それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」お楽しみください!
これ、タイトル大丈夫かなぁ?憲兵さんにケンペイされないかなぁ?
どうも、五百蔵冬悟です。只今、俺は鎮守府にカンヅメになっています。
「だから!なんで、ロミオ・ブルーにウイングを積もうとしてるんだ!」
横須賀から送られてくるロミオ・ブルーの仕様書に、俺は頭を悩ませています。ダレカ、タスケテ!
「あの二人、大丈夫か?このままだと、ロミオ・ブルーがナニカサレルぞ」
いや、もうナニカサレテルけど
「はあ、何とかなるか」
そう言い、仕様書を机の上に放り出し、先程届いた一通の手紙に目を通す
「え~と、なになに?」
『ヲヲヲヲ、ヲ~ヲ!ヲッヲヲヲヲヲッヲヲヲ!ヲッヲッヲッヲッヲ!ヲヲーヲヲヲッヲ、ヲヲヲ、ヲヲン!!』
「済まねぇ、アメリカ語はさっぱりなんだ。」
じゃねえ!え~と、この字は多分、ヲ級の『ヲガタ』さんだな。あの人まだ、こちらの文字が書けないのか。
「辞書辞書、辞書は何処だ?あ、あった、あった」
取り出したるは、『深和辞書』深海棲艦語の解読に必要不可欠な辞書だ、この地域に住むなら、深海棲艦語の習得は片言でもしておいた方がいい。何故かって?この地域は友好的な深海棲艦が結構な人数住んでいるからだ。因みに、俺は言葉は解るが、まだ文字は読めん!人のこと言えないね
オッサン、解読中
「このヲがこれだから、このヲヲヲがこれか、んで、このヲヲーヲヲヲッヲが・・・なんだ?これか!」
では、解読結果発表です!
『事件が発生しますた、助けれしやがって下さいませ!』
うん、誤字じゃないよ。解読したらマジでこう書いてた。あの、半端に長いヲの羅列を日本語に訳すとこんな感じになる。何故だ!
「事件?なんだ?しゃあない、行くか」
軽トラでヲガタさん家に向かう、その途中で吹雪君を見つけたので、ついでに拾って行く
「提督、いったいどうしたんですか?」
「ん~?いやね、ヲガタさんから手紙が届いてさ、内容が内容だから向かっているとこ」
「そうですか」
「いったい、何なんだろうね?」
「何でしょうね?あっ!ヲガタさん家が見えてきましたよ。」
件のヲ級のヲガタさんの家の前に車を停め、玄関の戸を叩き、名前を呼ぶ。
「ヲガタさーん!居ないのー?」
「裏の畑じゃないですか?」
「そうかもね、行ってみるか。」
裏の畑に向かう、その途中で、なんかちっこい白い人影が視界の端を横切った。
「ん?」
「どうしました?」
「なんか、白くてちっこいのが居たような?」
「気のせいじゃないですか?」
そうかねぇ?まあ、いいや。
「ヲガタさーん!居ねぇな?」
「提督!避けて!」
「え?なに・・・がッ!」
オッサンの腰になんか重くて固い何かが直撃しました!
「がッアア!こ、腰が!」
「トーゴ、オソイ!ホッポ、マチクタビレタ!コレオシオキ!」
「コラ!ほっぽちゃん!ダメでしょ!」
ああ!ほっぽだぁ!?腰を押さえながら、後ろを見る
そこに居たのは、白い髪と肌を持ち、これまた白いワンピースを着て、白いまん丸ミトンを手に着けた幼女、『北方棲姫』が居た。
「こんの、チビスケがぁ!なんで毎回毎回、俺の腰を狙って飛んできやがる!?」
チビスケの小さな角の生えた頭を掴み上げる
「フッフーン!ハズレ!トーゴ、バカ!コンカイ、チガウ!」
「あぁ!?誰が馬鹿だ?!誰が!?」
少しだけ、頭を掴んでいる手に力を込め、締め上げる。
「イタイ!イタイ!バカ!トーゴノバカ!ハナセ!」
「提督!ストップ!それ以上いけない!」
「(゜_゜)」
取り敢えず手を離す。
「トウ!」
綺麗なY字ポーズを決め、着地する。このクソガキ
「それで?ほっぽちゃん、違うって、どういうこと?」
「サスガフブキ!トーゴヨリ、アタマイイ!」
「んなこたいいから、どういうこった?」
「フッフーン!コンカイハ、ヲガタニナゲテモラッタ!」
ああん!何だと!
チビスケが飛んできた方角を見ると、逃げ出そうとしている空母ヲ級が居た。
「あんの、アホ空母!待ちやがれ!」
「ヲヲヲ!マッテ!トーゴ!マッテ!」
誰が待つか!アホ空母!
追い付き、手を伸ばし取っ捕まえて、アイアンクローをかます
「ガアアアアアアア!ワッワレルゥゥ!」
「ああ、やめて、それ以上いけない」
「(゜_゜)」
吹雪君に何があっても逆らえない静止を掛けられ、手を離す。
「ヲン!」
ヲガタは尻餅をつき、着地する。
「ヲヲ、トーゴヒドイ!」
「どの口で抜かしやがる!」
「ヲッ!コノクチ!」
このアホ空母
「はあ~、もういい、それで何があったの?」
「ヲ、カイジュウガデタ!」
は?怪獣?マジで!?
「ソウダ、トーゴ!コッチ、コッチクル、ハヤク!」
チビスケとヲガタに案内され、着いた先に有ったものは、体長10mは有ろうかという生物の足跡だった。
いかがでしたでしょうか?
仕事の時間ですので、ここで1度切ります。
次回は、調査編です。朝からなにやってんでしょうね、私?
それではまた次回お会いしましょう!