IS×鎧武 隻眼の橙武者   作:ふくちか

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眠い………うごご


第八話『クラス代表戦!』

 

クラス代表戦前日。

一夏はIS整備室にいた。

 

「ふんふふ~ん」

 

鼻歌を歌いながら、一夏は現在群青の整備に勤しんでいた。

そんな一夏の背後に、近付く影が。

 

「一夏」

「ん?おぉ、簪」

 

四組代表の少女、簪だ。

彼女は何やら手に包みを持っている。

 

「どしたんだ?」

「あ、あのね………これ」

 

簪はもじもじとしながらも包みを差し出した。

一夏は受け取って開くと、中には抹茶の良い匂いが漂うカップケーキが。

 

「おぉ、美味そう!」

「その……差し入れ」

「サンキュー!」

 

嬉しそうに頬張る一夏の姿に釘付けになる簪。

 

「……ど、どう?」

「………うん、美味い!!」

 

良かったぁ、と嬉しそうに溜息を吐く簪。

だが、その顔を険しくさせる。

 

「一夏。明日のクラス代表………手加減はしないからね」

「…当たり前だろ?手加減なんかされたら怒るぜ?」

 

一夏も不敵に笑いながら簪にそう言ってのける。

 

「んじゃぁな、簪。お休み」

「う、うん……はぅ///」

 

去り際に頭を撫でられ、顔を赤らめる。

それに対し一夏は首を傾げるが、特に気には留めず去っていった

 

 

 

 

~~~~~~~~~~~~

 

 

クラス代表当日。

 

 

記念すべき第一試合の組み合わせは――‐―

 

 

 

『織斑一夏対ティナ・ハミルトン』

 

 

 

 

「まさか一回戦で当たるなんてね」

 

苦笑いを零すティナ。

 

「何だ?もう弱腰なのか?」

「まさか。……勝てないにしても、全力で食い下がらせてもらうからね」

 

そして、ブザーが鳴り響く。

それと同時にティナはサブマシンガンをコールし、一夏に向けて発砲する。

 

「っ」

 

射線上から横に飛ぶことで回避する一夏は、お返しとばかりに無双セイバーのグリップからエネルギー弾を撃つ。

ティナもバックステップで回避して、今度はグレネードランチャーで狙撃する。

 

「ふっ、はっ!」

 

全部は避け切れないと判断した一夏は、無双セイバーでグレネード弾を両断して接近する。

対するティナは懐に入らせまいと接近用ブレードをコール。一夏の無双セイバーと鍔迫り合いを起こす。

 

「くぅっ………!!」

 

だが、やはり刀を使い慣れている一夏の方が徐々にティナを押していく。

押し負けると判断したティナは力を緩めて、一夏の体勢を崩す。

 

「っ!?」

「もらったよ!」

 

僅かに前のめりになった一夏の頭部にブレードを振り下ろす。

一夏も流石にそれを防ぐ事は出来ずに、一撃食らってしまう。

 

「ぐっ!」

 

だがただではやられないとばかりに、一夏は油断していたティナの体に無双セイバーを一戦する。

 

「きゃっ!!」

「おぉぉっ!!」

 

これを機に一気に畳みかける事にした一夏は足を一歩踏み出すが―――

 

 

 

 

ドオォォォォォォォォォォォォォォンッ!!!!!

 

 

突如として響いた轟音に足が止まった。

 

 

「「!?」」

 

一夏とティナが音の発信源の方へと目を向けると―――そこには蔦に覆われた大型のISが鎮座していた。

 

「何あれ……IS?」

 

訝しげに見ているティナと対照的に、一夏はISを睨む。

すると次の瞬間、ISは二人めがけてレーザーを撃ってきたのだ。

 

「うぉ!?」

「へやぁ!?」

 

咄嗟に一夏はティナを横抱きにして回避する。

ISはそれを確認するや否や、今度は両腕に絡まっていた蔦を伸ばしてきた。

 

「くそっ!!」

 

群青のスラスターを最大限に付加して撒こうと徹する一夏だったが、やがて捕らえられてしまうだろう。

そう判断するや否や、ティナを適当な所へと下す。

 

『葛葉君!ハミルトンさん!今すぐ撤退してください!!直ぐに教師陣と上級生が向かうのでっ』

「でも時間が掛かるでしょう!?その間に此奴が暴れよう物なら………何とか足止めして見せます!」

 

真耶からの警告を半ば無視する形で通信を切断する。

 

「ティナ。俺のアシストを頼めるか?」

「………無茶だけは止めてよね」

 

多くは聞かず、一夏のアシストを引き受けるティナ。

それは分かんないな、と苦笑い気味で呟く一夏は無双セイバーを構える。

 

「ぶっつけ本番だけど……試してみるか。アームズチェンジ!オレンジ!」

《オレンジアームズ!花道・オンステージ!》

 

刹那、群青が光り輝き、新たに装甲が追加される。

先程までは存在していなかった橙色の装甲――――その姿は、彼が変身するアーマードライダー・鎧武にそっくりだった。

 

「さぁ、ここからは俺のステージだぜ!!」

 

大橙丸を肩に担いで構えると、一夏は先程よりも速いスピードでISへと飛び出していく。

それに気づいたISはビームを放とうとするが、ティナが背後からアサルトライフルで狙撃し、集中力を掻き乱す。

その合間に伸びてくる蔦も、一夏によって切り払われていく。

 

「おぉぉぉっ!!!」

 

無双セイバーと大橙丸の両刀を受け、ISは大きくぐらつく。

それでも眼前にいる一夏目掛けて剛腕を振るうも、その腕が突爆発する。

 

「ナイスティナ!!」

 

一夏が褒めたその後ろでは、グレネードランチャーを構えたティナがいた。

その隙を逃さずに、一夏は無双セイバーと大橙丸を連結させる。

 

「えやぁぁっ!!」

 

大きく無双セイバー・ナギナタモードを振るってダメージを与えていく。

ISが倒れこんだその隙に、一夏はオレンジロックシードをセットする。

 

《ロック・オン!一・十・百・千・万!》

「はぁぁぁぁ……おりゃぁ!!」

 

刀身からエネルギーを飛ばしてISを拘束する。

ナギナタ無双セイバーを下して構えると、一気にISに肉薄する。

 

「オォォォォォ―――セイハーーーっ!!!」

 

エネルギーを込めた必殺の一撃を受けたISは、一夏の背後で大爆発を起こす。

と同時に、一夏の背中に冷や汗が流れる。

 

「そ、操縦者が………!!」

 

顔を青ざめさせながら駆け出した一夏だったが、ここで疑問が湧き出た。

ISの残骸を注意深く見ていると、操縦者と思しき血が見られないのだ。

 

そして千切れたアームの部分を見ると、その中には配線だけがあった。

 

「もしかして、これ………!!」

 

何かに気付いた一夏だったが、ある物が視界に入り、その顔を一気に険しくさせる。

一夏は駆け寄ってくるティナに気付かれずに、それを回収した。

 

「一夏君!操縦してた人って……」

「実はさ………」

 

 

そして教師陣の解析により、このISは人が乗っていない――――即ち無人機であったことが判明した。

 

 

だが、一夏にとってはもう一つ重要なことがある。

 

 

 

それは――――

 

 

 

『何でISに、ヘルヘイムの果実が………』

 

 

 

 

 

 

先程秘密裏に回収した、ヘルヘイムの果実であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




何処かにオーバーロード語を纏めたサイトって無いんですかねぇ
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