バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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皆さん、明けましておめでとうございます。逆脚屋です。「バケツ頭のオッサン提督の日常」第33話です。今回は番外編です。

それでは始まります!作者がプロットを無くした腹いせで書いた「バケツ頭のオッサン提督の日常」番外編「榛名の恋日記」お楽しみください!

前回の設定集を読んだ友人から、洋さんの過去話を書けと言われたのですが、皆さんはどうですか?
もし、宜しければリクエストコーナーにお願い致します。

一応、タイトルのみ決まりました。「不死の鳳」となります。


榛名の恋日記

○月○日

 

私があの人に出会ったのは、あのよく晴れた日でした。

天を突かんがばかりの長身、圧倒的な力強さを感じる手足、理性的で穏やかな瞳、低く重い落ち着いた声

それは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正直言って、私の殿方の好みをど真ん中をアハトアハトでぶち抜いてきました。

ええ、キャッチャーと審判、それと後ろの観客ごとぶち抜かれましたね。

阿鼻叫喚の地獄絵図です。いえ、この場合は極楽絵図ですかね。

 

 

・・・・・・失礼、噛みました。

 

 

つまり簡単に言うと、一目惚れです。

安い女だと思われるかもしれませんが、一目惚れなのですから仕方ないじゃあないですか。

 

だって、あそこまで私の好みの殿方が居るなんて思いもしませんでしたよ!

何ですか?趣味が悪い? フフフ、そんなことを言う方は、今流行りのヒョロヒョロのモヤシとでも付き合ってればいいのですよ。

 

 

・・・・・・失礼、また噛みました。

 

 

気を取り直しまして、実は私はほんの少し不安でした。

もしかしたら事案発生かと、ロから始まってンで終わるカタカナ四文字の性癖の持ち主かと思いましたが、杞憂でした。

ドックで新型AMIDAが暴走 した時に見せたあの顔、まるで、親が子を慈しむ様に、吹雪ちゃんの無事を喜ぶあの顔、アハトアハト第ニ射でした。

それに、あの装備です。装備まで私好みの重厚で剛健かつシンプルな造りの装備だなんて、アハトアハト第3射です。

 

○月◻日

 

ああ・・・ あの人の隣に居たい。それで吹雪ちゃんを間に挟んで買い物袋なんて抱えて、夕日に染まる町を三人で歩いて行きたい。

それで帰ってきたら、二人でお揃いのエプロンを着けたりしてキッチンに立ちたい。ああでも、あの人の体格に合うエプロンを仕立てないといけませんね。次のお休みに街に行ってみましょうか。でも、有るのかしらあの人サイズなんて

いえいえ、榛名はめげません!榛名は大丈夫です!無ければ作れば良いのです!

 

 

 

出来ました!丁度いい布が有りませんでしたから、にゃんこ柄のエプロン五百蔵さんサイズです!

ついつい抱き締めて悶えていたら、鈴谷さんに見られてしまいました・・・・・

榛名は大丈夫でしたよ・・・・・『榛名は』

 

 

 

鈴谷さんの尊い犠牲を乗り越え、私のエプロンも完成しました!勿論、お揃いのにゃんこ柄です!

・・・・・・鈴谷さん、貴女のことは忘れません

 

 

喜んで頂けるでしょうか?きっと大丈夫です!

 

 

○月△日

 

私は貴方にとって、そういう『対象』ではないということは承知しています。

でも、私は諦めません。いつか貴方を振り向かせてみせます!

 

金剛お姉様も言ってました『恋はいつでもバーニングラブ!』だと

 

だから、何があっても榛名は貴方のことが好きです。

 

冬悟さん

 

 




いかがでしたでしょうか?

本編はもう暫くお待ちください。只今プロットを再編中です。

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