カフェのマスターは巫女の兄   作:NTK

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どうもNTKです!
さて、今回は後編です。簡単にいうと大掃除あるあるです。
ではどうぞ!


十四杯 博麗神社の大掃除(後編)

翔夢達が倉庫に来ると、そこには結構な数の物が置いてあった。

 

魔「うへ〜結構あるな〜。」

 

翔「前々から整理してなかったのか?」

 

霊「これでも整理した方よ。前はこれより多かったわ。さ、日が暮れないうちに終わらせましょう。」

 

五人は整理を始める。すると、魔理沙が一枚の写真を手に取った。その写真には子供二人が写っていた。

 

魔「ん?これ翔夢と霊夢か?」

 

早苗とアリスもその写真を見る。

 

早「え?じゃあこの小さい女の子が霊夢さん?かわい〜!」

 

霊「こら!勝手に見ない!」

 

早「いいじゃないですか別に。これいくつ位の写真ですか?」

 

翔「あ〜これここに来たばかりの写真だから、俺が八歳で、霊夢が三歳の時のだな。懐かしいな。」

 

ア「あなた達って五歳差だったけ?「そうだが、言ってなかったっけ?」ふーん。」

 

すると早苗はあることに気づく。

 

早「あれ?でもこれ昔の写真なら白黒ですよね。だけどこれカラーですね?幻想郷ってこの頃からカラーカメラってあったんですか?」

 

翔「いや、この時は白黒カメラだったよ。でも早苗達が来た時くらいに、にとりがこの写真を見て白黒の濃淡で元のカラーにできるって言ってたから頼んだら一晩でやってくれたよ。」

 

早「あ、それ私が外の世界にいた時聞いた事あります!にとりさんってそんな事までできるんですね。」

 

魔「そういえば前に修理頼んだとき、「河童の科学は世界一ィィィ!できんことはないィィィ!」とか誇らしげに言ってたぜ。」

 

翔(あれ?その台詞前に読んだ本で見たことが?)

 

霊「ほらほら!早く続き始めるわよ!」

 

霊夢が注意し、再び整理を再開する。三十分が経過した頃であった。奥の方を整理していた魔理沙が足を滑らせて転んでしまった。

 

ア「何やってんのよ。」

 

早「魔理沙さん大丈夫ですか?」

 

魔「痛って〜。…ん?」

 

ぶつけた時に落ちたのか、魔理沙の近くに日記らしき物があった。表紙には『翔夢と霊夢の成長記録』と書かれてある。

 

魔「この字、紫の字じゃないな。誰が書いたんだ?」

 

早「もしかして、先代の巫女さんじゃないですか?」

 

魔「なるほど、じゃ、読んでみっか!」

 

早「やめましょうよ魔理沙さん。」

 

ア「そうよ、また霊夢に怒られるわよ?」

 

魔「じゃあお前らは二人が昔どんなんだったか知りたくないのか?」

 

早「それは…その…」

 

ア「気になるといえば気になるわね。あの二人、昔のことあまり話さないし。」

 

魔「じゃ、決まりだな。幸い霊夢は気づいていないし、よむとするか!」

 

そう言い魔理沙はページをめくる。

 

『 初めて会った日 翔夢 八歳 霊夢 三歳

今日初めて跡取りの子がやって来た。見た感じ才能はありそうだし、何より可愛らしいのが霊夢って子で、ずっとお兄ちゃんの翔夢にしがみついていた。それが可愛らしくて紫に頼んで写真を撮ってもらった。私にとっては弟と妹ができたって感じかな。これからよろしくね。』

 

ア「あの写真はこの時のなのね。」

 

魔「次めくってみようぜ!」

 

『霊夢、初めてのおつかい 翔夢 十歳 霊夢 五歳

今日は霊夢を初めておつかいに出させた。始めはお兄ちゃんと一緒がいいって泣いてたけど、なんとか説得させた。少し不安だったけど、ちゃんとおつかいを済ませて帰ってきた。帰ってくるなり翔夢に抱きついて来てたけど、一番心配してたのは翔夢だった。ずっとそわそわしていて、紫がついてるから平気って言ったけど、それでもずっと心配していた。しかも、霊夢が間違いなくおつかいを済ませたのを見て感激して涙ぐんでた。これを機に霊夢はお兄ちゃん離れできるかな?』

