ラブライブ! ~南ことりの白と黒 笑顔と嫉妬のOthello~   作:山梨まりか

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収録前、プロローグ

バタン!

ことり「みんなっ、これ見て!」ハァハァ

 

8人「!?」

 

穂乃果「ことりちゃん! どうしたの、そんなにあわてて部室に飛び込んできて」

 

海未「とりあえず落ち着きましょう、ことり。手に握っているものはなんですか?」

 

ことり「テレビ局からドラマの出演依頼が来たのっ! μ'sのみんなに女優として出演してほしいんだってっ!」

 

8人「ええええっ!」

 

…………。

 

ことり「(というわけで、私たちはドロドロ展開の昼ドラに進出することになったのでしたぁ。もちろんみんな、女優初体験! どうなっちゃうのかなぁ~)

 

収録当日

 

俺「おっ、最近話題のスクールアイドル、μ'sだねwwwwwww? どうもwwwwwwww主演男優のwwwwww俺くんですハイよろすくwwwwwwwwwww」

 

9人「うわぁ」

 

俺「あれ、どん引き……?」

 

凛「あんまり凛たちに近づかないでね」

 

花陽「凛ちゃんにあんまり近づかないでね」

 

俺「あ、うん(死にたい)。ところで台本はもう読んだ?」

 

穂乃果「えーと穂乃果が俺くんの恋人役でー(やだなあ)、ことりちゃんはー……」

 

俺「おっとっと、これ以上はネタバレだから、ストップ! 次の話からドラマ本編だ!」

 

俺「かくして9人は、読者の分身である俺くんとともに、某ギャルゲ「記憶OFF」もかくやというドロドロヤンデレ昼ドラに出演することとあいなったのである! ちなみに部室へなんらかのビッグニュースを運んでくるのは花陽である、と一億二千万年前から相場が決まっているものではあるが、今回は例外的にことりが出演依頼を運んできた。なぜなら理事長を通じて穂乃果たちにオファーがあったからである。スクールアイドルに商業的ななんらかの仕事を申し込む場合、まずは学校を通さなくてはいけない。全国高校スクールアイドル部連盟の規約にも明記されているのである。嘘である。でもそういう連盟とか規約とかは実際ありそうなものである。ただでさえアイドルなんてのは腐敗したドロドロ芸能界との関係が不可避であるのだから、全国津々浦々に咲く可憐な野花のようなアイドル部高校生を守るためには、厳重な大人たちの監視が必要であろう」

 

絵里「なんかこの人、ぶつぶつつぶやき始めたわ……あんまり近づかないほうがいいかもね……って、いちおうこれでも主演男優なんだから、近づかなきゃ仕事ができないじゃない。つまり存在がセクハラね」

 

にこ「そろそろサムいプロローグやめなさいよ。見切り発車にもほどがあるわよ」

 

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