また、会いましょう!
以上!
ここは3番道路……育て屋さんや地下水脈の洞窟のある道路……
「ヤナ!トライバッジを持つもの同士、どちらが強いか決めるよ!」
「……チェレンくん、いつからここで待ってたんですか?」
僕がサンヨウシティを出るや否や、すぐに話しかけてきて……
「ま、待ってたわけじゃないよ?偶々さ」
「……そうですか、偶々ですか……」
じゃあ、しょうがないですよね……そういわれちゃったら、もうどうしようもないですからね……でも
「ポケモンバトルはまた今度にしませんか?」
「どうして?トレーナーならもっと積極的にバトルしないと」
いや、僕はチェレンくんみたいにチャンピオンを目指しているわけではないので……
「さぁ行くよ!ツタージャ───」
「───どけどけどけぇぇぇえ!!!」
「まってぇぇぇぇぇえ!!」
突然、大きな声が聞こえたかと思ったら、プラズマ団が着ていた服を着た男が二人、それをベルさんが必死に追いかけていた
「……チェレンくん、僕は右で」
「……ん、わかった」
「どけどけぇぇぇぇえ!!!」
二人の男が叫びながら、こちらに走ってくる……なんだか前世の僕と真琴さんの鬼ごっこみたいですね、まぁそれは置いといて
「っ!?のわぁぁぁぁぁあ!??」
とりあえず、足でも引っ掛けておきましょうか……
「て、てめぇら!なにしやがる!」
「「待ってって言ってるんだから待ってあげたら?」」
綺麗にはもる僕とチェレンくん、僕の世界に、僕みたいな人がいなくてよかった、本当によかった
「クソ!?こんなところで捕まってたまるか!!」
そうはき捨てて、逃げるように(まぁ逃げたんでしょうが)その場を去った……遅れてベルさんがやってくる
「な、なんで逃がしちゃってるの!?」
「なにをそんなに慌ててるのさ……」
よく見ると、ベルさんの後ろに……女の子?
「ベルさん、その子は?」
「この子のポケモンが盗られたのよ!」
ま、またポケモン泥棒ですか!?
「それを早くいいなよ!ヤナ!追いかけるよ!」
「もちろんです!急ぎましょう!」
僕たちは急いで、あいつらが行ったであろう、【地下水脈の洞窟】へと向かった
「……いませんね」
「……いないね……」
さっき、入っていくのを見たんですが……
「盗られたポケモンは、落ちていたモンスターボールに入っていたよ」
あれま、モンスターボールだけ落として逃げちゃったんですか……
「……まぁいいか、さっさと出てさっきの子にポケモンを返しに行こう」
「そうですね……ん?」
奥のほうで……なにか聞こえる……なんでしょう?
っていうかチェレンくん、僕を置いてさっさと行ってしまうなんて、ちょっと薄情じゃないですか?
「もう、ちょっとまってくださいよ────」
ガラガラガラガラガラガラガラガラ!!!!!!!!
───一瞬、何が起きたのか分からなかった
気がつけば、さっきまであった出入り口がなくなっていた……
「……閉じ込められましたね……」
これが事故なのか、プラズマ団の仕業なのか、それは分かりませんが……
「これは、非常にマズイですね……」
僕は落ち着いて、周りをよく見渡す……地下水脈が流れていること以外、何の変哲もないただの洞窟……ん?
「あれは……ポケモン?」
……!?すごいケガです!
「だ、大丈夫!?」
「モ、モグゥ……」
なんでしょう、このモグラのようなポケモンは……って!今はそれどころじゃありません!!
「早く手当てしないと!!」
「……とりあえず、これで」
傷にキズぐすりを拭きかけ、後は包帯で固定するという簡単な治療……今の僕の精一杯だった……
ポケモン図鑑を使うことにより、このポケモンが【モグリュー】というポケモンであることが分かった
「モグゥ!モグモグ!!」
「あ、えぇと、気にしないでください」
なんといいますか、とても熱いポケモンですね……それにしても……
「どうして、あんなところで倒れてたんですか?」
「モグ!モグモグゥ!!」
分かりません、さっぱり分かりません、だれか翻訳してください、あ、Nさんいないかなぁ……
「モグ……!モグモグ!!」
「あ、ちょ!どこに連れてくんですか!?」
僕はモグリューに手を引かれたまま、奥へ奥へと誘われた……
「……なんですか、アレ……」
「モ、モグモグ!」
それはおそらくポケモンなのだが、果たしてあれはありなのか?
