中世ファンタジーの世界に転生したと思ったら、魔法使いの代わりに決闘者がいた件について   作:カージ

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とりあえず、今回は決闘なしで。




プロローグ、みたいなもの
魔法使いになれると思っていたときが、俺にもありました。


3才の時、前世の記憶を思い出した。

 

前世の俺は、遊戯王やポケモン、ライトノベルなんかのごく一般的な趣味をもつ、若干変人な理系男子だった。

 

前世の記憶を思い出したそのとき、俺はまず

 

「どこのファンタジー小説だ・・・」

 

とおもわず日本語で言ってしまい、親代わりのシスターにとても心配されたのは今では黒歴史のようなものだ(前世の記憶を思い出すときに、高熱で倒れていたのだ。熱で頭がおかしくなったと思われたらしい)

 

前世の記憶を思い出したあと、町並みや町民の服装、その他見ただけで判別できる範囲の文化レベルから、俺はこう結論づけた。

 

『ここは、中世ファンタジーの世界である』

 

と・・・

 

いや、だって町中を角の生えた馬が馬車を引いて走ってるし、電化製品ないし、主食はスープに浸さないと固くて噛みきれない黒パンだし・・・

 

まぁ、町中を見た感じ、魔法を使ってる人は居なかったので、モンスターがいても特殊な力が使えるとは限らないんだなぁ程度の軽い落胆を持っていたのだが。

 

だが、某ゼロ魔みたいに貴族にしか使えませんパターンの可能性もゼロではない。それなら、どうやら孤児らしい俺にもワンチャン有りそうなんだが。

 

・・・そう思ってた時が俺にもありました。

 

この世界に魔法がないことがわかったのは、俺が5才の時。

 

いや、ちょっと違うか。

 

魔法使いという人間が存在しない世界だということがわかったのだ。

 

まるで貴族のような特権と、ファンタジー小説の兵士のように国を守る義務を持った、絶対の上流階級。

 

古代文明の遺物に選ばれ、超常の力を持ったモンスターを召喚し、様々な術を用いてそのモンスターをサポートする、召喚師のような存在。

 

彼らが操るのはかつて、俺が前世で趣味のひとつとして遊んでいた『カードゲーム』

 

この世界において、その存在は遊戯ではなく神聖かつ絶対のものであったらしい。

 

そのカードを操る彼らの名は今世でも前世でも(今も昔も)変わらなかった。

 

彼らこそ『決闘者(デュエリスト)』である!

 

そして、町を襲う真紅眼の飛竜(レッドアイズ・ワイバーン)の群れに立ち向かう、趣味の悪い仮面とお揃いの青い軍服を身に付けた決闘者達が古代の機械兵士(アンティーク・ギアソルジャー)古代の機械騎士(アンティーク・ギアナイト)を召喚して立ち向かうのを見て、俺は思わずこう言った。

 

「どこのアカデミアのオベリスクフォースだ!? 」

 

 

え? 俺が誰かって?

 

そういえば、自己紹介がまだだったな。

 

俺はアカーシャ。

 

炎のように真っ赤な赤毛が特徴の、TS転生者だ!




・・・なんでTS させたんだろう?

ではまず、俺っ娘TS 転生者アカーシャのプロフィールです。年齢とかは、次話のです。

アカーシャ
女 12
赤髪 ロング
赤目
所属:オベリスク王国 王都第三孤児院
使用デッキ?
決闘盤?
エース?
備考:炎を皿にのせた天秤の紋章を刻んだペンダントを所有。
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