小鳥が大きくなるまで、いつもそばに   作:雪詞

58 / 75

惜しかったです。4日かかってしまった……
すみません……

前回に引き続いて記念回の番外編のパート2
あいもかわらず日常の垂れ流し状態ですがご容赦ください。
どうしても書いてて1年生組の出番が多いような気がする今日この頃。
これからは意識して2、3年生の出番も増やした方がいい気もします。

それではお気に入り300、UA70000、総合評価400の記念回その2
どうぞご覧ください。


番外編:彼と彼女たちのちょっとした日常 パート2

☆彼と彼女たちのちょっとした日常 パート2☆

 

~コンプレックス~

 

真姫が屋上から出ていってから、それならば自分も少し行ってきますと花陽が屋上から出ていった。さすがにどこに行くのかという野暮な質問もせず、鷹也は花陽を送り出してから目の前の光景を見つめる。

 

「みんな可愛いにゃ~……!!」

「凛ちゃんも変えてみる?」

「でも凛は髪短いし……たぶん似合わないし。」

 

キラキラとした目でみんなを見ていた凛がことりにそう聞かれてえへへ……と少し陰のある表情で笑う。だいぶ改善されてきているとはいってもまだ自分が女子っぽいとは思えていないのだろう。凛の中にあるコンプレックスのようなもの。解消されてきているとは言ってもそんなものだ。簡単に解決できるものでもない。

 

「なに言ってんの。」

「にゃっ……鷹也くん?」

「きっと似合うよ。その長さでもできる髪型はあるだろ?」

 

練習始めなきゃいけないんだけどこれは無視してもいいことでもないだろう。そう考えて凛の頭にポンと手を置いた鷹也は驚いたような表情の凛に笑顔を見せる。

 

「少し休憩時間やるからちょっと遊んでみな。海未と絵里もそれくらいはいいだろ?」

「まあ、鷹也さんがそう言うなら……」

「ええ、いいわよ。」

「ええ!?海未ちゃんと絵里ちゃんもそれでいいの!?でも……」

「あーもういいから。ことりお願い。」

「うんっ!凛ちゃん、こっち来て?」

「え?え?」

 

鷹也の言葉を肯定した先ほどまで練習を再開しようとしていた海未と絵里に驚き、それでも迷っている表情の凛をことりに任せる。慌ててどうしようと視線をさまよわせる凛にことりが声をかける。

 

「凛ちゃん可愛く髪型変えようね!」

「可愛く……!!うぅ……鷹也くん!練習!そろそろ練習するにゃ~!!!」

「休憩時間伸ばすってさっき俺が言ったばっかじゃんか。いいから行ってこい。」

「うぅ……無理だよ!きっと似合わないもん!!」

「はいはい、そんなことないから。穂乃果、にこもよろしく。」

「うんっ!凛ちゃんこっちこっち!!」

「いつまでうだうだしてるのよ。早く行くわよ。」

「うにゃああああ!!」

 

 

 

 

 

~気が付いてくれる人~

 

穂乃果とにこにも頼み、多少強引な手段で凛を連れて行ってもらう。凛に関してはきっと何を言っても似合わないと言って聞かないだろうし仕方ない。抵抗したが引きずられ、諦めてうぅ……とうなだれながらことりと穂乃果とにこに連れていかれる凛を見送っていると隣に希がやってくる。

 

「練習せんでもいいの?」

「ちょっと休憩時間伸ばすだけだよ。」

「……そっか」

 

こちらを覗き込みながら、悪戯っぽく笑って聞いて来る希に簡潔にそう答える。希はその答えに小さく微笑むと、凛のもとで髪型をどうするのかを絵里と海未まで一緒になって相談している様子を見て穏やかな表情で言う。

 

「鷹也くんは本当に優しいね。」

「嫌がってる凛を無理やり連れて行かせるのを優しいとは言わないと思うけどね。」

「それはそうかもしれんね。」

 

小さく笑ってから希は鷹也の方に視線は向けずに少し考えるような表情を見せてから続ける。鷹也も希の方に視線を向けることはない。

 

「……でもやっぱりうちは鷹也くんって優しいと思うな。」

「……そっか。」

 

