本当に申し訳ありませんでした!!
まさか最終更新日から一週間近く投稿できないという不始末、重ね重ね申し訳ありません!
では改めて……前回のあらすじ!
黒マントはレンゲさんだった!レンゲってだれ?
以上!
「……いいかげんに機嫌直してくださいよ」
「……別に怒ってないよぉだ……」
次の日、つまり現在なのですが、僕がベルさんを迎えにポケモンセンターへと向かうと、なぜかセンターの真ん中で仁王立ちをしていたベルさん、なぜか宥めている僕、つまりそういうわけです、どういうわけだ……
「昨日はホラ!ちゃんともう行きますって言いましたよ?」
「……私は聞いてないもん……」
あぁずるい、「あなた盗ったでしょ?」「盗ってないもん」みたいな?「証拠は?」みたいな?あぁずるい……
「じゃあホラ!今日なにかおごりますから!」
「……それよりも一緒にいて欲しかったな……」
拗ねないでくださいよ……罪悪感がうなぎ上りですよ……
「……まったく、仕方ありませんね……分かりましたよ、どうなっても知りませんよ?」
「ふぇ?ほんと……?」
まぁ正直、僕はそういうこと絶対しない自信がありますので、ただ……
「狭くなりますよ?」
「ん!大丈夫だよぉ!ヤナ一人ぐらい!」
その言葉……忘れないでくださいね?
「……長いですね……」
「……しょうがないよ、人気なんだもん……」
それにしたって、今はまだ春ですよ……?
まぁ悟ってくれたかたもいるとは思いますが、僕達は今、アイスクリーム屋に並んでいる……まだお店が見えませんね……
「……あの、ベルさん、他のにしませんか?」
「ダメ!ヒウンに来たらここだけは絶対に来たかったんだもん!食べる!絶対食べるぅ!」
無駄のない無駄に強固な無駄な決心……いい事なのかもしれませんが、もっと他に生かすべきタイミングがあったと思います
「ベルさん……僕達が来てからどれくらいになりますか?あ、少し進みましたよ」
「ん~……まだ2時間と少しだよ?あ、結構進んだね……」
いや2時間って……もうちょっと上手に使えたでしょう?
「……後どれくらいなんですかね……」
「う~ん、パンフレットだと三時間ぐらいなら早いぐらいだって書いてあったよ?」
さ、三時間……無理です、我慢強いことで有名な僕でも無理です、そもそも、モノズたちも楽しませてあげたいですし……
「……ベルさんベルさん!僕飲み物買って来ましょうか?」
「え?それはうれしいけど……私は……」チラッ
ん?なんですか?人の顔をチラチラと……朝食べた味噌汁のワカメが額に張り付いてますか?
「ベルさん、ワカメはどこですか?」
「?言ってる意味はよくわかんないけど……私はヤナとこうやってお話しながらのんびりして居たいなぁって……」
……ベルさんもトウコさんも、なんでそうやって勘違いするような言動や行動をとるんでしょうか……期待してバカを見るのはこっちなんですよ?
「……そうですか?じゃあ大人しく並んでおきましょうか……」
「うん!……あれ?なんだか急に進みがよくなったね?」
言われてみれば確かに……前にいた人がだんだんと散り散りになります……はて?…………あ
「……ベルさん、残念でしたね……」
「へ?なんで?これで早く買えるよ?」
あぁ違うんです、行ったところで意味がないんです、とっても悲しい結末なんです……
「……売り切れです」
「……そ、そんなぁ~!?」
泣き崩れないでくださいよ……ちょっと恥ずかしいんですけど……
「ま、また明日来ればいいいいじゃないですか!ね?」
「……また一緒に並んでくれる?」
「御免被ります」
あ、ダメですって、こんな大通りで大泣きしないでください、周りの視線が、ヒソヒソ声が、僕の心に多大なダメージを負わせていますよ?トウコさんより性質悪いですよ?
「わ、わかりました、明日!明日また来ましょう!そうしましょう!」
「……うん!」
あぁずるい……ホントにずるい……
さて皆さん、かなり今更な感じがするんですけど、質問してもいいですか?
これって…………デートですよね?
