もし、俺がリンクスタートしたら2   作:単品っすね

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剣術

 

 

 

あれから何日か経った後、や、2日くらいじゃね?3日でもいいかもしれない。いや良くないよね。1日くらいにしとく?じゃあ中とって2日で。って感じの2日後くらい。とにかく、そのくらい後、俺にお節介焼きが増えた。

 

「ほらセレナ。起きなさい。どうしてあなたは礼拝が終わったらまた寝ちゃうのよ。キリトは仕事してるのにあなたはそれでいいの?」

 

「るせーよバーカ……」

 

「うるさくないわよ。ほら起きなさいってば」

 

「却下」

 

「何様⁉︎」

 

なんて話しながらもセルカは布団に包まれた俺の身体を揺する。ゴブリンどもを蹴散らしたあの日、俺の無双っぷりを見ていたらしく、勇者か何かと勘違いしているみたいで、若妻みたいに世話を焼いてくる。俺は女なのに。

 

「いくら強くても働かなきゃダメになるわよ」

 

「ダメでいいよ〜」

 

「早く起きなさい。キリトやユージオのお手伝いに行きなさい」

 

面倒だなこの女。二度寝の魔力を知らないからこんな事が言えるのだ。こういう場合は一度、布団の魔力を教えてやればすぐにこいつも堕ちるだろう。

 

「よっ、と」

 

「キャッ」

 

グイッとセルカの腕を引っ張り、布団の中に引きずり込んだ。

 

「ち、ちょっとセレナ⁉︎私をどうするつもり……!」

 

顔を真っ赤にするセルカを俺は抱き締めた。

 

「ほーら落ち着けー」

 

「……………!」

 

セルカは目を見開く。ふふんっ、これはこいつアレだな。二度寝の気持ち良さをようやく実感した頃だな……と、思ったら、何故か俺のオッパイをモニュモニュと揉み出した。

 

「あっ……んっ。お、おい。テメェ何やってんだコラ」

 

「あの……これ、何?」

 

「あ?オッパイだろ」

 

「何それ」

 

「オッパイはオッパイだろ」

 

「そうじゃなくて。なんでそんなもん持ってるの?」

 

「あ?女だからだろ」

 

「……………………」

 

「おい、いい加減離せ。俺は感じやすいんだ」

 

「バカァッ!うわあぁぁぁぁぁんっ!」

 

逃げてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

ま、俺もクソニートになるのはゴメンだから、一応キリトのいるギ、ギガ……ギガスラッシュの元へ向かった。

 

「おーいキリト」

 

「お、セレナ。ちょうどよかった」

 

「あ?」

 

すると、ユージオが前に出た。で、俺に頭をさげる。

 

「おねがい、僕に剣術を教えて!」

 

「断る」

 

「二つ返事⁉︎」

 

「大体、そこの奴に教わればいいだろ」

 

「キリトが、セレナの方が強いって言うから……」

 

「あ?まぁそうだなぁ。キリトが140人いても負けやしねぇからなぁ。そうだよなぁ?可愛い可愛い女々しいキリトちゃあん?」

 

「うっっっぜぇぇぇぇ………」

 

キリトが全力でため息をつく中、俺はユージオに言った。

 

「そもそもな、剣なんて俺自分流があるわけじゃないし」

 

「へ?アインクラッド流じゃ……」

 

「あ?なんそれ?」

 

「キリトが言ってた」

 

何テキトーなこと言ってんだこいつ。まぁあながち間違いじゃないけど。

 

「そーだな。まぁ呼び方は人それぞれってことで。で、ソードスキルを習いたいんだったな」

 

「そーど……なに?」

 

「大体あってる」

 

「いや何も言ってないけど⁉︎」

 

「まぁ剣なんて基本は感覚だから。だから、」

 

言いながら俺はその辺に落ちてた青薔薇の剣をユージオに渡した。で、俺はその辺の木の棒をキリトに渡した。

 

「本気で斬り掛かれ」

 

「ええっ⁉︎」

 

「おい!何勝手に……!」

 

「俺は教えないって言ったろ。その分、このギガブレイクは俺が切っとくから」

 

「ギガスシダーな」

 

そんなわけで、俺は斧を握って掘る。ただ切ってるだけじゃつまんないので、キリトの生尻を金属バットで殴りながらやろう。

 

「死ねぇ!キリトォ!」

 

「オメェは俺を傷付けてそんなに楽しいか⁉︎」

 

「キリト余所見しないで!」

 

「へっ?うおお!」

 

俺の方に余所見した瞬間、剣が迫って来ていて慌てて躱すキリト。俺はさらに斧を持ってキリトに斬りかかった。

 

「キリト余所見しないで!」

 

「ほあああああ⁉︎」

 

慌てて躱すキリト。

 

「おい!なんでお前まで斬りかかってくんだよ!」

 

「チッ、しくじったか……。あ、いや木と間違えた」

 

「しくじったってなんだコラ!つーか言い訳も無理あり過ぎだろ!」

 

「それよりお前早くユージオの相手してやれよ」

 

「誰のせいだ誰の!」

 

なんてやりながらも仕事に励む。たまにソードスキルをぶち込みながら。

 

「あー手が滑った」

 

「ふごぉおおおおおおおおッッ‼︎⁉︎」

 

斧をぶん投げた。慌てて躱すキリト。

 

「だぁから!邪魔すんなよ!」

 

「キリト余所見しないで!」

 

「またかよぉおおおおお‼︎」

 

「キリト!死ね!」

 

「もう普通に殴ってきてるし‼︎もう普通に死ねって言ってるし‼︎」

 

で、キリトは立ち上がって再び木の棒を持った。

 

「もう許さねぇ!ぶっ飛ばす!」

 

「来いよ桐ヶ谷。そのケツの穴に木の棒をぶち込んでやる」

 

俺も木の棒を持った。で、うおおおおおおっと殴り合う。ふと見るとユージオはいつの間にか木を切る作業に戻っていた。ごめんねユージオ。

 

「隙ありだセレナ!」

 

ビュッ!と飛んでくる突き。それを俺はバク転しながら躱し、太股でキリトの顔面を挟み、頭から地面に叩きつけた。

 

「オラァ!どうだコラ」

 

ドヤ顔で睨むと、幸せそうな顔で倒れてるキリト。なんだこいつ、マゾなのか?と、思ったら思い出した。太股だったな。イラっときたので、俺は木の棒をクルクルと回しながらキリトのズボンに手をかけた。

 

「えっ?」

 

「言ったよな?ねじ込むって」

 

「い、いやいやいや待て待て待て待て待ってお願い!」

 

「知るかコラァァァッッ‼︎」

 

と、ズボンを脱がそうとしたときだ。ズズゥウウウウンッッと音がした。

 

「「あっ?」」

 

二人で音のする方を見ると、ユージオが尻もちをついて、目の前はギガスシダーの木が倒れていた。

 

「「……………えっ?」」

 

 

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