では始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」第3話、お楽しみください!
無事鎮守府に着任し、秘書艦の吹雪君にも挨拶したし次はお仕事だ!
「というわけで、早速お仕事を始めよう。吹雪君、俺は何をすればいいんだい?」
仕事を始めようとしても、何をすればいいのか?さっぱりだ、なので隣にいる吹雪君に聞いてみる。
「仕事、ですか?特にはありませんよ。そもそも本部からうちに指令がきたことなんて一度もありませんから」
なん・・・だと・・ 指令が一度も無かっただと、それってまさか?
「たぶん本部はうちの存在を忘れてるんじゃないですかね。」
「うん、俺もそんな気がしてきたよ、さあほんとどうしようか?」
いや割りとマジで、どうしよう?と考えてもなかなか考えがまとまらないのでイライラしてきた、煙草でも吸おう。その前に吹雪君に聞かないと、
「えっと、吹雪君ちょっと聞きたいんだが喫煙所は外かな?」
「え?あっはい、出入口の左側にある自販機の横に灰皿を設置してます。」
「うん、ありがとう、それじゃ俺煙草吸ってくるから何かあったら呼んでね。」
「はい、提督ごゆっくりどうぞ」
「あれ?君は煙草止めろとか言わないんだ」
いつも周りから言われてきたことを聞いてみると
「できれば止めて欲しいデスヨ(ニッコリ)」
「あ、スンマセン、努力します。」
「ヨロシクオネガイシマスネ(ニッッコリ)」
「hai!」
とてもいい笑顔でお願いされた、怖い怖い、可愛らしい顔立ちだから余計に怖い、とっとと行こう。
鎮守府と言う名のプレハブ小屋から出て、喫煙所へ向かうその途中、電話が掛かってくる。
「ん、電話?誰か・・ら・・・だ」
取り出した携帯の画面には『新米ちゃん』と表示されていた。
「うん、間違い電話だな」
携帯の電源を切る、だがしかし、俺は忘れていた、相手は新米だの、土下座だの言われているが神なのだ。携帯の電源を切った程度でなんとか出来るほど甘い相手ではなかったのだ。
『どうして出てくれないんですか!』
不思議パワーで強制的に携帯を通話モード(スピーカー)にした新米ちゃんが開口一番に叫んだ。
『着信に気付いてないならまだしも、気付いた上で電源切るとか、人としてどうなんですか!!?』
「あ~、ごめんね~ついうっかり手が滑っちゃってさ、HAHAHA 」
わざとらしく答えると
『まったく、それなら仕方ないですね、次から気を付けて下さいね。』
マジか?今ので騙されやがった、オッサン、新米ちゃんのことが心配になってきたよ。とか考えながら煙草に火を点ける。
『あれ?五百蔵さん煙草吸うんですか?』
「ああ、吸うぞ、つうか電話越しでよくわかるね?」
『神様ですから当然です!それよりも駄目ですよ!煙草は百害あって一利なしですよ!今すぐ止めないと駄目ですよ!』
「うん、それ吹雪君にも言われた」
『ほらみなさい、この機会に禁煙してください、健康の為です。それに吹雪さんに煙草の臭いが移ったら駄目でしょう!』
たしかに、今は昔と違って年頃の娘っ子と半共同生活なのだ、煙草の臭いなんざ移ったら事だな、オッサンの評価はどうでもいいが吹雪君の評価が下がるかもしれん、それはダメだな、箱を見たらちょうど最後の一本だし、この際だ禁煙するか。
「わかったよ、これで最後だ。」
『本当ですね?約束ですよ!』
「ちょうど最後の一本だしな、そういえば新米ちゃんよ、なんの用で電話掛けてきたの?」
先程から疑問をぶつけてみる。
『ああ!危なく忘れる所でした、五百蔵さんに伝え忘れたことがあって』
どうやら、ちゃんと用があったらしい。
「ん?なんかあったの?」
『はい、艦娘について伝えることを・・「吹雪君に聞いた」え?』
「吹雪君に聞いた。」
『え?』
「吹雪君に聞いた。」
『あ、あはは、それでは!!私はこれで!』
「あっ、待ちやがれ!!あんの土下座娘切りやがった」
マジで土下座の神として奉ってやる、覚えてろよ。
煙草の火を消し、灰皿に捨て鎮守府に戻る。
「ただいま~」
「お帰りなさい、遅かったですね?」
「ああ、電話が掛かってきてね、それで」
「そうですか」
「あっそれと、吹雪君、俺煙草止めるよ。」
「はい!禁煙頑張ってくださいね!」
満面の笑顔でそう言われ、やっぱり煙草を止めて良かったと思った。
いかがでしたでしょうか、読み辛くはありませんでしたか?いまだにバケツ頭のバの字もでてきません、なぜだ!そろそろタイトル詐欺とか言われそうでビクビクしています。次辺りでチェルノ・アルファを出したい!
ここまでお読みくださり、ありがとうございます。それではまた次回お会いしましょう!