OP[我ら思う、故に我ら在り]
幽一side
ドーモ、読者=サン。五十嵐幽一です。今日、俺は一つ恥ずかしい姿をさらすことになってしまった。それは
「ブハハハッ!幽一、なんだよその髪型は!」
「ハハハハ!これは傑作だ!」
そう、寝癖で髪型がものすごいことになっているのだ。今日の朝目覚めたらこうなってて、ユルセンに手伝って髪を解かしてみたが、余計髪の毛がはね上がってしまった……最悪だ。案の定、俺の髪型を見て元浜と松田が爆笑していた……そして二人は女子達に粛清された。
「おいおい幽一、どうしたんだその寝癖は?」
「…察してくれ。」
イッセーが寝癖の件を尋ねてきた。朝起きたらこうなったなんて言いたくない…。
『お前もしかして、昨日のような事件を終えたらこんなに寝癖がつく体質なのか?』
『……多分そうかもしれない。』
ユルセンがそう察した。
この後、先生が教室に入ってきて、転校生がやってきたことを言った。俺はもちろん、イッセーは誰が転校してきたのかは分かっていた。
すると、教室の扉から一人の女子生徒が入ってきた。
「初めまして、アーシア・アルジェントと申します。日本に来て日が浅いですが、皆さんと仲良くなりたいです!よろしくお願いします!」
そう、転校生とはアーシアのことだった。昨日の事件の後、リアス部長がアーシアを学校に通わせるようにしたらしい。
「「「「「「「うおおおおお!!!」」」」」」」
「金髪美少女キターー!!」
「イェアアア!」
俺やイッセーを除いた男子生徒たちは大盛り上がり。
「なぁ幽一、ちょっとあいつら狂乱し過ぎと思わないか?アーシアがビビってるし…。」
「太陽のせいじゃないか?今日は活動が激しいからな。」
『太陽は関係ないだろ…。』
俺とイッセーは小声で会話した。ユルセンが何かツッコんでたが、気にしないでおこう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
「オラァ!喰らえ!」
「くたばれイッセー!」
「ちょっ、やめr…グハッ!」
放課後、イッセーが松田と元浜にフルボッコにされていた。
「そういえば幽一さん、その寝癖は…?」
「朝起きたらこうなってたんだよ…。」
アーシアまでも俺の寝癖の件を尋ねてきた……ってか俺、イッセーには言わなかったのにアーシアにはちゃっかりと言っちゃった…。
イッセーがフルボッコにされている光景を見ていたその時
「五十嵐幽一はいるか?」
突然、教室の扉から一人の男子生徒が入ってきた。どうやら3年生らしく、モヒカン頭に男前な顔つきが特徴な人だった。
「あれ、どうしたんですか石井先輩?」
俺は先輩である石井鹸斗に近づく。
「…って、おいおい。ずいぶんと派手なパーマだな。」
「さっきから散々言われてます。」
石井先輩までも寝癖を尋ねてきた………石井先輩、お前もか。
「とりあえず、お前に用があるんだ。ついてきてくれ。」
「あ…はい。アーシア、部長に遅れるって伝えてくれ。」
「分かりました。」
俺はアーシアにそう言うと、石井先輩についていく。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
しばらくついていくと、一室の前までやってきた。その看板にはドクロマークに剣が交差したエンブレムが書かれた。
「ここですか?」
「そうだ。とりあえず中に入ってくれ。」
俺は石井先輩に言われて中へ入った。そこには
「あ、五十嵐先輩じゃないですか。」
「硬哉?お前、この同好会の一員だったのか?」
「はい!」
そこには、俺の後輩である鯉宮硬哉がいた。茶髪でさわやかな顔つきだが、こいつの特徴は“よく落ちる”ことだ。階段や坂から転がり落ち、マンホールの穴にも落ち、さらには溝にも落ちるという何とも不幸な体質をしているらしい。けど名前の通り丈夫な身体をしているためか、周りの奴等からは“ローチ(ゴキブリの意)”と呼ばれている……あれ?ローチってコイ科の淡水魚の意味もあったような……?
「お客さんか…。」
さらに向こうからもう一人男子生徒がやってきた。俺とは別のクラスのやつだ。名前は確か、鴉簿案山士だったっけな。名前に鴉とつくように、黒髪のツンツンヘアーだ。
「ああ、石井先輩に呼ばれてな……そういえば石井先輩、他にメンバーはいないんですか?」
「ん?……ああ、いるけど今は外出しちゃっていないんだ。またいた時に紹介するさ。」
「分かりました。」
どうやら他にもメンバーはいるらしい。
「とりあえずそれは置いといて、五十嵐幽一…。」
石井先輩たちが何かを言いたいそうだ。何だろう…?
