IS世界の鎧武者   作:ケバブ

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今回分岐があります。アンケートの結果は
オリ主パワーアップが五票、一夏活躍が一票、打ち切りがなんとゼロでした。報告が遅れましたが、UAも5000突破いたしました。この作品とオリ主を愛していただき、ありがとうございます。これからも皆様の期待に応えられるよう努力していきますので、応戦よろしくお願いします!
では始めます。


第十四話

試合当日、俺は第二アリーナの最前列で試合が始まるのを待っていた。俺が何故ここまで楽しみにしているかというと...

 

始「(はよ...フルボッコはよ...)」

 

一夏がボコボコにされるのを見たいからだ。ご存知の通りあいつのせいで胃がヤバいんだ。あいつにも天罰がなければ、不公平である。

そんなことを考えていると鈴と一夏が出てきた。何か話しているようだが、ここからでは聞こえない。

ビーッというブザーの音で試合が始まった。二人がぶつかり合う。一夏は初撃を防ぎ、鈴を正面に捉える。しかし鈴は両端に刃のついた異形の青竜刀で変幻自在な攻撃を繰り出す。一夏もさばいてはいるが苦労しているようだった。

不意に鈴のIS『甲龍(シェンロン)』の肩のアーマーが開き、中心の球体が光ったと思ったら、一夏が殴られたかのように吹き飛んだ。さらにもう一発食らったのか、地面に打ち付けられている。

 

始「(あれが甲龍の武器、衝撃砲か...)」

 

実際に見るのは初めてだが、本当に砲身も砲弾も見えないらしい。けれどISにはハイパーセンサーがあり、今の一夏は反射速度がこの間よりも上がっている。距離が開いていれば、避けることも難しくないだろう。

 

それから数十分が経過した。鈴は衝撃砲を撃ち続けていたが、一夏は一つ一つしっかりかわしていた。たまに当たることもあったが、素早く体制を立て直し、追撃を受けないようにしていたおかげで、大きなダメージは負っていない。二人が止まったかと思うと、モニターに映る一夏の顔が真剣になった。その直後、止まった状態から一気に加速する。これが一夏の身につけた技術、瞬時加速《イグニッション・ブースト》である。

展開した雪片弍型の刃が届くかとおもわれた瞬間...

 

ズドオオオオンッ!!!

 

大きな衝撃がアリーナを襲った。アリーナのシールドを破壊して何者かが侵入してきたらしい。俺は近くの生徒を避難させ、シールドが閉まらない内にアリーナに入った。

 

始「一夏!何があった⁉︎」

一夏「所属不明のISが侵入したらしい!数は3!始は早く逃げろ!」

始「このままじゃ逃げれないし、お前だけじゃ心配だから手伝ってやるよ!」

 

思ったよりも深刻な事態らしい。その証拠に先ほどよりも頑丈なシールドが閉じられていた。先ほどの攻撃を見る限り、かなり攻撃力の高いISである事は分かっていた。俺は急いで防御力の高いメロンロックシードをセットし、変身した。

 

《ソイヤッ!メロンアームズ! 天・下・御・免!》

 

変身した俺は、メロンディフェンダーと無双セイバーを構えて謎のISに接近した。

【始side】

正直なところ俺はかなり慎重になっていた。近接攻撃ならばメロンディフェンダーで防げるだろうが、あのビームはきつい。とにかく攻撃を見て防ぎながら斬る。これの繰り返しだった。

 

始「(このままじゃラチがあかないな)」

 

そう思った俺は、メロンアームズの高速移動で攻撃をしつつ背後に回る。そしてカッティングプレートを倒した。

 

《メロンスカッシュ!》

 

無双セイバーの斬撃が強化される。そのまま俺はそのISを斬り裂いた。一夏が言うにはこのISは無人機らしかったので、問題はないだろう。

一夏の方を確認する。そこには倒れた一夏と今にもビームを打つためにチャージしている無人ISの姿があった。

その姿を見た瞬間俺の中で何かが切れた。

 

【一夏side】

俺は零落白夜で無人ISの右腕を切り落としたが、攻撃を受けて倒れてしまった。相手はどうやらゼロ距離でビームを撃つつもりらしい。逃げなければならないが、疲労とダメージで体が動かなかった。ここで死ぬのかと思い、目を瞑る。しかしいつまでたってもビームは来ない。ゆっくり目を開けると、始が無人機の腕を弾き飛ばしているのが見えた。

 

【始side】

始「お前...一夏に何しようとしてんだ...?」

 

俺は無人機の腕を弾きながら呟いた。間違いじゃなければ、こいつは今一夏を殺そうとしたのだ。この世界に来てできた初めての友達を。もう俺は何も頭になかった。

 

始「殺す...」

 

そう呟いた時、俺の手の中で変化が起こった。新たなロックシードが形成されていた。それは、俺の作ったオレンジロックシードによく似ているが、俺の手の中のそれは赤黒く輝いていた。俺は無意識にそれをセットする。

 

《ブラッドオレンジ》

 

そのままカッティングプレートを倒した。

 

《ソイヤッ!ブラッドオレンジアームズ!邪ノ道オンステージ!》

 

新たな変身をするが、今の俺はそんなくだらないことではなく、ただどのように敵を料理してやろうかとしか考えてなかった。

 

 

 




いかがだったでしょうか?ブラッドオレンジ出しました。次回、無人機破壊とその後の日常回を少し書きます。
中途半端ですいません。ブラッドオレンジが現れた理由は、始が怒りに支配されたため、ISの成長段階で現れた、いわば鎧武の一次移行のようなものです。始のキレたらやばいという設定をここで使いました。
本当は本編で説明するべきなのですが、今の始の状態で冷静に解説してもおかしいかと思い、ここに書かせていただきました。では今回もありがとうございました。
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