バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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どうも、逆脚屋です。「バケツ頭のオッサン提督の日常」第29話です。今回はほんのちょっとだけ騒動が起こるようです。

それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」特別コラボ編お楽しみください!

違うんです!サボってたんじゃないんです!
クリスマスが近付いてきて、仕事が忙しくなり始めて時間がとれなかったんです!信じてください!



AC 系の短編を書いてる『逆脚屋の短編箱』もよろしくお願いいたします。


オッサン、案内する その3

会計を済ませ、店を出る。店を出る際に店長含め店員全員が見送りに来たが、まあ、問題ない。問題・・・ないんだ。

 

「そういえば、提督」

「なんだい?吹雪君」

「あの店の名前、何か意味があるんですか?」

 

意味?ああ、あれか。

 

「それは、俺も気になってましたね。」

「私もです。」

「レッレッレ」

 

ふむ、全員気になってるみたいだし、ここはひとつ、年長者としてカッコつけてみようかね。

 

「よし、それでは歩きながら授業を始めよう。」

「授業?あ、そのチュロスください。」

「まだ食べるのですか?!吹雪さん」

「如月さん、食後食は常識ですよ。」

「レレレッレ?」

 

それは、君だけだ。

あと、レナ。君はほんとに如月嬢が気に入ったみたいだね。そんなにしがみついて、迷惑かけるんじゃないよ。

 

「あ~ 五百蔵さん、それであれはどういう意味なんです?」

「ふむ、『マルクス・ガビウス・アピキウス』というのは、古代ローマ時代の美食研究家だ」

「へー、人名なんですか。」

「まあ、色々諸説あるようだがね。」

 

色々ね、あるんだよ。

 

「かなりの食道楽で、『料理大全』という本を出版したり、かなりの大金をかけてキッチンを作ったりしてたらしいが」

「してたらしいが?」

 

なかなか、好奇心旺盛な生徒で先生嬉しいよ。四葉さん

 

「その結果、資産を食い潰し貧困な生活を憂い毒を飲んで自殺したと言われている。」

「なんというか、吹雪ちゃんみたいな人ですね。」

 

いや、ほんとにね。

 

「そうならないよう、あの子の月の小遣いは3000円だ。」

「大丈夫なんです、それ?」

 

大丈夫じゃないかな?

 

「そういえば、三人は?」

「あれ、何処に行った?」

 

少し目を離した隙に、何処に行ったんだ?

 

「とりあえず、五百蔵さん。三人を捜しましょう。」

「だな、まったく何処に行ったのやら。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一方、レディーズはなにをしているかと言うと。

 

 

 

 

 

 

 

『さあ、北海町フードファイト大会もいよいよ佳境です!』

 

私はいったい何を、見ているのでしょう?

 

『我らが北海鎮守府の吹雪選手、大きくリードを広げています!』

 

彼女は先程昼食を終え、その後もなにかしら食べていたのに、何故かフードファイト大会に参加し、他者の追随を許さないペースで食べ進めています。

 

「レッキュ?」

「大丈夫ですよ、レナちゃん。」

「レッレッレ、フブキ!」

「そうですよ、吹雪さんですよ。」

「レッキュ!レッキュ!」

 

ふふふ、レナちゃんは無邪気ですね。癒されます。

癒されると言えば、この近辺にはAMIDA はいないのでしょうか?

あのカオスな生態系なら居そうなものですが

 

『決まったー!優勝は吹雪選手です!』

 

どうやら、優勝したようですね。

体格は私と同じ位なのに、何処に入っているのでしょうか?

人体の不思議ですね。

 

「お待たせしました。如月さん、レナちゃん。」

「いえ、構いませんよ、吹雪さん。」

「レーレ!」

 

突然、レナちゃんが興奮気味に人混みの中を指差して、ピョンピョン跳びはねだしました。尻尾もパタパタ振ってます。

 

「あら?レナちゃんじゃない。」

 

着物姿の美人が現れました。

 

「あっ!洋さん、こんにちは!」

「はい、吹雪ちゃん、こんにちは」

「あの、吹雪さん。こちらの方は?」

「あ、すいません。こちらは鳳洋さんです。」

「初めまして、如月さん、鳳です。」

 

あれ?