「わぁ!ヤナ見て見て!船だよ船!」
所変わって、現在僕達は船着場にいます
それとベルさん、見ればいい分かりますよ?これが焼肉に見えるのなら、その人は今すぐに眼科ではなく精神科に行くべきです
「大きいですね……何人ぐらい乗れるんでしょうか」
「えっとね……約5千人だって!……どれくらい?」
5千人……多いのかな?多いんだよね?たぶん多いんですよきっと
「私でしょ?パパとママと、ヤナとトウコとチェレン……あ、あとアララギ博士!それと……」
「楽しい旅になりそうですね!この旅が終わったら、皆で船の旅もいいかもしれませんね?」
「うん!きっと楽しいよ!」
この旅が終わったら……終わりとは、何を以って終わりなんでしょうか……西遊記のように天竺についたら終了、なんてことはない……明確な目的は……う~ん……
「……ベルさんは、どこまで行きたいんですか?」
「えっとね!海の向こうの見えないところまで!」
見えないところ……質問の意図とは若干違いましたが……なるほど、見えないところですか……
「……僕も、行けるところまで!」
「うん!」
「おぉおぉ、随分と青春を謳歌してんじゃねぇか」
「!?あ、貴方は……!」
僕達の目の前に現れた『ソレ』は、僕がこの世界で最も嫌悪する人間……
「よぉ虫けら、探したぜ?」
「…………レイト……」
「気安く呼ぶんじゃねぇよ、耳が腐る」
相変わらずの暴君さ、しかし、ことヤナに限っては関係なかった……
「元からあって無いような耳です、腐ったところで関係ないでしょう?」
「あぁ!?どう意味でいってんだぁ!?」
「ほらね?理解できないでしょう?耳に入っても頭で理解できてなければ関係も無いでしょう?」
ほんと、何しに来たんでしょうか……
「……ッチ、本来ならテメェを死ぬまでブン殴っているところだが……上の命令だからな……」
そういうや否や、レイトは両手を上に挙げた……
「……なんのつもりですか?」
「俺たちはテメェに話がある、だがテメェは俺を信じちゃくれねぇだろ?」
……なるほど、それで無抵抗の意思表示……
「……何ですか?出来ればさっさと終わらせて欲しいんですけど」
「……単刀直入に言う、テメェもプラズマ団に入れ」
「帰れ」
なんでこいつもプラズマ団になってるんですか……やっぱりプラズマ団ってまともな人いないのかな?
「ま、そうなるよな、上からは力ずくでも連れて来いって言われてっけど……!」
そして、腰のフォルダーに手をかける……ほんとに血の気が多いなぁ……
「力ずくで行って!仮に死んじまってもしかたねぇよなぁ!?」
「ベルさん!少し下がってください!」
レイトがボールを投げる……僕も、自分のボール投げる
「ぶっ殺せ!ワルビル!」
「ワルビ……!」
「行きますよ!ドレディア!」
「ディア♪」
茶色いワニと、植物のダンサーが対峙する……そして、それは突然動き出した!
「ワルビル![かみつく]だ!」
「ドレディア[ちょうのまい]!」
ワルビルが、自身の自慢の牙をギラつかせ、ドレディアに襲い掛かる……が、
「ディ~♪ディァ~♪」
軽やかな身のこなし、まるで踊っているような動き、ワルビルは何度も追撃するがしかし、捉えることができない
「ッチ!ワルビル![どろかけ]だ!」
「[つるぎのまい]です!」
今度は地面を削り、それをドレディアに向けて放つワルビル、ソレに対し、ドレディアは先ほどのような軽やかな動きではなく、力強い、まるで剣士のような踊りでかわしていく
「テメェは相変わらず逃げ回るだけかぁ!?本当に腰抜けだなオイ!!」
「貴方こそ、無闇やたらに攻撃するだけですか?また負けますよ?あっさりと」
互いに軽口を言い合う、そんな中でも、二体の攻防は止まらない
「……めんどくせぇ!ワルビル!奥の手使うぞ!」
「!ワル!」
奥の手……内容はともかく……何か仕掛けてきますね……
「ワルビル![かげぶんしん]!」
「ワァル……!」
[かげぶんしん]……そう指示されたワルビルを中心に、大量のワルビルが姿を現す……って、
「ど、どうなんてるんですか!?」
「ハっ!ビビッたかぁ!?[かげぶんしん]は自身の分身を作り出す技なんだよ!」
ナ○トですか!?そもそも何対出てくるんですか!?もう20体は越えましたよ!?
