もう一人の武神   作:ピポゴン

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一万字超えるひとまじ尊敬する。いやまじ書いてるとつらさがわかります。今回も東西交流戦でなるべく字稼ご…


東西交流戦

和也は川神に越してきていた。天神館の生徒と川神に修学旅行だったので、こっちまでは一緒に来ていた。途中、別れを交わした仲間たちととても微妙な空気になったのは言うまでもない。和也は東西交流戦に特別出たがってはいなかったが、様子は見たがっていた。鍋島になんとか観戦したいと頼んだが、優遇はできないと言われてしまい、一発殴って諦めた。そう和也は鍋島に優遇してもらう観戦は諦めた。だが和也はそんなにいい人間ではない。

 

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ここはとある工場。激しい轟音が響き渡り、あちこちから雄叫びが上がっている。

そしてここは工場内でもかなり広く見渡せる高いところ。なにを言われようと高いところとしか言いようがないのだ。そこで戦況を確認していた2人のうちの1人が口を開く。

 

「予想通り押されていますね。」

 

口を開いた人物は眼鏡をかけており、顔がとても整ったいわゆる美形という顔立ちをしている。

彼は葵 冬馬。学年主席でありかなりのキレ者。好みが幅広く、男も女もどちらでも行けるらしい。いけるらしい。

医者の息子でもある。クラスはS組でいわゆるエリートクラス。いつもは井上 準 と 榊原 小雪 の3人で行動しているが今は違う。この場には2人だけだ。

 

「だが、ここからだろ?葵」

 

彼の発言に答えた人物。それは直江 大和だ。彼も所属組はFという落ちこぼれクラスだが、かなりのキレ者として認知されている。人脈形成能力には長けており、彼はよく携帯をいじっているが、それも人脈形成の一つなのだろう。彼もいつもは風間ファミリーと一緒にいるのだが、今は軍師として葵冬馬と共にいる。大和の言葉に対して冬馬はうっすらと笑い、

 

「ええ。そうですね。」

 

と言った。だが突如として大和の携帯が鳴る。大和は誰からの電話なのか予想がついているといった様子でその電話に出る。

 

『大和!すごい勢いで押され始めたよ!どうすんの!?』

焦った様子でそう言ったのは 師岡 卓也。風間ファミリーの1人で通称モロ。ファミリー内では情報収集といったいわゆる"知力"担当。師岡に対し大和は落ち着いた様子で

 

「大丈夫だモロ。作戦通り。心配するな」

 

という。

 

『わ、わかったよ。それじゃあもう切るから。頼んだよ。』

 

大和の落ち着きように少し安心したのか、師岡はそう言って電話を切った。

 

「今の電話は、師岡君ですか?」

 

「あぁ、戦況をみてかなり焦っていたぞ」

 

「そうですか、ならば、」

葵がニンマリと口を開く

「反撃開始といきましょうか」

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ところかわってここ工場のどこか。

大和や冬馬たちのいたところと比べて薄暗く、轟音や雄叫びなどが小さい。そこには1人の少年がいた。誰かがこの光景を見たら困惑し、頭を傾けるだろう。なにせ今は東西の合戦中。轟音や雄叫びがとびかい、誰もが相手を倒さんと奮闘し、活気かはげしく渦巻いている。そんななか、戦場からかなり離れ、どこか退屈そうな顔で突っ立っている少年。

そんななか、少年はおもむろに口を開き、

 

「こりゃ西側やられますわー。予想以上に東の"知力"と"武力"高かったのが問題かなー。しかも上空にもいくつかの気配あるし。こりゃ無理だな。ドンマイだドンマイ。」

 

といった。第三者がこの少年の言葉を聞いたら意味がわからないというだろう。第三者からしてみても意味がわからないのだ。戦っている本人達からしたらなおのことだろう。戦場をみてもわかる通り今は西側が圧倒的に有利だ。それは火を見るよりも明らかなことだ。そんななかこの少年は"東が勝つ"と言ったのだ。奇妙なことこのうえない。いや、それ以上に奇妙なことがあるではないか。この少年は何故見てもいない試合の行く末を容易く語れるのだろうか。多分答えは簡単であって非常に難しいものだろう。単純に"気"を探知しているのではないだろうか。だがこの広範囲で全ての気を探知するには、どれだけの探知力が必要になるのだろうか。だが、それよりなにより1番奇妙なことがある。それは何故この少年がここにいるのかということだろう。この状況を、いや、この少年を天神館に、特に鍋島や十勇士にみせてやりたい。彼らはいったいどんな反応をするだろうか。この少年…霧崎 和也が廃工場にいるのを見たら…。そして和也は再び戦場へと意識を傾ける。