 

「あの私、名前言いました?」

「ふふ、実は私は元艦娘でして最近の娘以外はすぐに解るんですよ。」

「元艦娘ですか」

「ええ、退役してだいぶ経ちますね。かれこれ・・「レーレ!」・・どうしたんですか?レナちゃん」

 

鳳さんに抱き付いていたレナちゃんがある方向を指差していますが、人混みと平和な町があるだけだ。

すると、吹雪さんが困惑した様子で声をあげました。

 

「えっ!何であんなモノがこの町に!?」

「吹雪さん、いったい何が?」

「レーレレーレ!」

「あら、陸軍の歩行戦車ですか。懐かしいですね。」

 

いえ、そうではなくて

 

「げ、迎撃いや避難を!」

「その必要はありませんよ、如月さん。」

「必要はないって、どういうことですか?!」

「だってもう、避難終わってますから。」

 

はい?どういうことかと辺りを見回してみると、先程までいた筈の人々が一人もいないのだ。

 

「どういうことですか?!」

 

何故?いつの間に!

 

「襲撃され慣れてますから、それにこのくらいなら襲撃とは呼べません。」

「ええ、この程度襲撃ではありません」

「では、なんと呼ぶのです?」

「来訪、ですかね?」

「来客、かな?」

 

いや、聞かれても。

 

「てか、来てますよ、迎撃を!」

「その必要もありませんよ。」

「何を・・・?」

 

言ってるんだ?この人は

こうなったら、私だけでも迎撃をと、構えた。その時、

風を切る独特のブースター音と汽笛に似た機関音が鳴り響くと、銃弾が歩行戦車の膝を撃ち抜き緑黒の剛腕が振り下ろされる。

 

「如月、吹雪ちゃんレナちゃん、無事か?」

「提督、こちらは無事です。あれはいったい?」

「陸軍の新型らしいが、それ以上はわからん。」

 

歩行戦車が体勢を立て直そうとするも、緑黒の巨体がそれを許さない。

 

「この、いいからおとなしく、しろ!」

 

歩行戦車の頭部を気合と共に粉砕する。

 

「皆、大丈夫か?って、洋さん?!」

「お疲れ様です。五百蔵さん」

「五百蔵さん、こちらの方は?」

「ああ、こちらは鳳洋さん。この町で鮮魚店兼居酒屋『鳳』の女将だ。」

「鳳です。」

「AMIDA 鎮守府提督、四葉一樹です。」

「よろしくお願いいたします、四葉さん。それと、五百蔵さん、四葉さん?」

 

四葉と五百蔵の間を何かが通った、瞬間、復旧した歩行戦車が機能を停止した。

 

「仕留めていない敵に、背中を見せるのは殺してくださいと言っているようなものですよ?」

 

静かな笑顔で言われました。

歩行戦車には串が刺さってました。どうやって刺さってるの?

 

(四葉さん、いまの見えたか?)

(見えなかった、何なのこの人?)

 

「時間もあれですから、家に行きましょうか?皆さん。」

「さあ、行きましょう!提督!」

「待ちなさい吹雪君、君ここの大会に参加してたよね?」

「┐(´д`)┌」

「何、その顔!?」

「まあいいじゃないですか、五百蔵提督。」

「レレレッレ!」

 

はあ、もういいや。

 

「四葉さん、行こうか。」

「そっすね、行きましょうか。」

 

歩行戦車の残骸を回収を町の業者に頼み、我々は一路居酒屋『鳳』へ向かうのだった。




いかがでしたでしょうか?

クリスマスが過ぎたら年末商戦・・・ほんと、12月は地獄だぜぇ!フゥーハハハハハハハハハ!
ダレカタスケテ

それではまた次回お会いしましょう!
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