陰陽師の異世界録   作:ザイソン

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何故こんな文になったか俺でもわからぬぅ!

陽明「ばっかでやんの」


間違えたらマズイのです

サウザンドアイズの支店に着いた。ノーネームのメンバーを迎えたのは何時もの店員だった。

「お待ちしておりました。中でオーナーとルイオス様がお待ちです」

 

ルイオスは"ペルセウス"のリーダーである。

 

店内に入り中庭を抜けて離れの家屋に向かう。中で迎えたルイオスは黒ウサギを見て盛大に歓声をあげた。

 

「ウサギ!本物は初めてみた!ねーキミウチのコミュニティにこいよ」

 

「先に断っておくけどこの美脚は私達の物よ!」

 

「違いますよ飛鳥さん!」

 

「この美脚は私達の物・・・わたさない。」

 

「だーかーらー!違いますって!耀さん!」

 

「そうだぜ、この美脚はおれn「お馬鹿様ーー‼︎」

 

ハリセンのコンボが炸裂した。 (フルコンボだドン!)

 

陽明は生暖かい目で見ていた。

しばらくコント?が続くのでカット。シリアスに戻ります。

 

「ペルセウスが私達に対する無礼を振るったのは以上のことです」

 

「うむ。ペルセウスの所有物が身勝手に敷地に踏み込んで荒らした事、捕獲の際の無礼。確かに受け取った」

 

「あれだけの暴挙の無礼、ここは決闘によって決着をつけるべきかと」

 

半分捏造であるが遠回しに合っている気がするので問題無い。レティシアを取り戻すためだ。なりふり構ってはいけない。

 

「いやだ」

 

唐突にルイオスは拒否した。

 

「あの吸血鬼が暴れた証拠あんの?まぁどうしても決闘に持ち込みたいのならきちんと調査しないとね。まぁ困るのは他の人だろうけどねぇ・・・」

 

ルイオスはニタァと白夜叉の方を向く。

 

でこの話はここでおしまいだ。帰ってあの吸血鬼を売り払わないと。愛想のない女って僕嫌いなんだよねぇ。特にあいつは体も殆どガキだし。まあ見た目は可愛いけど。あ、そういえば君たち知ってる?あの吸血鬼の買い手って箱庭の外のコミュニティなんだよね」

 

「なっ!?何を言ってるのですか!吸血鬼は箱庭の中でしか・・・」

 

「陽の光を浴びれない。もちろんそれぐらいのことは知ってるよ。でもだからこそいいんじゃないかな?気の強い女を裸体のまま鎖で繋いで組み伏せて啼かす・・・その手の愛好家には堪らないだろうね。太陽の光っていう牢獄の下永遠に玩具にされる美女って、ハハッ、すっげえエロくね?」

 

ルイオスは挑発するように商談相手の人物像を口にした。

 

「そうだ。黒ウサギさん、取引をしようか。吸血鬼を君たちのコミュニティに返してやるから、君は生涯僕に隷属するんだ」

 

「なっ!?」

 

「僕は君のことがすごく欲しくてね。それに"箱庭の貴族"という泊も欲しい」

 

絶句する黒ウサギにルイオスはニタリと笑って言う。

 

「ほら君は月のウサギだろ?仲間のため自己犠牲は本能だもんなぁ!自己犠牲を帝釈天に売り込んで箱庭に招かれたんだろ?ホラ本能に従って炎に飛び込めよ黒ウサーーー」

 

ヒュッ!