 

 

 

 

~真面目な2人 その2~

 

「真姫ちゃん、なんかごめんね……?」

「もういいわよ。」

 

隣を歩きつつ多少気落ちしている真姫に花陽は申し訳ないやら何やらでもう1度ごめんなさい……と謝る。

その様子に真姫は小さくため息。いつまでも気にしていても仕方ない。気持ちを切り替える。

 

「それでみんなは?まだ練習始まってないの?」

「う~ん……どうだろう?真姫ちゃんが出ていってから少ししたらすぐに私も出てきちゃったから。」

 

おそらく真姫がお手洗いに向かったのに気が付いて、少し遅れて花陽も来たのだろう。変にタイミングをずらして行ってもみんながなかなかそろわなくなってしまうので、誰かが行ったタイミングで一緒に行くという判断は正解だ。でも、真姫としては少し揃わなくなる時間が増えてもいいからもう少し後で来てほしかったところではある。

 

「そうなのね。でもまああの様子じゃあ……」

『うにゃああああ!!』

「「………………………」」

 

聞こえてきた悲鳴に顔を見合わせる。今の声は凛だろう。こんな悲鳴が聞こえてくる時点で練習は再開されていないというわけで。

 

「な、なにやってるんだろう……?」

「今日はもう練習しない気がしてきたわ……」

「あはは……じゃあ戻ったら歌の確認してもらってもいいかな?」

「ええ、分かったわ。」

 

練習再開の空気がないことをこの時点で察した2人はせめて自分たちはと自分たちの練習の予定を決めて、真姫は小さくため息。花陽は苦笑いをもらした。

 

 

 

 

 

~巻き込んで巻き込まれて~

 

「でも、真姫ちゃんが髪型をいじってるのは確かに見たことないね。」

「もう忘れてって……」

「ご、ごめんね?でも可愛かったよ?」

 

そんな会話をしながら屋上へと続く扉を開ける。先ほど悲鳴が聞こえてきたのできっと練習は始まっていないだろうし、大方みんな騒いでいてこっちのことなんか気にしていないだろう。そう考えて真姫は続ける。

 

「別に髪型を変える必要性を感じないだけで、変えてみたくないわけじゃないわよ。」

「そうなの!?」

 

そう考えたのが間違いだった。扉を開けながら言った言葉は凛に聞き取られていたらしい。切羽詰まったような様子で駆け寄ってくる凛に驚きつつ、真姫の隣の花陽が口を開く。

 

「り、凛ちゃん?どうしたの?」

「みんな!!真姫ちゃんも髪型変えたいって言ってるにゃ!!」

「「おお~!!」」

「な、なによ?」

 

そんな花陽の問いには答えずに言った凛の言葉に何やら話し合うように円になっていた他のメンバーが歓声を上げる。その様子に真姫が何を言っているのかというように聞くも、凛は気にしない。

 

「さ、真姫ちゃんもこっち来るにゃ……!!」

「え、ちょっと凛!引っ張らな……」

「じゃあ凛ちゃんの髪型をこうして、真姫ちゃんの髪型を……」

「ちょっと何勝手に相談してるのよ!?私は別に……!!」

「いいからいいから!さ、にこちゃんどうぞ!!」

「まっかせなさい!」

「にこちゃん、ちょっとまっ……!!もう凛!巻き込んだわね!」

「な、なんのことかにゃぁ……?」

 

凛に引っ張られ、ことりが髪型について言っていることに抗議するも、穂乃果の号令で後ろに立ったにこに髪型をヘアピンやヘアゴムで変えられる。諦めてなすがままになる間に真姫は凛に抗議するも、凛はそっぽを向いて知らないふり。しかしその後ろに迫る影。

 

「じゃあ凛ちゃんはうちらがやろか?」

「え?あ……えっと……」

「そうね。凛が先だったし、ちゃんと可愛い髪型にしなくっちゃ。」

「そうですね。せっかくならばもういっそ全員で髪型を変えてしまいましょうか。」

「で、でも……真姫ちゃんの髪型変えたらもう休憩時間が……」

 

