暗殺教室 グリザイアの戦士達   作:戦鬼

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よ、ようやく投稿できました。
実際問題、このオリジナルエピソードどうまとめるか考えて、リアルもあり、遅れてしまいました。
では、続きをどうぞ


尾行の時間・2時限目

「あ、パフェおかわりお願いしまーす」

 

はーいとファミレス内で声が響く。

 

「おい、いつまで食う気だ?」

 

「なに?今更お詫びが嫌になったの?」

 

「違う。確かに少量だが、高カロリーのパフェを2つだぞ。正直こっちが胸焼けしそうだ」

 

「大丈夫、大丈夫。いつもはこんなに食べてないし、それに帰りの道は逆で距離もあるし、明日も訓練があるし」

 

と中村がそう言ったと同時に2つめのパフェが来る。

 

(なんでこうなってんだか)

 

雄二はこうなった経緯を思い出す。

 

 

 

腕を締め上げていままで尾行をしていた相手の見るとクラスメイトの中村莉桜なのがわかりすぐさま拘束をといて路地を出る。

 

「で、なんでお前が俺を尾行してんだ?」

 

「ちょっと、その言い方。そりゃないでしょ。いたいけな女子中学生にあんなことしてさ」

 

「なぜ俺が怒られなければならない。ストーカーは完全な犯罪だ俺に非はない……と言いたいが、クラスメイトにあんなことをしたんだ。お詫びくらいはする」

 

実際に雄二にとっては素人相手に締め上げたのだから詫びる気持ちもあったが、本心は別にあった

 

(あまりこっちが言ってると逆ギレしうやむやにされるかもしれない。ここは折れておくべきだ)

 

 

 

そして近くのファミレスまで移動し好きなものを雄二はおごっていた。

 

「それで、もう一度聞くがなんで俺を尾行したんだ」

 

「ん?風見くんのことを知りたかっただけだよ」

 

「俺のこと?(こいつやはり誰かに知らないまま雇われているのか?釘を刺しておいたほうがいいか?)」

 

「この間さ烏間先生と話してたのをきいてね。最後だけだけど【俺の秘密を話す気はない】ってとこだけ聞こえてさ。しかも今日は今日でビッチ先生くらい綺麗な金髪の外国人と話してたし。内容は聞こえなかったけど」

 

(またなんてタイミングで)

 

雄二は頭を抱えてため息を出すのを必死にこらえる。

 

(取り敢えず、誰かに雇われているとかそういうのではなさそうだ。もしそうだとしたら間抜けすぎる)

 

「風見くん?」

 

「いや、なんでもないそれより、どこから話そうか」

 

「んじゃ、まずはあの外人さんからで。ほんと、どういう関係?返答次第だと、矢田ちゃんに怒られるかもよ~」

 

ニヤニヤとして聞いてくるが雄二はそのことよりも別のことが気になった。

 

「なぜ俺が桃花に怒られなければならない。そんな要素などひとつもないだろ」

 

そしてこの雄二の言葉に中村はぽかーんとした顔になる。思わず「は?」と言ってしまうほど。

 

「いや、風見くん?君は矢田ちゃんにどう思われているかわかるかい?」

 

「いい友達だと思うが違うのか?」

 

「あーいや、どうだろう」

 

頭をかきながら中村は考える。

 

(ダメだ。マジで言ってる)

 

(この表情からするに違うということか?ということは…俺に近付いてきたのは別の理由。まさかあの時も道化を演じていたのか?くっ、俺としたことが不覚だ)

 

「なに考えてるかわからないけど、たぶんその考えも違うと思うよ」

 

的外れなことを考えているだろうなと察した中村は雄二にそうツッコミを入れる。

 

「?」

 

「まぁ、そこは自分で考えなって。少なくとも、悪い印象とかはゼロだから。それで、結局のところあの外人さんとはどういう関係?」

 

中村はともかく話を戻すためこの話題を終わらせる。

 

「俺の身元保証人兼、バイトの上司だ。因みに、烏間先生と話していた時に出た秘密というのは、俺のバイトのことだ。校則でもバイトは禁止。暗殺の妨げになるかもしれないから、バレるなとな」

 

「ふーん(嘘って感じがしないな)」

 

もうひとつの質問がわかっていた雄二は先に答えた。

 

