やってきたのはBW!   作:エレンシア

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前の話が最後だと言いましたが……あれは嘘です(ゲス顔)

前回までのあらすじ!

古代の城ってところに行くの!?

以上!


第三十六回~たのしいたのしいいせきたんけん!~

「レ、レンゲさん!?砂が!砂が目に!口に!耳にぃぃぃぃい!?」

 

「我慢してよ!男の子でしょ!」

 

男の子が皆強いと大間違いですよ!?って痛い!?また目に砂がぁあ!?

 

ここは【リゾートデザート】4番道路を西に進むと到達する砂漠の奥地……僕たちの目的地である【古代の城】があるらしい場所、なんですけど……

 

「なんで永遠と砂嵐が起こってるんですかぁ!!?ぁあ!?また口に砂がぁあ!?」

 

「なんでって……ここが砂漠だから?」

 

ここが砂漠でもおかしいですからね!?西○記とか見てても一度だって砂嵐なんて起きなかったじゃないですか!?

 

「あぁほら!もうすぐつくから!ね?」

 

「もうすぐっていつですか!?建物らしきものなんてどこにも無いじゃないですか!」

 

いや、実際にはあるんですけど……まだあの距離あるとは考えたくなかったので除外してます……もうね?僕はいろいろ限界なんですよ……

 

突如、ウルガモスとサザンドラが下降する、ようやく目的の場所に着いたようだ……

 

「ありがと、ウルガモス、サザンドラ」ナデナデ

 

そうして、レンゲさんは二体をボールに戻した……

 

「……階段、ですか?」

 

「そ!古代の城はこの地下にあるの!」

 

地下でも雲の上でもいいですから、早く入りましょう、もう目から涙も出やしないですよ……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……なんか、埃っぽいところですね……

 

「あ、蟻地獄には注意してね?できる限りゆっくり歩いてね?」

 

「……これ全部そうなんですか?」

 

でかい!多い!これは一体誰が作ったんでしょうか……

 

蟻地獄にビクビクしながら奥へと進んでいくと、また下へと続く階段があり、作業服を着たおじさんが道を塞いでいた

 

「ここから先はまだ工事中で……!?レ、レンゲ様!?失礼!どうぞ!」

 

いやほんと、貴女なにものですか?

 

「随分と顔が広いんですね?こんなところでもVIP対応ですか?」

 

「……今の人、プラズマ団の下っ端だよ?」

 

…………は?

 

「よく考えてみてよ、こんなところ工事したって仕方ないでしょ?専門家が調べ物してるっていうならまだ分かるけど、それにしたって通せんぼする理由にはならないよね?」

 

「……プラズマ団ってなにやってるんですか?」

 

こんな埃っぽいところ占拠して……まだヒウンシティのビルの方がいいんじゃないでしょうか?

 

「まぁ探し物かな?ここにあるとも限らないんだけど、ここに無いとも言い切れない以上、探すしかないんだよね~♪」

 

僕たちはゆっくりと階段を下りていく、決して明るいとは言えないが、足元はギリギリ確認できるので困ることも無い……

 

「探し物って……レンゲさんの探し物じゃないんですか?」

 

「う~ん、まぁ私の探し物かな?他の団員より先に見つけたら横取りして、出遅れちゃったらプラズマ団として手に入れるからね」

 

「……僕が最初に見つけたら?」

 

「ん?う~ん……お願いする!私に譲ってくれるようにお願いするね!」

 

お願い=実力行使とかじゃないですよね?

 

「ヤナ君は優しいから、きっと譲ってくれるはず……!」

 

「都合良すぎでしょう……僕にだって必要なものかも知れないんですよ?」

 

まぁそれが何なのかも僕は知らないわけですが……

 

「あぁ~……うん、多分必要なものになりうる可能性は少なからずもあるとも限らないんだけど……」

 

意味が分かりません、推量、推定、推定、断定、否定って、自分で意味分かってて言ってるんですか?

 

「でも、多分必要ないと判断すると思うよ?少なくとも、現段階ではね?」

 

今は僕にとって必要の無いものってわけですね、まぁ現物を見ない限りはなんと言えませんけどね

 

そうして、僕たちはようやく階段を下りきるのだった……そこにいたのは、あの個性的なファッショングループのプラズマ団多数だった

 

「……レンゲさん、これ全部そうなんですか?」

 

「そ!思ったよりも大きな団体と戦ってたことに驚いてる?」

 

そりゃ驚きますよ……ここに居るのだけでも百は超えているんじゃないでしょうか……

 

「あ!?レ、レンゲ様!どうかなされましたか!」

 

「ううん~♪作業は順調?」

 

……本当に偉い人なんですね……まぁあんなに強かったらそれなりの地位が約束されるのかもしれませんが……

 

「まもなくこのエリアは終了します!それで……そちらの少年は?」

 

突然僕に話が振られる、まぁ普通に自己紹介とかしとけばいいんですかね?