背後に迫っていたのは希、海未、絵里。先ほどまで真面目に練習再開に戻そうとしていた絵里と海未もここまできたらと吹っ切れたらしい。凛は一縷の望みをかけて鷹也に視線を向ける。しかし

 

「もういっそできるまで好きにしたらいいよ。最近は練習も集中してハードだったし。」

「真姫ちゃんの方は私たちがやってるから大丈夫だよ?」

「うぅ………かよちん助けて~!!」

「え、えっと……あはは……」

 

結局逃げられなかった凛は、苦笑いしてどうしようもないかな、ごめんねというような様子の花陽を見てがっくりとうなだれた。

 

「じゃあ花陽の髪型は私がやるわ。ことりと穂乃果は真姫の方の続きお願いね。色々試してみて。」

「「うんっ」」

「え!?私もやるの!?」

 

 

 

 

 

~感想タイム~

 

それから数分後。鷹也は目の前でそれぞれに異なる表情を見せるメンバーを見つめる。

 

「結局みんな変えたのな。それにしてもやっぱり新鮮だなあ……」

「ずっと見られてると恥ずかしいんだけど……」

「絵里の言う通りです……」

「ああごめんごめん。っていや海未はさすがに慣れようよ……」

「慣れるなんて……いつもと違うと落ち着かなくて……」

 

1番初めにそう言って頬を赤くしているのは絵里。ついで言った海未は最初の方から髪型を変えているのに今さら何を言っているのかという気もするが、本来恥ずかしがり屋の彼女の性格上仕方ないといえば仕方ないことではある。

 

「でも絵里は意外だな。ツインテールなんてすると思わなかった。」

「私だってする気なかったわよ……」

「ええ~!可愛いのに~!!」

 

穂乃果の言葉にせめてサイドテールくらいのつもりだったのよ。そもそも変える気なかったし……とそう言って絵里は小さくため息をつく。そんな絵里の髪型は見事にいつもとは違うツインテール。絵里に関してはポニーテールの印象が強いので他の髪型のイメージが湧かなかったのだが思ったよりも似合っている。女子としてはツインテールは似合う人も限られるので恥ずかしいのだろうが。

 

「まあ似合ってるからいいんじゃない?」

「そう言ってくれると助かるわ。」

 

ありがとうと微笑む絵里に本当のこと言っただけだよと返す。実際に似合っているのだからいいだろう。

それから次のメンバーに目を向ける。花陽はいつもの髪型のようで三つ編みにした髪を2本後ろに垂らしていて、真姫はいつものことりのようにサイドテールになっていた。さすがにことりのように前髪は盛り上がってはいなかったが。その視線に気が付いてことりが笑顔で言う。

 

「どうかな?私とにこちゃん渾身の出来ですっ♪」

「うん、さすがことりとにこって感じだな。すごいよ。花陽も真姫も似合ってる。」

「あ、ありがとうございます!うぅ……なんだか恥ずかしい……」

「別に感想とかいいから早く練習始めなさいよ、もう……」

「と言っても何も言わないのも変だろ?」

 

まあそうだけど……と小さくもごもごと言って頬を染めている真姫に鷹也は苦笑い。鷹也としてもどうすればいいのか分からなくなり始めているのだ。感想を言っていくのも照れ臭いがでもとりあえずは何も言わずに淡々と練習を再開するのも変だろう。

というわけで続いて凛に視線を向ける。するとその視線に気が付いたのか。今度は希が声をかけてくる。

 

「凛ちゃん、恥ずかしがってこれ以上は嫌だって言うんよ。」

「ああ、どうりで凛は他のみんなより変化が少ないのか。」

「だ、だってあんまり髪型変えれるほど髪長くないし……そもそもやりすぎても凛には似合わないもん!!」

 

そう言って頑なな姿勢を崩さずに抗議する凛の様子に希と顔を見合わせて苦笑する。凛の髪型は横の髪の毛をちょこんとくくって小さなサイドテールのようにした髪型。いつもの穂乃果の髪型のショートカット版とでもいうような感じだろうか。

 

「この髪型だって……髪結ぶなんて女の子っぽいこと凛には似合わないよ……」

「そんなことないよ。凛にすごく似合ってる。」

 