「前にも言ったと思うが、俺は親を亡くしていてな。面倒を見てもらってる礼もかねて生活費を稼ぐためあいつのところで働いている」

 

「まぁ、秘密でバイトしてることはうちのクラスの磯貝もそうだけど。そういや、どんなバイトしてるの?」

 

「……一言で言うのは難しいが、『ゴミ』の始末だ。いろんなところに行き『掃除』をする。いわゆる汚れ仕事だ。とは言え、上司のあいつは命令する立場だから、自分では手を汚さないがな」

 

「ふーん」

 

説明が終わる頃にはパフェが食べ終わっていた。

 

「それでもういいか?」

 

「いや、まだあるよ。ズバリ、この学園にくる前はなにしてたの?」

 

「…………ここに来る前か」

 

少しだけ遠い目をしたので中村はさらに気になった。

 

「ヒモをやっていた」

 

「………………はい?」

 

間の抜けた声を出したのは本日2度目である。

 

「血縁のない女の働いた稼ぎで飯を食っていた」

 

「それって前言ってた師匠のこと?それが金髪の人?」

 

「確かに師匠のことだがそれはあいつじゃない。あいつは師匠の友人だ。師匠が死んだあとはあいつに面倒を見てもらっている」

 

「……風見君ってさ、結構ナチュラルに女泣かせるやつでしょ?」

 

「昔そんなことも言われたが、それがどうした?」

 

「いや、なんでも(矢田ちゃん、ガンバ)」

 

はぁとため息をついて中村は言った。

 

「で、もういいか?」

 

「うーん。まぁ、いいかな」

 

そう言って立ち上がる。雄二もようやく解放されたと思い、会計シートをもってレジに向かい、その後2人は帰りだした

 

 

 

 

side莉桜

 

「あーあ。収穫なしか」

 

渚君から風見君が質問は答えられるものは答えるからと言ってたのもあって今回聞いてみたけど、しれっと普通に言ってるってことは本当なんだろうな。面白い何かを知れるかなって思ったんだけど。

 

「だだ、まだまだ隠してることはありそう」

 

まぁ、流石にこれ以上詮索するのはやめとこ。本人は気にしないけど、前みたいに嫌な空気にしたくないし。

 

「まったく、風見くんは顔が良いし、性格も良いけど、ど天然だね」

 

しかし、最近は風見くんのことをよく考えてるな私。気になることが多いからだけど

 

「あっれー?中村じゃん!俺だよ俺!前に一緒につるんでバカしてただろ?」

 

あぁ、こいつ引っ越すって話だったのにまだこの街にいたんだ。

 

「久しぶり。じゃあね」

 

「ちょっとまてよ。せっかくなんだからまたバカしようぜ~俺も来月にはここ離れるしよ」

 

「あいにく、あんたとはもうバカをしないよ」

 

そう言った瞬間肩に痛みが走る。つかんだ肩に力を入れてきたのがすぐ分かる。

 

「調子に乗んなよ。天才ぶってバカにしてんのか?」

 

「はなしてくんないかなっと」

 

「って!」

 

正直、烏間先生や風見くんに比べて遅すぎるし、これなら余裕で振り払える。…1人か2人だったら

 

「くそ!てめぇらも手伝え!」

 

「なっ」

 

いつの間に!しかも8人がかり!もしかして少し前からつけられてた⁉︎こいつ、いくらなんでも根に持ちすぎ。

 

「ぁあ」

 

「あぁ⁉︎どうし、た」

 

ドサと隠れていた男達が倒れていく。でも見たところ外傷が見えない。どういうこと?

 

「まったく、また俺をつけているかと思ったら追われているのは中村でしかもただのチンピラ以下の奴とはな」

 

そこから現れたのは風見くんだった。というか、

 

「なんで?」

 

「クラスメイトを助けるのは間違ってるのか?」

 

まただ。また、サラッと言う。実際に彼の言うことは真実だろうけれど、それ以外にも様々なものがある気がする。なぜだかは分からない。

 

「お、おいお前!な、なにしたんだ」

 

「ん?あぁ、簡単だ傷付かないように気絶させただけだ」

 

まだいたのかという顔をしてから風見くんは言う。それはこいつにもわかったようですでにキレている。

 

「ちぃ!この!」

 

瞬間、なにが起こったのかわからなかった。両手で肩を押された風見くんは微動だにせず、逆に仰向けに倒されてしまう。私がわからないのにあいつがわかるはずもない。

 

