バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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どうも、逆脚屋です。「バケツ頭のオッサン提督の日常」第20話です。今回は、幼女に会うようです。また、今回は前回の予告の導入になります。

それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」お楽しみください!

これ、タイトル大丈夫かなぁ?憲兵さんにケンペイされないかなぁ?


オッサン、幼女に会う

どうも、五百蔵冬悟です。只今、俺は鎮守府にカンヅメになっています。

 

「だから!なんで、ロミオ・ブルーにウイングを積もうとしてるんだ!」

 

横須賀から送られてくるロミオ・ブルーの仕様書に、俺は頭を悩ませています。ダレカ、タスケテ!

 

「あの二人、大丈夫か?このままだと、ロミオ・ブルーがナニカサレルぞ」

 

いや、もうナニカサレテルけど

 

「はあ、何とかなるか」

 

そう言い、仕様書を机の上に放り出し、先程届いた一通の手紙に目を通す

 

「え~と、なになに?」

 

『ヲヲヲヲ、ヲ~ヲ!ヲッヲヲヲヲヲッヲヲヲ!ヲッヲッヲッヲッヲ!ヲヲーヲヲヲッヲ、ヲヲヲ、ヲヲン!!』

 

「済まねぇ、アメリカ語はさっぱりなんだ。」

 

じゃねえ!え~と、この字は多分、ヲ級の『ヲガタ』さんだな。あの人まだ、こちらの文字が書けないのか。

 

「辞書辞書、辞書は何処だ?あ、あった、あった」

 

取り出したるは、『深和辞書』深海棲艦語の解読に必要不可欠な辞書だ、この地域に住むなら、深海棲艦語の習得は片言でもしておいた方がいい。何故かって?この地域は友好的な深海棲艦が結構な人数住んでいるからだ。因みに、俺は言葉は解るが、まだ文字は読めん!人のこと言えないね

 

オッサン、解読中

 

「このヲがこれだから、このヲヲヲがこれか、んで、このヲヲーヲヲヲッヲが・・・なんだ?これか!」

 

では、解読結果発表です!

 

『事件が発生しますた、助けれしやがって下さいませ!』

 

うん、誤字じゃないよ。解読したらマジでこう書いてた。あの、半端に長いヲの羅列を日本語に訳すとこんな感じになる。何故だ!

 

「事件?なんだ?しゃあない、行くか」

 

軽トラでヲガタさん家に向かう、その途中で吹雪君を見つけたので、ついでに拾って行く

 

「提督、いったいどうしたんですか?」

「ん~?いやね、ヲガタさんから手紙が届いてさ、内容が内容だから向かっているとこ」

「そうですか」

「いったい、何なんだろうね?」

「何でしょうね?あっ!ヲガタさん家が見えてきましたよ。」

 

件のヲ級のヲガタさんの家の前に車を停め、玄関の戸を叩き、名前を呼ぶ。

 

「ヲガタさーん!居ないのー?」

「裏の畑じゃないですか?」

「そうかもね、行ってみるか。」

 

裏の畑に向かう、その途中で、なんかちっこい白い人影が視界の端を横切った。

 

「ん?」

「どうしました?」

「なんか、白くてちっこいのが居たような?」

「気のせいじゃないですか?」

 

そうかねぇ?まあ、いいや。

 

「ヲガタさーん!居ねぇな?」

「提督!避けて!」

 

「え?なに・・・がッ!」

 

オッサンの腰になんか重くて固い何かが直撃しました!

 

「がッアア!こ、腰が!」

「トーゴ、オソイ!ホッポ、マチクタビレタ!コレオシオキ!」

「コラ!ほっぽちゃん!ダメでしょ!」

 

ああ!ほっぽだぁ!?腰を押さえながら、後ろを見る

そこに居たのは、白い髪と肌を持ち、これまた白いワンピースを着て、白いまん丸ミトンを手に着けた幼女、『北方棲姫』が居た。

 

「こんの、チビスケがぁ!なんで毎回毎回、俺の腰を狙って飛んできやがる!?」

 

チビスケの小さな角の生えた頭を掴み上げる

 

「フッフーン!ハズレ!トーゴ、バカ!コンカイ、チガウ!」

「あぁ!?誰が馬鹿だ?!誰が!?」

 

少しだけ、頭を掴んでいる手に力を込め、締め上げる。

 

「イタイ!イタイ!バカ!トーゴノバカ!ハナセ!」

「提督!ストップ!それ以上いけない!」

「(゜_゜)」

 

取り敢えず手を離す。

 

「トウ!」

 

綺麗なY字ポーズを決め、着地する。このクソガキ

 

「それで?ほっぽちゃん、違うって、どういうこと?」

「サスガフブキ!トーゴヨリ、アタマイイ!」

「んなこたいいから、どういうこった?」

「フッフーン!コンカイハ、ヲガタニナゲテモラッタ!」

 

ああん!何だと!

チビスケが飛んできた方角を見ると、逃げ出そうとしている空母ヲ級が居た。

 

「あんの、アホ空母!待ちやがれ!」

「ヲヲヲ!マッテ!トーゴ!マッテ!」

 

誰が待つか!アホ空母!

追い付き、手を伸ばし取っ捕まえて、アイアンクローをかます

 

「ガアアアアアアア!ワッワレルゥゥ!」

「ああ、やめて、それ以上いけない」

「(゜_゜)」

 

吹雪君に何があっても逆らえない静止を掛けられ、手を離す。

 

「ヲン!」

 

ヲガタは尻餅をつき、着地する。

 

「ヲヲ、トーゴヒドイ!」

「どの口で抜かしやがる!」

「ヲッ!コノクチ!」

 

このアホ空母

 

「はあ~、もういい、それで何があったの?」

「ヲ、カイジュウガデタ!」

 

は?怪獣?マジで!?

 

「ソウダ、トーゴ!コッチ、コッチクル、ハヤク!」

 

チビスケとヲガタに案内され、着いた先に有ったものは、体長10mは有ろうかという生物の足跡だった。

 

 

 

 

 




いかがでしたでしょうか?
仕事の時間ですので、ここで1度切ります。
次回は、調査編です。朝からなにやってんでしょうね、私?
それではまた次回お会いしましょう!

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