今回はデ霊夢成分が多いです。
ではどうぞ!
翔「うーん…。」
翔夢が目を覚ますと、まずここが自分の部屋ではないことに気づいた。
翔(ああ、確か昨日紫に落とされてそれでその後霊夢が寒いから一緒に寝ていいって言って……ん?)
翔夢が隣に違和感を感じ横を向くと、いつの間に寝相を変えたのか、霊夢が翔夢に抱きつく形で眠っていた。その寝顔はとても心地よさそうだった。
翔(いつの間に…。とりあえず、起こさないようにそっと出るか。)
そう思い翔夢がゆっくり体をどかそうとした時だった。
霊「お兄……ちゃん…。」
霊夢が寝言でそう言ったのを聞いた瞬間、翔夢は霊夢の予想外の出来事に動揺した。
翔(え?今の寝言だよな?確かにさっきお兄ちゃんって言ったよな?)
寝起きで頭が回らず、要領を得ない状況の整理だが、何が言いたいかというと、
翔(かわいい…。)
翔夢自身、霊夢に対して溺愛というほどではないが、それなりの愛情はある。でもそれは妹として、家族としての愛情であり、恋愛のそれではない。(そもそも恋愛感情なら咲夜に向けている。)
それを踏まえて先ほど霊夢が寝言で翔夢のことをお兄ちゃんと呼んだことにかわいいと思ったのである。幼い頃はよくお兄ちゃんと呼んでいたが、今は兄さんと呼んでいる。生活費をせがむ時には呼び方を変えていたが、それはもうやめさせた。ゆえに、今回寝言でお兄ちゃんと呼んだ時に翔夢はいわゆるギャップ萌えを感じたのである。
しばらく翔夢は頬を緩ませながら霊夢の寝顔を眺めていると、霊夢がようやく目を覚ました。
霊「ん…兄さん?ああ、そういえば昨日一緒に…って何でニヤけているのよ。」
翔「ん?お前も随分かわいいとこあるんだなってな。」
霊「どういう事?「今自分の状況をよく見てみろ。」え?」
二人は体勢を変えていない。つまり、現在進行形で霊夢は翔夢に抱きついている状況である。それに気づいた霊夢は慌てて翔夢から体を離し、起き上がる。
霊「いや、これはその…寒いから知らないうちにこうなっただけで…。」
抱きついていたのが恥ずかしいのか下を向き弁明する霊夢に翔夢はさらに追い討ちをする。
翔「それだけじゃないぞ、お前さっき俺の事寝言でお兄ちゃんって呼んでたぞ。「え、嘘⁉︎」嘘じゃない、本当のことだ。まだまだ子供だな〜。」
翔夢はからかいながら霊夢の頭を撫でる。すると霊夢は恥ずかしさに顔を赤くし、からかわないで、と言ったあと翔夢の手をはねのける。
翔「そんな恥ずかしがるなよ?」
霊「うっさい!……この事、魔理沙とかには言わないでよ?」
まだ顔が赤いままで頼みごとをする霊夢を見て、翔夢は愛らしさを感じながら返事をする。
翔「わかってるよ。もし言って文がこの事聞いたら、一緒に寝たって事だけ強調して『博麗兄妹、禁断の愛⁉︎』とか新聞に書きかねないしな。」
霊「あー、それかなりありえそうね。そういえば、兄さんは朝食どうする?食べてくなら用意するわよ。」
翔「いいのか?なら食べてくよ。」
霊「わかったわ。とりあえず、着替えるから出てってくれる?」
翔「ああ、わかった。」
翔夢は寝室から出て行く。居間へと向かう途中で、頭に二本の角を生やした女の子と会った。彼女は伊吹萃香。ここで居候している鬼である。
萃「お?翔夢いたのか?」
翔「まぁな。そういや萃香、お前あまり酒とか買い過ぎるなよ。霊夢がこの前文句たれてたぞ?」
萃「その事なら、霊夢にこってり絞られたよ…。それはそうと翔夢、あんたどこで寝たの?」
翔「あ、いや、俺の能力で布団を出してな「嘘だね、顔でわかる。」ぐっ…。」
翔夢が返事に困っていると、萃香は何かに気づいた。
萃「あ、そっか!霊夢と寝たのか!いや〜それは言いづらいね〜。悪いわr「何話してるのかしら萃香?」え…?」