「滅茶苦茶に大きいですね……」
もしかして、モグリューはあのポケモンにやられたのかな……そして、あのポケモンが暴れた拍子に出口が……
「……とにかく、あのポケモンが最近暴れているのは確かでしょうね……」
そのポケモンの周りには、文字どうり、何もなかった……岩も、石も、水もない、ただ広場が広がっているだけだった……
「あのポケモンは…………ギガイアス……」
エネルギーの塊を口から打ち出す……なんだかモノズと同じですね……
「……どうにも、勝てる気がしないのですが……」
まず、大きさ……普通のサイズだと僕より少し大きい程度らしいですが、あのギガイアス、僕の3倍はあります……そして、圧倒的威圧感……めっちゃ怖いです
「……うん、逃げましょう、無駄な戦いはしないにこしたことは───」
「───モグゥ!!」
ってちょっとぉぉぉお!?モグリューさん!!?
「ギガ……?」ギロ
「モ、モグ!モグモグ!!」
で?なんでこっちを指差すんですかモグリュー?
「ギィ……ガァ……」
で?なんでこっちを威嚇するんですかギガイアス?
どうにも逃げられない雰囲気、モグリューはやる気マンマン、もう、あれですね、この子に目を付けられたのが最後ってことで……
「……あぁもう!?やりますよ!やってやりますよ!!モノズ出てきてください!!」
「モノ……!モノ?」
「ギガァ……!」
「さぁモノズ!今日はどこにも逃げれませんよ!?あっははっははは!!」
「……モノモノ」
あははは、慰めてくれるんですか?モノズは随分成長しましたね!
「モノズ![りゅうのいかり]!」
「モ……ノ……!」
モノズの[りゅうのいかり]が、ギガイアスに襲い掛かる……以前よりかなり早く打ち出されるエネルギー弾、モノズは強くなった……でも
「ギィィィィィガァァァァァァァ!!!」
ギガイアスが、そのエネルギー弾を……踏み潰した、技でもなんでもない、あえて言うなら[力技]によって、モノズの必殺の一撃はあっさりと敗れたのだった
「……モノ……」
「も、もう一度です![りゅうのいかり]!」
「モォ……ノ!」
先ほどよりも力を込めて打ち出される[りゅうのいかり]……しかし、結果は変わらなかった……
「…………モノ」
「あ、諦めちゃダメです!根性です!そこで止めちゃダメなんです!!」
「モグ!?……モグゥゥゥゥゥゥウ!!!」
「……モノ……」
いや、モグリュー、なんで君が盛り上がるんですか?ってかモノズ、もうちょっとやる気出してくださいよ、泣きたいのは君だけじゃないんですよ?
「……ギガ……」
って、あれ?どうしたんですか?なんでどっかいっちゃうんですか?
「……行っちゃいましたね」
「モ、モノ……」
結局、なんだったんでしょうか……でも、
「まだまだ、僕たちは弱いですね……」
「……モノ」
野生のポケモンは危険……僕はそれを実体験している、もしかしたら死んでいたかもしれない……
「頑張りましょうね、モノズ」
「……モノ!」
……で、どうしましょうか……このモグリュー……
「モグ!モグモグ!」
「モ、モノ……?」
「えっと……一緒に来ます?」
「モグ!!」コク
元気よく一鳴きし、僕の出したモンスターボールに、自ら納まる……
「えっと……モグリューGETです!」
こうして、なんやかんやで僕の仲間が増えた……
『アニキ!俺、アニキに一生ついて行くぜ!!』
『なんで変な奴ばっかり……』
モノズの苦労は、末永く続く……
第十七回終了です!
3匹目は……モグリューです!ドリュウズカッコいいですよね?
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
~キャラ紹介~
モグリュー ♂ Lv12
ヤナの三匹目のポケモン、単じめんタイプのイッシュでは珍しいポケモン
ギガイアスに傷つけられたモグリューを治療、ヤナの性格を気に入り加入
情熱的で熱血な性格(松○修三ぐらい)で、ヤナの「諦めない」姿勢を気に入りパーティに加入
─使える技─
ひっかく
どろかけ
メタルクロー
あなをほる