 

「この子は私の直属よ?口の利き方には気を付けたほうが良いじゃない?」

 

「ッ!!?も、申し訳ありません!!」

 

直属?誰が?僕が?誰の?レンゲさんの?

 

「……どういうことですか?」コソコソ

 

「この方が都合がいいの!ただでさえ君は何度か私たちと接触してるんだから!」コソコソ

 

……あぁ、つまりあれですね、僕、割と敵視されてるわけですね……

 

そりゃそうですよね!?夢の跡地、ヤグルマの森、とことごとく邪魔しちゃいましたからね!?そりゃ目の敵にもされますよね!?

 

「……レンゲさんの直属のヤn……サノといいます、よろしくお願いします」ペコリ

 

素直が一番!今ここで手持ちも無い状態襲われてたまるもんですかい!

 

「め、滅相もございませんっ!!どうぞ!お好きなようにご見学してください!」

 

……あ、だめだ、ここまであからさまに怯えられると心が痛い……

 

「……偉くなってもね、心は満たされ無いんだよ……」

 

だったら……だったらどうして、こんなところに貴女はいるんでしょうね……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どこですか、ここ……」

 

絶賛迷子状態です、いやね?階段を下りきった後、まぁ僕も始めての遺跡探検ってことでそれなりに興奮してたんですよ?それでレンゲさんとはぐれてしまいましてね?蟻地獄に落ちてしまいましてね?今現在巨大な階段の前にいるわけですよ……

 

「……ちょっとまずくないですか?」

 

さっきまでたくさんいたプラズマ団員が一人もいない……もしかしなくても立ち入り禁止っぽいところですよね?

 

「どうしましょう……手持ちもいないし……」

 

野生のポケモンと出くわしたら……逃げればいいですよね?逃げ切れますよね?

 

「……考えてみたら、本当に一人きりになるのって随分久しぶりな気がしますね……」

 

前世では公園とかで1週間ぐらいは割りと普通でしたけど……こっちに来てからはそういうことも無くなりましたし、旅に出てからはモノズ達がずっと一緒でしたし……

 

「……あぁ~、ちょっと落ち着いてしまう自分がいる……」

 

一人でいることは僕にとっての癒しなんでしょうか……あ、周りの人が皆個性的過ぎて気が休まらないのか、それは仕方ないですね

 

「しばらくここに居ようかな……」

 

なんて考えてみましたけど、よくよく考えたらここ、酸素とかってどうなってるんですかね?周りに木とかないですよね?こんな地中に酸素なんてそうないですよね?つまり……長く居るのはマズいですよね?

 

「……とりあえず、出口を探しましょう……」

 

はぐれたときはそこを動くなと言いますが、自らが動かずして状況を打開できるだろうか、いやできない!

 

「と、いうわけで!レッツ遺跡探検!……じゃなかった、出口探し!」

 

楽しんだっていいじゃないですか、偶の休みぐらい……ね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ?ヤナ君……じゃなかった、サノは?」

 

「サノ様ですか?先ほど一人で奥の方へと進んでいきましたが……」

 

っ!?ちょ!?マジ!?

 

「なんで止めないのよ!?」

 

「え、あ、レンゲ様の直属の方なら大丈夫かと……」

 

し、しまった……!あの奥って確か……!?

 

「ちょっと探してくる!引き続き作業を続けてて!」

 

「あ、は、はい!」

 

また勝手に居なくなっちゃって……!まだ死んでもらうわけにはいかないのよ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ガァァァァァァァアアァアァァァァァァアアアァァ────!!!!!」

 

うわぁーおおきいなぁー…………レンゲさんのウルガモスの3倍ぐらい大きいんじゃないかな?

 

「……これ、死んだんじゃないんでしょうか……」

 

なぜか入ってきた道が瓦礫で塞がれてるし、他に逃げ道ないし、前方には巨大ウルガモスがいるし、どうすればいいんでしょう?