 

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「国崩しでりゃあああああああぁぁぁぁぁ」

 

轟音が鳴り響く戦場のの真ん中で、ひときわ大きな声とともに銃火器、というかもろ大砲の爆発音を上げる少女の姿があった。彼女は西方十勇士の 大友 焔。 様子を見るに、今は交戦中のようだ。

 

 

「うわあ!!ちょっと!危ないじゃない!」

 

そう言って爆炎のなかから飛び出てきたのは東側の武人。川神一子だ。そして彼女も風間ファミリーの1人。ファミリー内ではみんなのペットてきな存在だ。

今一子と大友は少し離れている。

一子の武器は薙刀で近距離武器。それに対し大友は遠距離武器。この状態は大友が有利であるだろう。

一子が接近せんとかけていくが、それを大友が邪魔する。この戦いは間合いの戦いとも言えるだろう。

 

一子と大友が交戦するなか、それを遠くから見ている男が1人。西方十勇士の1人、毛利だ。彼は一子をターゲットとにし、攻撃を、矢を放つ機会をうかがっていた。

そして大友が再度国崩しを撃つ。今だと思った毛利は一子に三本の矢をいる。一子の技量で、さらに国崩しを回避した後ならばこの矢は避けようがない。だがその矢は一子に当たることなく、ひとつ残らず撃ち落とされた。

毛利の矢を撃ち落とした矢の出所をたどると、そこには青髪の少女がいた。彼女の名前な 椎名 京。風間ファミリーの1人であり、天下五弓でもある。

 

「しょーもない」

 

彼女はそう言うと、毛利に対し矢を構えた。毛利はそれに気付き、矢が当たらない位置に隠れる。だが、放たれた矢を確認した毛利はあることに気付く。

 

「矢の先端に爆薬だと!?」

 

そのままの意味だ。京は矢の先端に爆弾をつけ、範囲攻撃を可能にしたのだ。毛利はその攻撃に不意を突かれ、あっけなくやられる。

 

「この私があああああああああ!!」

 

毛利 リタイア。

 

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皆が奮闘しているなか、ここにもある意味奮闘している者が。主に写真撮影に。戦場にむけて熱心にカメラを向けているのは 福本 育朗。

だがそんな福本は今、ある意味ピンチだった。なぜなら彼は今、西方十勇士の1人龍造寺と対面しているからだ。

写真撮影においてはプロ顔負けの福本だが、戦闘の方はというとからっきしである。そんな福本が敵の最高戦力と当たってしまったのだ。ピンチ以外の何物でもない。

 

「おい猿。俺を無断で撮影するとは、少々マナーがなってないんじゃないのか?」

 

この状況、この雰囲気、明らかに戦闘が起こる直前である。もしそうなってしまったら福本に勝ち目はないだろう。

だが、その張り詰めた空気は一瞬にして崩れ去ることになる。

 

「イケメンみいいいいっけええええええ」

 

突如現れた羽黒に龍造寺は押し倒され、そのまま羽黒の攻撃をくらってリタイアした。戦闘というにはあまりにもお粗末なものであった。

 

 

そしてこちらも、もう決着がつきそうになっていた。

現在大友と戦っているのは一子ではなかった。

確かに先ほどまでは一子と大友の戦いだったが、今は マルギッテ・エーベルバッハ が大友と交戦中だ。だが先ほども記述した通り、既に決着はついたと言っていい。それもマルギッテが勝つというかたちで。大友はマルギッテが投げたトンファーにより暴発。手が傷だらけになっていた。それでもなお攻撃をしようとする大友にマルギッテの猛攻が襲いかかり、大友はその場に倒れた。

大友 焔 リタイア。

 

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尼子達の兵とクリス&井上達が遭遇し、井上はクリスを先に行かせ、尼子達と交戦する。既に西方十勇士は3人が倒されている。ここは1人でも多く相手を倒しておきたい尼子だが、尼子の見た目からして最悪の相性の相手の当たってしまった。ここにいる井上という男、きっすいのロリコンである。そしてロリコンパワーを発揮した井上に兵はガリガリ削られていく。

 

「なんだこのハゲ!強いぞ!!」

 

そしてモブたちはどんどん倒され、とうとう尼子とハゲ…井上のタイマンに。もしここにいる尼子が女だったら井上との戦闘は回避できていた。だが、井上は尼子に抱きついた際に尼子が男であると認識する。

 

「お前…男か!?」

 

「だからそうだって言ってんだろ!

