また今回のお話は辛いものを食べた吹雪の反応を見たいというsd カード様のリクエストとなります。sd カード様、リクエストありがとうございます。
それでは始まります!「バケツ頭のオッサン提督の日常」お楽しみください!
突然だが、家の吹雪君は食いしん坊だ。なにをどうやったらあの小さな体に収まるのかわからない量を食べる。それはもはや、育ち盛りとか食べ盛りとかで説明することが出来ない、この間だって、俺が頼んだつまみ、結局全部食べやがった。チクショウ
そんな吹雪君の食いしん坊伝説の一例がこちらになる
「なぁ、吹雪君、聞きたいことがあるんだが」
「なんでしょう?提督」
「戸棚に置いといた20個入りのどら焼き、知らない?」
「知りませんね」
「そうかそうか、じゃあ、その口に付いたアンコは一体なんだい?」
「あっ!」
咄嗟に口元を隠すがもう遅い。
「なぁ、吹雪君、アレ、俺の分も入ってたんだけど?」
「あ、あはは」
笑って誤魔化そうたって、そうはいかん
「なぁ、吹雪君、君はさっきお昼食べたばっかだよね?しかも、三回もおかわりしてたよね?」
「そうでしたっけ?」
「そうだよ!何をどうやったらその体にあんな量が入るんだ!」
20個全部食いやがって、俺も楽しみにしてたのに!
「まぁまぁ、提督、落ち着きましょう。」
「どうやったら落ち着けるのか、俺は知りたい!」
以上が「吹雪君食いしん坊伝説」の一例である。
て言うかこれ、町でも有名なんだよ。最近、買い出しに行くと、みんなオマケしてくれる様になったんだけど、しかも、量がとてもじゃないけど、オマケとは言えない量なんだよ、オッサン、ビックリだよ。
とまぁ、こんな感じで、執務室に御菓子を置いていたらいつの間にか消えていた、とかなんか最近の歌のタイトルみたいなことになる。なんとかしなければ、
なので、オッサン、イタズラを仕掛けます!とにかくだ、最低でも、戸棚にあるもんは食べちゃダメってことを覚えさせないと、何があるかわからんからね。
皆さんお楽しみのイタズラの内容ですが、吹雪君は辛いものが苦手なんだ。そりゃぁもぅ、ボ●カレーの中辛を必死な顔で食べるぐらい苦手だ。意地張らなきゃいいのに、
だから用意しました!オッサンお手製辛子入り激辛饅頭!さあ、どんな反応するのか、見物ですね。
「ただいま、戻りました。」
ちょうど、訓練から帰って来たようだ。
「お帰り、今日は早かったね。」
「はい、お腹がすいたので、早めに切り上げてきました!」
なんかもう、ホント、食欲一直線だね、この子。だが、空腹なら都合がいい、なんの疑いもなく食べてくれるだろう。
「吹雪君、戸棚に饅頭が有るよ。夕飯までまだ時間がある、どうだい?」
「ホントですか?!ありがとうございます!」
流れるように戸棚に向かい饅頭の乗った皿を取りだし、激辛のそれを口にする、
「いただきます!」
さあ、どんな反応をするのかな~?ん~楽しみだ!
「ん??・・・っ!んーー!んー!!ん!?むーーー!!!」
口を押さえ、バタバタと跳び跳ね始めた。うわぁ、想像より凄い反応だよ。自分でやっといてなんだけど、少し引いた。
俺がそんなことを考えている間に、吹雪君は急いで冷蔵庫を開け、牛乳を一気飲みして口の中のものを胃へと流し込んだ。吐き出さないあたり凄いと思う。
「でいどぐ~、ごればいっだいなんなんでずが?」
「え?オッサンのささやかなイタズ『ガズン』・・ラ?」
あっるぇ~?おかしいな、なんかいきなり壁に穴が空いたぞ?そして吹雪君、その連装砲どっから出したの?
「あ~ 吹雪君?」
「提督、連装砲か魚雷どちらか選んでください。」
あ、これダメだ、なんか黒い騎馬鎧を着て、馬鹿デカイ大鎌持って王国軍騎馬隊を率いた死神少女みたいなオーラが出てる。逃げよう!
「逃がしません!」
「吹雪君!話せばわかる!話し合おう!」
「だが、断る!」
砲弾や魚雷が俺を掠めながら飛んでくる。
「吹雪君、俺人間!そんなん当たったら死ぬ!」
「だったら、あの緑バケツ装備すればいいじゃないですか!」
「緑バケツって、もうちょい言い方無いの?!」
「知りません!」
この騒ぎは、騒ぎを聞きつけた洋さんが止めに来るまで続いた。
そして、オッサンは洋さんにマジ説教された。35にもなって正座で説教された。怖かった。
もう二度と、吹雪君に辛いものを食べさせない様にしよう、オッサン死にたくないから
いかがでしたでしょうか?イタズラは用法要領を守り、正しく行いましょう。さもなくばオッサンの様になります。
以下、友人との会話
逆脚屋「ガオガイガーのゴルディオンハンマーあるじゃん」
友人「あるな」
逆脚屋「あれさ、食らうと敵が緑色の粒子になるじゃん」
友人「そうだっけ?」
逆脚屋「たしかそうだった、そこで思い付いたんだ!」
友人「何を思い付いたんだ?バカ」
逆脚屋「コジマディオンハンマー」
友人「え?」
逆脚屋「コジマディオンハンマー、相手はコジマになる」
友人「おまえやっぱ、バカだわ」
逆脚屋「コジマになぁぁぁれぇぇぇぇ!!」
友人「ウルセェ!バカ!」
それではまた次回お会いしましょう!