暗殺教室 グリザイアの戦士達   作:戦鬼

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今年初の投稿ですデート回にして………

ではどうぞ


デートの時間・2時限目

夏休み、ほとんどの者が殺せんせーの暗殺はなりを潜めているがそうでない者もいる。実際に南の島で暗殺するから油断しているとふんで自身で拾い集めたエロ本を餌に暗殺しようと岡島はトラップの用意をしていた。そのような感じで暗殺者はそれぞれの場所で暗殺の準備をしていた

 

 

そして

 

 

とある港湾近くの町、タクシー運転手は表示板を『予約』にしたのを確認してハンドルに指をトントンとしながら気長に時間を待つ。無線からは常に同業者(・・・)からの音声が流れる。ふと、コンコンと窓を叩かれるのに気付いて無線を切り窓を開ける。防音になっているので聞かれたことはない

 

「すいません、いまお客様をお待ちしてまして…申し訳ないですがべつの…」

「9029」

 

数字を出された瞬間運転手のスマイルは変わり何も言うことなく客用のドアを開ける。スッとその少年は手に持った荷物と入り俯く

 

「今は?」

 

「待機中です。お客様を待ってますが貴方が来るまで変化なしです」

 

「この仕事はいつもそれだよな」

 

「入れ食いでも困りますけどね」

 

ただの会話に聞こえるがちゃんと仕事の会話である。運転手は窓と扉が閉まっているのを確認して無線を開く。

 

「そっちは、どうなんですかこの前乗せた時は学校に行く前でしたよね」

 

「色々ありすぎて、どうにかなりそうだ」

 

「その割に楽しそうに見えますね」

 

「…………」

 

表情に暗がりが出だし野暮な言葉かと思ったがすぐに元に戻る。

 

[お客様が参られました。重要荷物の用意あり、9029号至急向かわれたし]

 

「……少し出てくる。ここで待っててくれないか?」

 

「はい」

 

少年は出て少しするとまたトントンとハンドルを指で叩くがものの15分でまたコンコンと窓を叩かれた

 

「戻った」

 

「はい、どう…も」

 

いつもこうだ。最初こそ驚いたが何度も見ると慣れてくるむしろこれは遅い方だ。前に5分足らずで戻ったこともある。だが今回は少し違う。作業着から着替えていた

 

「すまないんだが俺の荷物と作業着を届けてくれないか?場所はいつもの所で、俺は別に行く場所がある」

 

「わかりましたが何処へ?プランと違いますが?」

 

「同級生と約束があってな」

 

それだけ聞いてその場所の近くに案内した。

 

「ここでいい。代金はいつもの所に請求してくれ」

 

「プライベート分もですか?」

 

「あぁ」

 

ちゃっかりしてるなと運転手は思い扉を閉めて荷物を届けてから別の場所にとまり表示板を『空車』にした。しばらくし客がくる

 

「ハイ、どちらまで」

 

 

 

 

「おっ、早いね雄二くん」

 

約束の時間より30分ほど早く来た莉桜だがそれよりも早く着いていた雄二に驚いた

 

「ってなんか目の下に隈があんだけど」

 

「ちょっと前までバイトがあってな少し寝不足なだけだ」

 

「た、大変だね…と言うか、そんな日で大丈夫なの?」

 

「問題はない。夜戦後の行動は慣れている」

 

「や、夜戦って…」

 

例えのジョークにキレが無いので少し心配になるが

 

「大丈夫だ。それに、楽しみにしてたんだろ?なら、楽しもう」

 

「…うん、わかった」

 

そこからデートは始まった。

 

 

「うーん、どうかなこれ?」

 

ウインドウショッピングをしながら1つの洋服店に入る。南の島に行くのだから新しい服を着て行こうという事でだ

 

「南の島に行くからって、わざわざヤシの実が描かれた服にするのは安直じゃないか。…似合うとは思うが」

 

「いいじゃん、雰囲気重視だよ。あ、水着も新調しようかな」

 

「………そっちは行かないからな」

 

「あれ?はずかしいの?」

 

ニヤニヤとするのが気に入らなかったのかムキになり雄二はつい行くと言ってしまった。

 

(女性の服選びは面倒だなんでも似合う似合うと言えば適当だと怒られて、ハッキリ言えば失礼だとなる。ましてそれが水着なるとさらに厄介だ。自分のフェチズむを決めつけられるは、それを決めたのが本人でなく俺だとしれた時にはもっと厄介になるのは火を見るよりも明らか)