 

そうなってしまえば、井上からしたらもうどうでもいい。そのあとは井上による無情の一撃で 尼子 春 リタイア。

 

 

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「おいおい。西方十勇士君たちしっかりしろよー。圧倒されてんじゃん。」

 

今までの戦闘を見ていた…否、感じていた和也が事実を述べる。

 

「石田のやつ何が余裕だよ…敵の主力1人も削れてねーぞ…」

 

なかば呆れたようにヤレヤレといった感じで首をふる。

 

「せめて主力1人は削ろうぜって鉢屋やられてんじゃねーか!ちょっ宇喜多止まれパワーのお前とそいつは相性がっ…あーあ…。すっげえ勢いでガリガリやられてくなぁ…ヨッシーは…まあ力見せないよなあ…。この調子じゃどうせ長宗我部もすぐにや…あ、本当にやられた…」

 

十勇士のやられ気味に追いつけてない和也。

 

「石田は島と隠れたか…うん。まあ、時間の問題だな…」

 

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大和と冬馬のところの長宗我部が倒れたあと、大和は敵大将がいるであろうところへと進む。大和の予想通り石田は島と共にそこにおり、途中で駆けつけた一子が島と、大和は石田と一騎打ちになった。

 

「ふん。俺とタイマンをはろうとは、どこまでも阿呆なやつめ。」

 

大和は百代にいじられてるだけあって、一般人より回避力は高いものの、戦闘においてはど素人である。それを見抜いたのか、石田は油断してしまう。

そこにどこから飛んできたのか、京の矢が石田の不意をついて当たる。

 

(あと少しで勝てる!)

 

大和は石田の状況をみてそう確信するが、石田は敵の大将。そこまで簡単に行く相手ではなかった。

 

「よもやここまで苦戦しようとはな…。仕方あるまい。

-----光龍覚醒っっ!!!!」

 

瞬間、石田の体が黄金に輝く。

 

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「あ、石田使いやがった。」

 

光龍覚醒を使った直後の和也の反応。それでも和也の反応を見るに、形勢が逆転するとは思っていないという風だ。

 

「石田…慢心だったな…。だから慢心は良くないって言ったのに…あっ、降りてきた。」

 

周りからして見たら一人でつぶやいている和也はどう見ても気持ち悪い。だが問題なのは今の発言。"降りてきた"とは何をさして言うのか。大和や石田たちもすぐに知るだろう。

 

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「今の俺に勝てるものなど川神 百代ぐらいのものだ!」

 

大和と変わって、次は石田が勝ちを確信する。

そこへ、壁をかけ降りてくるものが一人。

 

「源 義経 !推参!!!」

 

突如として現れた義経により石田は一撃で沈められる。

その状況下で大和が口を開く。

 

「あ、ありがとう。えらく強いんだな。だが見たことないなあ。俺は直江 大和。名前は?」

 

「源 義経だ。直江君、よろしくたのむ。見たことないのも無理ない。義経は今日編入してくるからな!」

 

「源 義経?へー、イメージだと男って感じだけど、女の子なんだな。」

 

「義経は義経だ。性別は気にしないでほしい。」

 

「OK、これからよろしく。あ、勝ち星あげないとな。ワンコ!勝ち星あげていいぞー」

 

大将の石田を打ち取ったことにより、東西交流戦、ここに終結。

 

そして終わったことを感じ取った和也も工場をあとにする。

和也は地面をひと蹴りしその場から消えた。

 

東西交流戦。東の勝利にて終結。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




といった感じで急ぎ足で東西交流戦終了。次回から和也の出番が多くなります。和也のスペックはちょびちょびと作中の中で公開していきます。個人的にはセリフすくなめナレーション多めで書いています。次回はセリフ多めにして、状況もセリフからわかるようにしたいと思います
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