萃香が振り向くといつの間に後ろに霊夢がいた。そして萃香の角を力を入れて掴んだ。
霊「萃香、この事誰かに話してみなさい?その角根元から折るわよ?」
萃「痛い痛い‼︎わかった、わかったから離して‼︎」
翔「霊夢、離してやりな。」
霊「はいはい。」
霊夢は萃香を解放すると、朝食を作りに台所に行った。
〜少女料理中〜
霊「できたわよ。」
その呼び声で翔夢と萃香は食卓についた。並べられているのは、白米に味噌汁と焼鮭、それと玉子焼きと漬物であった。
翔「そういや、お前の料理食べるの久しぶりだったな。」
萃「あれ?今日やけに豪華じゃない?いつもは漬物くらいしかないのに。」
霊「別にいいでしょ?豪華でも。「あ、もしかして翔夢がいるから?」そ、そうじゃないわよ!気分よ気分!」
翔「なんだ霊夢、別に無理して豪華にしなくてもいいのに。」
霊「だからそんなんじゃないって!冷めないうちに早く食べるわよ!」
翔・萃(素直じゃないなぁ。)
〜青年少女食事中〜
食事を終えた翔夢は仕事をするため彼の自宅に帰ろうとしていた。
翔「じゃ、行ってくる。」
霊「行ってらっしゃい。「そうそう霊夢。」何?」
翔「料理、美味かったぞ。じゃあな。」
翔夢はそう言い残し飛んでいった。その後しばらく霊夢の機嫌が良かったのはここだけの話である。
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翔夢が自宅に帰るとまず、家の鍵をとりだした。彼はもしもの時のために常に鍵を持っている。が、何故か鍵が開いていた。
翔(え?何で鍵が開いているんだ?昨日確かに鍵を閉めたはず…。)
まず最初に疑ったのは紫であったが、さすがに紫はここまでしないと早々に結論づけた。となると、犯人は誰なのか?彼の頭には心当たりのある人物が一人いた。
恐る恐るリビングに向かうと、そこには青い髪にかんざしをつけた女性がソファーでくつろいでいた。
翔「何してるのかなぁ〜?青娥?」
彼女の名は霍青娥。仙人をしている。が、そんな事は翔夢にはどうでもよかった。
青「何って見ての通りくつろいでいるけど?」
翔「それはわかる。だけど、俺が聞きたいのは何で俺の家でくつろいでいるのかってことだ。」
青「何でそんな事聞くの?」
翔「質問に質問で返すなよ。勝手に人の家に入ってくつろいでお前は良いと思ってるのか?」
青「ダメでしょうね。「なら、何でいるんだ?」まぁ聞いてよ、夜散歩してたら急に雨が降ってね、それでたまたま見かけたあなたの家に転がり込んだってわけよ。」
つまり翔夢が紫のスキマに落とされる少し前に青娥は進入していたことになる。早めに気づけば良かったと、翔夢は後悔した。
翔「何で鍵を開けた?」
青「あなたの部屋覗いたらあなたがいなかったから、そのままあなたのベットで寝てたんだけど「おい!」それで今朝あなたが帰ってくるだろうから鍵を開けといたのよ。」
翔「なるほどな……。一つ言っていいか?「なぁに?」今すぐここから出て行け!何でいつもお前は俺につきまとう⁉︎」
すると青娥は頬に両手をあて体をくねらせながら
青「だって〜、霊夢にはあのピンクちゃんがいるから〜、なら私はあなたの相手しようかな〜って♪」
ちなみに彼女が言ってるピンクちゃんとは茨木華扇の事である。
翔「華扇はお前みたいに不法進入はしたりしないと思うが?」
青「それもそうね。「不法進入を認めたぞこいつ⁉︎」まぁいいじゃない♪あ、それと今日神子達が来るって言ってたわよ。じゃあね〜。」
青娥は壁を抜けて出て行った。翔夢はため息をついた後、店の準備を始めた。
翔(神子さん達が来るって事は
