やってきたのはBW!   作:エレンシア

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前回のあらすじ!

ポケモンバトル→はじめのい~~~っぽ!

以上!


第七回~ふゆうなやんでれちゃん~

「ベ、ベルさん!あれ!あのポケモンは何ですか!?」

 

「え?えぇ~と……ミネズミだったかな?」

 

「チェレンくん!あのポケモンは!?」

 

「あれはヨーテリーだね」

 

「トウコさんトウコさん!あの水辺にいるかわいいポケモンは!?」

 

「あぁ、あれはプルリルね」

 

僕は、僕の知らない生き物が、当たり前のように存在することに、驚きが、ドキドキが、ワクワクが、まるで津波のように僕を襲ってくる、そんな気分にさえなった

 

「モノズモノズ!すごいですね!あれみんなポケモンなんですよ!?」

 

「モ、モノ……」

 

モノズが若干呆れているようにも見えますが、そんなことが気にならないほど僕は興奮していた

 

「あ!ねぇねぇ皆!ちょっといいこと思いついたんだけど!」

 

「……さ、はやくカラクサタウンに行こう」

 

ベルさんがなにか思いついたそうですが、また面倒ごとだと判断したチェレンくんは、さっさと話を打ち切って先に向かおうとした

 

「チ、チェレンくん、少しぐらい聞いてあげましょうよ……」

 

「まったくよ!もう!なんなの!?」

 

「それで?なにをするの?」

 

トウコさんが無理矢理話を進めてくれる、こういうときのトウコさんは本当に頼りになります……

 

「あ!えっとね?みんなでポケモンを捕まえて競争しようよ!」

 

「……ベルにしてはまともな案だね、一番多く捕まえた人の勝ちってことで」

 

「おもしろそうね!受けて立つわ!」

 

「よーし!がんばりますよ!」

 

「「「…………」」」

 

僕が意気込んだところで、三人からなぜか冷たい視線を向けられた……なんなんですか、一体……

 

「いや、その、ヤナってゲットの仕方分かるのかなって……」

 

「トウコさん!バカにしないでください!それぐらい僕でも分かります!」

 

「「「……」」」

 

そうはいっても、三人の視線の冷たさは変わらなかった……悲しくないです、えぇ、怒ってもいませんよ、えぇ、それはもう!

 

「……いいですよ!もう!僕をバカにしたことを後悔させてやるぅ!」

 

そういい残して、僕は奥へと走り去った……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……どうしてんなんだ」

 

「モ、モノ~……」

 

「あ、モ、モノズが悪いわけではないんですよ!?」

 

唐突に僕が何を言っているのかというと……ポケモンの捕獲についてです

いや、僕だってポケモンについて疎いとはいえ、さすがに捕獲方法は前の世界の知識で分かりますよ

簡単に言ってしまえば、弱らせてボールを投げる、やることはこれだけなんですが……

 

「今度はもうちょっと手加減しましょうね?」

 

「モ、モノ!」

 

そう、僕のパートナーであるこのモノズ、この辺りの野生ポケモンではまったく歯が立たない、それどころか、ほとんどが一撃瀕死……一番道路の一角に、ミネズミとヨーテリーの山が築きあげられている……

 

「う~ん、なにが悪いんでしょう?」

 

「モノ……」

 

僕とモノは一緒に考えます、そして、ふと、博士が言っていた図鑑の機能のことを思い出しました

 

「そういえば、モノズの技の確認をしないといけませんね」

 

「モノ?」

 

僕は図鑑を開き、手持ちのステータスを見る

 

 

1 モノズ ♀ Lv12 ドラゴン/あく

 

技:たいあたり

  かみつく

  ずつき

  りゅうのいかり

 

 

[たいあたり]と[かみつく]は大体予想通りですが、[ずつき]?[たいあたり]とはまた違うんでしょうか?[ずつき」ってつまりは頭突きですよね? 

……そして、僕が一番気になっているのは……

 

「なんですか……[りゅうのいかり]って……」

 

竜の怒り?モノズはドラゴンタイプのようですから……モノズが怒るのかな?

 

「モノズ……怒ると強いんですか?」

 

「モ、モノ?」

 

意味が分からないという顔されてしまい、僕も考えるのをやめる

僕たちはそのまま横になり、僕はふと、先ほどの水辺に目を向ける……先ほどのプルリルが魚のようなポケモンの群れに襲われている…………襲われている!?

 

「モ、モノズ大変です!さっきのプルリルが襲われてます!」

 

「……モノ?」

 

いや、あの、そんな「……で?」見たいな目で見ないでくださいよ

 

「早く助けないと、あのポケモン達に食べられちゃいますよ!?」

 

「……ノ?」

 

いや、あの、そんな「……は?」みたいな目で見ないでくださいよ

 

「早く行きましょう!助けないと!」

 

「……モノ」

 

モノズは動こうとしない、もう興味もないといった感じで、すでに水辺に目も向けない

 

「……モノズ、本当に何もしないつもりですか?」

 

「……モノ」

 

「……モノズのバカ!」

 

モノズにそういい残して、僕は水辺へと駆け出した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SIDE モノズ

 

『バカですね……僕は』

 

えぇまったく、その通りですよ……わざわざ野生のポケモンを助けようなんて

私たちの世界なんて、所詮は弱肉強食、弱ければ死ぬだけなんです……野生なら、なおさら

そんなことも知らないくせに……ほんと、貴方はバカですよ……

 

『あのかわいいポケモンはなんですか!?』

 

……なんですか、私にはそんなこと……言ってくれないくせに……

それは確かに、私は臆病で、頼りにならないかもしれないし、女の子らしくはないかな、なんておもってたりもするけど……

私だって……女の子なんですよ?

