インフィニット・ストラトス 龍の戦士たちの日常 作:すし好き
今回は、あいえすっ!からあるネタを。
少々短いです。
一夏のヒロインのアンケートはまだまだ受け付けていま~す。
「「さぁ吐け!この歩くフラグメーカー野郎!」」
「何だよ、いきなり」
ある休日、一夏はリヴァルやラバックに電話越しに再び詰め寄られていた。
「だから、男の夢を詳しく話せって言ってんだよ!」
「もう、この際贅沢は言わん!
お前が経験したこと全部話せ!」
「前にも言ったけど、そんないいところじゃないぞ?IS学園は。
動物園の動物たちの気持ちが知ることができるし、
それに会ったことのない新人類に会えるぞ?」
「新?」
「人類?」
一夏は少し遠い目をしながら、IS学園に入って間もなくに体験した
出来事を二人に語りだした――
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「(IS学園での生活も少しは慣れてくると、気にする余裕も
なかった周りの子達の大体のタイプがわかってきたな……)」
・真面目な者たち
休み時間も教科書等を開き、色恋に興味はないというオーラを
出して、あまり人を寄せ付けない。
・今を楽しむ現代風の子達
“織斑く~~ん!今度デートしようよ~!”
流行やファッション、恋に全力を注いでいく。
・新人類
“女の園に少年と美青年二人とかw。それなんてエロゲwww”
“夏の新刊は、燃えていくわよ――!”
今まで会ったことがないけど、あまり深入りしてはいけないと直感
した子達である……
“俺……IS学園に行くんだ……。
だからお前と一緒の高校には行けない……ゴメン”
“なんでだよ!約束したじゃないか!
俺と同じ高校に行くって!”
“俺だって辛いんだよ……ごめんな?五反田……”
“一夏……”
「なんじゃこりゃあああああ!!!!!」
台所で黒い虫を見た女子よろしく、一夏は十数ページの
薄い冊子のようなものを読んで悲鳴を上げた。
「何って織斑君と友達だっていう五反田君の友情話だよ。
ちょっと妄想して描いてみたんだよ~」
「うんうん♪」
「妄想ってレベルじゃないよね!?
弾はこんな奴じゃないから!!」
一夏は漫画研究会の子達に呼ばれて、一夏と弾をモデルにしたマンガが
できたからと読んでみたのだが、内容はどう見ても友情とは程遠いもの
だった。ただし、絵のレベルは会ったことのないはずの弾の特徴をしっかり
描くほど高い。
「それにしても、一か月ぐらいでよくこんなに描いたな。
――んで、こっちは……」
「「あッ、それは……!!」」
内容はともかく、短期間でここまで描いたことに驚く一夏は
他にどんなものがあるのかと手に取るが……彼はそれを手にしたことを
後悔した――
一夏が手にしたものには、服を着ていない一夏と弾が描かれており
目にした瞬間、一夏は石像と化した。
「ヤダッ!もうお嫁にいけない!!!」
「キャアアアアア!!!」
顔を真っ赤にして恥ずかしがる漫画研究会の面々に対して、
石像となった一夏は砂になりながら
“それはこちらのセリフだ”
と消えゆく意識の中でつっこむのであった。
「どうしたの一夏?」
「先ほどから、何を騒いでいますの?」
一夏が未だかつて味わったことのない衝撃によって、手を地面に
つけているところにセシリアとフェイトがやってきた。
「セシリア、フェイト……じ、実は……」
見た方が早いと二人に、自分が読んだモノを渡す一夏だったが
それが間違いだった。
「ななななななんですかこれは/////!!?」
「おおおおお男同士でこんな/////!!!!!」
「いいいいかがわしい!いやらしいですわ/////!!!」
「それでこっちは……今度は一夏から/////!?」
「ししししし神聖な学びやでなんというものを//////!!!!!」
セシリアとフェイトは、顔を真っ赤にして信じられないとばかりに声を
上げるが、それに反して本の中身はしっかりと見ていた。
「二人ともかわいいなぁ~♪」
「ほぉ~ら、こんなのもあるよ~」
「ちょっ!待って!なんかわかんないけど待ってぇぇぇ!!!」
「「「「「…………」」」」」
セシリアとフェイトの二人にこれ以上、この漫画を読ませたら
とんでもないことになると直感した一夏は止めに入るが、その背後で
