ソードアート・オンライン~紅の心意―The Cardinal Mind 作:坂道
あの一件から二週間、レトはシズナとあるところにいた。
「シズナお腹すいてないか?」
「大丈夫です。」
レトとシズナは東七区の教会に着ていた。
レトはゲームが開始される前に一度この教会に来ていた。あの時は教会に入ってすぐに転移させられたので、今の今まで存在を忘れていた。
二人がここに来た理由は、宿屋で過ごしてコルを消費するよりもタダで休めるところはないかと思い、教会のことを思い出し、宿屋を離れ、今日教会に来たわけである。
礼拝堂にはプレイヤーは居らず静まり返っていた。
歩くのが疲れたのか、シズナは椅子に座っていた。
「だが良い所を見つけたな。礼拝堂の横に小部屋があるはずだったよな・・・」
礼拝堂の奥に進むと小部屋へ続く扉があった。レトは扉に手を掛け開くと、
「俺様の縄張りに勝手に入ってんじゃあねぇー!!」
「ふごっ!?」
扉の向こうからシズナくらいの小さな男の子がレトの腹を目がけ、ドロップキックをした。レトはそのまま後ろへ倒れた。
「レトお兄ちゃん!?」
椅子に座っていたシズナが倒れたレトに近寄る。
「どうだ俺様の力を見たか!これに観念したら、とっとと出て行け!」
少年は倒れたレトに指を刺しながら誇らしげに言う。
「な、何をするんだ!?」
「ここは俺の寝床!お前たちよそ者が入っちゃいけないだ!」
少年は威張りながら倒れたレトの前に立つ。するとシズナが、
「で、でもここ…君だけのもじゃない…です。」
小声で言い返す。
「うるさい~!俺が先に見つけたんだぞ。」
「うわぁ!ほぺった引っ張らないでよ!」
少年はシズナの頬を引っ張っていた。
「やったな・・・です。」
シズナも負けずと少年の頬を引っ張る。
「コラコラ、喧嘩するな。」
レトは二人を止めに入る。だが少年とシズナはお互い手を離すことはなくそのままにらみ合っていた。
「おまえからはなせ!」
「いやです!」
「二人とも止めろ!」
レトは二人を引き離そうとするがなかなか離れてはくれなかった。
(あぁ・・・どうしたら)
『グゥ~』
「?」
少年とシズナは腹の虫を鳴らせた。
「「おなかすいた・・・」」
「・・・・・飯にするか。」
レトは少年の許しを得て部屋に入らせてもらった。レトはアイテムストレージから宿屋で買った食べ物を選ぶとテーブルの上にサンドイッチが出現した。
「うまそ~!!」
「食べてかまはないぞ。」
「いいの!?いたただきま~す!」
少年はよほどお腹をすかしていたのか、サンドイッチを丸呑みした。シズナも食べ始める。残ったサンドイッチをシズナが取ろうとすると、少年が先に取ってしまった。
「あ・・・」
「早いもん勝ち!あ~ん、うまい。」
「まだ一個しか食べてなかったに・・・」
「シズナ、俺のをあげるよ。」
シズナは笑顔を取り戻し、サンドイッチをほうばる。サンドイッチを食べ終えた後、レトは少年に名前を聞いた。
「俺様の名前は<キング>だ!よろしくな。」
少年の名前はキング、見たところシズナと年齢が変わらなさそうである。
「<キング>!?王様なの!?」
「おう!そのとおりだ!」
「へぇ~!すごい!」
「いやいや、それはないだろ。」
シズナはキングの冗談をまにうけていた。
レトはそんなことよりも
「キング、お願いなんだがここで一緒暮らしてかまわないか?」
「ええ!?だめだって俺寝るところが減るじゃん!?」
「そこをなんとか!」
キングはああ言うが、本当のところ部屋はまだ有り余っている。断り続けるキングにレトはある打開策を打て出る。
「あぁ・・・ここにまだサンドイッチが残っているんだが…」
「ここに居ていいよ!!」
(ちょろ!?)
