インフィニット・ストラトス 龍の戦士たちの日常   作:すし好き

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唐突に書きたくなった短編集です。
急いで仕上げたので、かなり雑になってます(汗)


”もし”の世界

ケース1

 

「起立!!」

 

どこの学校でも、口にする一日の始まりの言葉。

だが、とある中学校のとあるクラスではその言葉は少し特別な始まりを意味する。

彼らは、立ち上がると“拳銃”や“マシンガン”を

何本もの触手を生やした黄色い丸顔のタコ?のような生物に向ける。

 

「気をつけ……れ――――い!!!!」

 

30人近い中学生が一斉に弾丸を放つが……

 

「おはようございます」

 

担任と思われる生物は、その弾丸を難なくかわしていく。

しかも、ただかわすだけでなく出席をとれる余裕まで見せる。

 

この生物は、月の7割を消し飛ばし三日月に変えてしまうほどの超生物であり、

生徒達はその命を狙う暗殺者である。

そう、山奥に建てられた木造の校舎のこのクラスは暗殺教室。

暗殺者である生徒のターゲットは、担任の殺せない先生――殺せんせー。

 

 

 

「で?お前は誰に入れるの?」

 

そんな彼らも暗殺者の前に、普通の中学生。

修学旅行に行けば、男子はお約束(?)の気になる女子の話になる。

 

「皆、この投票結果は男子の秘密な。

 知られたくない奴が大半だろーし。女子や先生には絶対に……」

 

学級委員である磯貝 悠馬は、そこで言葉に詰まった。

何故ならふすまを半分ほど開けて、殺せんせーが顔をピンクにして

ニヤニヤ顔でメモを書いていたのだ。

そして、その隣には同じくニヤニヤ顔でメモを走らせるカズキがいた。

二人は書き終わってメモをしまうとそ~っとふすまを閉めて、その場から去った。

 

「メモって逃げやがった!!!」

「殺せー!」

 

男子達は、人間には無害で殺せんせーにだけ効果のある、対先生物質でできた

ナイフやBB弾を込めた銃を手に、生徒のプライベートを侵すお覗き魔二人の

暗殺を謀る。

 

「ハハハハハ♪

 脇が甘いよ諸君!」

「ヌルフフフ♪

 先生の超スピードはこういう情報を知るためにあるんですよ」

 

片や現代の忍者と見紛う身体能力の持ち主。

片や最高時速マッハ20の超生物。

男子達の攻撃を軽々とかわして、逃亡する。

 

・もしも、暗殺教室にカズキがいたら?

生徒のプライベートは、ますます明るみになり、彼らのメモノートが厚くなる。

 

 

 

ケース2

 

「お前は、まともに挨拶もできないのか?」

「なっ!千尋兄(ちひろにい)!?」

 

女性しか動かせないパワードスーツIS(インフィニット・ストラトス)。

それを学ぶ世界唯一の学校IS学園のある教室で、“男性”の呆れた声と

“少年”の驚く声が響くと、

バシ――ン!

何かを叩く音が教室に轟く。

 

「織斑先生だ。ちゃんと分別はつけろ、愚弟が……」

 

スラリと長身で黒スーツを着こなし、そのスーツの上からでも鍛えられていることが

わかる肉体、整った顔立ちに狼を思わせる鋭い眼光。

少年、織斑一夏の前に兄である織斑千尋が立つ。

 

「すまない、山田君。会議が長引いて遅くなってしまった」

「い、いいえ!副担任ですから、これぐらいは/////」

 

呆ける一夏を置き去りに、千尋は副担任の山田先生に謝ると彼女は手を

ブンブン振りながら応える。頬を赤く染めながら。

 

「さて、諸君。

 私が、君達の担任の織斑千尋だ。目の前でマヌケ面をさらしている

 愚弟と同じ男で思うところがあるだろうが、言いたいことが

 あるなら面と向かって言ってこい。

 隠れてコソコソ文句を言う様な、卑怯なことをする小さなことはするな!」

 

宣戦布告のような言葉を千尋が告げて、一夏が苦笑いをこぼしていると……

 

「「「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////////////!!!!!!!!!」」」」」」」

 