「クソが!」

 

こんどは向かってくる相手に人差し指をピッと喉元にだす当たった瞬間まるで思いっきり殴られたかのようにまた後ろに倒れる。

 

「はぁ、はぁ、な、なんなんだよ⁉︎魔法使いかなんかか?」

 

「…他の奴には内緒だぞ。毎回箒で飛ぶのは以外と面倒なんでな」

 

あ、これはいつもふざけてる時の風見くんだ。

 

「クソクソ‼︎どいつもこいつもバカだからってバカにしやがって⁉︎そんなに天才さまは偉いのか?あぁ!?」

 

「いや、別にバカにしてはない。それにお前はバカじゃない。道を外そうとしてるクソ野郎だ」

 

直後、今度は折りたたみ式ナイフを出して風見くんに向かう。

 

「風見くん!」

 

しかしそれもまるでわかっていたかのようにほんの少し横によけてするり手を出すと引きつけれたかのように腕の部分に顔があたりその衝撃でまたまたばたりと倒れる。そして今度は追撃として倒れる瞬間ナイフを持った腕を握りグルンと向きを変えられ、下向きになるそしてそのまま抑え込む。

 

「お前が天才をどう思うか勝手だ。だが、せめてバカでいろ。その下になるな。そしてそれでも嫌なら、逃げるな行動しろ。自分を変えろ。簡単じゃなくても挑め。たった小さな行動でも、行動すると変われるんだ」

 

「ぐっ」

 

「もし腹が立つならそれは認めると同じだ。全ては志し、バカであろうと天才であろうと正しい志しを持って行動するればお前はいずれ天才も凌駕できる」

 

そう言って拘束を外し、まるで倒れた仲間のように手を引いて立ち上がらせる。起こされたそいつのその顔は困惑や怒りが混ざっていた。

 

「中村、立てるか?」

 

「え、あ、うん」

 

私達が去るのを彼は呆然と見ていた。

 

 

side雄二

帰り始めてすぐに中村を追う集団が目に入り、やはりなにかしらの組織に関わっているのかと思い付けてみたがあいつらのコソコソ話しから中村をどうしてつけていたのかがわかった。中にはゲスな会話も聞こえ、話し合いで止めきれず攻撃してきたのを正当防衛として合気道の応用で傷つけず無力化した。結局中村には怪しい部分はない。俺の目も鈍ったもんだ

 

「ごめん風見くん」

 

「なんで謝る?お前は謝ることはしてないだろ」

 

「けど…」

 

「これは俺の姉の受け売りだが、ごめんなさいって言葉は口にすればするほど言葉の価値を下げる。だから、こういう時はありがとうだ」

 

「……うん。ありがとう」

 

しばらく沈黙してると中村がモジモジしていた。尿意か、それとも、自慰行為を我慢してるのか?

 

「聞かないの?なにも?」

 

「きいてほしいのか?お前が話したくなら言わなくてもいいんだが」

 

「いや、別にたいしたことじゃないんだけどさ。……私さ、天才小学生って言われてたんだ」

 

そこから中村は静かに話を始めた。

 

小学1年で小学6年の問題をオール満点。表彰もされ、学園の有名人となったが彼女はそれがあまり嬉しくなかった。周りは解けなかった問題で盛り上がるが、彼女はそれに参加はできない。当然だできているのだから。

 

「頭良いよりも、あの中に入ってみたかった」

 

だから、バカになるためにいろいろな事をして、いろいろな奴と付き合っているうちに本当バカになったと言う。

 

「さっきの奴もさ、その時に一緒になってバカしてたんだ」

 

やがてE組になったときの親の失望した顔になった時には周りからは冷たい目をされていた。

 

「その時ようやく気付いたよ。失ったものの大切さを…E組に来た時もしばらくはもう一度頭良くなりたいと思ったけど、みんなとバカな目線でバカなことしたいなって思ってるうちに勉強もはかどらなくなったんだ。当然だよね…二兎を追う者は一兎をも得ずっていうのはこのことだよね」

 

話し終えた中村はいつものような笑みではなく、どこか無理をした笑みだった。

 

「ごめんね。なんか暗くなる話で」

 

「だからごめんって言葉はあまりいうな。あと…良いんじゃないかバカでも」

 