まさかこんな索が通用するとは思わなかったが、結果オーライである。
俺はその後にキングに話を聞いた。キングはここにいた理由はゲーム開始時に怖くてこの教会に隠れていたそうだ。
「俺たち以外のプレイヤーは来なかったのか?」
「来たけど、直ぐに皆どこかいちゃった。」
「?」
レトはプレイヤーたちがここにと居すわらない理由が分からなかった。
その夜、キングとシズナが眠った後、レトは教会を調べた。
「なるほど教会に近づかないわけだ。」
教会の外に張って合った紙切れを見てレトは納得した。どうやらこの教会にいると一日ずつ100コルが引いていかれるようだ。それも人数が増えるごとに多くなる設定らしい。レトは二週間前にデュエルで勝ち、コルが12450コル残っているが、そのうち無くなってしまうだろう。今から宿屋に戻っても部屋はもうないだろう。
「まさかこの歳でお金に困るとは・・・」
しかしながら、この教会は広く、生活には困ることはないだろう。
「仕方が無いか・・・」
レトはある決心をした。
次の日の朝
「シズナ、キング、今から俺外のモンスターを狩って来る。」
レトの決心とは第1層のフィールドでモンスターを倒し、コルを稼ぎに行くことである。
「えっ!?外に出るんですか・・・」
「俺も行く!!」
シズナは驚いていたが、キングは付いていきたいとも言い出す。
「だめだ、キングはシズナと一緒にお留守番だ。」
「ええ~。」
「モンスターに襲われたらどうするんだ?」
フィールドにはモンスターが出現し、プレイヤーたちを攻撃してくる。それがこのMMORPGの主体である戦闘である。
「俺こう見えても戦えるんd…」
「だめだ!」
「ちぇっ。」
レトは仮にキングが戦えたとしても絶対に連れて行こうとはしなかった。このゲームは遊びではない・・・モンスターにダメージをうけてHPがゼロになると死んでしまうデスゲーム。面白半分でこのゲームを生き抜けるとは考えないほうがいいだろう。
「お兄ちゃん・・・」
「ちゃんと、帰ってくるから…お前を見捨てたりはしないよ。」
「うん・・・」
「心配するな。俺、約束は必ず守るから。」
レトはシズナの頭を撫で、教会を後にした。
第1層 草原
フィールドを出るとそこには広大な草原が広がっていた。
「いつ見ても、これが仮想世界だとは思えないな。」
草原の草が風で揺れなびき、草の独特なにおいが風に乗せられ吹いていた。だがここが現実世界でないと思わせるものが視界に入る。遠くで草を食べてる青いイノシシがいた。あれがこの世界のモンスターなんだろう。
「青いイノシシか・・・趣味が悪いな。」
するとイノシシがレトに気付き、こちらへ向かってきた。レトはこの前獲得したブロンズソード構える。イノシシの突進を横に避け、剣で反撃する。相手が突進してきた勢いを利用し横ぶりにイノシシの体を切り裂いた。モンスターのHPバーが減っていきそのままイノシシはガラスが割れたかのように消滅した。レトはその光景を見て、
「これがこの世界での死か・・・」
この前のデュエルでも思っていたこと。この世界では痛感が無い。腕を斬られたとしても血が噴き出ることはなく、切られた部分が赤く光キズ跡が少しの間だけ残るだけである。今のモンスターも同じく切られても肉片が飛び散ることも無く血が噴出すことも無かった。
(でも、死ぬことに変わりはないか)
感傷に浸っていると別のイノシシがまた現れた。今度は二体。