教室にいた女生徒達は、IS学園を揺らす(比喩ではなく、本当に揺れた)黄色い声を

上げた。それは、最早音波兵器と呼んでも差し支えない程の音量だった。

 

「千尋様よ!本物の千尋様よ!!!」

「世界初の男性IS操縦者で、初代チャンピオンのスサノオ!!!」

「ずっとファンでした!!」

「私、お兄さまに憧れてやってきました!北九州から!」

「妹にしてください!」

「私の初恋です!教師と生徒の禁断の愛を//////!!!」

「冷たい目で罵って!」

「優しいお声で甘い言葉をささやいて!!!」

 

最初はミーハーな言葉が飛び交うが、段々と怪しい方向に進んでいく。

 

「全く、何で毎年毎年騒がしくなるんだ?

 俺のクラスに集めているのか?」

「そういう女心をくすぐる無自覚が原因なんじゃない?」

 

千尋が生徒の反応に頭を抱えていると、突如として女性の声が入る。

 

「なっ!?カズミ!!!?」

「カズミさん!?」

「やっほ~♪ちーちゃん。いっくん。来ちゃった♪」

 

入り口に立っていた声の主は、千尋と一夏に声をかけると腰に手を当てながら

モデルのような足取りで教室へと足を進める。

まっすぐな長髪をたなびかせるその女性に、誰もが見惚れた。

出るところは出ており、引っ込むところは引っ込むその体型は同性からは

羨望を、異性からは注目を集めるだろう。

何より、その顔に浮かぶ笑みはイタズラ好きなネコを感じさせ、何が出るかわからない

怪しさを醸し出していた。

 

「お前、何でここに!!!」

「いや~だって、いっくんがここに入学したでしょう?

 きっとちーちゃんも含めてすんご~~~~~く、面白いものが見れるって、

 私の女の勘が告げてね~。四苦八苦するちーちゃんやいっくんが見たくて

 来ちゃった♪」

「お前は~~~~~」

「ここって……そんなに簡単に入れるんだっけ?」

 

突如現れた謎の女性カズミの言葉に、千尋は拳をワナワナと震わせ、

一夏は簡単にIS学園に就職したように言うカズミに、苦笑を浮かべる。

 

「えっ?誰、あの美人?」

「まさか、千尋様の“いい人”!?」

「……なんか、お、大人の色気が……」

「やばい……しつけてほしいかも///////」

 

カズミの登場に、教室は先ほどとは違う方向に混沌が進んでいく。

 

「ふふふ……。みんな、私達の関係が気になるみたいね?

 そ~ね~?ちーちゃんとは、簡単に言うと……

 ここでは、口に出せない大人の関係かな?

 ああ、後いっくん。久しぶりに一緒にお風呂に入る?」

 

カズミが自分と千尋の関係ととんでもないことを一夏に言うと……

 

「「「「「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ////////////!!!!!!!!!」」」」」」」

「「なぁぁぁぁぁっっっっっ/////////////!!!!!」」

「何を言っているんだ、貴様!!!!!」

「ははははは♪」

 

女子達は黄色い悲鳴を上げ、一夏とその幼馴染の剣道少女は驚愕の声で

IS学園を震わせる。

その光景に、千尋は怒声を上げカズミは楽しそうに笑う。

 

「もう、ちーちゃん。ブラコンもそろそろ卒業した方がいいよ?」

「やかましい!」

 

どこかの世界にある学園の日常風景とそっくりな痴話喧嘩が、この学園の

日常になる日はそうかからないだろう。

そんな光景を副担任の教師は、羨ましそうに頬を膨らませ、

とある天災兎は頭を掻きむしっていた。

 

「きぃぃぃ!!!!!あのドロボウ猫がぁぁぁ!!!!!

 私のちーちゃんにベタベタしやがってぇぇぇ!!!!!!!!!!!

 こうなったら………このサテライト・ブレイカーをおみまいしてやるぅぅぅ!!!」

 

・もしも千冬が一夏の兄で、カズキが女だったら?

