九尾の蓮華は三度咲く?   作:シャチョー

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ガイのセリフ多すぎるのとか地の文かこうと
頑張って結局どうすればいいか分からず撃沈
作者の今後の文才に丸投げしておいて、とりあえず投稿


第三話

第三話

 

ズドン!!

森の一角にある開けた場所から静寂な空気に似つかわしくない鈍重な音が鳴り響く。

 

「いよーし、ナルトぉ!これからお前にはこいつを身につけてもらう。もちろん修行の時だけじゃないぞ?朝から晩まで風呂に入るとき以外は全部だ。まー最初はキツイだろうがすぐに慣れるから、そう不安気な顔をするな。」

 

「…」

 

落下の衝撃でへこんだ地面には、いかにも重そうな錘のついているベルトが2セット鎮座していた。表側の真ん中には豪快な筆使いででかでかと『根性』と『青春』の二文字がそれぞれ書かれている。

 

「大体一つで5キロだから両手足につけると合計20キロ、基礎となる体力や筋力を日常生活の中でも鍛えれる優れもの!元となる肉体が強くなればチャクラの量が増えたり忍術の連続しように耐えれる様になったりといいことずくめなうえに俺の直筆いりのオンリーワンな修行セットだ!」

 

「オンリーワンって既に二つ有るんですけど…

でも最後のはちょっと嬉しいかも。修行頼んだのは僕だしやるしかないよね、よっしゃ!気合いいれてくぞー!!」

 

「その意気だ!最初は基本的なところをやって得手不得手を見ていく。最後に座学を少々やったら今日は終わりにしよう。」

 

さっきまでやる気に溢れていたのに、座学と聞いた途端一気に大人しくなってしまった。頭を使うのは苦手らしい。

だが中忍以上になると暗号の解読が必要な任務や部隊を率いての戦闘も少なくないのでやらせないという選択肢は存在しない。

 

「さて、まずは体術辺りから見ていくか。」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

「うりゃっ」ブンッ

 

「危ないッ⁉」

 

ズガッ

ナルトの手から放たれた苦無が本人の思い描く軌道とは裏腹に真後ろのガイの頭部へと飛んでいき、予想外すぎて避けるのが遅れたガイの髪の毛が数本切れてしまう。

 

「ハァー、投擲系はお世辞にも才能があるとはいえないな、どうやったら前に向かって投げた苦無が後ろに飛んでいったりするんだ。

 

二人の立っているところから少し離れた位置に立てられている的はこの修行が始まってから無傷をキープしつづけている。苦無や手裏剣がかすりもせずに手前や奥の地面、あるいは全然見当違いな方向に突き刺さっている。

 

「うっ、ごめんなさい…」

 

(この調子だと、忍術や接近戦がメインなってきそうだな。

潜在チャクラ量は流石は人柱力なだけあってズバ抜けているし、攻撃の際は無意識のうちにチャクラを集めて威力をあげていた。体が成長してきたら俺の技を教えるのもおもしろいかもしれん。)

 

「だが体術は初めてにしては上出来だった、これから型や技の練習を繰り返しやっていけば十分ものになる。忍術と幻術は座学でまとめて説明するから明日以降な。」

 

「あ…は、はいッ!今日一日ありがとうございましたガイ先生!」

 

「気にするな、お前を預かった時からお前を一人前の漢に育てやると心に誓っている。頼まれたからには最後までやり通すさ。(キラーン」

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

ーーというわけで、俺たち忍者は血継限界持ちでなければ基本的には忍術・体術・幻術の3つを満遍なく鍛えつつ、自分の得意な分野を特化させていくことになる。例でいくと俺はかなり体術寄りだ。体術なら木の葉の誰にも負ける気はないし、禁術の類も会得や開発をしている。一応一般的な忍術や幻術返しはできるがあくまでも戦闘の補助としてというもんだ。それと…」

 

ゴチンッ!

 

「ぎゃー⁉な、なにするんですかガイ先生⁉」

 

「お前今かんぺきに気を抜いてただろ『ぎくぅッ』まぁ聞いてたんならいいか、なんか質問はあるか?」

 

「さっき話にでた血継なんちゃらってのは何なんですか?」

 

「血継限界は遺伝によって引き継がれる特殊な能力あるいは性質変化のことだ。

木の葉に伝わる血継限界は旧家のうちはと日向で、どちらも三大瞳術に数えられているぞ。」

 

「へぇー、じゃぁ先生はその血継限界を持ってないんだ、一回でいいからみてみたいなぁー。」

 

ふと、写輪眼をもつ銀髪の同期が脳裏をよぎる。確かにあいつは強い、己のライバルにふさわしい程に。でも待機所でも赤い顔をしながらいかがわしい本を読んでいる姿を考えるとナルトに悪影響なのは確実だ。会わせないのが賢明だろう。

 

「血継限界は秘伝だから必殺のタイミング以外では乱用もしないし難しいな。」

 

「そっかぁ。禁術ってのは禁じられた術のことで…あれ、でもガイ先生は使ってるんでしょ?いいの?」

 

「あぁ、禁術は基本的にリスクが高いのが指定される要因だから、リスク管理のできる者なら許されている。才能があるかを上が判断して必要に応じて伝授される。」

 

「へー…ねぇねぇ先生やってみせてよ!僕せんのカッコいい姿がみたいなー(チラッチラッ」

 

「そ、そうか///よし、ちょっとだけ、ちょっとだけだぞ?八門遁甲…生門、開!」

 

 

八門遁甲の陣ーー

「八門」と呼ばれる体内門(開門・休門・生門・傷門・杜門・景門・驚門・死門)を 開放することにより、肉体のリミッターを外して超高速連続体術を可能にする。

また、体内の各チャクラ溜まりからも限界以上にチャクラを引き出すので、肉体と経絡系の両方に負担がかかり八門全てを開けずとも自滅してしまうこともあるまさに『諸刃の剣』の禁術である。

 

 

生門まで開いたガイの身体からはチャクラが吹き出し、顔が真っ赤になっている。

 

「ふぅ、動かなくても結構負担が大きいな…今回は特別だぞ?ナルト。」

 

「わー、すごーい!!僕もやってみる!

八門遁甲…開門、開!

 

……なんにも起こらないよ?」ジトー

 

「当たり前だろう(~_~;)

やり方も教えてないのに開けたら危険すぎる。それに何度もいうがこの術は身体への負担が大きい。身体の出来上がってないうちからやるのは自殺行為だぞ。」

 

「えー、僕もそのブワーッてなるのやってみたいー!開門、開!開門、開!」

 

「ほら今日はこれでお終いだ、馬鹿なことやってないでさっさと買えるぞ。」

 

そう言って呆れながら帰り道の方を向いたガイの背中に突然禍々しいチャクラが叩きつけられる。途轍もない密度と悪意に数瞬、息がとまってしまった。

ガイは別の里の忍びが襲ってきたのかと振り返ると、そこにはナルトしかいなかった。

 

正確には、先ほど感じたチャクラに覆われたナルトしか…だ。

 

 

運命とは紙一重の差で大きく変動するものである。

絶望か希望かはわからないとしても

 

 




わかんない事があるたびに近くの古本屋まで歩いていく為時間がすごいかかるょ(>_<)
まとめ買いしてぇーσ(^_^;)

なんか日常パートみたいのいるかと思ったけど
全く思いつかないから修行パートへ→それすらも思いつかずに無理クリ覚醒ルート
また後で文才の成長があったらナルト版のとこに移すついでに改良します

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