 

ルイオスの頬をかすめて針が壁に突き刺さる。

陽明の恩恵で金行を操って針を作り出して投げたのだ。

 

「さっきから黙って聴いてれば・・・よほど命が惜しいらしいな・・・!」

 

十六夜達は陽明とは付き合いは短いがここまで激情し、感情を表に出す事が珍しいことは理解できた。

 

「"ペルセウス"のリーダーは高潔で誠実な者が多いと部下に聴いたことがあるが・・・テメェだけは違うようだ・・・」

 

陽明の言葉に十六夜達は不思議に思った。陽明は箱庭に召喚されてから数日しか経っていない。一体、どこで聴いたのだろうか。

 

「僕は僕。親父達と一緒にしないでほしいね・・・それにしても、君もよく見るとさぁ・・・凄い美人じゃん!」

 

「「「「「・・・はぁ?」」」」」

 

「君すっげえ俺好みの美人だよ!だから俺の女になれ!一生可愛がってやるからさ!」

 

陽明は、男である。髪もツヤのある黒で長めで女顔というか顔が女より女っぽいくらい女顔だが男である。

 

ルイオスは爆弾発言を聞いた一同は思わず驚愕の声をあげる。

 

(オイオイオイオイ・・・この馬鹿マジで言ってんのか!?ゲイか?ゲイなのか?)

 

ゲイではない。

 

(確かに陽明くんは普通女の子より美人な女の子に見えるくらい美人だけど、まさか告白するなんて・・・)

 

そんな中、陽明は、

 

「・・・・・・」

 

腕を組んで顔を伏せて沈黙していた。ただ身に纏う空気はどうにも重い。更に、放つオーラが黒いとゆうか闇そのものの様だ。

 

「気丈なのもいい!ツヤのある黒髪!」

 

「お、おいルイオスよ、そこらへんに「黒ウサギとは別のベクトルの美麗な顔!いいねぇ!」

 

白夜叉の声も届かない。

 

「お、おい陽明・・・」

 

十六夜が恐る恐る陽明に話しかけると、

 

ボシュウ!!!

 

陽明がいきなり狐状態に変身した。

 

「ブッ殺ス!」

 

「おい待て小僧!早まるでない!」

 

飛びかからんとする陽明を白夜叉が抑える。いや、抑えきれない!

 

「ここで飛び掛ったらお終いだぞ!」

 

十六夜も加勢してようやく抑えつける事に成功。二人掛かりで外に運び出して太い木に太い鎖で縛り付ける。

一本や二本ではブチ切るため何重にも巻きつけておいた。

 

陽明がこうなってしまっては話が書けない。どうしよう。えぇと、原作通りって言えば分かりますかね。

 

10分後

 

「・・・おい、陽明。頭冷え「あ"あ"ぁ"ん"!?」・・・冷えてねぇな。帰るぞ」

 

十六夜は陽明の手足を念のため鎖で縛り付けて担いで本拠に帰り始める。

 

「・・・まぁ、ルイオスと決闘するなら、必要な者があるから手伝って欲しい」

 

「断る理由が無い!あの野郎・・・!気にしてる事を・・・!」

 

陽明は女と間違われる事を嫌うのだ。更に既に怒ってた状態なので怒りが倍増したのだ。

 

 

 

本拠に帰って黒ウサギはジンによって謹慎処分を受けた。ルイオスからは一週間の猶予が言い渡されている。

 

十六夜と陽明は本拠から出て行ったきりである。

 

「まるでコミュニティがバラバラになってしまったようです」

 

憂鬱そうに窓を見ていると、

ノックが響く。

 

「はーい、鍵もかかってますし中に誰も入れませんよー」

 

「「大丈夫。問題ない」」

 

バキッ!

 

ドアを壊して耀と飛鳥が入ってきた。

 

「何故に壊した⁉︎」

 

黒ウサギが落ち着くまでお待ちください。

 

「作戦を考えるわよ」

 

「名づけて、『黒ウサギをどげんかせんといかんの会』」

 

「黒ウサギ以外の代物で交渉にのるか・・・レティシアを賭したゲームをしてもいいと思えるような都合のいいものは無いの?」

 

「本当に都合のいいものですね」

 

とはいえ、それしか方法は無い。宝物庫にはギリシャ神話に所縁のある物もあるが、ルイオスが欲しがるとらお世辞にも思えない。

 