 

だから断ったというのに雄二はそこにいた。

 

「で、どっちがいい?どっちがいい?」

 

おまけに莉桜はわざと露出の高い物を選んで雄二に選ばせる。

 

(どうしたもんか)

 

逃げるのは簡単だが、性格的にそれはできないというよりしたくない雄二は少し悩んで

 

「どっちもないな」

 

「えー、そうかなぁ」

 

「というかあまり露出が高いものよりも…こういう派手さもありながら普通な感じの方がいいんじゃないか?」

 

と似合いそうだなと思った水着を見せると

 

「じゃ、それで」

 

即決だった

 

「つか、俺が選ぶの誘発したなお前」

 

「なんのことだかー」

 

態度で正解だと理解した雄二は

 

「じゃあもし俺がさっきの水着のどっちか選んでたら買ったのか?」

 

「ヒミツ」

 

ウインクしてはぐらかされた。

 

「んーいい買い物できたなぁー。じゃ、次はデートのお約束映画にしよ」

 

「思うが、なんで映画がお約束なんだ?」

 

「そりゃ、いろんなドラマやアニメにも出るくらいだし雰囲気ってやつだよ」

 

雑談をしながらなんの映画にするか考える。

 

「あ、コレどう?ギブリの新作!」

 

「ふむ、子供も大人も見れる。確かに良いな」

 

「…いやそこまで考える必要ある?」

 

「しかし、映画か」

 

「?どったの」

 

「陽菜乃から聞いてるだろうアメリカにいたことがあるって。その時にも映画を見たんだが…やっぱり日本と全然違うなって思ったんだ」

 

「例えば?」

 

「向こうには細かいマナーがなくてな前の席に人がいないなら席の上に足を置く奴はいるし、結構上映中もいちいち声出すし、安いのがいい所でもあるんだがな」

 

「あー日本人の映画好きとかは嫌そうだねそれ」

 

「そう考えると、日本の映画館にポップコーンって合わないとおもうな。うるさい食いもんだし」

 

「けど、映画にはポップコーンでしょ」

 

「いや、まぁ、そうなんだけどな」

 

 

映画はそれなりに面白いものだった。

 

「いや、短い時間に続編とかでもないのに伏線を全部回収するとかすごいね」

 

「どの映画にも言えるだろうそれは」

 

「いやいや、そうでもないよー回収しきれてないものなんていくらでもあるから」

 

カフェにより映画の内容を話しながら運ばれてきたケーキにを口にする。

 

「あまり映画は見ないがそんなもんなのか」

 

「…………ふふふ」

 

「どうした?いきなり」

 

「あ、別に。ただ、楽しそうでよかったなーって」

 

言われた事がすぐに理解出来なかった。

 

「雄二くん、時々遠くをみてるじゃん。…それも寂しそうに」

 

「…そう、なのか?」

 

全然身に覚えが無い雄二は今の自分の頬に手をあて言う

 

「気付いてないなら相当だよ。実はさ、今回誘ったのは話して欲しいからなんだ風見くんの事」

 

「俺の?」

 

「鷹岡の時からずっと雄二くん、そんな感じになっちゃたからどうにかしたいなって思ってね。考えても考えても結局はどうすればいいなんてでてこなくて。本当は雄二くんが話してくるまで待とうと思ったんだけど…力になるならやっぱ聞かないといけないと思ってさ……ごめん。なんか騙したみたいで」

 

謝罪をすると雄二は首を横にふる

 

「そんなことはない。寧ろ、黙っているからそうなったなら俺にも責任がある。ただ、俺のことは気にするな」

 

「私達じゃ、力になれない?」

 

「そういうわけではないが………あまり、言いたくないんだ自分の事は。前に渚達にも言ったが思い出すと恥ずかいものがあるからな」

 

納得してないのは顔に出ていた。少し考え雄二はコーヒーを1口飲みふぅと息を出す。

 

「俺の姉、一姫はとても才能に溢れていたんだ。それこそ、A組でトップを取れるレベルでな」

 

「?」

 

突然話し出す雄二に何も言わずにその内容に耳を傾ける。

 

「数多の才能のあった一姫と違って俺にはなんの才能もなかった。周りからよく言われたよ『姉の絞りカス』『出来損ない』ってな」

 

それに莉桜は信じられなかった。数多の才能というなら今の雄二にこそ合う。そんな彼が無能の烙印を押されていたことに

 