 

魔「へー。この頃の霊夢かなり翔夢に甘えてたんだな。」

 

早「あ、このページ、その日の後みたいですよ。」

 

『霊夢、一人で寝る 翔夢 十歳 霊夢 五歳

おつかいから一週間経った日、今度は一人で寝させることにした。布団につくまで翔夢が一緒にいて、寝る時に翔夢が能力でごまかしてこっそり出ていった。てっきり途中で起きて来ると思ってたけど、朝まで一人でいられて驚いた。だけど、少し目元が赤くなっていた。寂しかったけど、我慢したんだね。何をするのもお兄ちゃんと一緒だったけど、この成長は偉いよ霊夢。」

 

魔「ふむふむ、次は「何やってんのかしら?」え…?」

 

魔理沙達が振り向くと、霊夢がやや怒った顔で立っていた。

 

霊「またサボって、これだといつまで経っても「霊夢、五歳まで翔夢と一緒に寝てたんだって?」え?」

 

動揺する霊夢をよそに魔理沙は続ける。

 

魔「しかも、おつかい行くとき泣いてたんだって?「な…な…!」この日記に書いてあったぞ。」

 

霊「それ返しなさい!」

 

魔「だったら捕まえてみな〜。」

 

顔を赤くして霊夢が魔理沙を追いかける。が、倉庫はそんな広くないのであっさり魔理沙は捕まってしまった。

 

霊「さ、返しなさい。」

 

魔「悪い、さっきのでどっかやっちまった。」

 

霊「そう。いい?この事は誰にも言わないでよ!」

 

翔「何やってんだ二人共。早く終わらせるぞ。」

 

魔「はいはい、…あれ?この紙なんだ?」

 

魔理沙は紐に結ばれた紙を取り出し紐をほどく。

 

霊「ちょ、その紙は読んじゃ駄目!」

 

霊夢が止めようとするが、もう遅かった。魔理沙は漢字混じりのその内容を読み上げた。

 

魔「なになに、『わたしのしょうらいの夢は、お兄ちゃんのおよめさんになることです。』?なんだこれ?」

 

霊「いやぁぁぁ!やめてぇぇ!」

 

顔を林檎並みに真っ赤にした霊夢がその紙をひったくるように取り返し、うずくまった。

 

魔「へー。そんなこと霊夢昔考えてたんだー。」

 

翔「霊夢…その紙俺初めて見たぞ?」

 

霊「言わないで!これ以上は何も言わないでぇ!」

 

早「あー私も昔お父さん相手に同じようなこと言ってましたね。今考えると恥ずかしいですよね。」

 

色々なことがあったが、無事に倉庫の整理は完了し、五人はこたつでのんびりしていた。

 

翔「やっと終わったな。あ、そういえば萃香は?」

 

霊「倉庫の時からいなかったわね。…勝手にどっか行ったのね。」

 

早「霊夢さん、あの日記って先代の巫女さんが書いたやつですか?」

 

霊「多分ね。あと、その日記については見た内容は忘れて。」

 

霊夢が睨みつけながらそう言ったので、早苗はそれを了承した。

 

魔「それじゃ、私は帰るぜ。」

 

早「あ、私も夕飯の支度があるので失礼します。」

 

ア「私も帰るわ。」

 

霊「お疲れ様。兄さんはどうするの?」

 

翔「俺は明日もあるし帰るよ。」

 

霊夢以外の四人はそれぞれ帰って行った。その中で魔理沙は一人ほくそ笑んでいた。

 

魔(服の中に隠したこの日記、あとでじっくり読んでやろ♪)

 

日記を借りて(盗んで)いく魔理沙であった。




魔理沙が持って行った日記、後々の話に出てくるので覚えてください。さて霊夢、昔はだいぶお兄ちゃん大好きだったんだね。
霊「これ以上言うと物理的に黙らせるわよ?」
は、はい…わかりました。それと翔夢、手紙の感想は?
翔「いや…何というか、ノーコメントで。」
わかった。では次回まで
魔「ゆっくりしていくんだぜ!」
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