カフェのマスターは巫女の兄   作:NTK

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どうもNTKです!
今回は初めて前後編でお送りします!
まずは前編から、どうぞ!


十三杯目 博麗神社の大掃除(前編)

翔夢と咲夜が交際することになったというニュースは射命丸経由で瞬く間に人里に広まった。(何故射命丸がそれを知っているかは疑問だが)それ以来、里の人達は翔夢や咲夜に対し祝いの言葉を与えていた。当の二人は恥ずかしいやら嬉しいやらで困惑していたが、とりあえず受け入れることにした。だが、二人は二人の仕事があるのであまり一緒にはいられないが、時間が取れれば互いのところに会いに行き、ほとんど室内デートのようなことをして過ごしていた。

付き合い始めてから四日が経った日、咲夜が翔夢の店にやってきた。

 

咲「あの、翔夢。今日は時間空いてる?」

 

翔「ごめんな、今日は霊夢のとこで神社の大掃除手伝わなきゃいけないんだ。また今度でいいか?」

 

咲「そう。なら仕方ないですね。」

 

翔「咲夜。また敬語になってるぞ。」

 

咲「あ、ごめんなさい。まだ慣れてなくて…。」

 

翔「まぁ、俺もたまに敬語になりそうになるから仕方ないけどな。じゃ、戸締りするから外に…。」

 

そう言い行こうとする翔夢の腕を咲夜は掴んだ。何事かと翔夢が振り向くと、咲夜は少し赤い顔で唇を指差していた。その意味を察した翔夢は顔を赤くした。

 

翔「え?いや、ここでか?「デートの代わり。お願い。」…しょうがないなぁ。」

 

そう言った翔夢は咲夜の肩を掴み、軽くキスをした。

 

翔「……これでいいか?」

 

咲「…。(コクッ)」

 

二人は戸締りの確認をし、外に出た。

 

翔「じゃ、また今度な。」

 

咲「いってらっしゃい。」

 

翔夢が飛んで行くのを見送った咲夜は先ほどのことを思い出し顔を赤くした。というのも、まさか本当にキスをするとは思ってもいなかったからだ。自分達は本当に付き合ってるんだな、と思っていると後ろから声が聞こえてきた。

 

?「あや〜かなりラブラブですね〜。」

 

咲「なっ!文いつの間に⁉︎」

 

気が付けば後ろに文がにやけた顔で立っていた。その手にはカメラがあった。

 

咲「えっまさかさっきのを?」

 

文「翔夢さんのお出かけ前にキスを求めるとは、咲夜さんも隅に置けませんね〜。って、あれ?カメラは?」

 

見ると顔を真っ赤にした咲夜がいつの間にか持ってたカメラを地面に叩きつけようとしていた。

 

文「ま、待って下さい!さっきのは撮ってませんよ!「本当に?」本当です!ですからカメラ返して下さい!」

 

咲「…わかったわ、返すわよ。ただし、この事が他に広まったら、あなたの所為にするから気をつけなさい。」

 

文「わかってますよ。ただ、はたてには気をつけた方がいいですよ。あの子、念写できますから。」

 

咲「そうね。はたての方も口止めしないと。私は紅魔館に戻るけど、本当に記事にしないでよね?」

 

文「はいはい、わかってますから。」

 

咲夜は去っていく。文は周りを見渡した後、声をかける

 

文「紫さん、いるんでしょう?」「は〜い。」

 

文の予想通り、紫が文の隣から現れた。

 

文「紫さん、この事は絶対話さないで下さい。でないと、私の身が危険なので。」

 

紫「別に私は危険じゃないから、どうしようかしらね〜。「もし話したら紫さんの恥ずかしい写真人里にばらまきますよ?」…わかったわ。でも条件。さっきの写真全部渡したらね。本当は撮ってあるんでしょう?」

 

文「あ、バレてました?じゃあ現像したら渡しますね。」

 

取引を終えた二人はそれぞれの場所へ帰って行った。(紫が写真をどうするかは想像に任せます。)

 

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博麗神社

 

翔夢が到着すると、霊夢と萃香だけでなく、魔理沙にアリス、さらには早苗までいた。

 

翔「ん?早苗は守矢神社の大掃除は終ったのか?」

 

早「ええ。ついこの前に。」

 

翔「なるほど。魔理沙とアリスも手伝いにか?」

 

魔「私は無理矢理連れてこられたんだぜ!」

 

霊「当たり前でしょう、しょっちゅうこっちにお茶飲みに来てんだから手伝いなさい。」

 

ア「私は他に今日やる事がないから手伝いにきたの。」

 

霊「それじゃ、兄さんも来たし始めるわよ。大体は萃香が分身でやるって言ってたから、早苗は台所、魔理沙とアリスは廊下と柱を、兄さんは私と一緒に屋根をお願い。」

 

