バケツ頭のオッサン提督の日常   作:ジト民逆脚屋

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はい、今回から本格的にチャットネタを開始します。
H .Nに関しましては、まだ募集中です。


オッサン、チャットする

試験屋¦『それでは』

改造屋¦『只今より』

夕石屋¦『授業を始めまあああああああああす!』

約全員¦『うるせぇ!』

 

おおう、と夕石屋の勢いが削がれる。

横須賀鎮守府執務室に大画面となって存在する謎の四角い発光体。

その画面には、文字列が並ぶ。

 

ほなみん¦『で、二人共。これ何?』

夕石屋¦『通常時及び緊急時用連絡網「横須賀ネットワーク」です』

 

二人の後ろ、拡大された発光体にでかでかと「横須賀ネットワーク」の文字が浮かぶ。

 

「「ほら、メンバー増えたじゃないですか。それで、相互間の連係強化に作ってみました」」

 

ズーやん¦『でもさ、それなら携帯で良くない?』

 

鈴谷が疑問を発光体越しに送ってきた。

画面内に映る映像から、街の繁華街に居ることが分かった。

 

「「鈴谷代表、それです!今のそれが利点の一つなのです!」」

 

ズーさん¦『へ?』

 

「ああ、そう言う事か」

「どういう事です?冬悟さん」

「簡単に言えば、超高性能なテレビ電話だね」

「「そうですそうです!簡単に言えば、正にそれ!」」

 

元ヤン¦『どういう事だ?』

邪気目¦『わかんねぇの?摩耶』

元ヤン¦『あア?天龍は分かるのか?』

邪気目¦『あれだ、スマホだスマホ。超高性能な』

船長¦『分かるが、適当過ぎねえか?』

ズーやん¦『てかさ、三人並ぶと字面が凄いね』

 

買い物袋を提げた天龍、摩耶、木曾が会話に参加する。

どうやら、悪ガキ隊の四人で繁華街に行っていた様だ。

 

「「この横須賀ネットワーク、携帯では音声か文字でしか相手の状況が把握出来ませんでした。しかし、これなら映像をリアルタイムで再生出来ます。しかも、必要なのはこの表示枠のみ!」」

「ああ!何処かで見たことあると思ったら、イェーガーの空間投影ディスプレイだ!」

 

磯谷が手を叩き得心がいったと感心する。

その様子に気を良くした夕石屋が、横須賀ネットワークの利点の説明に入る。

 

「「通信と携帯性能だけではありません。更にテレビにゲーム、資料作成等々、これ一つでパソコン要らず!何時でも何処でも快適な情報ライフが送れます!」」

 

と言いながら、夕石屋が自分達の表示枠を操作し、何やら動画を再生し始めた。

大画面に、荒涼とした荒れ地が広がる。

 

『はい!本日はこのアフリカの大地からクエスチョン!百獣の王と言えばライオンですが、真の王者は誰でしょうか?!』

 

空腹娘¦『あ、「世界の果てで謎発見」だ!』

鉄桶男¦『ああ、この間の放送でアマゾンの奥地で未発見の遺跡見つけて大変な事になってたっけ』

鉄桶嫁¦『あれ、やらせじゃなくてマジでしたからねぇ』

にゃしぃ¦『あれ?何か変だよ』

約全員¦『え?』

 

『では、正解は~・・・』

『ニゲロ!NAKAChanダ!ニゲロニゲロォ!』

『え?わあああああああああああ!』

 

画面が変わり、暫くお待ちくださいの表記が出る。

全員が、まさかの生放送・・・!?と固まっていると、夕石屋がまた表示枠を操作して、何かを再生した。

 

『何度でも言ってやろう!魔法少女とは!全ての人々の希望であると!』

 

ズーやん¦『お!マジカル♥ちふリン♪の劇場版じゃん』

元ヤン¦『おう、マジだ』

邪気目¦『おい、夕石屋。これ、限定版じゃねえか!』

船長¦『あれ、プレミア付いてたろ?』

空腹娘¦『提督提督!』

鉄桶男¦『買わないよ?』

空腹娘¦『何でですか?!』

鉄桶男¦『上見なさい上!プレミアとか言ってるじゃないの』

鉄桶嫁¦『吹雪ちゃん、確か霧島が持ってましたから、貸してもらいましょう』

ほなみん¦『私持ってるから貸そうか?』

 

『インキュベーターだかインベーダーだか知らんが、貴様ら全員、光になああああああれえええええ!!』

 

