IS世界の鎧武者   作:ケバブ

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遅れて申し訳ありません。テストがあったり、風邪をひいたり、書きかけのデータが吹き飛んだりして、ファントムを生み出しかけてました。しかし立ち直ったのでご安心をこんな私ではございますが、これからもよろしくお願いします。


第十七話

週明けの月曜日。クラス中の女子がISスーツのカタログを手に意見交換などで談笑していた。あれが水着に見えるのは俺だけかな?

 

「そういえば、織斑君のISスーツってどこのやつなの?見たことない型だけど。」

一夏「俺のは今まで男のスーツがなかったから、特注品だって聞いたけど。始のはどうなんだ?」

始「俺のは変身の時にまとって、その上から鎧を装着する感じだからな。お前も見たことあるだろ?」

一夏「ああ、あの青っぽいやつのことだな。」

始「そうそう、それそれ」

 

俺たちも会話に加わり、そんなことを話していた。

 

一夏「あのスーツを着てないと反応速度が落ちるのってなんて言ったっけ?」

始「それは確か...」

真耶「ISスーツは肌表面の(ry、また小型拳銃の弾くらいなら完全に受け止められます。衝撃は消えませんけどね。」

 

おお、俺の言いたかったことを全部言ってくださったのは山田先生だったか。先生のセリフの大部分がカットされてるのも、全部乾巧って奴の仕業なんだ。

 

始「さすが山田先生!俺たちにできないことを平然とやってのけるッ。」

一夏「そこにシビれる!あこがれるゥ!」

 

山田先生の人徳は半端ない。俺たちがこんな事を気軽に言えるのもそのことが大きい。余談ではあるが、山田先生には愛称が8つくらいある。

 

真耶「一応先生ですから。」

 

その後山田先生の愛称をみんなで色々言い合っていた。何故かヤマヤという物だけには珍しく声を強くして拒絶の意志を見せていた。なんかトラウマでもあんのかな?

 

千冬「諸君、おはよう」

 

織斑先生が教室に入ってきた。よく考えたら諸君って色々おかしくないか?完全に軍人じゃねえか。

 

千冬「今日から本格的な実戦訓練を開始する。ISを使用しての授業になるので各人気を引き締めるように。各人のISスーツが届くまでは学校指定のものを使うので忘れないようにな。忘れたものは学校指定の水着で訓練を受けてもらう。それもないのなら、まあ下着でも構わんだろう。」

始「ダディバガナゴトイッデンダァ!」(バシン!)

千冬「口答えをするな。」

始「ンナヅェダァ!ンナヅェダァ!ナヅェダァ!」(バシン!)

千冬「少し黙れ。では山田先生、ホームルームを」

真耶「は、はいっ。」

 

俺は人間的には正しい事を言ったはずなのに...

 

真耶「ええとですね、今日は二人の転校生が来ています。」

 

クラスが一気にざわつく。女子ってそういうの好きだよね。でも二人ともうちのクラスとは珍しいな。

そんな事を考えていると教室のドアが開かれた。

 

???「失礼します」

???「・・・・・」

 

二人の転校生を見て、ざわつきがピタリと止まる。俺も言葉を失った。一夏も驚いているようだった。

何故ならそのうちの一人が男子だったからだ。

 

シャルル「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。不慣れなことも多いかと思いますが、よろしくお願いします。」

 

みんなが男であることに驚いている中、俺は一人違う事を考えていた。

 

始「(やっと、俺の胃が報われる...)

 

ただひたすら神に感謝していた。なんか神の声で、礼はいらないとか聞こえた気がするが気のせいだろう。

 

千冬「騒ぐな。静かにしろ。」

 

織斑先生の言葉で、もう一人の事を思い出す。はっきり言って、変わっていた。なんというか、軍人のようだった。

 

千冬「...挨拶をしろ、ラウラ」

ラウラ「はい、教官。」

 

一夏の言葉を思い出す。織斑先生はドイツ軍で教官をしていたという話だ。その時に教えていたのだろう。

 

千冬「私はもう教官ではない。ここでは織斑先生と呼べ。」

ラウラ「了解しました。」

 

なんだこれ。クラスの雰囲気なんか重くなってるよ。もう少し愛想よくしてくれてもいいんじゃないの?

