正月の確定鯖のガチャ以外で星5鯖が来てくれた。
ありがとう孔明様、後は金髪巨乳のジャンヌが来てくれればアーツパーティが完成します。
あと、エリザベートがひょっこりと召喚されました。計3体目です。アイドル(爆笑)はいいから乳上来いよ(ガチギレ)
何度も出てきて恥ずかしく無いんですか〜?
大洞窟の奥、そこにこの特異点で感知された聖杯が存在していた。
「ーーーなによ、これ……超抜級の魔術炉心じゃない!!」
その聖杯の異質さを一目見て感知したのはオルガマリー。魔術師からすれば極東などという僻地でこれだけの聖杯が存在するのが予想外なのだろう。
この聖杯はホムンクルスの一族アインツベルン家が作り出したもの。そして作り出した聖杯を納める土地を遠坂家が提供し、聖杯を満たす為の儀式である聖杯戦争の基盤をマキリ家が築いた。これによってかの家は御三家と呼ばれて優先的に聖杯戦争に参加することが出来るようになったのだが今では意味の無い事だろう。
「ーーー来たか」
その聖杯の前にサーヴァントがいた。黒い甲冑に身を包み、病的な白い肌をした少女。キャスターの言っていたことが本当ならば彼女がセイバー、レインヴェルが召喚したサーヴァントであるアルトリアと同じアーサー王なのだろう。
佇む姿は威風堂々、王者としての風格を惜しむ事無く晒している。一見すれば華奢な身体付きだが聖杯から供給される魔力とセイバーの保有する【魔力放出】のスキルによる推進力で見た目以上の怪力を誇る。見た目通りと侮れば、その瞬間に上半身が吹き飛ばされるという事になりかねない。
「……小さい、ですね」(全体的に)
「小さいわね」(全体的に)
「小さいね」(胸が)
「ちっせぇよな」(胸が)
『小さい』(胸が)
それがセイバーを見た全員の第一声だった。セイバーの見た目は少女としか呼べず、彼女よりも成熟した姿であるアルトリアを見てからではそう思ってしまうのも無理は無いだろう。まぁ、男性陣は別のところを見てそう思っているようだが。
「ーーー
そんな身体的なコンプレックスを揶揄されれば大抵の人間はキレる。セイバーもその例外に漏れなかったようで、額に青筋を浮かべながら即座に宝具の真名を解放した。属性が反転した事で黒い極光が放たれる。
「ーーー宝具、展開します……!!!!」
セイバーの射線上に躍り出たのはマシュ。武装でもある盾を地面に突き立てて宝具の解放を行う。
マシュがデミ・サーヴァントとして本能的に解放した宝具の真名は不明、だが宝具としては発動したので仮想宝具として新たな名前を与えられている。
仮想宝具【
「あーーーあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
黒い極光に飲み込まれて削られる感覚を味わいながら、マシュは盾を手放さない。ここで自分が砕ければ全員死んでしまうから。
結論、マシュは黒野の魔力の大半を消費してしまったが生き残った。反転した聖剣の一撃を無傷で乗り越えたのだ。それを見たセイバーは興味深そうに目を細めーーー
「ーーー焼き尽くせ、樹々の巨人……!!!!
