バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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どうも、逆脚屋です。「バケツ頭のオッサン提督の日常」第12話です。今回は前回のアレのお説教から始まります。
それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」お楽しみください

後、皆さんお待ちかね?アレが出てきます!

以下友人との会話
友人「ふと、思い付いたんだ。」
逆脚屋「何が?」
友人「次の冬イベでTOKIO 実装」
逆脚屋「・・・」
友人の頭が心配です。



オッサン、提督に会う その4

「だからね、ここは家じゃないんだよ?いくらお腹が空いたからって、食べ過ぎだ!いや、家でもダメだけどね!」

「だって、美味しかったんですよ!止まるなんて無理です!家なら良いんですか?!」

「ダメだって言ってるでしょ!」

 

まったく、この空腹探査駆逐棲姫は食欲まっしぐらにも程がある。流石のオッサンもこれには参ったよ、こうなったら最後の手段だ!

 

「吹雪君、次、同じ事をやってみなさい。その日から家のカレーは『辛口』になります!」

「ッ!!提督!それは・・・」

「更に!洋さんにもお願いします!」

「提督!人の心を何処に棄てて来たんですか?!」

 

いや、そんな大事かね?人の心を棄てたって君ね、忘れてないかい、俺も辛いのあんまり得意じゃないってこと

 

まあ、だから最後の手段なんだけど、だからそんな、この世の終わりみたいな顔しなさんな。

 

「まあまあ、もういいじゃないですか五百蔵さん、吹雪ちゃんも反省してるみたいだし」

「はぁ、まあ良い、次は無いよ」

「はい・・わかりました・・」

 

ホントに反省してるみたいだし、お小遣い減額は勘弁してやろう。因みに吹雪君のお小遣いは、月3000円だ。あまり無駄遣いしないよう、言ってある。

 

「では!気を取り直して、この横須賀鎮守府を私!磯谷 穂波が案内します!」

 

なんでそんな気合入ってるのかねぇ、なんかどや顔だし、隣の比叡さんは「キャラが被った!」みたいな顔してるし、何故か榛名さんは俺のこと、じっと見てるし、なんなの?

 

「それでは!いきなりのメインイベント!ドックに行きます!」

「ドック?なんでそれがメインイベントになるのよ?」

 

まあ、メカはロマンだが、メインイベントというには、ちっとばかし弱くないか?

 

「あれあれ~?五百蔵さんはもしかして、艦娘寮の方が良かったんですか~?」

「んな訳ないでしょ、ガキンチョに反応するほど、若くねぇよ」

 

まったく、オッサンからかうなっての。しかしなんで、榛名さんはそんな顔してんのよ?忘れ物でもした?

とにかくだ、俺を反応させたかったら、洋さんクラスを連れて来い!

 

「まあ、五百蔵さんに見てもらいたいモノが、ドックに有るからメインイベントなんですよ、ここに呼んだのもそれが理由です。」

 

見てもらいたいモノ?なんだろうね。AC かな?だったら良いなぁ。

ていうか、さっきから吹雪君がえらく周りを警戒してる。なんだ?

 

「吹雪君、さっきからどうしたのよ?」

「提督、ドックに近付くのに従って、ダクトの中にいるモノが増えてます。」

 

なにそれ、怖い。マジで石村なの?此処

そんな俺と吹雪君の不安をよそに、磯谷はどんどん進み、ドックに着いた。

 

「此方が!我が横須賀鎮守府が誇る、巨大ドック『夕石屋』です!」

 

俺ら二人の冷ややかな反応に対し、比叡さんと榛名さんがささやかな拍手をしていた。

つーか、榛名さんはなんで、俺をずっと見てるの?ちょっと怖いよ?

 

「さぁ!中へどうぞ!」

 

なんか嫌な予感がする。さっきから吹雪君が警戒しっぱなしだし、感覚が鋭いってのも大変だね。

 

「お邪魔しま~す」

「お、お邪魔します」

 

ドック内は、騒然としていた。いきなりどうしたって?だってねぇ、作業員の皆さんが右へ左へ右往左往しながら逃げ回ってんだもん。あっ、二人こっち来た。

「明石ちゃん!夕張ちゃん!何があったの?!」

「「て、提督!トラブルです!コードレッド発令!!」」

 

え?なに、何が起きてんの?!

 

「提督!アレ!アレ!」

 

吹雪君がドックの奥を指差す、その先にいたモノを俺は知っている。AC シリーズ屈指の存在にして一部の人達のアイドル。その名は

 

〔アミーー!〕

 

AMIDA (アミダ)!!

 

てか、なんか?でかくね?10mくらいあんだけど!

 

「逃げますよ!早く!!」

 

榛名さんの号令で全員がその場から逃げ出す。もちろん俺と吹雪君も・・・っていない!!どこ行った!

 

「あ・・ああ・・・!」

 

いた!びっくりし過ぎて腰抜かしてる!

 

〔アミーー(へっへっへ、なかなか可愛いじゃねぇか!ゆっくりと可愛がってやるよ)〕

 

「い・・嫌・・来ないで・・来ないでよ!・・・助けて提督!!」

「おお!家の娘に何しようとしてんだ!このくそ蟲がぁ!」

 

ドックに飛び込むと同時に、チェルノ・アルファを起動し、身に纏い吹雪君に迫るAMIDA を殴り付ける。

 

〔アミャーーー!〕

 

「吹雪君!大丈夫か!怪我はしてないか!」

「て・・提督!」

 

良かった、どうやら怪我はしてないよ・・・う・だな!?

恐らく、逃げる時に転んだのであろう。膝を擦りむいていた。もうこれだけで、コイツハユルサレナイ!ムクイヲウケロ!

 

「このくそ蟲がぁ、嫁入り前の娘に怪我なんかさせやがって、楽に死ねると思うなよ!」

 

〔アミーー!〕

 

「うるせぇ!とっとと死ね!」

 

チェルノ・アルファの腕部に搭載された高圧電流発生装置を起動させ、テスラ・フィストを発動し殴る。

 

〔アミッ!〕

 

が避けられる、それと同時にこちらを押し潰そうと、のし掛かってくる。

 

「ぐぬ!おもてえな!」

 

だが!

 

「捕まえたぞ!」

 

〔アミーー?!〕

 

AMIDA を両腕でがっしりとホールドし、両肩に搭載されたタービンから噴き出す火炎で焼き殺す。

 

〔アミャーーー!〕

 

核兵器でも殺し切れん連中を焼き殺す火炎放射だ。耐えられずに、黒炭になって崩れる。戦闘終了だ!

 

「吹雪君、終わったよ。」

 

泣きながら吹雪君が駆け寄ってきた。

 

「提督!」

「おーおー、怖かったなぁ、ははは」

「ご無事ですか?五百蔵提督!」

 

装備を装着した榛名さんが声を掛けてくる。

 

「ええ、無事ですよ、しかしアレはいったい?」

 

なんでAMIDA がこの世界に居るんだろうねぇ?

それはあそこにいる三人から聞くとしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
少し長くなりそうなのでここで切ります。

AMIDA ファンの皆様、誠に申し訳ございません!

それではまた次回お会いしましょう!

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