(油断するな・・・相手が弱かったとしても)
レトは再び剣を構え、モンスターに斬りかかりにいった。
三時間後
レトのレベルは2に上がっていた。ソロで挑む分にはモンスターの経験値が一人にすべて与えられる。しかしレトは自分のレベルアップを喜ぶことはなかった。
「さ、三時間戦い続けて、たった500コル…」
ここの敵はもちろん強いモンスターもいるにはいるが、所詮は第1層のはじめのマップ。モンスターが落とすコルも高が知れていた。レトは疲れて草原に倒れこんだ。
(まぁ、戦闘の経験はこの先必要になるだろ)
レトはこの三時間、イノシシはもちろん、狼や鳥などとも戦った。どれもおかしな毛色をしていたが凶暴でどのモンスターたちもまるで意思を持ってるかのように襲い掛かってきた。
そのときソードスキルのことを思い出し、使ってみようと試みるがなかなかうまく当たらず、普通に戦っているときよりも、ダメージを受けてしまった。
(だれか、コツを教えてくれる人がいたらな・・・)
今は11月21日、はじまりの街を出たプレイヤーは今もゲーム攻略をしているのだろう。ここに残った人たちは外には出ず、はじまりの街で住み続けている。コツを聞こうにもそんなプレイヤーはこの街にはいないだろう。
俺はゲーム攻略へと向かったコウガのことを思い出す。
(絶対に追いついてこいよ…か)
今のレトには当然無理な話である。シズナを連れて行くわけにはいかないし、今はキングもいる。あの子達をおいて自分だけここを離れるわけにはいかない。
「はぁ~、考えても仕方ないか」
現在17:08
空は夕焼けに染まっていた。レトは立ち上がりはじまりの街へと帰っていった。
はじまりの街 教会
「お~い、帰ったぞ。」
会社帰りのお父さんみたいなセリフをいいながら、小部屋に入ったが部屋には二人の姿はなかった。
「あれ?あいつらどこ行ったんだ?」
周りを見渡すとテーブルの上にメモが置いていた。レトはそれを手に取り内容を読むと、
[シズナと一緒にフィールド出る
心配すんな、俺様がついてるからな]
「あいつら・・・」
それを見たレトは教会を飛び出しはじまりの街の出口へと走った。
(留守番してろって言ったのに・・・くそ)
フィールドへと続く道をこえようとすると、
「おい、そこの兄ちゃん!」
道を歩いていた男に声をかけられた。
「なんだ、急いでるんだ!」
「その様子だとフィールドに出るようだが、今日はもう止めといたほうがいいぞ。」
「何で!?」
レトは一刻も早くシズナたちを探しに行かないといけない。こんな所で時間を暇はない。
「まあまあ、落ち着けよ兄ちゃん。今日の夕方からはウルフの大群が出現するっていう情報があるんだ。」
「それは本当か!?」
「ああ、今出たら大群の狼に食い殺されるぞ。」
レトは信じたくなかった。今まさにそのフィールドにはシズナとキングがいる。レトは頭の中で嫌なことを思い出した。事故でなくなった父さんとチユのことを。血まみれになった父さんとチユの光景がフラッシュバックしてよみがえってくる。
「くそ!!」
レトはフィールドに飛び出していった。
「あ~、いちゃった…血相変えてどうしちまたんだ?」
第1層 草原
「でや!」
キングはボアと戦っていた。キングはボアの突進を身軽に避け、ボアをショートソードで切り裂いた。ボアはポリゴンともに消滅した。
「どうだ!俺の力を見たか!!」
キングは岩の陰で隠れているシズナにうれしそうに喋っていた。
