます。
実は今活動報告でアンケートを行っています。興味のある方は覗いてみてください。今後の分岐に関わってきます。では今回もありがとうございました。