第二話
「うーむ、まさかここまで酷くなってるとは思わなかったな…」
「ガイさん、これは何というか、そのー、
すごく…汚いです…」
任務で長期間ほったらかしだったガイの家は、埃だらけのうえ部屋中がカビ臭い。おかっぱの男は前方に広がる惨状に顔を青くして頭をがしがし掻いている。
「これまでもこんな感じだったんですか?」
「里外での長期任務は今回が初めてでな、今度からは定期的に掃除を依頼しとかんといかんなぁ。」
「とりあえず荷物を置いてから窓を開けて換気しましょうか。掃除はその後にしましょう。」
「そうだな、ナルトも買い物や持ってくる荷物の整理で疲れただろう。俺がお茶を入れるからゆっくりしてていいぞ。」
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「ガイさんは忍者の仕事をしてるんですよね?」
お茶を飲みながら〝熱血!忍塾〟の再放送を確認していると、ナルトがそう聞いてきた。
「まぁ俺も今度上忍に昇格するし、下忍の頃とちがっていかにも忍者って仕事ばかりだな。
それがどうかしたか?」
「僕、将来忍者になりたいんだ!
そんで爺ちゃんみたいな火影になって里のみんなに認めてもらうんだ!」
ナルトは目を輝かせながら楽しそうにそう言った。
仮に犬の尻尾がついていたなら千切れんばかりに振っていただろう。
「はっ、なんだただの幻術か。
一瞬ナルトの後ろから犬の尻尾が生えてる様に見えたが。」
「どうしたの、ガイさん。どっか具合でも悪いの?」
「なっ、何でもないぞ⁉何でもないんだからな⁈ところで話の続きを聞かせてくれないか?」
「えーと、それでね?もしよかったら忍者になるための修行をしてほしいんだ!」
「ナルト…お前って奴は……」ワナワナワナ
「駄目、ですよね「なんて嬉しいことを言ってくれるんだーー!!!!!」げぶうぅぅ⁉ガイさんギブギブ!」
バギバギボギィッ!チーン
「お前がそこまで言うなら、わかった。私の全力でもって、お前を最高の忍びに育てあげてやろうじゃないか!いっとくが俺の修行はめちゃくちゃきついぞ⁉だが、心配いらん、お前の熱意と青春があればかなら…ず…あれ、おいナルト?大丈夫か⁉ナルトーー!!?」
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「もー、危うく死んじゃうとこだったよ。なんか川の向かう側で爺ちゃんが手招きしてたんですけど。」
「ハッハッハッ、すまんかったな。つい、盛り上がってしまった。謝るからそんな目でみないでくれないか?
それと、もう一回確認しておくが俺の修行はバリバリしんどいぞ、それでも耐えられるか?ナルト。」
「もう一回とか、そもそも初耳なんですけど…
確かにしんどいのは好きではありません。でも、どんなにキツくても耐えきって立派な忍者になってみせます!」
「よぉぉし、よく言った!それなら今日から俺を“ガイ先生”と呼ぶがいい。さっそく今から修行スタートだ!まずはふたりであの夕日に向かって全力ダッシュだ!いくぞぉっ!!」
「ガイ先生、それより先に部屋の掃除と整理です。あとまだお昼なんで夕日はありませんよ。」
おまけ
「ワシまだ死んでないんじゃけど⁉」
「ほ、火影様?急に一体どうしたんですか⁉」
「い、いや何でもない」
(火影様、やっぱりもう歳なのかな?)
最初のところ辺りはガイが照れるのが書きたかっただけで
結果全然うまくできてないうえにBLフラグではないです。
この駄文では全力でナルテンを目指すつもりです。
理由はもちろん作者がそれをみたいからです!