修羅場が増え、一夏の命の危険が増大する可能性大。主に嫉妬の嵐が。

 

 

 

ケース3

 

「シャルロット!魔物が出たぞ!」

「マジカルISガールに変身だよ~。みん~な~」

 

ハムスターぐらいの大きさで、飛び回る黒ウサギ妖精ラウラとキツネ妖精

のほほんは、5人の少女達に変身を促す。

 

「くっ!またか……」

「懲りないお人達ですわね」

「ふん!わからないなら、わかるまでぶっ飛ばしてあげるだけよ!」

「正義の味方の時間……」

「それはいいけど……どこで変身する///?」

「何をしている!早く変身するんだ!」

 

学校の屋上で昼食を取っていた、箒、セシリア、鈴、簪、シャルロットの5人の

少女は文句を言いながら、日常を守るために立ち上がるがその顔はどこか赤く、

ラウラが急かすもなかなか変身しようとしなかった。

 

「いくら、他に人がいないからってここで変身できるわけないでしょう//////!

 へ、変身する時に……服が分解されちゃって見えちゃうんだから////////!!!!!」

「変身を解除すれば、変身時に着ていた服は再生するんだから問題ないだろ?」

「人間は、色々と難しいね~」

 

これは、日常を守るために魔物と羞恥と戦う少女達の物語である――――

 

 

 

「マジカルISガールはねぇ~?

 魔法と科学のハイブリッド技術で、作り上げたマジカルスーツIS

 で悪と戦うミラクルな女の子のことだよ♪」

「それで?何故私はいい歳して、こんな恰好をさせられているんだ?」

 

二つの世界のテクノロジーを理解できる天才妖精は、悪と戦うため

……ではなく、おもしろいものが見れるとその手腕を振るう。

そして巻き込まれる弟命の姉は、フリフリでメカニカルな衣装を着せられる。

 

「如何されますか、お嬢様?」

「真打ちは最後に登場するものよ?キツネ妖精の虚ちゃん♪」

 

6人目の戦士は扇子を広げながら、静かに表に立つ時を待つ。

 

「彼女達の手助け、頼みましたよ。明さん」

「はっ!お任せください。雅陛下」

 

マジカルISガールの力になるべく、動く者達。

 

「ハハハハハ!!!!!行くぞ諸君!

 目指すはただ一つ……世界征服だ!!!」

「おめで~とう~♪僕達の作品で、みんなを驚かせよ~♪」

 

黒幕の科学者紫マッドとプリン伯爵は、どこかズレた考えで世界を

振り回す。

 

「だぁぁぁ!!!何で、毎回こんな目に合うんだぁぁぁ!!!?」

 

巻き込まれ体質の少年は、見えない理不尽に届かぬ講義を上げる。

 

「さぁ~て、おもしろくなってきたよ♪」

 

影で笑う暗躍忍者は敵か?味方か?

 

「そろそろ、私達の出番かな?」

「せやな」

「行こう、二人とも」

 

新たな異世界よりの来訪者は、何をもたらすのか――

 

 

 

・もしも、マジカルな世界から妖精がやってきたら?

いつでもどこでも巻き込まれる人は、巻き込まれる。

 





今回は、本編の番外編ではなく完全な番外編です。

ケース1
暗殺教室は前から何かしらで書いてみたくて、プロトタイプとして
カズキをちょいと混ぜてみました。
もちろん、バレンタインなんかもおもしろく見守りますよ。
ニタ~リとねwww

ケース2
単純な男女逆ではなく、一部を逆転してみました。
千尋はあいえすっ!IFに登場した彼そのままです。
カズミは、イタズラ好きなネコだけど、どこか妖艶さも
醸し出している女性なイメージです。
本編と同じく、一夏が小学校低学年の頃に
会っているのでお風呂の件は、冗談ではなくwww
天災ウサギが発射しようとしているのは、
白い魔王の代名詞のようなものを撃てるどこかの起動兵器のような
衛星兵器です。

ケース3
こちらは、ニセコイのスピンオフ、マジカルパティシエ小咲ちゃん!!
のような魔法少女もの。
変身の際は、服がぶっ飛んで見えてしまいます。

これは、連載予定とかはありませんが、本編に何かしら
絡ませてやる可能性はあります。
いつになるかはわかりませんが(苦笑)


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