さてどうしたものかと三人が考えたその時、

 

「それに関しては既に手を打ってある」

 

ハッと入り口を向くと、陽明が腕を組んで立っていた。

 

「手を打ってあるって・・・一体何を「それに関してはまだ秘密。サプライズは後で」

 

飛鳥の言葉を遮った。

 

「・・・陽明さん・・・一つ、質問があります」

 

「なんだ?無断で本拠を離れていたから大抵の質問には答える」

 

「なら遠慮なく。陽明さんはあの時、『"ペルセウス"のリーダーは高潔で誠実な者が多いと部下に聴いたことがある』とおっしゃいましたが・・・いつ、それを聞いて誰が教えたのですか?」

 

それは飛鳥と耀も不審に思っていた事だった。

 

陽明は目を瞑って暫く考えた後、

 

「・・・俺がまだ幼い頃、俺の部下・・・俺の世話をしてくれていた式神が寝る前によく俺に話してくれた。

『私はとある異世界で魔王と呼ばれていました。その異世界は、多くの幻獣、妖怪、神霊が暮らしていてみんなそれぞれの仲間と協力しながらみんなとゲームをしていました』的なことを」

 

黒ウサギは絶句した。話の中に魔王の単語が出てきたからだ。つまり、陽明は元魔王を隷属させ元魔王に育てられたと言っても過言ではないからだ。

 

「・・・因みに、その魔王の王号は覚えていますか?」

 

黒ウサギであるならば有名な魔王であれば直ぐにわかる。

 

「確か・・・魔王"傾国ky『ドゴッ!』

 

陽明の言葉を遮るかのようにドアが弾け飛んで十六夜が現れた。

 

「普通にトビラ「開けられないのですかあなた方はぁぁぁ!」

 

「お、陽明、先に帰ってたのか」

 

「戦利品はあるぞ」

 

陽明と十六夜はギフトカードから大きな珠を取り出す。

 

「御チビから聞いたぜ。これさえあればペルセウスに挑戦できるってな」

 

「これで・・・あの野郎をブットバセル・・・!」

 

陽明は憤怒の表情で持ち帰った珠を見つめた。

 

 

 

二六七四五外門・“ペルセウス”本拠

白亜の宮殿の門を叩いた“ノーネーム”一同を迎え、謁見の間で両者は向かい合う。

 

「我々“ノーネーム”は、“ペルセウス”に決闘を申し込みます」

 

「何?」

 

「決闘の方式は“ペルセウス”の所持するゲームの中で最も高難度のもので構いません」

 

「えっ何?そんなつまらない事を言いに来たの?はあ、もういいよお前ら。なら予定通りあの吸血鬼は売り払って」

 

ルイオスが呆れながら言うと黒ウサギはルイオスの前に二つの大風呂敷を広げる

風呂敷の中からは“ゴーゴンの首”の印がある紅と蒼の二つの珠が転がり出て来たのをみて騎士2人が叫んだ。

 

「ば、馬鹿な! これは“ペルセウス”への挑戦権を示すギフト!?」

 

「まさか名無し風情が、海魔とグライアイを打倒したというのか!?」

 

「あんなタコなんか楽。俺の式神の方がかなり強い」

 

「グライアイ?あぁ、あの婆さん達か。まだヘビの方がマシだったな」

 

陽明と十六夜の発言を聞いたルイオスは歯噛みしたあと不快感を露にしながら言った。

 

「・・・いいさ、相手をしてやるよ。元々このゲームは思い上がったコミュニティに身の程を知らせる為ためのもの。二度と逆らう気が無くなるぐらい徹底的に・・・徹底的に潰してやる!!!」

 

「我々のコミュニティを悉く踏みにじった無礼や暴挙の数々。最早言葉は不要でしょう。“ノーネーム”と“ペルセウス”。ギフトゲームにて決着をつけさせていただきます!」

 

「あと俺の私怨!」

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