試験的RPG   作:あんにん

1 / 8
書いてた当初はもう少し真面目な小説目指してたのに、どうしてこうなった


剣と魔法と理不尽と序でに脱力感を感じさせるRPG

試験的RPG

 

 

「マンネリ化するチート転生者たち!!

 今そこに終止符を打つ!!

 進撃の時代ですよーっ!!」

 

俺の目の前で椅子に腰掛けた神様らしきおっさんは妙なことを口走りだした

 

 

 

「で、終止符はともかく

 どう言う転生をするんだ?」

「ちょっと待ってろ……そえぃゆっ!!」

 

「………何その掛け声」「ちょっと新世界創ってみた」

とんでもねぇことしやがった!?

 

 

 

「これからお前をその新世界に転生させる

 安心しろ、剣と魔法と理不尽、ついでに脱力感の蔓延る世界だ」

「前二つはともかく理不尽と脱力感!?」

 

「俺が中学生の頃書き溜めてたチート能力を一つか二つ渡すから安心しろって」

「中学生って、神様にも義務教育とかあるんだな」

「俺みたいに人間から神様になった奴はそうだな、他は知らん

 で、肝心のチート能力だが…

 

 『影葬・影装』(ハイドアンドアナザー)

 ザックリ言っちゃうと自分の触れた影を操る能力だ

 

「何それ、影絵位にしか使えねぇじゃねぇか」

「悪い、言い方が悪かったな

 要は影を槍状に実体化させて的に突き刺したり

 自分の分身を創り出したり出来たりする能力だ」

「まぁ普通はそういうふうに解釈するよな」

「なら何故疑ったし」

「死ぬ直前に主人公最弱系の小説を読んでてな

 しかもマンネリ回避とか言ってるから疑わないほうがおかしい」

「そうか、疑り深いお前にはもう一つプレゼントしてやろう

 

 『従魔・習魔』(クリーチャーズ)

 ドラクエで言う魔物使い、魔物を仲間に出来る能力と

 仲間にした魔物の技を覚えることができる能力だ」

 

 

「これも魔物がいないと意味なくね?」

「居るから安心しろ

 正確には魔素って呼ばれる物質に取り込まれたものだけどな」

「魔物って何食べるんだ?」

「基本的に魔素を有する存在

 さっき創った世界では魔素を結晶にしたものを通貨にしてるから

 それを食べさせてやれば良い、他にも魔素の篭ったアイテムとか」

「つまり襲いかかってくる魔物は追い剥ぎみたいなものか」

「そうなるな、後は嗜好品的に元になった動物に

 応じて普通の動物が食べる物も食べる」

 

「じゃあチートも決まったことで、ほかに質問は?」

「転生後の性別、容姿は?」

「そうだな、影だし闇繋がりで

 某スクエア連載中災難系エロ漫画のヤミさんで良いだろ」

「あの人は変身能力じゃないか?」「こまけぇこたぁ気にすんな」

 

「てか俺男なんだけど?」

「神の前には性別すら関係ない、訳でもないけど

 第二の人生なんだから違う性別を試してみろよ

 幸いハーレム願望なんて無いだろ?」

「男色趣味も無い、まぁ一理あるか」

「じゃ、転生させるぞー

 そうそう、このシステムも『新しい親との接し方が分からないって』

 苦情が多かった少し弄ってみたんだ

 

 好きな時代に好きな年齢でその世界に突然現れる事が出来るぜ」

 

「そーなのかー」「ルーミアの方が良かったか?」「ヤミさんで結構です」

 

「と言うかその世界でどんな事が起こるのか分からんからな

 原作開始みたいな合図無いのか?」

 

「そうだな、急な創りだからありがちだけど

 『魔界から魔王と愉快な仲間たちが攻めてきて世界各国が大ピンチ

  その半年前にそうなる事を予知したある王国が異世界から勇者を召喚した

  異世界から呼び出された勇者は仲間たちと魔王を倒す旅へ旅立つ

  勇者は魔王を倒し元の世界へ帰れるのか…?』

 物語のあらすじを付けるとしたらこんな感じだな」

 

「凄いありがちだな、俺がその異世界から来た勇者か?」

「いんや、お前はその世界に居た事になってる

 勇者と愉快な仲間たちに関わるかはお前が決めれば良い」

 

「そうか、勇者が召喚される国の名前は?」

「これもさっき考えたからありがちだけど

 平和の国マッシロ王国だ」「マッシロ王国!?」

「作者も考えるの面倒なんだよ

 魔王の住む国なんて魔王の国マックロ王国だぞ?」「適当すぎないか!?」

 

「一々文句の多いやつだな

 とっとと決めてくれよ」

「……じゃあ勇者召喚の2年前

 ま、マッシロ王国?と同じ大陸の何処かに14歳で送ってくれ」

「あいよー、じゃあ精々頑張ってくれー」

気の抜けた言葉のあと、 おれの めのまえが まっくらになった

 




初投稿だってのに驚きの短さ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。