IS世界の鎧武者   作:ケバブ

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早く戦闘シーンに行きたいが、あまり手を抜くわけにもいかない。では頑張ります。


第四話

???「ちょっとよろしくて?」

始・一夏「へっ?」

 

二時間目の休み時間、俺と一夏が先ほどの話の続きをしようとした時、金髪の高貴そうな女子がやってきた。正直に言うなら自己紹介が中断されたせいでクラスに誰がいるのかとかはさっぱりわからない。もしかしたら一夏の知り合いかもしれないと思い質問した。

 

始「一夏、またお前の知り合いか?」

一夏「いや、俺の知り合いじゃないぞ。俺はてっきり始の知り合いか何かだと思ったが違うのか?」

始「俺に外人の友達はいねぇよ...けどだったらこいつは誰だよ?」

???「訊いてます?お返事は?」

始「ああ、すまないな。どんな要件かな?」

 

どうやらこの女子は少しプライドが高そうなので、なるべく刺激しないような話し方をした、つもりだった。

 

???「まあ!なんですの、その態度。私に話しかけられるだけでも光栄なのですから、それ相応の態度というものがあるのではないかしら?」

始・一夏「・・・」

 

訂正させてもらおう。かなりプライドが高いようだった。正直なところ、このような女尊男卑の風潮に染まった女子は苦手である。何故ならそもそも男と仲良くしようとしないからである。だが会話はしっかり成立させなければならない。

 

始「悪いな。俺たちはまだこのクラスに誰がいるかはちゃんと把握していないんだ。」

セシリア「わたくしを知らない?このセシリア・オルコットを?イギリス代表候補生にして、入試主席のわたくしを!?」

 

どうやらこの女子はセシリアというらしい。俺がどのように話すべきか悩んでいると、今度は一夏が話しかけた。

 

一夏「質問いいか?」

セシリア「ふん、下々の者の要求に応えるのも貴族の務めですわ。よろしくてよ。」

一夏「代表候補生って何?」

 

ガタタッ。聞き耳を立てていた数名の女子がずっこけた。

 

セシリア「あ、あ、あ...」

一夏「『あ』?」

始「次にお前は『あなたっ、本気でおっしゃってますの⁉︎』と言う!」

セシリア「あなたっ、本気でおっしゃってますの⁉︎...ハッ⁉︎」

 

やったぜ。このネタはまだ通じるようで何よりだ。そして肝心の一夏の回答だが、

 

一夏「おう。知らん」

セシリア「・・・」

 

この素直な反応である。これには俺も呆れてものが言えない。

 

セシリア「信じられませんわ。極東の島国というのはこうまで未開の地なのかしら。常識ですわよ。常識。テレビがないのかしら。」

 

セシリアがブツブツと言っている。そもそも男が自分たちの使えないIS関連のニュースなんて真剣に見るか?

 

一夏「で、代表候補生って?」

始「読んで字のごとく、国家代表IS操縦者の候補生として選出されるやつのことだ。まあ、分かりやすく言うならエリートだな。単語から想像できるだろ?」

一夏「なるほど、言われてみればそうだ。」

セシリア「そう!エリートなのですわ!」

 

あっ、また面倒くさくなった。人差し指をビシッとこちらに向けてくる。人に指差したらいけないんだぞ。

 

セシリア「本来ならわたくしのような選ばれた人間とは、クラスを同じくすることだけでも幸運なのよ。その現実をもう少し理解していただける?」

一夏「そうか。それはラッキーだ。」

セシリア「...馬鹿にしてますの?」

 

おい一夏、お前もうちょっと感情を込めて言葉を発せよ。今のは俺でもイラっとくるぞ。

 

セシリア「ふん、ISを使える男性ということで少しぐらい知的な方々かと思っていましたが、期待はずれですわね。」

一夏「俺たちに何かを期待されても困るんだが...」

始「全くだな。」

一夏・始「HAHAHA」

セシリア「とにかく!わたくしは優秀ですから、泣いて頼まれれば優しく教えて差し上げてもよくってよ。何せわたくし、入試で唯一教官を倒したエリート中のエリートですから。」

 

なるほど、イギリスではこのような態度のことを、優しいというらしい。もし旅行することがあれば、勘違いしないよう気をつけなければ...