「キングくん・・・そろそろ帰ろうよ・・・」
「ええ~、これからが俺の見せ場なのに。」
シズナはキングに無理矢理つれてこされたようで内心早く教会へ戻りたかった。シズナはかなり控えめな性格で押しには弱かった。だがキングは前へ進むのを止めなかった。
「レトお兄ちゃん、たぶん心配してるよ…」
「なんだよ、シズナだって自分の姉がいるかもしれないって言ってたくせに!」
「そ、それは・・・キング君が無理矢理腕を・・・」
「なんだと!俺のせいって言うのか!?」
するとキングはまたシズナの頬を引っ張っていた。
「それやめてよ・・・です」
「うるさい。」
もう当たりは真っ暗になり草原は少し冷たい風が流れていた。そのとき後ろから何か近づく物音がした。二人は音がした方向を振り向くと少し大きい狼がいった。
「何だよ、ただのウルフじゃねぇか、驚かせやがって。」
「あの狼…今までと色違う・・・」
ここに生息するウルフは黒色のはずが、今いるウルフは毛色が白色だった。
「へっ!俺様を驚かしたバツだ。」
キングは剣を構え、白いウルフに切りかかる。ウルフはダメージを受け仰け反った。
「どんなもんだ!」
「キング君!その狼なんだか変だよ・・・」
白いウルフは立ち上がり眼を赤く光らせた。
「ウォーーーーーーーーー、ウォーーーーーーー」
狼は空に向かって首を上げ、大きく遠吠えをあげた。
「あいつ、急に吠え出しやがった。」
「キング君!!周り見て!?」
シズナが大きな声でキングを言った。キングは周りを見渡すとウルフの大群が周りを囲うように現れた。白いウルフを合わせて総勢16体のウルフが眼を光らせ狙っている。
「う、うそだろ。いつの間にこんないっぱい・・・」
「キング君、逃げって!!」
ウルフが16体の内、2体がキングに飛び掛ってきた。キングは思い切り体を横へ飛ばす。
「うわぁ、あぶね!?」
「キング君、うしろ!」
キングはまたシズナの声によって気付き、ウルフの攻撃を避ける。
「キング君、こっち!!」
キングもシズナのいる岩陰に走ったが途中でこけてしまう。
「くそ…あっ!?」
キングが振り向くとウルフが五体襲い掛かってくる。キングは動こうとするが足をすくめてしまっていた。
「足が動かない!?、うわぁーーー!?」
「キング君!」
キングとシズナは眼を閉じてしまう
―ガブッグチャ
ウルフたちは噛み付いた。
しかしキングには噛みつかれた感触は無くダメージを受けた様子も無かった。
眼を開けるとそこには五体のウルフに噛みつかれたレトの姿が眼に映った。
「くっ~!!」
レトは両足、腹、両腕とウルフに噛み付かれている。
「レト!?」
「お兄ちゃん!!」
レトはウルフたちを振り払い、地面に膝をつけた。
「レト・・・」
「離れてろ!!」
レトは立ち上がり背中に背負ってあるブロンズソードを抜き取り構える。ウルフたちはレトに襲い掛かる。
(この数はまずいな…)
前方から飛び掛ってきたウルフ二体を切り払うが、横から来るウルフたちの攻撃は避けられない。右足を噛まれるがエクストラスキル【ヒール・スラッシュ】でそのまま切り払う。
あの数が一斉にレトに襲い掛かり、レトのHPバーがどんどん減っていく。必死に剣で応戦するがダメージを受けずに戦うのは無理である。
今のレトのレベルではウルフ一体をを倒すのに二回は攻撃が必要である。
(二体ならともかく・・・この数では!?)
