やってきたのはBW!   作:エレンシア

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前回のあらすじ!

バッジゲットだぜ!

以上!


第十五回~ゆめのあとち~

 

朝、僕はすぐさまモノズとプルリルを迎えに行く、ジョーイさんは昨日の様子を見て来るだろうと察していたのか、すでに待機していた

 

「貴方のポケモンは、皆元気になりましたよ?」

 

「モノズ!プルリル!よかったです!」

 

「モノ……」

 

「プル~」

 

見たところ傷も疲労も回復しているようですね……本当に良かったです……

 

「そういえば君、デントさんに勝ったんでしょ?」

 

「まぁ……モノズとプルリルのおかげですよ」

 

僕は……何もしてない、指示をしていただけ……

 

「そんな腕利きのトレーナーさんにお願いがあるの」

 

う、腕利きって……うれしいですよ?そりゃもちろん……でも僕、トレーナーになってからまだ五日ですよ?

 

「ムンナっていうポケモン、知ってる?」

 

「いえ……初めて聞きました」

 

まぁ僕の場合は大体のことが初めて聞くんですけどね……

 

「最近、夢の跡地で頻繁に運ばれてくるのよ……」

 

ゆ、夢の跡地……なんといいますか、虚しい響きですね……ん?

 

「ジョーイさん、野生のポケモンがポケモンセンターに運ばれるんですか?」

 

「……ムンナはね、夢の跡地にしか生息していないポケモンなの、ポケモンリーグ協会の方でムンナの乱獲を禁止し、保護を義務付けたのよ」

 

え~と、つまりは天然記念物扱いって事でしょうか……んん?

 

「その乱獲が禁止されて保護を受けているムンナが、どうしてポケモンセンターに運ばれるんですか?」

 

「ムンナは希少なうえに、【ゆめのけむり】という不思議な道具を出すポケモンなの……悪い人、カントー地方のロケット団みたいな人たちが、それ目当てでムンナを襲ってるの」

 

ゆめのけむり……それを目的にムンナを、許せないんですね、その人たち……

 

「……わかりました、その原因を調べてくればいいんですよね?」

 

「お願いね?危険だって分かってるのに……」

 

あ、危険ってことは、もう誰かがやっているということは確認済みなんですね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「で、なんでいるんですか、ベルさん」

 

「えへへー」

 

ここは【ゆめのあとち】……なにかしらの建物の骨格がのこっている物寂しげな場所……

 

「ここってムンナっていう不思議なポケモンがいるんでしょ?ゲットしにきたの!」

 

ゲットはいいんでしたっけ?乱獲ではないからセーフ……?

 

 

 

『ムゥ……!』

 

『……オラ!……せよ』

 

ん?奥からなにやら声が……

 

「ねぇねぇ!奥で何か聞こえたよ!もしかしてムンナかな!?」

 

確かに、その可能性はありますね……まぁ、もしかすると……

 

「……ベルさん、ちょっとここで待っていてもらえませんか?」

 

「い・や!」

 

ですよね分かってました本当にありがとうございました……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オラ!さっさとゆめのけむりをだせ!」

 

「ムゥ……ゥ」

 

───それは、あまりにもあんまりでした……

二人の男とムンナが一匹、そこまではいい、まだいい、問題なのは……!

 

「ひどい!なにしてるの!?」

二人が……ムンナを蹴っていたのだ、遊びなんかでは決して無い、殺さんとするばかりに……

 

「ん……?なんだガキか、俺たちプラズマ団は、ポケモン解放のため日夜戦っているのだ!」

 

「何をしてるいるかって?ムンナといえば、ゆめのけむりを出すそうじゃないか!それを使い、トレーナーたちがポケモンを手放したくなる……そんな夢を見せるのさ!」

 

プ、プラズマ団!?それって、あのゲーチスさんがいるところじゃないですか!?

 

「ポケモンを解放するためにポケモンを蹴ってるの!?貴方たちもトレーナーでしょ!?」

 

「もちろん!だが、俺たちがトレーナーなのはポケモンを解放するため!」

 

「そして俺たちの解放とは!相手を潰し、ポケモンを奪うこと!」

 

……っ!?こいつら来ますね!?

