中世ファンタジーの世界に転生したと思ったら、魔法使いの代わりに決闘者がいた件について   作:カージ

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明日はウインドレイダーズの発売日ですね?

もちろん、作者も買う予定です。

ソウルシェイブフォース欲しいなぁ・・・

12月21日

マナクラフトのセリフを変更しました。


決闘脳は基本装備

「で、さっそくやらかしたわけだ」

 

自己嫌悪で机に突っ伏しているアカーシャに向かって、そう言葉を投げ掛けた少年は、アカーシャと同じ孤児院出身のレックスだった。

 

「掘り返すなぁ・・・」

 

アカーシャは、頭を抱え込み悲痛な声で抗議する。

 

「まぁ、過ぎたことは仕方ない。それに・・・」

 

そう言って、教室を見渡すレックス。

 

「同じくらいキャラの濃いやつばかりだからな、このクラス・・・」

 

レックスが視線を向けた先には、一心不乱に早弁を行っている背の低い女子生徒やノートに数学の公式をひたすら書き連ねている鼻の大きな男子生徒、化粧直しをしている男子生徒(オカマ)や窓ガラスの前で歯を煌めかせながらポージングをしている男子生徒(ナルシスト)、巨大な縦ロールを揺らしながら時おり高笑いをあげる女子生徒(お嬢様)など、個性的な生徒ばかりであった。

 

「まぁ、今回はお前が一番目立ったみたいだけどな」

 

ハハハ、とレックスが笑いアカーシャは力尽きたように机に覆い被さった。

 

 

 

 

 

 

「教官遅くねぇか? 」

 

30分後、ようやく立ち直ったらしいアカーシャが疑問を口にする。

 

「確かに遅いな」

 

レックスも同意する。

どうやら、両隣のクラスは既に教官が来ているらしく、教室の外から聞こえてくるのは僅か数人分のよく通る声だけ。

おそらく隣のクラスの教官の声だろう。

さすがに50クラス全部の音が聞こえてくるわけではないが、おそらく他のクラスは全て教官が到着しているだろうことは容易に予測できた。

 

「ふむ、それならばこの私にいい考えがあるぞ」

 

一人の女子生徒が、アカーシャたちの会話を聞いていたのか、横から入り込んできた。

淡い桃色の髪の毛をポニーテールに纏めた、気の強そうな少女である。

 

「教官が来ないのならば・・・」

 

レックスは、この瞬間思った。

なぜ、気がつかなかったのだろうと。

そうだ。来ないのなら呼びにいけばいいのだ!

 

「来ないのならば、来るまでみんなで交流決闘をやればいいではないか! 」

 

予想とまったく異なる台詞に、レックスは思わず机に頭をぶつけた。

 

「いや、そこは普通教官を呼びに行くところじゃねぇのか!? 」

 

「ん? なんだ、お前は見学か? ちょうどよかった。このクラスは21人だから一人余ってしまうのだ」

 

「アカーシャもなんとか言ってくれぇ! 」

 

「決闘だな? 燃えてきたぜぇぇぇ!! 」

 

「お前もかアカーシャぁ!!? 」

 

レックスは援護をアカーシャに求めるも、見事撃沈した。

結局、教官はレックスが呼びにいくことになるのだが、それはあとで話すことにしよう。

 

 

 

 

「ではここに、デッキに使っていないカードを二枚ずつ、10組み用意した。各自、一枚ずつドローして、同じカードを持つもの同士で決闘することにしよう」

 

そう言って言い出しっぺのポニーテール、セレナーデ=プロミネンス=オベリスクーーこの国の第二王女であるーーはカードの束を決闘盤から取り出した。

 

「「デッキに使っていない? 」」

 

カードが余ってるというその発言に、反応した生徒が二人いた。

片方は、眼鏡をかけた地味な女子生徒。もう一人は化粧をしていた男子生徒(オカマ)だった。

アカーシャの記憶が正しければ、このクラスに5人いるもと平民のうち二人である。

 

「学園の裏にダンジョンがある。そこに出てくるモンスターはアンティーク・ギアばかりだが、モンスターというのは倒せばカード化することができる。運が良ければ、おまけで魔法カードや罠カードも手に入る。多少命の危険はあるが、強くなるためには誰しもとおる道だ。覚えておくといい」

 

なるほど、とアカーシャは呟く。

黒い悪魔を殲滅したときに大量のG のカードが手に入ったのはそのためであったのかと。

そう考えながら、カードをドローする。

 

「みんな、カードを引いたか? では、それぞれ確認し会おう。ちなみに、私のは『モリンフェン』だった」

 

そういわれて、アカーシャも自分のカードを確認した。

アカーシャのカードは『ゴキボール』だった。

 

「なんで、またG なのさ・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらくして、アカーシャ達はそれぞれの対戦相手と向かい合って立っていた。

なお、机と椅子は教室の隅っこに押しやられている。

 

「よろしくね。いい決闘にしましょう」

 

アカーシャの対戦相手は、同じ平民の眼鏡の地味な少女だった。

名前は、マナクラフトというらしい。

 

「こちらこそよろしく」

 

そう言って、アカーシャは決闘盤をかまえる。

同時に、マナクラフトも決闘盤をかまえた。

 

「「決闘!! 」」

 

 

 

 




本文中に名前のでなかった新キャラの名前。

早弁→オネスト・ハーフスリーブ

鼻でかガリ勉→ギルモア・ボーグ

オカマ→メイシャ

ナルシスト→ギーシュ・ローゼン

お嬢様→サフィラフィール・アントマート



一応、使用するデッキから名前を決めたのだが、この名前で使用デッキの特定が出来ちゃう人っている?





今回の最強カード

HA☆GA「今回のカードは伝説のレアカートだぜ! ヒョーヒョッヒョ」


ゴキボール
地属性 昆虫族 レベル4 ATK 1200 DEF 1400
効果:なし
フレーバーテキスト
丸いゴキブリ。
ゴロゴロ転がって攻撃。
守備が意外と高いぞ。


赤沙「誰だよ、今の・・・」

火事「知らねぇよ、俺も・・・」

HA☆GA「ヒョーヒョッヒョ! この日本チャンプのオレ様を知らないだと? ならば教えてやろう! オレ様こそ最強の昆虫使い!! その名もインセ・・・」

火事「魔法カード、『トゲトゲ神の殺虫剤』」

HA☆GA「ぎょえぇぇぇ~~~~~!? 」

火事「なんか、でっかいG がいたから退治しといた」

赤沙「・・・何も見なかったことにしよう」

火事「さて、気を取り直してゴキボールの説明を始めようと思ったのだが・・・」

HA☆GA<スタンバーイ

火事「なんか、虫ヤロウがスタンバってるから、やめといた方が良さそうな気がしてきた・・・」

赤沙「俺もそう思う。あれは、並のG よりしぶとくてしつこい」

火事「というわけで、今回の最強カードは、伝説のレアカード(笑)、ゴキボールでしたぁ・・・」

HA☆GA<ムシシテンジャネェ! ジョオウサマ、ヤツラヲカミコロセ!!

赤沙「うわぁ、虫ヤロウがやけになってインセクト女王を召喚しやがった!? 」

火事「ふざけんなぁ!!? 」

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