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紅魔館
レミリアに呼ばれた霊夢は、紅魔館にあるレミリアの部屋にいた。部屋にはレミリアだけでなく、フランや美鈴、さらにパチュリーまでもがいた。
霊「で?急に呼び出して何の用?」
レ「今日呼んだのは、翔夢のことについてよ。」
霊「兄さんのこと?」
レ「そ。実を言うとね、うちの咲夜なんだけど、翔夢のことが好きなのよ。」
その言葉に霊夢は驚いた。
霊「え⁉︎咲夜も兄さんのこと好きなの?」
レ「も…ってどういうこと?」
霊「…兄さんも咲夜のこと好きなのよ。」
美「え!つまり咲夜さんと翔夢さん両思いなんですか⁉︎」
フ「すごーい!」
パ「そういうこともあるのね。」
レ「なら話は早いわ。私はあの子には幸せになってもらいたいのよ。だから、二人を付き合わせるのを協力して欲しいのよ。どう?」
霊「そういうことなら協力するわ。私だって、兄さんには幸せになってもらいたいしね。」
決まりね、と二人は同盟結成の握手をする。
霊「それで、何かに案はあるの?」
レ「明日、咲夜が翔夢をここに呼ぶらしいのよ。それを見て、今後を考えるわ。「その時は何も手を出さないのね?」あの子が自分から言ったのよ。まずは自分で頑張るって。」
その後いくつかの打ち合わせをしたあと、霊夢は紅魔館を後にした。(ちなみに同盟の名は翔咲支援同盟である。)
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翔夢の店
?「店主!我と太子様がいらしたぞ!」
?「こら布都。そういう言い方は良くないですよ。」
?「それより、何で私を省く?」
来店してきたのは、口調からわかるように物部布都、豊聡耳神子、そして蘇我屠自古の三人である。翔夢は三人を見て、青娥の言う通りだったと感じながら、やや嘆息した。理由は布都である。彼女はことあるごとに神子の自慢話をするが、それがかなり長く、さらには前にも話したようなことまで話すので聞いててややうんざりするのだ。
とりあえず注文を聞き、それらを出すと早速布都が口を開いた。
布「そうそう店主よ!この前太子様が買い物に出掛けてな、その時迷子の子供を見つけてな…。」
〜十分経過〜
布「…それで太子様はその男性に声をかけてな…」
〜さらに十分経過〜
布「…そして無事その迷子の子供を母親の元に送り届けたのじゃ!すごいじゃろ?」
翔「う、うん…そうだね。」
恐らく簡潔に話せば数分で終わり話をいちいち細かくかつ、神子を大きく持ち上げるような表現をしているのでかなり時間がかかった。もちろんその間にも客は来るので対応は式神にやらせたが、聞いてる翔夢としてはかなりきつい。
布「それとな、昨日の事だが「布都、私の話はその辺にして、帰りますよ。」わかりました。じゃあ店主、世話にぬったぞ。」
屠「すいません翔夢さん、お忙しいのに。」
翔「いや、別に平気ですよ。式神達もいるので。」
神子「では、また来ますね。」
翔「ありがとうございました。」
神子達は帰っていった。その後も客は何組が現れたあと、店を閉めた。
翔「は〜。布都は話が長いからある意味疲れるよ。…ようやく明日か。何としても咲夜さんといい関係にならなくては!」
明日を楽しみにする翔夢であった。
が、それは咲夜も同じである。
咲(翔夢さん…
今回の来客は神霊廟メンバーでした。(芳香がいない?後で出します。)さて翔夢、いよいよ次は咲夜さんとデートだね!
翔「で、デートじゃないだろ!ただ少しお話しするだけで…。」
はいはい、では次回も
青「ゆっくりしていってね〜。」何⁉︎とられた⁉︎