「「「ようこそ、TF141【タスクフォース石井】へ!!」」」
「………はい?」
え…タスクフォース?なんで同好会の名前にタスクフォースが…?それよりも141って“石井”先輩のことだったのか…。
「この同好会はミリタリー好きが集まるんだ。もちろん、メンバーを集めてはサバゲーもやってるんだぜ。」
石井先輩が同好会の説明をしてくれた。どうやらTF141はミリタリーマニアの集まりだったらしい。通りで室内には訓練用ターゲット、数々のエアガンが飾られたハンガーラック、BB弾の入った容器などが置かれていた。まぁ俺はFPSゲームはやったことはあるけどな。
「どうだ、お前も試しにエアガンを撃ってみないか?」
「え、いいんですか?」
「構わないぜ。硬哉、幽一にエアガンを貸してやれ。」
「分かりました。」
俺は射撃位置まで案内された。硬哉は石井先輩に頼まれると、ハンガーから一丁のエアガンを持ってきて俺に渡した。
このエアガンのモデルは確かACRだっけ…そういやFPSでもACRを使ってたな。
そして案山士が訓練用ターゲットにターゲットシートを取り付けた。
「とりあえず、的を撃ってみろ。」
「あ、はい。」
俺はACRのアイアンサイトでターゲットを狙い、トリガーを引いてBB弾を発射する。フルオートで発射し続け、75発目で弾切れになった。俺はターゲットのもとまで近づく。
「お見事だな、かなり真ん中に弾が集中してるな。」
「ありがとうごさいます。」
俺って意外とエアガンのセンスあるのかな?
その後、しばらくエアガンを撃ち続けていた。すると
『おいおい、のんきにエアガン撃ってる場合か?時間を見ろ!』
俺はユルセンに言われて時計を見てみる………あっ!
時計の針は既に5時40分を指していた。
「やべっ、部活…!すみません石井先輩、また来ます!」
「おう、いつでも来てくれ。」
俺は石井先輩にあいさつすると、硬哉にエアガンを返却してその場から立ち去った。
その後、部室に行ったら案の定リアス部長が鬼のような形相で待っており、説教された挙げ句、お尻にタイキックを受けてしまった。
『自業自得だっつーの。』
……もう、言い返す気力がない(泣)。
リアスside
遅れてきた幽一に説教し、お尻にタイキックを放った後、私は一人で校舎の屋上にいた。
「リアスじゃないか。」
そこへ、一人の男が屋上へやってきた。
「…ソープ。」
それは、石井鹸斗ことソープ・マクタビッシュだった。彼は番外の悪魔【エキストラ・デーモン】のマクタビッシュ家の次期当主である。
「幽一の件はすまない。俺がTF141に誘ったんだ。」
「いいえ、別に貴方は悪くないわ。」
ソープは幽一を勧誘したことを謝罪した。彼はTF141を同好会と命名しているが、実際にはマクタビッシュ眷属の別名よ。
「それにしても、幽一はすごい力を秘めていたな。何でも幽霊の力を扱えるらしいからな。」
「ええ。」
「リアス、確かお前は幽一を眷属にできなかったらしいな。なら幽一は俺の眷属にしていいか?」
ソープは幽一を彼の眷属にしていいかと言ってきた。
「貴方にできるのかしら?私にも彼を眷属にすることができなかったのよ?それに幽一は眷属じゃなくても私の部員よ。」
「ああ、そうか…。」
ソープは残念そうに言った。
ED[STUDY×STUDY]
ユルセン「次回、ハイスクールD×G【GHOST】!」
「この世に生を受けたこと、それが最大のチャンスじゃないか。」
幽一の家に、ユルセンの分身元である仙人が現れ、次の英雄が現れることを予知させる言葉を言った。幽一はその英雄がF1レーサー・アイルトンであることに気づく。
「僕はなってみせる。たとえその道が四苦八苦だとしても!」
幽一はF1レーサーを目指す少年・疾風に出会う。彼はなんと、実物であるアイルトンのヘルメットを持っていた。
「俺が知ってる人の中に、同じくレーサーを目指してるやつがいたんだ。」
幽一は、転生前の世界で活躍していた男・炎斗群進也のことを話す。
「命をエンジンに、走り抜ける!」
『駆ける天才、ぶっちぎりレーサー!』
はぐれ悪魔と戦闘になった幽一。戦闘の最中、幽一はアイルトン魂へチェンジした!
次回[受け継がれる、F1の軌跡]
その目に焼き付けろ!