「両親も、周りの人も、一姫に目を置き俺は腫れ物を見るような目で見られていた。…勘違いしないでほしいが、それで姉を恨んだ事はない。いや、勝手に自分の不幸は姉のせいだと思った時もあったが仲は良好だったよ。だが、姉が事故で死んだ後は酷いもんだった。父は荒れて暴力を振るいだした。母はそれに耐えられず俺を連れて逃げたんだ。けどその後色々あって両親も死に色んな不幸が俺に起こった」

 

隠している所があるのは聞いてわかるが莉桜はあえて無視して聞く

 

「鷹岡にキレたのは俺の過去に土足で踏み入れたからだ。忘れていた事を思い出して、自分の存在も理解しなおした。ただそれだけさ」

 

「………不幸とは思ってないって言ってたけど、本当に?」

 

「本心だ。と、言いたいんだがな。あの時言ったように父からも優しくされた事はある。けど本当の本当に本心かと言われるとわからない」

 

雄二にしては曖昧だなと思った。やはり触れるべきではなかったかと思っていると

 

「けど、これだけはハッキリと言える。お前達に会えたことは俺の人生の中で最も価値のある事だとな。一姫の件なければ俺はもっと別の人生があったかもしれない。けどお前達にも会えなかった。それだけは俺の人生最高の誇りだ」

 

「恥ずかしいこと言ってくれるね。まったくさ」

 

話しが終わるといい時間になっていたのでそこでお開きする事になる

 

「今日はありがと雄二くん…楽しかった?」

 

「楽しむっていう表現がよくわからない。けど、楽しいというのはあったな」

 

「なら、頑張ってさそったかいがあったもんだよ」

 

雄二の笑顔が見れただけでも莉桜は満足

 

 

 

 

 

 

 

 

のはずがない。雄二に近づき頬に

 

「ん」

 

「む」

 

キスをした

 

「いままでのお礼だよ。初めてだった?」

 

「まぁ、初めてではあったな」

 

「……嘘だね、それはなんか慣れてる感じ」

 

「それはすまない」

 

むぅとした顔で言われつい謝る雄二だが莉桜は気にしてはいない。クラスのライバルがしてる可能性はあるし、雄二なら唇のキスもありそうだなというのは理解している。

 

「ま、今回は雄二の過去に触れたからここまでにするよ」

 

「それは謝罪か?それとも別の何かか?」

 

「さぁねー」

 

もし、ここで莉桜がもう少しはぐらかさなければ

 

「ってなに?雄二くん…だ、だいたんだなぁ〜」

 

(イラっ)

 

「むっ⁉︎」

 

こんな大胆なキスをする事はなかっただろう

 

「……………」

 

「…どうした?」

 

「は、」

 

「は?」

 

「初めて………ううううううう‼︎⁉︎」

 

顔が真っ赤になって莉桜は身悶える。

 

「雄二くん‼︎、今回のコレは、ゼッタイに秘密だからね⁉︎」

 

「いや…」

 

「ヒ、ミ、ツ‼︎だからね‼︎」

 

「そうしたいなら…まず殺せんせーに言うべきだろ」

 

「……はい?」

 

「さっきからずっといたぞ。今のも写真を撮ってた」

 

「は、は、早く言ってよぉぉぉぉおお!」

 

 

後日

 

「いやぁーよく撮れてますねぇー。風見くんが後ろ姿なのが残念ですが、それが逆にいい味をだしてますねぇ〜実にイイ‼︎」

 

「消せ消せ‼︎つかコロス‼︎消さなきゃコロス。消してもコロス‼︎」

 

「おぉ、大胆なことだねぇー中村さんもだけどそれ以上に雄二が」

 

「何よディープじゃないならこのくらい普通でしょ」

 

「ビッチ先生…そういう問題?」

 

「「………」」←妬みの視線女子×2

「「……ギギギ」」←特に強い妬みの視線男子×2

「………」←よくわからないが苛立ちのある視線女子

 

「随分賑やかだな」

 

「で、当の本人は全然通常運転だし」

 

やれやれだなぁという顔で雄二にツッコミを入れる渚と何がだという目をする雄二

 

というカオスな事が起こるのだがそれは別の話




少し短いのに時間かかりマジ申し訳ないです。
感想、意見、誤字報告があればお願いします‼︎
あと、松井先生の新作楽しみです!
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