やはり俺ガイルにはAnotherstoryがある   作:竜猫

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こんばんは。竜です。

最近ふと思うのが、「サブタイトルって難しい」です。
話しの中からサブタイトルを決めるのが難しくて、話しと全然違うサブタイトルとかになってしまいます(汗)


-禁断の恋-

私の名前は比企谷小町。中学3年生で受験生です。

そんな小町にはお兄ちゃんがいます。

名前は比企谷八幡。彼女どころか友達すら殆どいないし、捻くれ者で面倒くさがり、センスは悪いし、目は腐ってる。

だからお兄ちゃん以上にごみぃちゃんって言葉が似合ってるよね。なんて思ってしまう程、駄目駄目なお兄ちゃんです。

 

 

でも、実は誰よりも優しいってことも知ってます。

重たい荷物を持っていると、自然に持ってくれる優しさ…。

道を歩く時は、必ず道路側で歩幅を合わせて歩いてくれる優しさ…。

他にも困ってる時には必ず助けてくれたり…。

表す事の出来ないほどの、沢山の優しさを持っています。

 

 

だから、そんなお兄ちゃんの隣りにずっといたくて、どれだけかっこいい人から告白されても、どれだけ人気のある人から告白されても、ずっと断って来ました。

お兄ちゃんと一緒にいることが幸せで……、

それが小町の当たり前の毎日でした。

そして、こんな毎日が続けばいいのにって思っていました。

 

 

けど、永遠なんてなくて、終わりなんて直ぐ目の前にありました。

 

 

お兄ちゃんが高校2年生になって奉仕部という名の部活に入り、お兄ちゃんと一緒にいる時間が、日が経つにつれて…少しずつ…少しずつ経っていったんです。

 

 

そりゃぁ…お兄ちゃんの良さを理解してくれる人が出来るのは嬉しいし、お兄ちゃんが幸せなら小町も幸せです。

 

 

でも小町は、お兄ちゃんが小町から離れていってしまいそうで……それが凄く怖くて…。

何度も…何度も枕を濡らしました。

 

 

辛くて、苦しくて、切なくて、悲しくて、こんな気持ちは初めてでした。

それはまるで…恋をする女の子のようでした。

 

 

だから小町は気付いてしまったんです。

お兄ちゃんに…いえ、比企谷八幡という男の子に恋をしてしまったんだって。

 

 

恋をした女の子がすることは決まってますよね。

普通はその男の子にアタックしたり、気をひいたり……。

でも小町達は兄妹だから…そんな事が許される訳がなくて…。

何度も…、何度も心に言い聞かせました。

 

 

駄目だよ。お兄ちゃんなんだからって…。

 

 

だから小町は、お兄ちゃんを諦める為に、お兄ちゃんと他の人をくっつけてしまおうと思いました。

この気持ちを心の中に永遠にとどめる為に…。

お兄ちゃんにとって…最高の妹でいるために…。

 

 

だから小町は今日も最高の妹を演じて、お兄ちゃんの大好きな料理を沢山作って待っていよう。

 

 

そう思って料理の下準備を始めました。

それでもやっぱりご飯は温かい方が美味しいし、お兄ちゃんには出来立てを食べて欲しい。

 

 

だから小町は料理を作るのをストップして、お兄ちゃんが帰るのを待っていました。

いつもなら、もうとっくに帰ってきてる時間だから。いつ帰ってきてもおかしくない。

 

 

時計の秒針の音が聞こえる中、テレビもつけず、お風呂にも入らず、ただ携帯の画面を見て、お兄ちゃんを待ちました。

 

 

一回目のメールも二回目のメールも返ってこない。

いつもなら、お兄ちゃんにメールをすれば、15分以内には絶対に返してくれるお兄ちゃんが返事を返してくれない。

そんな些細なことでもイライラが止まらず、三回目のメールではやっぱりお兄ちゃんを責めてしまう自分がいました。

 

 

そんな子供な自分が嫌なのに、それでもそれをやめることが出来なくて…。

本当に自分が嫌いになってしまいそうでした。

だから小町はそんな子供な自分を洗い流そうとシャワーを浴びました。

 

 

シャワーを浴びたお蔭で、少し落ち着いた小町は携帯をとり、お兄ちゃんからメールが来てないか、直ぐに見ました。

 

 

結果は来てなくて……。凄く怒れて来てしまって…。

さっき流したはずの子供っぽいところは流れてなく、とても酷いメールを送ってしまいました。

 

 

なんで小町はこんなにも嫌な子なんだろう。

これじゃあ、最高の妹なんか程遠い。

このままじゃ……小町なんて…

 

 

ガチャン

 

 

へ?……何、今の音?

玄関の方からしたよね……。

 

 

ビクビクしながらゆっくりとリビングの扉を開け、音がしないように慎重に歩く。

そして玄関に着いた私が見たのは、毎日見るあの腐った目をして、アホ毛をチョコンと立てているお兄ちゃんだった。

 

 

「…………お兄ちゃん」

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