 

一夏「あれ、教官なら俺も倒したぞ。」

セシリア「は...?」

 

どうやら一夏も教官を倒していたらしい。初心者なのによく勝てたな。そもそも俺は戦ってすらいない。この世界に来たら既に終わっているようだった。

 

セシリア「わたくしだけだと聞きましたが?」

一夏「女子だけではってオチじゃないのか?」

 

一夏お前もう黙れ。セシリアからなんかヒビ割れたような

な音が聞こえてるじゃないか。

 

セシリア「あなたがたも教官を倒したって言うの⁉︎」

一夏「まあ、多分」

始「一夏!お前はこれ以上喋るな!セシリアも落ち着け!」

セシリア「こ、これが落ち着いていられるわけ...」

 

ここまで言ったところで三時間目開始の鐘がなった。助かった。

 

セシリア「っ...!またあとで来ますわ!にげないことね!よくって⁉︎」

 

また来るんかい。正直来ないでほしいが、面倒くさそうだし黙っていよう。

 

 

三時間目が始まった。先ほどまでとは異なり山田先生ではなく織斑先生が教壇に立っていた。

 

千冬「それではこれからISの各種装備の特性について説明する。」

 

山田先生までメモを取っている。よほど大事なことらしいので俺も真面目に聞いておこう。

 

千冬「ああ、その前に再来週行われるクラス対抗戦に出る代表者を決めないといけないな。役割としては生徒会の会議や委員会への出席など...まあクラス長と考えていい。自薦他薦は問わない。誰かいないか?因みに一度決まると一年間変更はないからそのつもりで」

 

なんか面倒くさそうだな。ISについてまだ全く理解していないことはさっきの授業で知れ渡ってるから、推薦されることはないだろう。

前の一夏は推薦されていた。恐らくは珍しい男子を代表にしようという魂胆だろう。あれ、それはつまり...

 

「私は剣崎君を推薦します。」

 

デスヨネー。

 

始・一夏「「ちょっと!」」

セシリア「納得がいきませんわ‼︎」

 

俺たちが反論しようとすると、セシリアが勢いよく立ち上がりそう言った。そしてこう続けた。

 

セシリア「そのような選出は認められません!大体(ry」

 

読者のみんなにわかりやすくすると、男がクラス代表になるなんて恥さらしである、実力からいけば私がクラス代表である、ということらしい。少し苛立ったが、ここで喧嘩になっても困るので黙っていたら、一夏が

 

一夏「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ。」

 

と言い返していた。馬鹿野郎、なんで爆弾を投下するんだ。いくら日本が馬鹿にされたからといってそう簡単にキレんなよ。

 

セシリア「あっ、あっ、あなたねえ!わたくしの祖国を侮辱しますの⁉︎」

 

先に侮辱したのはそっちだがな。

 

セシリア「決闘ですわ!」

 

おい何面倒くさいこと言い出してるんだ。別にする分には構わんが、俺を巻き込むなよ。

 

一夏「いいぜ。四の五のいうよりわかりやすい。」

 

おい勝手にまとめるな。セシリアが負けたら奴隷にするとか言い出してるじゃねえか。しかもお前IS使ったこともないのにハンデを出そうとするな。今の世の中じゃ女の方が強いし、そうでなくてもお前が圧倒的に不利じゃねえか。

 

千冬「さて、話はまとまったな。それでは来週の月曜の放課後、第三アリーナで行う。織斑とオルコット、そして剣崎はそれぞれ準備をしておくように。」

 

...ん?俺も?

最後に一つ叫んでもいいよね。

 

始「ウゾダドンドコドーン!」

 

この後織斑先生に殴られたのは言うまでもない。

 

 




やっとクラス代表決定戦前まで来ました。次の話で特訓シーン、その後に戦闘を行ければいいです。
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