 

『モノズのバカ!』

 

誰が……誰がバカですか……

当の本人はどこから拾ってきたのか、木の枝バスラオを追い払おうとしている

あ……木の枝が折れた……

あ……バスラオがヤナさんの手に噛み付いた…………って!?

 

「うわぁぁぁぁぁああぁぁぁあ!!!」

 

な、なにをやってるんですか貴方は!!?

───助けに行かないと……!

分かってる!

───じゃあどうして……!?

……怖い……

───そんなことを言ってる場合ですか!?

……怖い、こわい、コワイコワイコワイコワイコワイ……!

 

 

 

 

 

────────────モノズ……ごめんなさい……

 

っ!?!?!ヤナ!!!

 

 

 

 

 

SIDE OUT

 

僕はプルリルを助けようと、その辺で拾った木の枝で、魚のようなポケモンを追い払おうとしました、しかし、木の枝は噛み砕かれ、その強靭な口が、僕の手に噛み付いた

 

「うわぁぁぁぁぁああぁぁぁあ!!!」

 

一匹が噛み付きだすともう止まらなかった、僕の体に、足に、腕に、何匹も何匹も……おかげで体は血だらけ、傷だらけ……ここで死ぬのではないかと思うほどでした……

あぁあ、旅は始まったばかりなのに……もう死んじゃうのかな?野生のポケモンって、すっごく怖いんだな……モノズ……ごめんなさい……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズドン!

 

一際大きな音が僕の右手から聞こえる、見るとそこにいたはずの魚のポケモンは、僕の腕から離れ気絶しているようだった

ズドン!ズドン!

次々と僕の体に噛み付いていたポケモンは、僕の体から離れ気絶していく

 

「……モノ、ズ?」

 

「……モノ」

 

モノズはそっぽ向いている、それはきっと照れ隠しではないのでしょう……

震えている自分を見られたくない、臆病な自分を見られたくない……そういった強い気持ちを感じます

 

「……モノズ、ありがとうございます」

 

「……モノ、モノ」

 

僕達がそうしているうちに、魚のポケモンは水中に引き返した

これで終わり……プルリルも助けられ、僕も死なずにすみました……体はボロボロですけど

これで終わり───

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バァァァァァァァァァァアアァア!!!」

 

───そんなに世の中甘くなかった

先ほどとは比べ物にならない大きさの魚のポケモン……おそらくここら一帯のボスなのでしょう

僕は当然、モノズもかなり消耗している、長期戦は危険……誰でもすぐにたどり着く結論だった

 

モノズの技……たいあたり、かみつく、ずつき……そして正体不明の技、りゅうのいかり

前半3つの技が、果たしてこのポケモンに通用するでしょうか……だったら!

 

 

 

 

 

 

 

 

「モノズ!一か八かです![りゅうのいかり]!」

 

「……モ……ノ!!」

 

モノズの口から、火の玉のような、エネルギーの塊が出現する

明らかに今までの技とは違う、圧倒的な力の塊が、水辺のボスに命中する

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴン!!

 

先ほどの音とは明らかに質の違う音が、水辺のボスから発せられる……そして、

 

「バ……ァア……」

 

そのまま、沈んでいってしまった……

 

「す、すごい技ですね……モノズ……」

 

「……モノ~♪」

 

エネルギーを球体にして放出する、それが[りゅうのいかり]……あ!

 

「そういえば!プルリルは!?」

 

「……プル?」

 

いつのまにか僕の後ろにプルリル、特に目立った外傷もないようです……

 

「よかった、大丈夫そうですね」

 

「プル~♪」

 

そう鳴いて、僕にピタリとくっついて来る……なんだか照れちゃいますね……

 

「プルリル、よかったら僕達と一緒に来ませんか?」

 

「プル?プル……」

 

なんだか考えるそぶりを見せるプルリル、そしてチラっとモノズを見て

 

「……プル~♪」

 

「モ、モノ!?モノ!」

 

了承(?)するプルリルに、慌てふためくモノズ……一体どんな会話がされたのだろう

 

プルリルは僕のカバンからモンスターボールを取り出し、自らその中に入っていった

 

こうして、僕の二匹目のポケモン、プルリルが仲間になった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……私、この人のこと……好きになっちゃった♪』

『な、なんで!?そんな!』

 

モノズの苦労は続く……

 




第七回終了です!

二匹目のポケモンは……プルリルです!

読んでくださった方、ありがとうございました!



~キャラ紹介~

プルリル ♀ Lv7

ヤナの二匹目のポケモン、水&ゴーストの珍しいタイプ
バスラオの群れに襲われていたところをヤナに助けられて、そのまま一目ぼれ
実はちょっとヤンデレ気質、モノズにありえないほどの対抗心を燃やしている

─使える技─
あわ
みずでっぽう
すいとる
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