 

ラウラ「ラウラ・ボーデヴィッヒだ。」

 

それ以上ラウラは喋らなかった。一夏のように、話すことが思いつかないとかではなく、本当にそれ以上しゃべる気がないようだった。

 

真耶「あ、あの、以上...ですか?」

ラウラ「以上だ。」

 

止めなさい。山田先生が泣きそうじゃないか。虐めないでやってください。最近のイジメ問題は大きいものだぞ。

 

ラウラ「!貴様がー」

 

そんな事をつぶやき、一夏に向かって歩いていく。これは嫌な予感がするな。なんかあった時の為に動く準備をしておこう。ラウラが一夏の目の前まで来て、手を振り上げる。俺はその間に入り、受け止めた。しかしかなり痛かった。

 

始「ディオバスティオ…(手を出すなよ...)」

ラウラ「⁉︎ちっ!」

始「何があったのかは知らないが、仲良くしようぜ。」

 

ラウラは俺から離れた。俺は少し警戒して構えるが、どうやらこの場でやりあう気はないようだ。

 

ラウラ「私は認めない。織斑一夏、貴様があの人の弟であるなど、認めるものか。」

 

どうやら織斑先生関連で何かあるようだった。もしかして第二回『モンド・グロッソ』の決勝のことだろうか。知らない人のために書いておくが、モンド・グロッソとはいわゆるISの世界大会である。織斑先生は第一回のそれで優勝、第二回も決勝まで行ったがとある理由で不戦敗となった。その話はまた今度しよう。

 

ラウラ「貴様も私の邪魔をするなら、容赦はしない。」

始「そんなに喧嘩ごしにならなくてもいいだろ?それに俺には剣崎始っていう名前があるんだ。」

ラウラ「ふん...」

 

ラウラは俺の話を無視してそのまま自分の席に向かってしまった。

 

千冬「あー...ゴホンゴホン!ではHRを終わる。今日は2組と合同でIS模擬戦闘を行う。すぐに着替えて第2グラウンドに集合しろ。解散!」

 

なんとか織斑先生がまとめてくれたので助かった。このままあの雰囲気が続くなんて、考えるのも恐ろしい。

 

シャルル「君たちが、織斑君に剣崎君?初めまして。僕はー」

始「話は後だ。一夏、行くぞ。」

一夏「合点承知。」

 

俺たちは着替えのためにアリーナ更衣室まで向かう。俺は着替えの必要はないが、一夏一人は気の毒なためついていってやっている。

 

一夏「男子は空いているアリーナ更衣室で着替え。実習のためにこの移動だから。早めに慣れてくれ。」

シャルル「う、うん...」

 

説明しながら向かっていると、他学年他クラスの女子が俺たちの行く手を阻む。こうなったら...

 

始「一夏、先に行け。ここは俺が食い止める。」

一夏「何言ってんだ!そんなことしたら、お前は千冬姉の餌食に...」

始「ここで遅れて三人ともそうなるよりはいいだろ。早くしろ!」

一夏「...わかった。任せるぞ。行くぞ、シャルル。」

シャルル「えっ、う、うん。」

 

俺は二人と離れた。確かに普通なら俺一人が遅れて、俺だけが損をすることになるだろう。しかし...

 

始「普通に考えればみんなシャルルに興味があるよな。」

 

そう、誰も俺の邪魔をしてくる奴はいないのだ。俺は悠々とグラウンドまで向かった。




やばいです。忙しすぎて投稿頻度が落ちてきました。なるべく書きかけのまま、終わらせたくはないです。なので、これからも頑張ります!今回のオンドゥル語は流石にわかりにくいものがあったので、訳を入れました。でも皆さんわかるかもしれませんね。
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