 

「ベルさん下がって!モノズ!プルリル!」

 

「行って来い!チョロネコ!」

 

「おまえもだ!ミネズミ!」

 

場に四体のポケモンが並ぶ……ダブルバトルなんて初めてですが……

 

「負けられません!モノズ!ミネズミに[ずつき]!」

 

「モノ……!」

 

「応戦しろ![たいあたり]!」

 

「チョロネコ!おまえも手伝え![ひっかく]!」

 

「プルリル![あわ]で二体の動きを止めるんだ!」

 

「プ~ル~!」

 

モノズの[ずつき]が、ミネズミに迫る、二体は応戦しようとするが、プルリルの[あわ]が周りに浮遊しており思うように動くことができない……!

 

「モノ!」

 

「ミネー!?」

 

そのまま命中、ミネズミの小柄の体は、凄まじい速度で地面を転がる

 

「なにやってんだ!?チョロネコ!」

 

「遅い!プルリル![ナイトヘッド]!」

 

「プル~!!」

 

「ニャー!?」

 

プルリルの[ナイトヘッド]は、無防備なチョロネコに直撃し、気を失うまでその光は止まらなかった

 

「おいこら!ちゃんとしろ!おまえのチョロネコ弱すぎるだろ!」

 

「あぁ!?テメェのミネズミだって大概だろうが!!」

 

二人は醜くもケンカを始める、その間、モノズは口にエネルギーを溜める……

 

「モノズ![りゅうのいかり]!」

 

「モ……ノォォォオ!!」

 

モノズの放った[りゅうのいかり]……それは二対をまとめて戦闘不能に陥れるには、十分な威力だった……

……そうして、このバトルに決着がついた……

 

「まさかガキに負けるとは……!?しかし!ゆめのけむりは回収せねば!」

 

っ!?まだ諦めてないんですか!?

 

「そうだ!オラ!さっさとだせ!」

 

「やめたげてよぉ!!」

 

……こうなったらこいつらもレイト見たいに───

 

───そこまで考えて、僕は気を失った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ここは……?

 

「……あれ?」

 

ここは……病院?

 

   ガッシャーン!!!

 

……の割には騒がしいですね……

 

 

「や、な……?夜奈!」

 

「のはっ!?……って真琴さん!?」

 

突然抱きついてきたのは、15年ぶりの人、15年前に人生を別れた人、本来この世界にはいない人……佐倉真琴、その人だった

 

「よかった……本当に……」ポロポロ

 

「え、えぇと、真琴さん?どうしてここに?」

 

「どうしてって……アンタが目の前で交通事故にあって、まぁ運転手の人がすぐに救急車呼んでくれたから、大事には至らなかったみたいだけど……アンタ、三日も目覚めなかったのよ?」

 

交通事故……?はて、最近車なんて見たかな?

 

「……あ!モノズとプルリルは!?」

 

ベッドの周りどころか、部屋の中にいる気配も無い……

 

「モノズ……って、あのポケモンの?アンタポケモンやってたの?」

 

……?いまいち話がかみ合ってない?

 

「いや、だから、その、モノズはどこにいるんですか?」

 

「はぁ?……んまぁ、チャンピオンロード潜ってればいつか出るわよ?なんならタマゴあげましょうか?3Vまでなら保障するわよ?」

 

おかしいです……どういうことですか?

 

「そうじゃなくて……!今!本当に今さっきです!さっきまでいたモノズはどこにいるんですか!?」

 

僕と一緒に過ごした、僕と一緒に遊んだ、僕と一緒に戦った、僕と一緒に笑った、僕が落ち込んだら励ましてくれた、僕がピンチの時助けてくれた、僕といっしょに悪者を退治した、僕を噛んだ、あのモノズは───

 

 

 

 

 

「───夜奈、アンタ夢を見てたのよ」

 

……ゆ、め……?今までが、全て、ゆめ……?

 

「しっかりしてよ?私、ようやく夢が叶ったんだから」

 

「え?」

 

そういって、真琴さんはどこか意地らしい顔をする……

 

「つっかまえ~た!」

 

「……あ」

 

真琴さんの、僕を抱きしめる力が強くなる……不思議と痛みは無かった……

 

「私と……ずっと一緒にいてね?」

 

僕は、何も返すことができなかった……




第十五回終了です!

あ、まだまだつづきますよ?(ネタバレ}
そうですねぇ、あと200話ぐらいかなぁ(ほんとかよ)

やはり更新速度が気になりますね……なんとかしないと……

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
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