紅茶姉¦『ふぅむ、中々面白い作品デスネ』

おかみ¦『レナちゃんやほっぽちゃんと見てますが、面白い作品ですよ』

約全員¦『意外なところから来たぞ!』

 

表示枠を操作していた夕石屋も冷や汗を流し、操作を一度打ち切った。

そして、用意していた茶を一気に煽り、何故か五百蔵を見た。

 

「「どうです?五百蔵提督。この様に、仕事から趣味まで幅広く使える便利な物ですよ」」

「何故、俺に振るのか分からんが、悪くは無いんじゃないか」

「そう言えば、これってどういう原理で動いてるの?」

 

磯谷の疑問に夕石屋ではない、誰も聞いた事がない声が執務室に届いた。

 

横須賀¦『それは私からご説明致します』

 

声のする方、夕石屋の背後の表示枠に人型のシルエットが浮かび上がっていた。

 

約全員¦『誰!』

横須賀¦『申し遅れました。私、横須賀鎮守府並びに横須賀ネットワーク制御用OS「横須賀」と申します。この度は、横須賀ネットワークのご利用誠に有難う御座います』

 

「二人共。何時の間にこんなSFチックなものを・・・?」

「「つい、最近ですよ最近」」

 

横須賀¦『では、ご説明致します。只今、表示枠を利用して戴く為の端末は、北海鎮守府の吹雪様と睦月様、横須賀鎮守府の夕石屋様が所有されています』

 

「吹雪君?」

「さっき、睦月ちゃんの車椅子と一緒に貰いました」

「貰いました」

「そっか~・・・」

 

五百蔵が二人を見れば、吹雪は何故か誇らしげに携帯電話によく似た端末を差し出した。

睦月はどうやら、車椅子と一体になっているらしく、車椅子から取り外してこちらに見せた。

 

横須賀¦『なので、皆様の表示枠は私の方で展開させて戴いております。これに関しましては、夕石屋様から改めて端末が配付されます』

ズーやん¦『あれ?じゃあ、私達は』

元ヤン¦『鎮守府に居ないんだが』

横須賀¦『鈴谷様、摩耶様、天龍様、木曾様に関しましては、その繁華街も私の管理圏内ですので、勝手ながら此方の方で展開させて戴きました』

邪気目¦『ん?総長と鳳様は?』

船長¦『総長は何か店に行くとか言ってたが』

紅茶姉¦『今は洋とテラスに居マスヨ』

おかみ¦『ええ、比叡さんの新作スイーツが中々に良いですね』

空腹娘¦『新作スイーツ!!』

ヒエー¦『吹雪ちゃんの分もありますよ』

 

「睦月ちゃん!行こう!」

「え?ちょっと、吹雪ちゃん?!」

 

吹雪が睦月の車椅子を押し、執務室を飛び出した。

五百蔵は茶を一口飲み、比叡に吹雪がそちらに向かったと連絡を入れる。その横で榛名が霧島に『魔法少女☆マジカル♥ちふリン♪』の劇場版DVDの貸し出しを頼んでいた。

各々が表示枠を試しに操作してみる。磯谷や悪ガキ隊は直ぐに使いこなし始めるが、五百蔵は若干苦戦していた。

すると、執務室の全員の表示枠にメールが入った。

 

「えと?これは、どうやって開くんだ?」

「冬悟さん、右端の手紙マークをタップしてください。それで開きます」

「ああ、これか。ありがとう、榛名さん。助かるよ」

 

磯谷が密かにニヤニヤする横で、五百蔵が榛名の助けを受けて開いたメールには

 

 

空母勢¦『急募「鬼の訓練から安全に逃げ出す方法」』

 

とあった。

 

副長¦『無視してください』

おかみ¦『中々、堂々としてますね・・・』

空母勢¦『助け・・・』

 

横須賀¦『空母勢 様が退室されました。十中八九、打撃と投げ技による衝撃が原因だと思われます。承認しますか?はい/いいえ』

 

全員が黙って『はい』をタップした。

 

にゃしぃ¦『今、鳳さんがいきなり消えたと思ったら、遠くで水柱が・・・!』

空腹娘¦『提督、凄い音がしてます!』

 

全員が空母勢に合掌した。

この後、夕石屋の手により表示枠使用の為の端末が全員に配付された。

磯谷が何やらゲームをダウンロードしていたが、誰も気にしなかった。

 




次回

磯谷が・・・
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