むぅとふくれっ面でいじけるような表情の凛に鷹也はそう言って笑いかける。いつものように信じようとしないその顔を覗き込んで続ける。

鷹也には分かる。自分に自信を持てない。その感情は簡単にはなくならない。それどころかきっと一生なくなるものではないのかもしれない。でも、

 

「可愛いと思うよ。」

 

他の誰かから言われた言葉が届かないものではないということもわかる。

本心からの気持ちを込めて凛に伝えた言葉は届いたのだろうか。そこまでは鷹也には分からない。それは凛にしか感じることのできないことだ。

凛は少しの間うつむいてから鷹也に言う。

 

「鷹也くん、凛……可愛くなれるかな……?この髪型似合うかな……?」

「充分可愛いと思ってるよ。少なくともここにいるみんなは。」

「……そっかぁ……」

 

言葉が届いたかは分からない。でも、きっと。

 

「うん……かわいい……かぁ……」

 

そうかみしめるように呟いている凛には届いたんじゃないかな。そう鷹也は思う。

 

 

 

 

 

~オチ担当~

 

「さ、練習再開……」

「ちょっと!!」

「え?」

「え?じゃないわよ!!なんでにこだけ感想ないわけ!?」

「あ~……うん、似合ってる。よし、再開するよ~」

『は~いっ』

「なんでよ!?」

 

にこの髪型はたまに見る髪型。いつも結んでいる髪をおろしてストレートヘアにしている状態である。というか普段からツインテールが主なだけで髪型の変化はにこが1番多いのでポニーテール、お団子ヘアなど色々見慣れているというだけなのだが。

それだけでなく理由はもう1つ。

 

「このタイミングでくらい適当な感想でやんなきゃ俺が恥ずかしさでつらい。」

「なんで適当になるタイミングが私のタイミングなのよ!」

「……にこだから?」

「どーいう意味よ!?」

 

 

 

 

 

~ちょっとの変化~

 

そうこうしていつもと違う練習を終えて帰り道。さすがにずっとあのままで帰宅するのは恥ずかしかったらしいメンバーは、校門で待つ鷹也の前に来る時にはいつもの髪型だった。

 

「お待たせ、お兄ちゃん。」

「あれ?みんなもとに戻ったんだ?」

「さすがに違和感がね……」

 

苦笑いして言う絵里にそりゃあそうだよねと笑う。見ているこちらとしては似合っているので違和感というよりは新鮮だなという印象を受けていたが、きっと本人たちからすると違和感以外の何ものでもないのだろう。

そんな中である1人に目が留まる。

 

「ん?凛はそのままなの?」

「え?あ、その……そ、そう!髪が結ばれたせいで癖ついちゃって!だからいっそ今日くらいはこのままで行こうかな……なんて思ったり?」

 

ただ1人髪型がそのままの凛に聞くと、凛は慌てたようにそう言って笑う。その様子に鷹也は小さく微笑みつつ視線を横に向けると希が小さくしーっとでも言うように人差し指を口に悪戯っぽく微笑んで当てていた。

その意図を察しつつ、鷹也としても何も言う気はないので凛の頭をポンと叩きながら言う。

 

「そっか。いいんじゃない?似合ってるからそのまま帰っても大丈夫。」

「う、うん!えへへ……」

 

満面の笑みで笑う凛の後ろで花陽が本当に嬉しそうに微笑んでいるのがちらりと見えて、鷹也はさらに少し笑みを濃くして凛の頭をくしゃくしゃに撫でた。

 

 

 

 

 

~帰り道~

 

「なんか今日の練習は楽しかったね!」

「うんっ!みんな可愛かったなぁ……♪」

「ほとんど練習はできていませんけどね。明日からはちゃんと練習しますよ?」

 

他のメンバーと別れ、そんな会話をしながら前を歩く3人を鷹也は後ろから追いかけつつ携帯を操作する。別にこんなことする必要もないかもしれないがさすがにあのままでフォローなしというのも可哀想だろう。少し気恥ずかしいが、今日くらいちょっと勇気を出して。別に自分がどう思われようとかまわないのだから、彼女がいじけないようにフォローする方が大切だ。彼女たちを支えると決めている以上はそれぞれのメンバーに気を使わなくては。