虚空から現れた燃える樹の巨人に押し潰された。
今回の戦闘での前提条件として短期決戦では無くてはならないというのが挙げられる。相手は誰もが知る英雄の中の英雄であるアーサー王、最優と称されたクラスで召喚されてクラススキルとして【対魔力】を兼ね備えた最強の一角。対してこちらはドルイドとして召喚されて本来の戦い方が出来ないでいるキャスター–––クー・フーリンにデミ・サーヴァントになれたは良いがその英雄の真名すら不明な上に決定打を持たないマシュの二騎。援軍や時間の経過によるメリットがあるなら長期戦を取る事も出来ただろうがそんなものを期待出来ない現状では短期決戦以外を選ぶ余地はなかった。
「ーーー舐めるな……!!!!」
魔力放出によるブーストで樹の巨人が持ち上げられ、聖剣の一撃にて粉砕される。押し潰されたはずのセイバーには目立った外傷どころか服に火傷の跡一つ付いていない。セイバーの持つ対魔力のスキルはA、西洋魔術であるという前提が付くものの魔法クラスでなければセイバーに傷をつける事は叶わない。キャスターの使うのはケルトで学んだルーン魔術。魔術師のクラスで召喚されたとは言え、ルーン魔術ではセイバーを傷つける事は出来ない。
「ーーー行きます!!」
魔力が放出されたことで出来た一瞬の隙にマシュが飛び込んだ。手にしている盾を掲げての体当たり。セイバーなら余裕を持って躱す事が出来るだろうが侮りからなのか、その場で迎え撃った。
ぶつかる盾と聖剣、拮抗したのは一瞬だけで徐々にマシュが押される。
「ーーーANZUS!!!!」
ルーン魔術による火球が
しかし火球が地面に着弾し、マシュが引いた事で無駄ではなかったと悟る。セイバーの視界に広がるのは砂埃、どうやらキャスターの目的はこれによってセイバーの視界を封じる事にあったらしい。
セイバーは聖剣を低く構え、全神経を集中させる。キャスターは脅威では無いが、マシュの持つ盾なら狙いによっては霊核を壊される可能性がある。セイバーはマシュへの奇襲に備えーーー直感のスキルが警鐘を鳴らしている事に気付いた。
「ーーー令呪を持って命ずる」
砂埃に包まれたマシュとセイバーの姿を見て黒野はマスターに与えられた三度の絶対命令権である令呪に意識を集中させる。事前に令呪の使い方についてはオルガマリーとロマン、それにレインヴェルからレクチャーを受けていて、限定的であるなら
だからこそ思い付いた作戦。この事を話せばオルガマリーは目を見開き、ロマンはその手があったかと驚き、レインヴェルはよく気が付いたと絶賛した。
令呪の使う対象はマシュでも、キャスターでも無い。事前にレインヴェルから渡された聖晶石で呼び出した新たなサーヴァント。ここに居ない理由は一度しか無い絶好の機会で確実にセイバーを倒す為。連れて来ていたらセイバーはそのサーヴァントの事を警戒してこの作戦は破綻していたかもしれない。
だが、幸運にもセイバーは自分のサーヴァントはマシュとキャスターの二騎だけだと思っている。故に、一度限りではあるがこの作戦は成功するーーー否、成功させなければならない。
「ーーー空間を飛び、セイバーの元に現れろ!!
『心得た、マスターよ』
令呪による空間転移で現れたのは紫の着物の上から陣羽織を着た男性のサーヴァント。だが直感のスキルで察知していた事もあり、セイバーの反応は素早かった。即座に目の前に現れたサーヴァントを敵だと認識し、斬りかかる。奇襲までは良かったがサーヴァントを転移させた位置が悪かった。この程度の距離であればセイバーなら一息で斬り伏せることができる。
だが、それでも直感の警鐘は鳴り止まない。それはそうだ、黒野は何の考えも無しにこの位置にサーヴァントを転移させたわけでは無い。この位置こそが、このサーヴァントにとっての必殺の位置になるのだ。そしてもう一つ、このサーヴァントは空間転移した瞬間から何時でも攻撃が出来るように気構えていた。空間転移してから反応したセイバーよりも一瞬だけ早く、サーヴァントは自身が秘剣と呼ぶ魔剣を放った。
「ーーー秘剣・燕返し」
セイバーが認識出来たのは三つの太刀筋。それだけならば珍しい事では無い、セイバーもやろうと思えば出来る事である。だが、異質であるのはその三つの太刀筋が
それは
もしセイバーがこのサーヴァントが空間転移をしてきた瞬間に全力で逃げ出していれば結果は違っただろうがそれは所詮はifの話でしか無い。セイバーはこの三つの太刀筋からなる剣の檻を防ぐ事も、逃れる事も叶わない。
「ーーー貴様、名は?」
剣の檻が迫る中で、セイバーはサーヴァントに名を訪ねた。
「ーーーアサシンのサーヴァント、佐々木小次郎」
「ハッ、貴様のようなアサシンがいてたまるか」
答えが返ってくるなど期待していなかった。だが目の前のサーヴァントーーー佐々木小次郎は律義に返してきた。そしてアサシンとして召喚された佐々木小次郎に悪態を突きながらーーーセイバーは剣の檻に斬り刻まれた。
決まり手、ドラゴンスレイヤーの秘剣。
そもそとマシュとキャスニキだけだとどうしてもセイバーを倒せない件に付いて。だってキャスニキ対魔力の前では無力だし、マシュは白兵戦でセイバーに敵わないし……そうした結果が真のドラゴンスレイヤーである佐々木小次郎の登場。