「え?」

 

「それに天才って自分で言う奴はそうしなければ自分を保てない弱者か、笑いを取りに来るジョーク好きのどちらかだ。あと二兎を追う者は一兎をも得ずって言葉は昭和の古い考え方だ。今は平成、時代が変わっていくたびに考え方も変わる。どうせなら天才もしながらバカになってみろよ。そうすれば俺は小学生の頃のお前やバカばかりしてたお前は知らないが、少なくとも今のお前の方が俺は魅力的だと思うくらいだから、今よりもっと魅力的になると思うぞ」

 

「………」

 

うん?急に赤くなったな。

 

「ありがとう風見く…いや、雄二くんってよんでいい?」

 

「唐突だな。なら、俺も莉桜と呼ばせてもらうぞ」

 

「う、うん。…ほんと、ナチュラルに女泣かせだよね雄二くんって」

 

「……………」

 

「雄二くん?」

 

「いや、何でもない」

 

まったく今日は懐かしいセリフをよく聞くな。

 

 

 

 

sideフリー

 

翌日

 

「あ、来た来た。ねぇ雄二~昨日の外人さんとはどんな関係?」

 

ニヤニヤした顔でカルマが雄二に問う。

 

「そ、そうだよ!何なのこの外人さん!も、もしかしてか、か、彼女さん⁉︎」

 

なかでも桃花が詰め寄りながら問う。若干涙目である。

 

「何なんだよ‼︎お前、貧乳好きじゃねーのかよ‼︎うらやましすぎるわ‼︎」

 

岡島は本音ただ漏れである。

 

「先生も気になります!どうすればこんな女性とお知り合いになれるか‼︎」

 

殺せんせーは別の意味で涙目で問う。

 

(やはりこうなったか)

 

またも頭を抱えたくなりとにかく説明しようしたときだった。

 

「身元保証人兼、バイトの上司なんだって」

 

雄二が言う前に莉桜が皆にそう言う。

 

「昨日私も見てさ、直接聞いてみたんだ」

 

「なるほどーでもうらやましい!!」

 

「今度紹介してくれ!」

 

前原と岡島は隠しもせず欲望に忠実であった。

 

「で、出来れば先生、面談に立ち会いたいです」

 

「いや無理だろ。というか、前から言おうと思っていたが国家機密だってこと分かってるか先生?」

 

「というか、この外人さんビッチ先生にそっくりだよね。もしかして最初にビッチ先生にちょっかい出してたのってこの人が原因?」

 

「少し違うぞ渚。性格は全然違うからその違和感が原因だ」

 

「それだけであそこまで言ってたんだ…」

 

渚は岡島と前原とは違った意味でJBに会いたいと思っていた。

 

「まぁ、雄二くんは女泣かせだからね」

 

「人聞きの悪いことを言うな莉桜」

 

2人からしてみれば…いや、雄二からしてみれば何気ない会話だがその瞬間クラス全員が違和感を感じた。

 

「これは、もしかして」

 

「うん」

 

「いやぁ、これは予想外」

 

「……………」

 

杉野の言葉に渚と茅野は納得した顔になる。カルマも何も言わないがビックリしていた。そして、奥田はちらりと桃花の方を見る。

 

「あわ、あわわ!?」

 

プルプルと震えながら驚いていた。

 

「てなわけで、矢田ちゃん。まけないから」

 

ウインクをしてそう言った瞬間に

 

「ゆ、雄二くん!どういうこと⁉︎中村ちゃんとどこまで…」

 

「なんの話だ?少し落ち着け」

 

相変わらずの言葉に皆がため息を出そうとした時

 

「よく言うよね〜あんなことして」

 

莉桜は爆弾を落とした。

 

「アレは悪かったと言ったぞ」

 

「責任とってよね〜」

 

「何をだ?」

 

「ふ、不純異性交遊はダメですよ風見くん!そんなうらやま…いや、ねたまし、いや、とにかくダメです!」

 

「先生落ち着いて‼︎」

 

この後再びクラスから質問を受けて誤解が解けるのは烏間が入ってきて全員に注意を受ける前であった

 




はい、というわけで中村莉桜さん攻略です。
次回は全校集会です

さて、雄二の紹介はどうしようかなーある程度は考えてますけどやはり悩みます

で、それが原因で遅くならんようにしたいです…

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