レトは一度ウルフから離れ回復アイテムを使用するが、ウルフたちはその隙を逃さない。レトは回避モーションに入るが、
「しまった!」
回復薬を落としてしまう。ここに来るまでレトはモンスターとの戦闘で回復薬を消耗させながら探していた。今の回復薬が最後の一本である。
それにかまわずウルフたちは襲い掛かってくる。剣を上下に振り、前から来た二体を倒し、そして左右から襲ってくる二体に対し、上に跳び、両足で【ヒール・スラッシュ】を発動させ左右から来たウルフ蹴り飛ばす。
「これでだいぶ数が減っただろ・・・・!?」
レトは周りの状況を確認すると白いウルフを見る。レトは眼を疑った。月をバックに白いウルフの後ろから、先の二倍ほどの数のウルフたちが赤い眼をしながら、坂の上から獲物狙うかのようにレトを見ていた。
「嘘だろ・・・なんだよあの数・・・反則だろ・・・」
レトは開いた口が戻らなかった。
レトのHPバーはレットゾーンにまで落ちいっていた。
「おにいちゃん!もういいよ!逃げって!」
「レト・・・」
(後ろには二人がいる、俺が逃げれば真っ先殺されるだろう・・・)
レトは逃げることはなく、剣を構えていた。レトのまたフラッシュバックしていた。
(また俺はあの時みたいに・・・)
父と妹の血まみれになった光景がまた脳裏に浮かんでいた。
『誰か・・・たすけて・・・父さん・・・チユ・・・』
(何も出来ず・・・)
ウルフが四体ほど駆け出しレトに迫まってくる。
(いやだ・・・)
ウルフたちとの距離はもう数メートルしかない。
(今度こそ俺は・・・)
ウルフは次々と飛び掛ってくる。
「守るんだーーーーーーーー!!」
Crimson Limit 発動
シュン
ウルフたちは飛び掛る瞬間、レトは目の前から消える。その後レトは飛び掛ってきたウルフたちの後ろで剣を持ちながら立っていた。その後飛び掛ってきたウルフ四体は空中に浮かんだまま消滅した。
「おにいちゃん・・・?」
「何だ・・・レトが赤く光ってる。」
レトの体からは紅い光に包まれていた。HPバーの色も紅く輝いている。
ウルフたちは一斉に掛かってくるが、レトが走り出すとウルフたちは捕らえることができなかった。レトは閃光のように走り回り、紅い閃光がウルフの横を通り過ぎるとウルフたちは斬られていた。
白いウルフがまた仲間を呼ぼうと遠吠えをしようとするが、ウルフは首を斬り落とされていた。
ウルフたちは一斉に消滅しまわりは鮮やかな微細なポリゴンの欠片となって爆散していった。その光景は綺麗と思わせるくらいに輝いていった。
レトの体から放っていた紅い光は消え、HPバーも普通の赤色に戻っていた。レトは今の戦闘で合計で四十体以上のウルフを倒した。どうやら白いウルフを倒すと他のウルフは消滅するようである。
「今のは…いったい。」
自分のステータス画面のスキルの欄に【Crimson Limit】と表示されたスキルが追加されていた。ダインから貰ったスキルにこんなスキルは無かった。謎は深まるばかりである。
「レトーーー!」
「お兄ちゃん・・・」
キングは元気よくレトのもとに近づくが、シズナは疲れた顔で近寄ってきた。
「いや~すげぇなレトなんだよ、あれ!?」
レトは黙ったままキングの話を聞いていた。
「なぁ、今度俺にもそれを・・・」
パァン―
レトは右手でキングの頬を叩いた。キングは叩かれた頬を押さえながら答える。
「何すんだよ!?」
「なんで言うことを聞かなかった!!」
レトはすごく怖い顔しながらキングに思い切り怒鳴った。いつものレトは考えられない様子を見てシズナも怯える。
「俺が間に合わなかったら死んでいたかもしれないんだぞ!!」
キングは眼に涙を滲ませながら怯えていた。
レトがまた右手を上げると、
「ひっ!?」
キングとシズナは怖くて眼を閉じてしまったが、頬を叩かれることはなく、レトはしゃがみ二人を両手で抱きしめていた。
「よかった・・・生きていてくれて・・・本当に・・・」
レトは涙を流しながら二人を強く抱きしめていた、体が震えながら。すると二人も泣き始めてしまった。
「ごめんなさいーーー」
「おにいちゃんーーー」
キングもシズナも大泣きしてしまった。
「おい、泣くなよ…お前らもう小学四年生なんだろ?」
「レトも泣いてるくさにーー!」
「これは、うれし泣きだ。だから泣いてもいいんだ…」
レトは涙を拭き笑顔でそういった。
「二人ともお腹すいただろ・・・帰ろう。」
「「うん!」」
月の光は三人を優しく照らしていた。
主人公の切り札です。強そうに見えますが、欠点をつけると思います。
Crimson Limitですが、またどこかで登場すると思います