「ワルビル![かみつく]だ!」
「ック!?ドレディア!下がってください!」
「下がれるもんならなぁ!!ワルビル[ダメおし]!」
僕がドレディアに指示を出したときには、すでにドレディアはワルビルも分身に囲まれていた……
「ディア!?」
「ドレディア!」
逃げ場を失ったドレディアに、ワルビルの腕が襲う……
「こいつらは死をも恐れない心の無い分身!テメェらをぶちのめすまで戦うことをやめはしねぇ!!」
なんてチート……確かに奥の手ですね……どうすれば……!
「ドレディア![りんしょう]!」
「ディ~♪アァ~♪」
ドレディアは突然歌いだす、すると、ドレディアを中心にその音波が衝撃波となり、周りのワルビルの分身数体が吹き飛ばされ消えていく……
「今です!こちらに一度戻ってください!」
そうして、ようやくドレディアはヤナの前に戻る
「ッチ!メンドーことしてくれんじゃねぇか!!だが無駄なんだよなぁ!!」
そういうと、ワルビルは再び[かげぶんしん]を使い、分身を増やしていく、このままじゃ……まずいですよね…………ん?
「死をも恐れない……心の無い分身……?」
つまり……あくまで分身に指示を出しているのはレイト、そして本体のワルビル……レイトにその気配はない………………!!
「……そっか……そういうことなんだ……だから……」
「ディア?」
「何ブツブツ言ってんだぁ!?ワルビル![かみつく]!」
そうこうしているうちに、ワルビルとその分身がドレディアに襲い掛かる
「ドレディア!─────いいですね?」
「デ、ディア!」
僕の指示に、ドレディアは戸惑いながらもしっかりと返事をする……そうして、僕の指示通り……
「ディアアァァァァァァァア!!」
ワルビルの大群に、突っ込んだのだ
「あぁ??ついにとち狂ったか!?かまわねぇ!!ぶっ潰せ!」
ドレディアにワルビルが襲い掛かるが、ドレディアはそれを右に左とかわしながら、確実に前進する……
違う……
違う……
違う……
違う……
違う、違う、違う、違う、違う、違う違う違う違う違う…………!?こいつ!!
「ドレディア!そいつです![はなびらのまい]!」
「ディィィアァァァア!!」
「ワルゥゥゥウ!?!?」
ドレディアの体の周りに、はなびらが集まり、それを自身の草タイプのエネルギーを乗せ、目の前のワルビルにぶつける
「ワ……ルゥ……」
会心の一撃、直撃を食らったワルビルは、立ち上がることも出来ず、突っ伏したままだった……
「ワルビル!?バカな!!?なんでこいつが本体だってわかったんだよ!!?」
レイトは僕に噛み付くように怒鳴り散らす……なんでって、簡単じゃないですか
「木を隠すなら森の中、戦術は正しかったですよ……間違っていたとすれば、死を恐れない分身の中で、ただ一体だけ、攻撃を恐れて常に分身の影にいた愚かさかな?」
まぁ、さすがに数十体の分身の動き全てを追うのは大変でしたけどね……
「……ざけんな……ふざけんな!!なんで俺が負ける!!?こんな奴に!!こんなやつにぃ!!!」
咆哮……その姿は、まるで獣のようであった……
「俺は強くなったんだ!!以前の俺とは違う!!プラズマ団に入って強いポケモンも手に入れた!!なのに何で負けんだよ!!?」
「……以前の俺とは違う、ですか……僕から見たら、貴方は何も変わっていませんでしたよ?」
そういい残して、僕とベルさんは船着場を後にした……
第二十八回終了です
レイトには今後も出てきてもらいます、彼にはもう少し頑張ってもらわないといけませんので……
でもね?一つだけ、彼にもいいところがあるんですよ?
ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!