バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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どうも、逆脚屋です。「バケツ頭のオッサン提督の日常」第30話です。今回で特別コラボ編はおしまいです。sd カード様、許可をくださり誠にありがとうございます。

それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」お楽しみください!


先日、提督に着任しようとした私ですが、パソコンがブルスクかましてくれまして、着任出来ませんでした!

私が何をしたと言うのだ!


オッサン、案内する その4

歩行戦車の回収の手続きとかなんとかやってたら、夜になりましてちょうどいい時間に鮮魚店兼居酒屋『鳳』に到着しました。

 

「では、直ぐに開けますので少し待っていてくださいね」

 

洋さんが勝手口から店の中に入る。

すると、四葉さんが口を開いた。

 

「五百蔵さん、あの人は何者なんです?」

「元艦娘ということしか分からん、あの人は謎が多い」

「は、はあ」

 

そんな顔しないでよ、あの人ほんと謎だらけなんだから。

こないだ、横須賀であの人の話をしたら彼処の空母娘達の顔色が蒼白通り越して無色になってたんだが、なんだったんだろうね、あれ?

 

「お待たせいたしました。どうぞ、お入りください」

「おっ邪魔しまーす!」

 

吹雪君が勢いよく入店しました。

 

「ふふ、いらっしゃい、吹雪ちゃん」

「さ、御二人もどうぞ」

「それではお邪魔します」

「お邪魔します」

「レーレレッレッレ」

「いらっしゃいませ」

 

四葉さん達が入ってから俺も店に入り、カウンター席につく。

 

「こちらおしぼりとお品書きです。」

 

洋さんが店の奥からおしぼりと今日のメニューが書かれたお品書きを持って来た。

 

「さて、四葉さん。何を頼むかね?」

「いや、それはいいんですが」

 

どうしたのかな?好きなものが無かったのかな?

 

「なんか、今日1日食べてばかりのような気がして・・・」

 

そっちかー。確かにね、そんな感じがするね。

 

「まあ、そんなもんでしょ、バカンスなんて」

「そんなもんですかね?」

「そんなもんさ、バカンスは」

「ほら、見てみなよ」

 

吹雪君と如月嬢とレナが居る座敷席を指差す。

 

「如月さん、これも美味しいですよ!」

「あの、吹雪さん?流石に食べ過ぎでは?」

「何を言っているんですか?如月さん。食中食は当然ですよ」

「食中食?」

「はい、食中食です!」

「レッレッレ!」

 

ほらね、言わんこっちゃない。何なのあの皿の数、魔城ガッデムみたいになってんだけど?!

後、吹雪君。食中食って何?

 

「な」

「顔ひきつってますよ」

 

うん、知ってる。

 

「気を取り直して、注文しようか?」

「いや、五百蔵さん、あれ・・・」

「注文しようか?」

「アッハイ」

「では、注文を伺います」

 

洋さんが来て注文を聞き、厨房へと戻る。

因みに、俺は日本酒と刺身の盛合せとさつま揚げ、四葉さんはビールと鳥手羽のゆず胡椒煮とカキフライだ。

 

「四葉さん、なかなか渋いメニューを頼むね」

「そうですか、気になったモノを頼んだんですが?」

「若者らしいモノを頼むかとね」

「五百蔵さんこそ、らしいモノを」

 

らしいって、オッサンくさいかね?刺身とさつま揚げ

 

「そう言えば、四葉さん。AMIDA だがね?」

「AMIDA がどうしたんですか?」

「横須賀で大増殖してるよ」

「「マジですか!」」

 

おっと、これは予想以上の反応。まさか、ここまで反応するとは

 

「横須賀の提督と技術担当の三人が気になったらしくてね。確か今現在動いているのが、確認しているだけで二万ちょっとらしいな」

「やったぞ、如月!」

「ええ、やりましたね。提督!」

 

おおう、凄い喜びようだ。教えて良かったのか悪かったのか、分からんが、まあ、いいか。

 

「あと、彼処の明石と夕張が如月嬢のことを崇めてる」

「私をですか?」

「ああ、君をAMIDA 神と言って事あるごとに崇めてる」

「今度、行ってみるか?」

「行きましょう、提督」

 

その後、料理が運ばれて来て二人で呑んで食べた。吹雪君程じゃないけどね。吹雪君程じゃないけどね!