ちょっとの勇気を振り絞ってメッセージを送信。そして前の3人に追いついて会話に混ざる。

 

「何の話?」

「あ、お兄ちゃん。メール終わったの?」

「今日の髪型の話してたんだ。これからもたまにしようかなって!」

「私はしませんけどね。」

「ええ~!海未ちゃんもしようよ~!」

「い・や・で・す!」

 

似合ってたよ?と言う穂乃果と断固拒否の姿勢の海未の言い合いをことりとともに笑いながら見守る。海未としては自分の中の違和感を恥ずかしいと感じてしまうから、普段から髪型を変えるのは嫌なのだろう。

 

「ことりはどうするの?」

「う~ん……髪型変えるのは楽しいけど……やっぱり普段の髪型が落ち着くかなぁ。」

「まあそうなるよな。いいんじゃないかな、普段の髪型もやっぱり十分似合ってるんだから。」

「えへへ……ありがとう、お兄ちゃん。」

 

ことりとそんな会話をしてからふと思う。そう言えばこの少女たちにも言っていなかったかもしれない。鷹也は少しの間考え込む。

 

「鷹也くん?」

「鷹也さん?どうかしたんですか?」

 

気が付けば穂乃果と海未も言い合いをやめてこちらを覗き込んでいて。少しの間考え込む。そして、今日くらいいいかと思って口を開く。

 

「さっきちゃんと言ってなかったけど……髪型変えたときみんな似合ってたよ。」

「え……あ、ありがとう……?」

「な、何て言うか……」

「改まって言われると照れますね……」

「俺だってなんか恥ずかしいっての。でも、まあみんなに感想言ってたしちゃんと言っておかなくちゃいけないかなと思ってさ。1回気にしたら気になっちゃって。」

 

珍しく穂乃果まで照れたような様子を見せるので余計に気恥ずかしくなってさ、帰るよ!!と誤魔化すように大きめに言って先頭に立って鷹也は歩き出す。その後ろから聞こえてくる声。

 

「お兄ちゃん!」

「ん?」

 

振り返ると、頬を少し赤くして照れたような様子を見せつつ、それでも嬉しそうな様子で笑顔を見せる3人。

 

「ありがとうね!」

「ありがとうございます!」

「ありがとう!」

 

「……ん、ほら早く帰るよ。」

 

満面の笑みで告げられたお礼に気恥ずかしくなってそっけなく返してから、歩みを再開する。赤く染まった頬とともに何となくあったかい気持ちで心が満たされた気がした。3人もこんなあったかい気持ちを感じてるのかなとそんな気がした。

 

 

 

 

 

~オチ担当?~

 

「にこっち?」

「どうしたの?早くいきましょう?」

「なんでもないわよ。今行くわ。」

 

不思議そうに声をかけてくる絵里と希にそう返して、手に持っていた携帯をしまう。返信は後でいいだろう。今はちょっと……表情を隠すのが厳しい。

 

「なんだか顔が赤いけど……にこ、本当にどうかしたの?」

「なんでもないって言ってるでしょ。ほら、いくわよ!」

「あ、にこっち!」

 

染まっている頬は夕日のせいだ。きっとそう。

 

 

『FROM 鷹也

 感想適当にしてごめんな。さすがにあれはひどかったし、一応ちゃんと言っておくけど今日の髪型も似合ってたよ。』

 

「言われなくても分かってるわよ……」

 

小さく呟いて、何か言った?と聞き返してくる希と絵里から逃げるように歩みを少し速めた。

 

 





鷹也くんはもはや兄というよりは彼氏なんじゃないかというくらい状況。
でも、きっと大切な人に対する気持ちってところでは似ているしこんな感じでも問題ないはず。

あんまりキャラ崩壊とか気にせずに書いていたのでキャラ崩壊を感じた方がいたらすみません。作者の力不足はこれから頑張って改善していければいいなと思います。

お気に入りも少しずついまだに増えていて本当に嬉しいです。これからも頑張るので彼と彼女たちの物語を見守っていただければ幸いです。

では次回は久しぶりの本編。さあ鬱展開。
感想・評価もいただけると嬉しいです。

それでは次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。