箒、シャルロット、簪、アリサ、はやての5人がそっと背中に
ノートのような薄い何かを隠すのであった。
「そ、それにしても会ったことのない弾をよくこんな風に
描けるな……」
「ふふふ、私達の想像力を舐めてもらっては困るね~」
「そう!私達の想像力を持ってすれば、最近流行りの無機物の
想像もお手の物よ!」
「む、無機物……?」
ある程度未知の衝撃から回復した一夏は、漫画研究会の子達の
想像力に感心するが、彼女達は自分達の力はこんなものではないとばかりに
新たなジャンルを説明し始めた。
一夏は怖いもの見たさな感じで、おそるおそる聞いてみる。
「椅子×机とか、チョーク×黒板とか、締め切り×作家とか~」
「い、いろんなのがあるんだな……」
「つまり次の夏の新刊は……」
「白式×織斑君で決・定☆」
「今からネタが湧いてくるわ~くふふふ……」
「もうやめて!やめてください!!!」
もう耐えられないと涙ながらに、止めてくれと懇願する一夏だったが
その程度で彼女たちが止まるはずがなかったのは言うまでもない。
『(待てよ?ということは、私の存在が彼女達に知られたら……。
一夏!絶対に正体を知られるんじゃないぞ!!)』
ゲキリュウケンは一人、自分のことが知れ渡った時のある可能性に
恐怖するのであった。
「そういえば、ここにあるんは一夏とその友達のばっかりやけど
碓氷先生との本はあらへんの?」
「やめて!これ以上は耐えられないから、もうやめて!!」
はやては、一通りの作品を見終わるとその中に一夏とカズキのものが
ないのに疑問を持った。
「う~ん、それなんだけど……何でか描けないのよね~」
「ネタがない、むしろどんどん湧いてくるんだけど
なぜか描こうとすると朝になってるのよね~」
「はい?」
要領を得ない答えにはやては、首をかしげる。
「いざ描こうと机に向かうと、悪魔が笑ったような影に覆われて
そこからの記憶がないのよ」
「しかも、その時のアイディア全部忘れちゃうし……」
「ねぇそれって……」
「間違いないだろ」
「ハハハ、だよね~」
事情を聞いた箒たちは、手帳を持って不敵に笑う一人の男の顔が浮かんだ。
「まあ俺が自分からするのは別にいいんだけど、人に描かれるのはねぇ~」
「なるほど……って!」
「「「「「「「「で、出たぁぁぁ!!!!!?」」」」」」」」
「なんだよ、人をオバケみたいに」
最早何度目になるかわからない、気配も何もなく現れるカズキに
一同は驚きの声を上げた。
「なんかおもしろそうなにおいがしたからね~」
「そうやって突然現れるのは何とかなりませんか?
心臓に悪いですよ」
「それって、寝ている一夏にあれやこれをしようとするけど、結局
目が覚めそうになって、慌てて自分の布団に戻る様な感じかな箒~?」
「なっ/////!?」
「ほぅ~箒ちゃんもなかなかやねぇ~」
「へぇ~」
「どういうことか」
「聞かせてくれるよね?」
呆れたようにカズキを注意する箒だったが、逆に自分が毎日早朝と夜に一夏が
寝静まった時にやっていることをばらされてしまった。
そうなると、当然おもしろがるものと
黙っていない者がいるわけで、箒は逮捕された容疑者のように連行されていった。
「さてと、それじゃね~」
「あの人からかいに来ただけなのか……マジで」
『(一夏。さっきカズキは“自分からするのは”とか言ってなかったか?)』
「(…………やめよう、ゲキリュウケン。
なんか疲れたから早く寝よう。うん、それがいい。
俺は今日何も読まなかったし聞かなかった――)」
『(そうだな、私達は今日は何もせず部屋で過ごしていたんだ、うん)』
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「で!そんな風に、新人類が好きな本のネタにされるけど
それでも来たい、二人とも?」
「「遠慮させていただきます」」
一夏から告げられた未知の世界に、冷や汗を流しながら
断るリヴァルとラバックであった。
今回一夏とゲキリュウケンはどこか悟ったような目をしたらしいですww
カズキの言葉の真意はご想像にお任せします(オイ)
箒は、同居の利点を生かして一夏の寝顔を写真に収めようとしたり
してますがカメラを向けると起きそうになったらイザっ!となると
恥ずかしがってヘタレたりしてうまくはいってません。