 

「そう言えば、五百蔵さん?」

「何です?洋さん」

「先程の横須賀のお話で気になったのですが、彼処の空母娘達は弛んだりしてませんか?」

「弛む?あの訓練を見る限りそんな感じはしませんが、どうしたんですか?」

「いえ、私が退役して大分経ちますので、そろそろ、弛みだす頃かと思いまして」

 

その心配はないとおもいますがね。

 

「五百蔵さん、あの子達の訓練内容を解る限りで教えて貰えますか?」

「えーと、フルマラソンを2回、弓の訓練三時間、連携訓練二時間、筋力トレーニングとして腕立て腹筋を300、スクワットを200、だったかな?」

「ふむ、それから?」

 

はい?それから、ですか?

 

「いや、俺が知ってるのはこれぐらいですね」

「ありがとうございます。ふふ、見事に弛んでるようですね、あの小娘共は・・・」

「「「「ヒエッ!」」」」

 

四人揃って、比叡さんみたいな声が出た。仕方ないね、まじで怖かったから。

 

「あの~、洋さん?」

「その程度のウォーミングアップを訓練と言い張っているとは、少し優しくし過ぎましたかね」

「洋さ~ん?」

「全くもって嘆かわしい、今度見に行く必要が有りそうですね」

「洋さん?!」

「あら、失礼しました。お見苦しい所を」

「「「「いえいえ!お気になさらず!」」」」

 

食べ終わり、少し談笑してから会計を済ませ、帰路へつきました。

 

「はい、此方が本日のお宿、北海鎮守府です!」

「「見事なプレハブじゃないですか、ヤダー!」」

 

プレハブの何が悪い。

 

 

その後、三日ほどの滞在で色んな事がありました。

如月嬢の頼みで10mクラスのアノマロカリスを捕ってきたり、またジラが涌いたり、ほっぽが近くの山でAMIDA を獲ってきて観察日記つけ始めたり、横須賀の明石と夕張がやって来て如月嬢を崇めたり、その二人の頭をレナが太鼓のように叩いたり、四葉さんと如月嬢が港さんのサイズに圧倒されたり、横須賀の空母娘達が死にかけたり、色んな事がありました。

 

 

 

 

 

そんなこんながありまして、御二人がお帰りになります。

 

「それでは、五百蔵さん吹雪ちゃん、お世話になりました」

「気にすることはないよ、四葉さん。また来なさい。あと、これお土産の饅頭」

「レナちゃん吹雪さん、また会いましょう」

「はい、如月さんもお元気で!」

「レッレッレレレレッレレーレ!」

 

「四葉さん、何かあったら連絡しなさい。これでも一応、君より長く生きてるからね、相談くらい聞こう」

「はは、何かあったら連絡しますよ。それではまた」

「ああ、またな」

 

二人を乗せた船が港から出ていく。

 

「行っちゃいましたね」

「うん、そうだね」

「提督、お腹すきました!」

「じゃあ、家へ帰ろうか」

「はい!」

「レッレッレ!」

 

四葉さん、あまり無理するんじゃないよ?見知った顔が居なくなるのは、寂しいからね。




いかがでしたでしょうか?

次回予告です!
ロミオ・ブルーの最終チェックの為、横須賀鎮守府を訪れた五百蔵達を待ち受けるのは!


鳴り止まないサイレン、吹き荒ぶ風雨、暗闇の中ライトが映すは、緑黒の鉄槌と黒白の刃

「またかよ!」
「五百蔵さん!」
『ふ、ぶき・・・ちゃん・・・』
「そんな・・・こんなことって・・・」
「吹雪ちゃん、しっかりして!」
「私が・・・私が、殺した、死なせてしまった・・・」
「吹雪君!」

次回、横須賀襲撃


今年中に投稿予定、お楽しみに!


それではまた次回お会いしましょう!
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