 

「え、と……今日はいい天気ですよねぇ?」

 

「……ガァァア!」

 

問答無用ですか!?っていうか炎!あっつ!?当たってないのに!?熱気だけで丸焦げになっちゃうんですけど!?

 

「ちょいちょいちょいちょいちょい!!状況!状況の確認!!」

 

出口はない!巨大な野生ポケモン!ライフは1!相手さんは動こうとはしない!っていうか動く必要が無い!

 

「ガァア!」

 

キィィィィィィィィィイイイィィィ…………!!!

 

今度はなんですか!?音波!?衝撃波!?よく分からないですけど横っ飛びですよ!

 

「ガァ!」

 

 

ゴォォォォォォォォォオ……!!

 

 

わっぷ!?今度は風!?っていうかフロアごとやられたら逃げ場とか無いじゃないですか!?

 

 

 

 

ゴォォォォォォォォオォ………………────

 

 

 

───…………あれ?

 

「と、とまった?」

 

技を止めたであろうウルガモスは、なぜか地面に突っ伏していた……なにがどうなって……!あ!

 

「大きさに圧倒されて気づかなかったけど……よく見たらボロボロじゃないですか!」

 

驚いて近くにより、傷を見てみると、お腹の部分に噛み付かれたような歯型と、羽が一枚、毒で腐食していた……

 

「は、早く治療しないと!」

 

「ッ!ガァ……!」

 

な!?なんで暴れるんですか!?いや、気にしてられません!急いで治療を……!

 

「ガァア!」

 

あ、熱い……足、燃えてるのかな……?いや、いい、気にしない、治療が先……

 

「……ガァ!!」

 

っいたっ!?吸血ってやつですかね……まぁいいや、少しでも、体力を回復させないと……

 

「……も、もうすぐ終わりますから……我慢してくださいね……?」

 

もう抵抗する力も無いのか、ウルガモスされるがまま、僕の治療を受けた……

消毒、終わり……包帯も巻き終えた……次は……羽、ですね……

 

「……あ、あれ?」ガクッ

 

右足に力が入らないや……無くなっちゃったかな?……よかった、まだ繋がってたよ……

 

僕は這って、ウルガモスの腐食した羽のあるところに行く……いてて、昨日の今日ですよ?さすがにボロボロになりますよ?

 

「っと、まずは消毒して……」

 

あぁもう!足が痛くて集中できない!ちょっと痛みがなくなるまで痛めつけてやろうか!?

 

「……よし、あとは包帯を巻いて……完成……」

 

ふぅ……ドッと疲れました……

 

「…………ガモォ?」

 

「ん?あぁ気にしないでください、勝手にやったことなので」

 

あんな痛々しい姿見てたら普通の人間なら治療しますよね?

 

「…………ガモ」スッ

 

ん?なにコレ?真っ白な……石?どっかで見た形ですね……

 

「……くれるんですか?」

 

「ガァモ」

 

……まぁ、貰っておきますか、これがポケモン達なりのお礼の仕方なのかもしれませんしね?

 

「あ、今の戦闘で瓦礫が崩れてる……」

 

どうやら、僕の遺跡探検はここまでのようですね……

 

「僕はもう行きますね?ゆっくり休んでくださいよ?」

 

「……ガァモ」チュ

 

は、恥ずかしいな……ちょっとは懐いてくれたのかな?

痛む右足を引きずりながら、僕は再び、当ての無い出口探しを再開するのであった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────……ねぇ?ここに男の子が一人来なかった?

 

 

ゴォォォォォォォォォオオォォォ…………ヒュン!ヒュン!……

 

 

────……来たよね?来たはずだよ?で?どこにやったの?

 

 

ドドドドドドドドドドドド…………シャーン!……シャーン!……

 

 

────……殺しちゃった?ねぇ答えてよ、答えてくれないと……

 

 

ギュイィィィィィィィィィィイン……!!グォン!グォン!

 

 

────……せっかく手当てしてもらっても、意味なくなっちゃうよ?

 

 

ズダン!ズダン!ズダン!…………────ベチャ




第三十六回終了です!

最近ヤンデレ分が不足しています……補充したいのですが、なかなか時間がありません……

そして、気づけばこの『やってきたのはBW』(略し方大募集!)も4万アクセスを超えておりました!読者の方々には感謝しても仕切れませんね!

寛大な心で高評価をくださるかたも、容赦なく低評価をくださるかたも、そうでない方々も!今後とも、『やってきたのはBW』(本当に略し方大募集中です!)をよろしくお願いします!
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