霊夢の指示のもと、それぞれが持ち場の掃除を始める。翔夢は高圧洗浄機を出し、屋根の掃除を始める。

 

霊「兄さん、兄さんの能力で屋根の元の状態とかって再現できないの?」

 

翔「さすがに元の状態を覚えていないと無理だ。うろ覚えでやるととんでもないことになるぞ?」

 

霊「ふーん。都合良くできないものなのね。そういえば、これって電源に繋がなくていいの?」

 

翔「にとりが改造したのを覚えて再現させたから電源に繋ぐ必要がないんだ。」

 

霊「そう、便利ね。」

 

一時間ほどで掃除は終わり、屋根はすっかり綺麗になった。が、当然屋根の下は水で濡れていた。

 

霊「この処理がめんどくさいのよね。」

 

翔「それなら平気だ。ここが濡れていなかった時の状態を再現させればいい。」

 

そう言い翔夢は地面を乾いている状態に戻した。

 

霊「へーこういうのもできるのね。」

 

翔「色々使えるからなこの能りょk「キャー‼︎」今の早苗の声だよな?」

 

霊「何かあったのかしら?」

 

二人が台所に向かうと、早苗が尻もちをついて震えていた。声を聞きつけたのか、魔理沙とアリスも集まった。

 

翔「何があった早苗?「あ、あれ…。」ん?」

 

早苗が指差す方を向くとそこには

 

翔「ゲ。」霊「ひっ!」魔「デカッ!」ア「嘘でしょ?」

 

恐らくほとんどの人が嫌悪するであろう、長い触角と黒光りする胴体をもった生き物ーー通称Gがいたのであった。しかもかなりのサイズであった。6cmくらいはあるだろう。

 

早「さっき荷物をどかしたら目の前にいて、その、早く何とかして下さい…。」

 

幻想郷におけるGの対処法は弾幕による射殺が一般的である。が、相手は適応力の高いGである。持ち前の機動力を生かして弾幕を避けてその場を逃れたりしている。想像して欲しい、彼女達が放つ弾幕を避けていくGの光景を。とはいえそのGでも幽々子やフランの能力の前では無力ではある。

問題は今ここにいるGを誰が対処するかである。

 

霊「兄さん、お願い!」

 

翔「俺がやるのかよ⁉︎」

 

霊「だって私は無理よ!あんなデカイの相手するの!」

 

魔「私だってごめんだぜ!向かってきたらイヤだし!」

 

ア「私も同感ね。」

 

彼女達は人間離れした身体能力をもってはいるが、少女である。Gの対処はしたことはあるが、これほど大きなGは相手にしたくはないだろう。

 

翔「…仕方ないな、一応離れてろ。」

 

霊夢達が物陰に隠れた後、翔夢はGに対し攻撃態勢をとる。翔夢の殺気に気づいたのか、Gはのっそりと動き出した。

 

翔(恐らくあのサイズだと頭を撃ち抜いてもしばらく生きるだろうな。一撃で胴体を撃ち抜いて仕留めるか。そうすれば何とかなるだろう。)

 

翔夢はGの胴体に狙いを定め、弾幕を撃ち放った。が、Gは予想以上の速さでそれを避けた。それには翔夢は驚いたが、すかさずGの進行方向に弾幕を放つがそれも避けられた。Gが壁や天井を駆けるたびに霊夢達が悲鳴をあげるが、翔夢はそれに気にせず弾幕を放ち続ける。そのうちの一発がGの右後ろ脚に命中し、Gはバランスを崩し床に落ちた。

 

翔「良しっ!今だ!」

 

翔夢がトドメをさそうとした瞬間であった。読者達はもしかしたら体験した事があるだろう。Gは追い詰められた場合、どういった行動をするかを。それは

ブゥゥゥゥン

 

そう、飛ぶのだ。しかもGが飛んでいく先には霊夢達がいた。

 

霊夢達「キャー‼︎来ないでー‼︎」

 

翔「このっ!」

 

脚を失ってふらつきながら飛んでいたのが幸いし、弾幕がGを直撃し、Gは絶命した。

 

霊夢達「はぁ〜助かった〜。」

 

霊夢達はへなへなと床に座り込んだ。

Gのおかげで余計な手間がかかってしまったが、その後も大掃除は続き(早苗は他にGがいないか警戒して掃除をしていたが)神社内の掃除は完了した。

 

魔「やっと終わった〜。さー帰ろ「何言ってるの?」へ?」

 

帰ろうとした魔理沙を霊夢が止める。

 

霊「まだ物置の整理が終わってないからそれ終わってからにして。」

 

魔「えー!」

 

霊「皆でやればすぐに終わるわよ。」

 

まだ神社の大掃除は続きそうである。




怖いですよねG。ちなみに私はGは苦手です。
近いうちにまた後編を出しますので楽しみにして下さい!
それではまた次回まで
リ「ゆっくりしていって下さい!」
……リグル、今出てくると誤解生むぞ?
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